雑談

2019年9月20日 (金)

09/20 日々雑感

亭主が所属する部署で飲み会があって、普段なかなか話す機会のない隣の職場の若手と話をする機会があった。

このブログにもときどき登場するHさんも話に加わり、映画の話だのアニメの話だの、音楽の話だのワイワイやっていたのだが、亭主がYMO好きだという話になって、それまで会話に入っていた若手がふと会話を遮り、

「すいませんYMOってなんですか」

と聴いてきたのに衝撃を受けた。坂本龍一って知ってるよね、彼が昔やってた3人組のバンドだよと説明してああそうなんですかと理解してもらえたが、そうかYMOはもはや世代共通の話題ではないのだと改めて気づかされた。

Hさんもオーディオを嗜む(正確にはオーディオビジュアルである)ので、自然とオーディオの話題になる。マークレビンソンはオーディオ機器のブランドであるとあえて注釈を入れないと会話が成立しない。いや、オーディオはもともとマイナーな趣味であるし、マークレビンソンがアーティストの名前だと誤解されても仕方ないのだけれど、若い世代と会話する際には配慮が必要である。こちらに気を使って傾聴してくれていても実は内容を理解していないことは大いにある。

会社には、会社の中だけで通じる共通言語がある。社会に出れば様々な人がいて、その人それぞれに知っていること、知らないことがある。

しかしかつて世間に広く知られていたことが、今も知られている保証はない。それが、かつて多くの人々が熱狂したジャンルであったとしても、だ。土地が時代を重ねて地層を成すように、知識や常識も時代を重ねて地層となる。亭主の生きる時代もまた地層となって、誰からも理解されなくなる時が来る。望むと望まざるとに関わらずだ。

2019年8月 5日 (月)

08/05 日々雑感

お茶の水のDisk Unionが新装開店したというので、出張帰りに覗いてきた。


最近はもっぱらAmazonとタワーレコードばかりを利用していて攻撃的な買い物ができていないと反省しきりの亭主ではあるが、Disk Unionでは久々にレコードコレクターの血が騒ぎ、売場の棚のCDをかぶりつきでチェックしていたのだった。


欲しいCDも何枚か見つかった。ただ・・・以前リリースされたタイトルで買い逃したものばかりで、いまいち心が前向きでない。一念発起して亭主がこれまであえて避けてきたSigur Rosの2ndと、Steve Jansenの新ユニットExit Northの1stを購入した。音楽に関してはすっかりコンサバになってしまった亭主ではあるが、これをきっかけにいろいろと新しい分野にも食指をのばしていきたいと思っている。


Sigur Rosを避けていた理由は、正直よくわからない。シューゲイザー系の音楽はけして嫌いではないが、一部に有名すぎることから(有名どころをあえて避けるという)マニアにはありがちな偏屈さが出てしまったのかもしれない。


2019年6月 2日 (日)

06/02 日々雑感

部屋の荷物整理をしようとニトリでしばらく悩んだが、結局何も買ってこなかった。

収納用品をいくら買っても、荷物の整理にはならないのではないかと思ったのがその理由だ。

亭主同様、妻も「片づけられない人間」であるが、亭主と妻では基本的な部分で考え方が異なる。妻は「片づけてしまうと場所がわからなくなり結局同じものをまた買ってしまう」タイプの人間であり、物品管理が苦手である。このような場合、「片づけずに手の届く場所に綺麗にレイアウトする」のが正解らしい。

一方亭主は「物品管理をしっかりしたい」タイプの人間である。したがって「片づけているものは物品管理ができているもの」であり「片づけていないものは亭主の人生に不要だが、当座置いておかないと生活に困るもの」つまり「その他」なのである。このような場合、「その他」をどこかにストックしておく必要があって、時々ストックを覗いて要/不要をより分けることになる。残念なことに亭主の人生においては「その他」の部分が圧倒的に多い。その他だからといって無下に切り捨てることができない、それが世の中というものである。

亭主には「その他」をどんどん入れている箱(通称「パンドラボックス」)があって、その箱の「その他」っぷりといったらもうどうしようもないくらい「その他」なのだが、いつの間にか「その他」になっている箱というのがもう一つ、部屋から見つかった。

