02/17 大地震と我が家の地震対策
2021年2月13日23時13分、福島県沖を震源とするM7.1の地震が発生した。最大震度は6強、福島県、宮城県などが強い揺れに襲われ、遠くは北海道、島根県まで揺れる巨大地震となった。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(いわゆる東日本大震災)の余震と見られ、多くの家が揺れで損壊したほか、各地で土砂崩れが発生、常磐道や東北新幹線が止まる事態となった。おりしもコロナ禍の真っ只中、しかも翌々日には爆弾低気圧が日本全国を襲い、ダメージを受けた家々が暴風雨や吹雪に見舞われるという、二重・三重の災害へと発展した。東日本大震災では宮城県沖、福島県沖、茨城県沖の3つの震源が連動することで大災害へと発展したが、今回揺れたのは一つの震源のみ、ただしその揺れの規模は東日本大震災に匹敵し、もう少し震源が浅かったら津波も発生していた、とのことである。
今回の地震で、亭主の住む街は震度5弱、家も大きく揺れたが、幸いにも被害はほとんどなかった。小刻みな縦揺れののちスマホが緊急地震速報のけたたましいサイレンを発し、ゆっさゆっさという横揺れがしばらく続いた。大震災以降様々な揺れを体験してきた亭主であったが、この揺れは「まじもん」であった。うっかり揺れたのではなく、人の命を本気で獲ろうとしている、本気の揺れであった。ただ、揺れの方向が南北だったため、南北に長い食器棚の扉は開かず、食器も飛び出ることはなかった。
亭主の部屋はといえばスピーカが倒れたほか床積みしていたCDの山がぞろぞろっと崩れていて、深夜にCDを積み直していた。そういえば震災の際にもCDの山が崩れた。幸いにもケース割れはなく(震災でもケース割れは数枚だった)実質的な被害はなかったものの、震災の経験が活かされていなかったことは反省点といえる。
以前も書いたが、亭主はCDを衣装ケースに入れて保管している。幅39×奥行53×高さ23cmのサイズを31ケース、横5、縦6(おっと一つは縦7だ)に積んでいる。独身時代には壁面一杯のCDラックを使っていたのだが、自重でたわんできたことからCDラックをRさんに譲り、以前から本の収納に使っていた衣装ケース(4ケース)に27個を買い足したのだ。結婚して今の家に移ってからも31ケースのラックを引き続き使っていたが、その後ケースを買い足すことはなく、CDを買ってもそれまでのケースに無理やり押し込んだり、机の下に積んだりしてなんとなく現状維持を続けてきた。このケース、積み上げることで相当な自重となるため、東日本大震災でも一切崩れず、結果ほとんどのCDが無傷だった。どこかの掲示板に亭主のオーディオシステムの写真が晒され、その際にケースの一部が映りこんでいたことからずいぶん貶された記憶があるが、震度5強だろうが震度6だろうがびくともしなかった、というのは相当な実績。亭主は衣装ケースのCDラックに全幅の信頼を置いている。
今回、CDの山が崩れた反省から同じサイズの衣装ケースを4つ追加し、35ケース、横5、縦7の壁面収納へと拡張。結婚以来なんとなく床積みになっていたCDをすべてラックに収納した。ひとつのケースにはおおよそ130枚ほどを収納できるので、ざっくり「YMO関係」「邦楽」「洋楽」「ジャズ」の4つに分類した。床置きCDをすべて収納してもまだまだ余裕がある。今後は他のケースの中身と入れ替えるなどしてジャンル全体の整理をしていく予定。
ともあれ、今回の地震で被災された方には謹んでお見舞いを申し上げたい。自然の「純粋な敵意」に警戒しつつ、一刻も早い日常生活への復帰を祈りたい。
最近のコメント