聴(硬)

2019年9月 9日 (月)

09/09 日々雑感

本日VictorのカセットデッキTD-V521を退役とした。

TD-V521を置いていたラックの棚に、CSEのアイソレーション電源TX-2000を置いた。これまではTX-2000をラックの裏に置いていたのだが、掃除がしにくく埃が被り放題だった。TX-2000をラックに入れてみるとオーディオシステムの裏側の見通しが良くなって、ラック裏側の掃除が楽になった。

目下ヤフオクで代替となるデッキを探しているが、次は小型のデッキにする予定。最近まで生産されていたハイコンポ/ミニコンポのデッキを狙っている。

2019年9月 5日 (木)

09/05 日々雑感

 このところVictor TD-V521の調子が悪い。
 もともとジャンクで購入したカセットデッキである。ジャンクに耐久性を望んではいけないがが、それにしてももう少し使えてもよいのでは、と思うくらい中途半端なタイミングで不調となった。これまでNakamichiのカセットデッキ2台をジャンクで購入し、1台を不調で廃棄、もう1台を修理要で中古店に売却している。いずれもかつてのカセット黄金時代に活躍した名機だった。
 今回の不調は、テープの巻き戻し不調だ。前向きに考えれば、常に前へ前へのポジティブ動作になった。モータの作動音が聞こえないので、モータがヘタっているのだろう。以前亭主が父親に進呈したAIWAのラジカセは、オーバーホールの結果部品という部品すべてが劣化していたそうである(1976年発売のラジカセなのだからしかたない)。今回もモータのみ劣化しているとはとうてい思えない。あちらを直せばこちらが壊れる。その場しのぎの対策でなんとかなるものではないだろう。
 不調のまま、オーディオラックの中に鎮座在しているデッキをみていると、その場所に(ラックの裏にあってホコリをかぶりがちな)アイソレーション電源(CSE TX-1000)をおいた方がスペースの有効活用になるかもしれないと思ったりもする。テープの再生には、ウォークマンやラジカセや、ハイコンポの小型デッキを使えばよいのではないか。
 早速オークションサイトで、小型デッキの出物を探している。ハイコンポのデッキならば2000年代前半くらいまでは製造されていたであろうし、部品の質も高いと期待している。製造後20年弱ならばまだまだ現役として使えるのではなかろうか。

2019年8月14日 (水)

08/13 iPod touch第7世代雑感

iPod touch第7世代を購入して約2ヶ月が経過した。

256GBのメモリには1355枚のアルバム、16307曲が256kbpsの圧縮フォーマットで保存されていて、好きな曲をすきなときに楽しむことができる。通信機能がWi-Fiのみなので、もっぱら出張でスタンドアロンとして使っている。通信機能が必要な時はiPhone XSのテザリング機能を用いてネットに繋ぐか、そもそもXSを使う。

iPod touchの良い点は、iPod classicを凌駕するストレージの大きさとiPhone SEに匹敵する軽さだ。

特にジョギングやマシンジムの際に音楽を聴く場合、AirPods+iPod touchの使い勝手がよい。AirPodsのワイヤレスによってイヤフォンケーブルのごちゃごちゃがなくなり、iPod touchの軽量さによって携行する荷物を軽くできる。XSを使っていたころは必須だったポーチが不要になって、軽々ジョギングできるのはなかなか快適である。

ひとつだけ不便を挙げるならば、iPod touchではエクセサイズのアプリであるRunkeeperが使えない。Runkeeperには自ら走ったルートを地図上に記憶してくれる機能があって、4Gの通信機能が必須なのだ。現在は、ジョギング後に走行ルートをRunkeeperに手作業で入力している。走行ルートを記録するためにiPhone XSを携行しテザリングでWi-Fiにつなぐのは本末転倒であるし、そのためだけにわざわざモバイルルータを購入するというのもおかしい。