その箱とは、オーディオやPCなどの雑多な小物を入れていた箱である。

RCAケーブル、ピンコネクタ、携帯の充電器、RGBケーブル、D端子ケーブル・・・かつては第一線で活躍していたはずの小物たちが、時代の移り変わりとともに不要となっていることに気が付いて、ニトリから戻って1時間ほどは、この箱とひたすら格闘していた。Bluetoothのキーボードが2台見つかったため、捨てた。3mの光ケーブルが見つかったのでこれも捨てた。どんな経緯で作ったか忘れてしまった特注品のデジタルケーブルはとりあえずキープ。これまた特注品らしいRCAケーブルが見つかったので、これは20年選手となっていたピンケーブル(カセットデッキとプリアンプをつないでいる)と交換した。SATAのDVD-Rドライブが見つかったのでこれも捨てた。ガラケーとスマホ合計4台(うちスマホ1台は妻のもの)は処分のタイミングを逸してしまった。妻のものはとっておくとして、その他は捨ててもよいかもしれない。

ごちゃっとしていた箱の中がずいぶん見通し良くなったので、とりあえずこれで終わりとしたが、もう少し冷静に見れば捨てられそうなものはさらにありそうだ。

それにしても特注品らしいRCAケーブルの素性がわからない。銀線を使っていてそれなりに高級そうだが亭主の記憶からすっぽり抜け落ちている。物品管理を身上としている亭主には実に珍しい事例。

2019年5月 7日 (火)

05/06 日々雑感

GWが終わった。

各段コメントはない。世間がいうところの史上最長の10連休はほぼほぼ自宅に居た。

今年も家庭菜園を作ろうと連休初日にプランターを持ち上げ、腰を痛めてしまった。ぎっくり腰ではないが、腰に違和感があり、これをかばっていたら太ももの方まで痛みが広がった。以降痛みは治まったものの右足に力が入らず、ほぼ10日間、えっちらおっちら年寄りのように歩いていた。

連休前の疲労がたまっていたのだろうか、急に体の自由が利かなくなり強制的にスリープ状態となること数度。体は寝ているが意識ははっきりしており、自分のいびきが聞こえる。現象としては面白いがあまりうれしい話でもない。健康的にもあまりよくない状態のような気がする。

家庭菜園の手入れをしたり、家の周りにある様々な不用品を市の清掃センターに搬入したりと、普段できないことはしっかりできた。一方で休みをしっかり休めたかは自信がない。オーディオや読書や音楽鑑賞に取り組んだ連休でもなかった(おっとオーディオはケーブル整理をしたっけ)。せいぜい愛犬たちとしっかりスキンシップできたことが成果と言えば成果だろうか。

まあそんなこんなのGWなので特にコメントはない。

右足に力が入らないのだけはなんとかしたい。このままだと走ることすらおぼつかない。

 

2019年5月 4日 (土)

05/04 日々雑感

GWである。

このブログを日々の記録とするならば毎日の亭主の行動をつぶさに報告すべきなのだろうが、あいにく大したことはしていないため、報告すべきことも特にない。というか、報告して面白いことがあるならば率先して報告しているはずだ。

昨日、時間を見て水戸赤塚のワンダーレックス(旧ハードオフ)と水戸の川又書店に行ってきた。

何を買う、というわけではなく、店頭に並べられた品物から刺激を受けることが目的だ。

日々変わり映えしない生活をしていると、すべてが退屈で、ありふれたものに見えてくる。新しいコトを起こすことが億劫に思えてくる。そんなときは外に出て、新しい情報を仕入れるのが良い。興味のないことに無理やり興味を持つ必要はない。これまで慣れ親しんだこと、気軽に興味が持てることが良い。亭主の場合、本やCD、オーディオがそれにあたる。

