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2021年3月

2021年3月29日 (月)

03/29 esimならばどこが安いか

 先日のpovoの記事を読んだブログ読者さんから、「楽天モバイルのesimを副回線にしてそちらでデータ通信したらどうかな、キャンペーンで1年間無料だよ」というアドバイスをいただいた。


 esimは、ソフトウェアでsimを代用するもので、スマホにチップを挿入せずに回線が使えるようになる。通常スマホにはsimスロットが一つしかないが、esimによって副回線を使えるようになる。たとえばiPhoneシリーズならばiOS12.1以降を搭載したiPhone XS, XS Max, XR以降がesim対応である。


 先日simロックをはずしたのは、このesimを使えるようにするためだったのだ。


 esimを提供している主なキャリアは楽天モバイル、IIJmio、ビックsimなど。中でも楽天モバイルは2980円で20GBのデータ通信が可能、しかもいまなら一年間料金無料である。auの料金プランを一番安いものにして、データ通信のみ楽天モバイルにすれば1年間妻と同じ料金になり、7937-4590円=毎月3347円の節約になる。


 なるほどそれは名案だと思ったが、実際楽天モバイルのサイトで確認したところ、データ通信のみのプランは存在せず、回線契約(あるいは他キャリアからの番号移転)が前提であった。そうは世の中甘くない、問屋は卸さない、簡単に無料にはならない、ということだ。


 ちなみに、IIJmioのデータ通信プランは「IIJmioモバイルサービス ギガプラン」で20GBが1500円だそう。Bic simは20GBが4300円とこちらはかなり高い。IIJmioの料金プランに加入した場合、7937-(4590+1500)=毎月1847円の節約になる。しかもauの回線・キャリアメールはそのままというから一考の価値ありである。


 esimを教えてくれたブログ読者さんには感謝。もう少しいろいろ調べてみたいと思っている。

2021年3月27日 (土)

03/27 【聴】Relativity Suite / Don Cherry, Klimtrecords(MJJ359)

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 コルネット奏者で多くのアーティストとのコラボレーションでも知られるDon Cherryの1973年アルバム。The Jazz Composer's Orchestraとの共作、とされているが、実際にはジャズとは程遠い、フリースタイルな楽曲を集めた現代音楽集。A面3曲、B面4曲の全7曲を収録。なお本アルバムは「ジャズ喫茶四谷『いーぐる』の100枚(後藤雅洋著)」に紹介される100枚のジャズ・アルバムの一枚。亭主は長らくこのシリーズを「CDで」集めていたが、本アルバムを含む何枚かはCD化されておらず、今回は海外のレコード通販からアナログで入手した。アナログ自体は近年の再発盤であり、中古ではないため使用感などもなく非常に良好な音質。盤面そのものもクリア仕様になっているなどなかなか凝っている。値段もプレミアなどは一切なく、適価で購入するなどここ数年間必死に探し回ったわりには納得感の高い買い物となった。


 Don Cherryといえば先日のAppletonとのコラボ作を聴いて「ヘンなアルバムを作るヘンなアーティスト」の一人として亭主の心にしっかりと印象付けられている。本作もまた「ヘンなアルバム」には違いなく、各曲にソロを担当するミュージシャンが居て、各曲に個性を出すことで全体として組曲に仕上がった形を出している。ただし各曲の方向性は本当にバラバラ。インド音楽だったり中国の音楽だったり、あるいは広大な空間表現の環境音楽だったりと、言葉では説明しにくいトラックが目白押しである。本アルバムをジャズというのは相当に勇気のいる話で、アンビエント、実験音楽、インプロビゼーション、そのあたりで括るのが適切そう。救いなのは、各曲が非常に親しみやすい、楽しい曲に仕上がっていること。聴いた後何も残らない、何の感情も想起させない多くの現代音楽には、本アルバムの爪の垢を煎じて飲ませてやりたいところだ。(2021.03.04)


2021年3月26日 (金)

03/26 【聴】Sentiments / Sahib Shihab, Storyville|Solid(CDSOL-6904)

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 米国ジョージア州出身のマルチ・リード奏者。本名エドモンド・グレゴリー、イスラム教に改宗してからはサヒブ・シバブと名乗るジャズ・アーティストのアルバム。1971年3月録音のアルバム"Sentiments"と、1965年8月録音のアルバム"Sahib Shihab and the Danish Radio Jazz Group"の2枚のアルバムを1枚にまとめた超お得盤が本作。Solid Jazz Giantシリーズの全200タイトルの中の一枚として復刻された。なお期間限定で980円なので興味のあるひとは"ultra-vybe.co.jp/jazzcp980"のサイトを訪れてみるとよいだろう。全13曲。