亭主にとってiPod touchは純粋なミュージック・タンクである。その部分は依然として揺らぐことが無い。

世間ではゲームに使った、だの映像編集に使ってみただのとやたらアグレッシヴな記事がならんでいるが、亭主には最も素朴な使い方「iPod本来の機能である音楽機能」ができれば良い。Runkeeperを使うための通信機能は不要ーーーと強がりをいっておく。

 

2019年8月 5日 (月)

08/05 【硬】Apple AirPods with Charging Case

ケーズデンキでAirPodsを購入した。

本当はSONYのワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット(長い)WF-1000XM3がほしかったのだけれど、秋葉原のヨドバシにも、地元のケーズにもなく、Amazonではどこかの業者が定価販売に加えて発送が2週間後とナメた商売をしていたので購入意欲が薄れたのだ。

ネットのレビューをみると、WF-1000XM3の評判はすこぶる良い。本来のノイズキャンセリングの性能もだが、音質も動作安定性も先代の1000Xよりかなり改善されているようで、買うならばこれと心に決めていたのだ。唯一の懸念要素はカナル型であること。亭主はこれまでいくつものカナル型のイヤフォンを購入してきたが、どれもこれも亭主の耳穴に合わず、購入してはお蔵入り、を繰り返してきた。

その点AirPodsは従来のインイヤー型に近く、在庫も潤沢である。音質も格段悪い評判をきかないため、XM3の「つなぎ」として購入したという次第。

AirPods を開封、さっそく耳に装着してみる。巷では「うどん」などと揶揄されるAirPods 、装着してみると亭主の耳穴にフィットして、なかなかよろしい。ランニングなどの激しい運動への対応はさておき、ふつうに使う分には十分快適である。iPod Touch 第7世代で何枚かアルバムを聴いてみると、なんだかずいぶん低音が強調されている。イヤフォンの弱点が低音にあるのは重々承知しているが、原曲のバランスを崩しての低音強調はいただけない。低音がうるささにボリュームを絞るのは勿体ない。一方で高域、中域のバランスはなかなかよい。とはいえ、Audio TechnicaのAT-CM707(亭主がリファレンスとしているイヤフォン)に比べると細身だろうか。

AT-CM707の高域・中域は全体的に華やか。対するAirPods は素直な音。これは好みの分かれるところ。

AirPods とAT-CM707、比べればAT-CM707に軍配が上がるのは致し方ないが、どちらも亭主の耳にすんなりなじんで、不快にならないのはありがたい。音質を追求するならばAT-CM707、使い勝手やiPhone XSとのペアリングならばAirPods 。iPod Touchで音楽を楽しむならばAT-CM707、iPhone XSでYoutubeを楽しむならばAirPods 。気分に応じて、気軽に使い分けるのがよいと思う。

ちなみにiPhone XSのテザリング機能を使用すれば、iPod TouchでもYoutubeを観ることができる。実際iPod Touchには音楽再生のほか、Radiko Premium、Youtubeのアプリもインストールされているので、iPhone XSを楽しみながら音楽やラジオを楽しむことが可能。なにしろauで20GBのプランを契約したら、月初めのギガ付与やら何やらで、7月にめいっぱい使ったにも関わらず月末にまるまる20GB残ってしまった。基本動画をみないので20GBは多かっただろうか。

 

2019年6月11日 (火)

06/11 【硬】iPod Touch 7th をカスタマイズする

iPod touch 第7世代の本体保護にulakというシリコンカバーを購入した。

第5世代、第6世代にも使えるとのことだが、形状に変化がないので当然のごとく第7世代にも使うことができる。

AmazonにはiPod touchのカバーが多数売られているが、酷評されているものも少なからずあり、またベタ褒めのものはいわゆる「サクラ」の可能性があるということで全般的に信用できない。このulakもあまり期待しないで購入したのだが、装着してみるとなかなか良い感じ、手の中に吸い付くような感触が気に入った。あまり劣化するようなものでもないが、これならば二つ、三つストックを買っておいてもよさそうだ。

iPod touchのFacetimeに着信があったことから、iPod touch内の通信・通話機能をいったん別フォルダに移した。具体的には「連絡先」「メッセージ」「Facetime」「メール」の4アイコンは基本的に使わないものとし、機能を無効化した。代わりにYoutubeとRadikoをインストールし、Wi-Fi環境限定ではあるが動画とラジオが聴けるようにした。これでとりあえずミュージックプレーヤとして一そろいの機能が揃ったことになる。さっそくあちこち持ち出してみることにしよう。