店頭に並ぶ中古オーディオを見ていると(大したものが並んでいるわけではないことはさておいて)様々な思いが心の中に湧き上がってくる。最近亭主の中では沈滞ムードのオーディオであるが、あんなことがしたい、こんなことがしたいという気持ちがあれやこれやと思いつく。SACDプレーヤが売られているのを見ると、安いSACDプレーヤでYMOのリマスタリング盤が聴きたいと思う。DALIの普及版ブックシェルフを見ていたら、現在PCオーディオで使っているAuratone QC-66をメインシステムに移設して、PCには代わりとして小粋なブックシェルフを置きたいと思う。オーディオに大きく投資できるならばそれも良いが、ちょっとした出費で新しい機器を導入し、手軽に楽しむのでも充分だ。

翌日家事の合間を見つけて、オーディオラックの背面にあるオーディオケーブルをすべて抜き、ホコリなどを良く拭いてつなぎ直してみた。音が良くなったかはよくわからない。以前は埃っぽかったラックの裏がこざっぱりとして、オーディオを楽しんでいる気分になった(本格的にやるならば接点磨きやケーブルの被覆剥きなどやってもよかっただろう)。これだけ楽しめて出費はゼロ円、しかもラック裏がきれいに整理されたのだから、良いコト尽くしだ。

昨日の話に戻る。

ワンダーレックスでオーディオ方向に刺激を受けた次は、書店である。

川又書店では2冊ほど購入した。書名はおいおいレビューなどで報告していく(つまり買ったのは漫画や雑誌、技術書などではない)。こちらも書店の売り場を眺めていると様々にインスピレーションが湧いてきて、あれも読みたい、これも読みたいという気持ちになった。ただ亭主には悪い癖があって、ある作家やジャンルの作品を集中して読み込んでいると突如その作家や、ジャンルに飽きてしまうのだ。いわゆる「おなかいっぱい」というやつ、作品のパターンがある程度読めてしまったり、あるいはたいして得られるものがないと思ってしまった瞬間、(以降の作品も似たか寄ったかであろうと勝手に見切りをつけ)興味を失ってしまうのだ。これまでSFやミステリ、戯曲集、日本史の解説書などでこの気分を味わっている。いや実際は読みたい気持ちがないわけではない。ただ日常生活で読書の時間が限られている中、新鮮な驚きと知識が得られる本はSFやミステリ以外にもたくさんあるのではないかと考えてしまう。

今回購入した2冊は、そういった亭主の飽きっぽさから少し趣を変えた、しかし気軽に興味の持てる2冊である。

 

2019年5月 1日 (水)

05/01 日々雑感

平成が終わり、令和が幕を開けた。

世間はざわざわと騒がしく、テレビは朝から新天皇の即位を寿ぐ番組を繰り返し放送している。

ゴールデンウィークが10連休となったそもそもの発端が新天皇の即位であることを考えれば、こういうイベントが組み込まれた連休、ということなのだろう。どこかに出かけても良いし、自宅でテレビを眺めても良い。もちろん改元にかこつけた様々なイベントに参加しても良い。亭主はといえば近所のスーパーで無料で配られるという紅白饅頭を目当てに、買い物を数度に分けてそのたびに饅頭をゲットしたりしていた。いちおう言っておくが妻の指示である。もし亭主が独身だったならまったく別の行動に出ていたはずだ。

このスーパーでは、チェーン全体で無料の紅白饅頭を16000個配ったそうである。メーカはヤマザキ、意外にも粒あんであった。早速一つ食べてみたが美味い。粒あんが食感の良さを引き立てていてお茶はもちろんコーヒーにも合う。これが無料で食べられるというのだからお祭り騒ぎも悪くない。

午後はケーズデンキに出かけ、プリンタのインクを買った。本当はiPad mini 5を見に行ったのだが残念ながら店頭になかった。月末にコンサートに行くので双眼鏡を物色したが正直何を選んでよいかよくわからない。双眼鏡を覗くと視界がときどきまっくらになるのはなぜだろう。左右の視野が分離していて、これが正しい見え方かもわからない。もっと左右の像が一つにみえるとおもったのだが、今の双眼鏡はすべてこんな感じなのだろうか。そんなところからわからないでいては安物買いのナントヤラになると、今回は購入を見送った。ネットで少し調べてみるとしよう。