2019年6月 6日 (木)

06/06 【硬】Apple iPod Touch 第7世代 256GB スペースグレイ

注文していたiPod Touch 第7世代が、はるばる上海からやってきた。

iPhone 6/6Sと同じA10 Fusionチップを搭載し、iPhone 5/5S/SEと同じく4inch Retina ディスプレイを持つiPodシリーズ最新型だ。

20190606ipodtouch7thgen

記念にと、iPad mini 4のカメラで撮影してみた(となりはiPhone XS)。サイズはiPhone SEとほぼ同じ、SEを長らく愛用してきた亭主には懐かしい大きさである。ただし、本体の重さは88g。SEの113gよりもさらに軽い。手にした感想も「軽い!」の一言。「最新テクノロジーの塊」のSEに対し、こちらは「音楽を気軽に楽しむガジェット」だ。iPod nanoを最初に手にしたときのわくわく感がよみがえった。

電源を入れる。付近にiOSが搭載されたデバイス(今回はiPhone XS)があると、そこからApple IDなどの設定を丸ごと引き継ぐことができる。簡単なセットアップののちホーム画面が表示された。

次にメインPCでiTunesを起動し、USB経由でtouchを接続する。touch内に曲を保存しようとするが、iTunesの動作が重くなかなか制御が戻ってこない。いったんiTunesを強制終了し、再度touchを接続する。亭主がこれまでとりこんだ1340枚のCDアルバムをtouchに転送しようとした結果、touchのストレージが容量不足となっていたようだ。最近はアルバムをロスレスで取り込んでいるので、転送する音楽データは軽く256GBを超える。iTunesにとってはさすがに負荷の重い処理だったようだ。

あきらめていったんtouchをリセットし、再度セットアップを試みる。iTunesからtouchへは手動で音楽をコピーするものとし、転送時に音楽データを128kbpsに圧縮するオプションを選択した。目下CDアルバム30~40枚ごとに細々と転送する作業を繰り返している。いやはや。

亭主はこれまで、iPod touchに大きな誤解を抱いていた。音楽プレーヤであるiPodの名を関してはいるが、その実は通話機能のないiPhoneなのではないかと思っていたのだ。ところが実物を手にしてみると「通話機能のないiPhone」というイメージが間違いであることに気づかされる。本体の手触り、重さ、そしてミュージックの操作性、すべてが「音楽再生用」としてデザインされているのだ。iPod nano、iPod classicの販売が中止となったとき、これでiPodの系譜は途絶えたかと思ったものだがとんでもない、iPod touchはしっかりとiPodの系譜を継承し、iPhoneの機能を上手に取り込みつつ確固たる存在感を保っている。

当初はiPod classicの完全代替、カーオーディオとつなげて使おうと思っていたが、考えがかわった。iPod classicは相変わらずカーオーディオ向けに使い、touchは出張の移動や仕事の休憩中に使うことにした。iPhoneのようにアプリやゲームが使えるものの、セルラー機能がないためネットゲームやSNSは使えない(iPhoneからテザリングすれば可能だが、ならばiPhoneでやった方が早い)。iPad mini 4を電子書籍リーダーとして使っているのと同様、iPod touchも音楽プレーヤとして使うのが一番だ。

もちろんtouchでも使えるアプリはたくさんある(というかtouchで使えないアプリを探すことの方がよほど難しい)。だがiPhoneを所有している状況で、あえてtouchを必要するシーンは少ないように思える。アプリのためにtouchのストレージ容量を使うくらいならば、音楽データをとにかく保存しまくる方が本来の目的に沿っている。

2019年5月12日 (日)

05/12 【硬】Audio Technica ATH-CM707を再度購入

ふと思い立ちHard-Offに行き、偶然見つけたAudio Technicaのインナーイヤーフォン"ATH-CM707"を購入した。

愛用していたATH-CM707が2018年1月に断線し、以降渋々カナル型イヤフォンを使っていたので、売り場のショーケースでこれを見た瞬間に購入を決意する、いわゆる即決であった。「今はこのタイプは珍しいですよね」と店員さん。「今はだいたいカナル型でBluetoothですから。でもあんまりカナル型って好きじゃないんですよね。耳から落ちやすいですし・・・って、カナル型売ってて言うことでもないですが」と笑っていた。亭主も全く同感だったが、ここにもカナル型が苦手な人がいたかと、少し意外だった。

巷でインナーイヤーフォンは絶滅種である。売り場にはカナル型しか置いていない。耳の中に籠る音、タッチノイズ、耳穴から落ちやすい形状。こんな欠陥デザインの商品が市場を席巻していること、それ自体何かの間違いだと思いつつ、もしかしたら文句を言っているのは亭主だけかもしれない、亭主の言うことなどジジィの戯言なのかもしれないとも思っていた。

自宅で早速試聴する。圧倒的に広い音域、納得の高音質。インナーイヤー型が絶滅種となった理由がますますわからなくなった。感激のあまりAmazonでCM707を買い増ししてしまった。これでしばらくは戦える(なにと?)。良い買い物をした、亭主と同じ考えの人がいてよかったと久々にご満悦の亭主であった。

 

2019年5月 7日 (火)

05/07 【硬】「使っていない機器や使用頻度の低い機器をシステムに組み込んだままにしておいてよいのか問題」を考える。

「使っていない機器や使用頻度の低い機器をシステムに組み込んだままにしておいてよいのか問題」を考える。

亭主は、Audio AlchemyのDigital Decoding Engine 3.0をシステムに組み込んでいる。ただしその使用頻度はかなり低く、思いついたときにちょっと切り替えては元に戻すという、あまりぱっとしない使い方にとどまっている。CDプレーヤをトラポとして使用するが、そもそもCDプレーヤを使う頻度が減っている。DDE3.0が192kHzといったハイレゾの信号を受けられればPCオーディオとしての使い道もあろうが、残念ながらDDEで受けられる信号は48kHzが上限である。

使っていない機器をシステムに組み込んだままにしておくデメリットは、意外とわかりやすい。まず待機状態でも電力を消費するので電気代がかかる。通電していれば部品が劣化する。ラック背面のケーブルの取り回しが複雑になる。不測の信号経路、あるいは電源回路によってメインシステムの音質が低下する(可能性がある)。ただし最後のは明確な根拠があるわけではない。

一方、メリットはどれくらいあるだろうか。ちょっと考えたところでは、(いちいち接続しなおさなくても)気が向いたときに聴ける、ラックが正式な保管場所になるので死蔵にならない、あたりだろうか。今ひとつワクワク感に欠けるメリットだけれども。

使っていない機器をシステムに組み込んだままにすることで、致命的な何かが発生することはないので、現状維持すなわち「組み込んだまま」という解決方法もないわけではない。気になるか気にならないか、ブログのネタになるかならないか程度の話、要は気分の問題といえなくもない。

ただ、あらためてシステムを眺めてみるに、DDE3.0とプリアンプとをつないでおくケーブルがAudioquestのCopperheadであったことは、大いに不満である。水戸にあった石丸電気のワゴンセールで特売だったものだが、音質面でいえば同世代のKing Cobraのほうが圧倒的に良い(King CobraはTrigon Vanguard IIとプリアンプの間に使っていてその実力は確認済み)。最新の高性能RCAケーブルに取り替えたならばDDE3.0にも失地回復の機会があったかもしれない。それくらいCopperheadとKing Cobraの性能差は著しい。