少なくとも亭主の日常は、平成の時代と全く変わらない。

2019年4月30日 (火)

04/30 日々雑感

なんだかんだで平成最終日である。

世間は朝からカウントダウンムード、テレビも店も妙に盛り上がっている。テレビによれば「夜にそばを食べる」人間や、「渋谷でカウントダウン」をする人間もいるらしい。なんだかよくわからないが、大みそかみたいなものらしい。

我が家では(妻が体調を崩しているので)夕食をスーパーの総菜弁当で済ませた。世間の盛り上がりとは全く関係なく、淡々とした平成最後の日を送っている。そうそう、ベネズエラでクーデターが起こったらしい。亭主は出張で何度かベネズエラに行ったことがあり、親しくなった人も少なからずいる。ここ数年ベネズエラはハイパーインフレに悩まされ、治安が最悪レベルにまで低下しているという。連絡を取っていないため現地の様子はニュースでしか知らない。気がかりである。平成最後とは関係ないけれども。

Yahoo!ニュースで改元の瞬間を迎える各地の様子をライブ配信している。渋谷の交差点は大混雑らしい。改元の瞬間、渋谷は果たしてどんな騒ぎになるのだろうか。

2019年4月27日 (土)

04/27 日々雑感(2)

ところでもうすぐ元号が変わるそうで、世間は(テレビを中心として)なんやかやとざわついている。

亭主の勤め先も一応「10連休」なのだが、ゴールデンウィークの大渋滞を避けてずっと自宅にいる予定である。ゴールデンウィークのお出かけは先週の土日、実家への帰省として済ませている。その翌々日が人間ドックだった。とにかく精神的にも肉体的にも休息しないと体がもたない。

亭主にとって「平成」という時代は、とにかくざわついた時代であった。バブル景気やリーマンショックなどの物価の乱高下、阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震、北海道での大地震などの天変地異、それに地下鉄サリン事件やアメリカ同時多発テロ、イスラム国の台頭など新たな世界的脅威に脅かされた時代だった、と書いて、否定できる人はおそらくいないだろう。インターネットやスマホ、高速道路や新幹線の開通など暮らしやすさは向上した。しかしその反面生きていくことが難しい時代にもなった。

新たな元号「令和」で始まる時代がどんな時代になるか、なってほしいかと妻に問われて、「とにかく平穏無事であってほしい」と答えた。多分無理だろうが、そう答えるしかないと思った。

日本は平成に到来した2度のバブルを通じて絶頂期を迎え、今はかつての絶頂期から徐々に衰退していく時期にある。社会が徐々に衰退していくなかで我々はこれまで広げてきた風呂敷をどうたたむか、新たな風呂敷を広げるべきか否かを選択していく時期であると考えている。

2019年4月25日 (木)

04/25 日々雑感

このところブロ活が滞っている。

読書の進行も遅いし(一応読んではいる)、4月に購入したCDはたったの1枚と、ブログの記事にするネタに乏しいこともある。そもそも歳をとってくると、基本的にどんなことも「テレビの再放送」的、すでに経験/報告済のことだったりするので、ことさらブログで報告すべきこともなかったりする。まあそんなことを言っていてはブロ活など不可能なのだけれど。

ブロ活を支える基本的なメンタリティが「好奇心」と「肯定的な態度」そして「サービス精神」であることは間違いないわけで、これがない状態で新しいネタなど仕入れられる筈がない。新しいブログを始めるなどと言っても、書くことがなければ「箱を作って中身を入れず」である。なので、なるべく「好奇心」「肯定的な態度」「サービス精神」を忘れず日々の生活を送っていこうと思うわけだが、なかなか気持ちが追いついてこないというのが実態である。

火曜日に人間ドックを受診したところ、すべての検査結果が昨年と同程度だった。検査後に産業医と面談したのだが、昨年の結果とあまりにも変化がないためか、それとも亭主がいい加減高齢だからか、さくっと説明したのち速やかに面談の終了を告げられ、なんら反論の機会が与えられないまま面談室を出る羽目になった。例年ならばいろいろと検査結果に難癖をつけられ、生活態度を改めよとか、運動せよとか言われたはずが、今年に限っては何の指導もなかったのだ。おかげで(難癖をつけられることを予想して準備していった)反論を述べる機会が一切与えられなかった。普段のうさばらしとばかりにゴネてやろうと思っていたので、産業医の態度はいささか拍子抜けであった。おそらく亭主には生活改善ほどの価値もないのだろう。改善すべきは将来ある若者たちの生活であろうと一人で納得して帰ってきた。

ただおかげさんなことに、耳も眼も異常なし、肺も心臓も元気そのもの、オプションで受診した歯科検診と唾液検査では虫歯も、また虫歯菌も発見されなかった。昨年再検査となった痔も再検査とならず、見た目には(高齢なりに)健康を維持しているようである。よかったというべきなのか、それとも「もっと構ってほしい」というべきなのか。目下複雑な男心である。

2019年3月26日 (火)

03/26 日々雑感

このところ、YMO関連のアルバム再発が続いている。


Yellow Magic Orchestra, Solid State Survivorほか、YMOの歴代アルバムがSACDハイブリッドで再発されていて、SACDプレーヤを持っていない亭主にとっては無駄遣い以外のなにものでもない。ライナーノーツに新たな記事が追加されているだの、デジタルリマスターで音質が向上しているだのと売り文句は盛大だが、肝心のSACDが無ければ音質向上もへったくれもないのである。こんなことを言ってはまずいのかもしれないが、「あとで買い逃して後悔しないように今買っている」。YMOの再発盤を買う理由はこれに尽きる。いや、YMOの再発ならば、アルバムの枚数もたかが知れている。計画的にリリースされるのであればその時々の楽しみとして購入しても良い。その程度の前向きな理由は持ち合わせているつもりだ。


ところが先日、Amazonのマイリストを覗いていたら、細野さんのPhilharmonyも再発されるというではないか。すでに細野さんはHosono HouseのセルフカヴァーであるHochono Houseをリリースしている。そういえばユキヒロさんもセルフカヴァー作Saravah! Saravah!をリリースしているので、ここらで一気に旧作が再発になるのかもしれない。探してみると坂本さんの千のナイフも再発される。細野さんのはらいそや、ユキヒロさんの薔薇色の明日も再発される。これはいかんと夢中になってAmazonのカートにCDを突っ込んでいたが、ふと我に返ってカートからすべてのアイテムを削除した。再発ラッシュにまんまと乗せられ、軽いパニックに陥っていたようだ。


再発が悪いというわけではない。手に入りにくくなった旧作ではなく、再発で新たなファンを獲得するのは良いことだ。リマスタリングで音質を向上させるのも付加価値としてはまっとうだろう。しかし、すでにアルバムを所有している古くからのファンにとっては、再発盤の購入は二重投資、三重投資になる。なにしろ細野さんも坂本さんも、ユキヒロさんも尋常でない数のアルバムをリリースしている。これらすべてが再発の対象だというならば、亭主にはそれを買うだけの金も、買った後アルバムを保管するためのCDラックもない。


その昔、行きつけだったCD店の常連客に「カタログ買い」をする人がいて、月に一度CDジャーナルを持って現れては「ここ(と新譜情報の一部を指さす)から、ここ(と別の部分を指す)まで買いますと言っていたのを思い出す。この常連客が聴いていたのはもっぱらジャズだった。ジャズやクラシックならばカタログ買いや、「ここから、ここまで」といった大量購入もありかもしれない。しかしそれにしたって自宅に同じアルバムが2枚、3枚と重複するのは金と置き場所と聴く時間の無駄にならないだろうか。


とりあえず他人のことは良い、と気を取り直す。アルバム未収録のボーナストラックが追加されているとか、未収録作品やアレンジバージョンをまとめたDisc 2が同梱されているなどといったら、それだけを目当てに買うというのも理由の一つだろう。あえて1曲、2曲オリジナルに加えてくるというのも(多少姑息ではあるが)販売戦略の一つと理解しつつ、それでもなおモヤモヤとする亭主である。

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