現在亭主のシステムには、CDプレーヤのほか、PCオーディオ用のDAC、アナログプレーヤ(およびフォノイコ)、カセットデッキが接続されていて、これが最小限度の編成である。アナログレコードやカセットデッキを常用しているわけではないがDDE3.0よりは使用しているし、代替手段もない。

そうそう、使っていない機器をシステムからはずすメリットはもう一つあった。DDE3.0を退役とすれば、都合ケーブル2本(デジタルケーブル1本とRCAケーブル1組)が管理から外れる。管理すべき周辺機器やアクセサリ類が減るため、アップグレードのための投資を集中させることができるのは最大のメリットといってもよいかもしれない。

 

2019年5月 4日 (土)

05/04 日々雑感

GWである。

このブログを日々の記録とするならば毎日の亭主の行動をつぶさに報告すべきなのだろうが、あいにく大したことはしていないため、報告すべきことも特にない。というか、報告して面白いことがあるならば率先して報告しているはずだ。

昨日、時間を見て水戸赤塚のワンダーレックス(旧ハードオフ)と水戸の川又書店に行ってきた。

何を買う、というわけではなく、店頭に並べられた品物から刺激を受けることが目的だ。

日々変わり映えしない生活をしていると、すべてが退屈で、ありふれたものに見えてくる。新しいコトを起こすことが億劫に思えてくる。そんなときは外に出て、新しい情報を仕入れるのが良い。興味のないことに無理やり興味を持つ必要はない。これまで慣れ親しんだこと、気軽に興味が持てることが良い。亭主の場合、本やCD、オーディオがそれにあたる。

店頭に並ぶ中古オーディオを見ていると(大したものが並んでいるわけではないことはさておいて)様々な思いが心の中に湧き上がってくる。最近亭主の中では沈滞ムードのオーディオであるが、あんなことがしたい、こんなことがしたいという気持ちがあれやこれやと思いつく。SACDプレーヤが売られているのを見ると、安いSACDプレーヤでYMOのリマスタリング盤が聴きたいと思う。DALIの普及版ブックシェルフを見ていたら、現在PCオーディオで使っているAuratone QC-66をメインシステムに移設して、PCには代わりとして小粋なブックシェルフを置きたいと思う。オーディオに大きく投資できるならばそれも良いが、ちょっとした出費で新しい機器を導入し、手軽に楽しむのでも充分だ。

翌日家事の合間を見つけて、オーディオラックの背面にあるオーディオケーブルをすべて抜き、ホコリなどを良く拭いてつなぎ直してみた。音が良くなったかはよくわからない。以前は埃っぽかったラックの裏がこざっぱりとして、オーディオを楽しんでいる気分になった(本格的にやるならば接点磨きやケーブルの被覆剥きなどやってもよかっただろう)。これだけ楽しめて出費はゼロ円、しかもラック裏がきれいに整理されたのだから、良いコト尽くしだ。

昨日の話に戻る。

ワンダーレックスでオーディオ方向に刺激を受けた次は、書店である。

川又書店では2冊ほど購入した。書名はおいおいレビューなどで報告していく(つまり買ったのは漫画や雑誌、技術書などではない)。こちらも書店の売り場を眺めていると様々にインスピレーションが湧いてきて、あれも読みたい、これも読みたいという気持ちになった。ただ亭主には悪い癖があって、ある作家やジャンルの作品を集中して読み込んでいると突如その作家や、ジャンルに飽きてしまうのだ。いわゆる「おなかいっぱい」というやつ、作品のパターンがある程度読めてしまったり、あるいはたいして得られるものがないと思ってしまった瞬間、(以降の作品も似たか寄ったかであろうと勝手に見切りをつけ)興味を失ってしまうのだ。これまでSFやミステリ、戯曲集、日本史の解説書などでこの気分を味わっている。いや実際は読みたい気持ちがないわけではない。ただ日常生活で読書の時間が限られている中、新鮮な驚きと知識が得られる本はSFやミステリ以外にもたくさんあるのではないかと考えてしまう。

今回購入した2冊は、そういった亭主の飽きっぽさから少し趣を変えた、しかし気軽に興味の持てる2冊である。

 

2019年2月 7日 (木)

02/07 日々雑感

先日亭主が購入したYMOのリマスタリング盤は、1枚のディスクにCDとSACDの音楽データが記録されている。亭主はSACDプレーヤを所有しておらず、またSACDフォーマットのCD(CDなのにSACDとはこれいかにだ)も数えるほどしか持っていないため、当分SACDを聴く予定もないし、SACDプレーヤを買う予定もない。それよりなにより巷ではハイレゾ音源が話題で、先日訪れたDynamic Audioでも再生はもっぱらPCやサーバに保管された(ハイレゾ音源を含む)音楽データであった。


PCから音楽を再生する方法として巷間に知られているのは、PCオーディオとネットワークオーディオの2種類である。PCオーディオは名前の通りPC上で音楽データを再生する。一方ネットワークオーディオは必ずしもPCを必要とせず、NASなどの大容量のストレージに保存されたデータを、専用の再生機で再生する。どの辺が「ネットワーク」なのかは亭主自身よくわかっていないのだが、多分NASと再生機が音声用ケーブルでなく、ネットワークケーブルで接続しているからだろう。


亭主は以前からPCオーディオで音楽を楽しんでいる。iTunes経由で取り込んだ音楽データをハードディスクに保存し、JRiver Media Centorという再生ソフトで再生している。音声データはPCのUSBからDDCへと送られ、ここでビットを揃えたのち長さ3mのデジタルケーブル(SPDI/F)でDACへと送られる。DACからコントロールアンプ、パワーアンプを経てスピーカより音楽データが再生される。


DDC : M2Tech Hiface Evo

マスタークロック : M2Tech Hiface Evo Clock

DAC : Rotel RDD-06


亭主のCDプレーヤ(Accuphase DP-55V)にもDAC機能があるが、サンプリングレートが32kHz, 44.1kHz, 48kHzの3種類であるため、DDCから創出される最大22.5792MHzの音楽データを受けることができない。一方、RotelのDACは最大192kHzに対応する。送り側(DDC)と受け側(DAC)のサンプリングレートを合わせ、マスタークロックで正確に音楽をデジタル伝送することで、高品位な音楽再生を狙っている。AccuphaseとRotelの音質をDAC機能だけで比較した場合、AccuphaseよりもRotelのほうがキメの細かい、滑らかな音がする。ハイハットの音を聴き比べてみるとわかりやすい。DP-55Vのオープンハイハットが「じゃらーん」ならば、RDD-06は「しゃら~ん」である。サンプリングレートを高くすることで、本来ノイズとしか聞こえない音が、実は豊かな音楽を奏でていることに気づかされる。ハイレゾを導入する意味、楽しむポイントは意外とわかりやすい。


DDCでサンプリングレートを高く設定することの効果は、実はCDでも確認することができる。実際上の比較で使った音源はCDからリッピングしたものなのだ。SACDやハイレゾ音源でなくとも、ハイビット・ハイサンプリングの恩恵を受けることができる、というのは世のオーディオマニアたちにとっては朗報である。あえてハイレゾなどと肩ひじを張らずとも、またe-Onkyoのような使い勝手の悪い音楽サイトで無理やりハイレゾ音源を購入せずとも、好みの音楽を良い音で聴くことができるのだ。


良いDACが欲しいと思う。DDCから送られたハイサンプリングのデジタルデータを、高品位でアナログ音声信号へと変換可能なDACが。RotelのDACに不満を持つわけではないが、ほかのDACの音にも興味がある。DACチップにはメーカ・モデルに応じた音質の良しあしがあり、筐体のつくりや電源回路の構成によっても音質は変化する。PCオーディオ・ネットワークオーディオが普及してデジタル関連のオーディオ機器もずいぶんコストダウンが進んだが、オーディオ専業メーカが本気で取り組んだDACの音もまた気になるところだ。

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