 ピアノKenny Drew、ベースNiels Pedersen、ドラムJemmy Hoppes、そしてアルト・サックスとフルートをShihabが担当し、デンマークはコペンハーゲンで録音されたアルバム"Sentiments"。往年のモード・ジャズを指向したこだわりの作品は、ジャズファンだけでなくクラブ・ジャズなどでも良くプレイされていた名盤だという。1971年という時代を感じさせないクールな演奏、Sahibのスーパープレイが聴く人の胸に響く。なんというか、初めて聴いたはずなのにどこかで聴いたことがある気がする親しみやすさにCDラックの中を探してみたところ、澤野工房からリリースされた"Sahib Shihab and the Danish Radio Jazz Group"が見つかった。ただし澤野盤が全9曲である一方、Solid盤は6曲と厳選されていて、確かに後半6曲は既に聴いたことのある曲、であった。こちらはデンマークのビッグ・バンド"The Danish Radio Jazz Group"とのセッションとのことで、モードジャズというよりもスウィング・ジャズ、カウントベイシーの演奏に似た雰囲気がある。一枚のCDに傾向の異なる2枚のアルバムを詰め込み、2枚目のほうは全9曲のうち6曲が収録されているとマニアには(?)な内容かもしれないが、Shihabという歴史に埋もれた名プレイヤーを知るには良い内容と言えそうだ。(2021.03.14)

2021年3月22日 (月)

03/22 【聴】 水響曲-初回限定盤- / 斉藤由貴, Victor(VIZL-1843)

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 かつてはアイドルとして、また現在も歌手・女優として活躍する斉藤由貴さんのデビュー35周年を記念して製作されたセルフカヴァーのアルバム。武藤聡志氏プロデュース、彼女の代表曲10曲が、生楽器を中心としたシンプルなアレンジへとリメイクされている。生楽器の温かみ、無駄を省いたトラックが原曲の良さを際立たせると同時に、斉藤さんの歌声を引き立てていて、デビュー35周年を迎えて味わいを増す斉藤さんの魅力が存分に発揮されているのが嬉しい。全10曲。2021年2月リリース。


 セットリストは「卒業」「白い炎」「AXIA~かなしいことり~」「初戀」「情熱」「悲しみよ こんにちは」「青空のかけら」「MAY」「砂の城」「さよなら」。35年という歳月を経てよみがえった曲たちには、アイドル時代にはないビブラートや節回し、大人の女性らしい優美さや色気があって、聴いていてぞくっとしたのは亭主だけではあるまい。


 初回限定盤にはセルフカヴァーのディスクに加え、オリジナルバージョンが収録されたディスクも同梱されている。2枚のディスクで曲順が全く同じなので、聴き比べてみるとよりいっそう面白い。どちらを先に聴くか、彼女の最新の歌声にまず耳を傾けるか、それとも懐かしいアイドル時代の歌声をまず確認するか。亭主はまず最初にセルフカヴァーを聴いた。やはり最新のアレンジを聴いてみたいと思ったからだが、その印象は先にも書いた通り、大人の女性となった斉藤さんの文字通り「色気」に一発でやられてしまった。斉藤さんの歌唱に円熟味が増したことももちろん、歌詞に込められたたくさんの「意味」が、35年を経て息を吹き返した、命を与えられたこともあるだろう。当時の曲はどれも本当に凝って作られていて、今のようなうすっぺらい意味しかない曲とは一線を画する―――とかいうと不興を買いそうだけれども(2021.03.07)

2021年3月18日 (木)

03/18 日々雑感

 PS4を買って以降、スキマ時間を見つけてはちょこちょこプレイしていたSkyrimだが、最近はすっかりご無沙汰である。

 メインシナリオはそろそろ終盤、ラスボスまでの道のりも見えてきたというのに、この気乗りのしなさは何なのだろうと考えて気が付いたのは、Skyrimがイデオロギーとイデオロギーの対立をテーマにしたゲームだ、ということだ。

 世間のRPGと同様、Skyrimにもシナリオ分岐があって、プレイヤーがどちらを選択するかで物語が変わってくる。だが、Skyrimの場合、拮抗する二つの勢力のどちらに与するかでシナリオが分岐するのだ。どちらの勢力にもそれを支持する理由があって、どちらが良くてどちらが悪い、ということもない。だからプレイヤーは自分の好むほうを選べば良いことになるのだが、一方を選ぶともう一方から不興を買ったり、最悪の場合攻撃されたりするものだから始末に負えない。

 そもそもプレイヤーは、物語当初から尋常ならざる力を持ってSkyrimという世界にやってきた来訪者なのだ。したがって、この世界の様々なしがらみや、力関係から自由であるはず。対立する勢力のどちらか一方に肩入れして不興を買うことなどあってはならない。その尋常ならざる力を行使して対立する勢力を諫め、さらに高い視点から両者が共存・共栄するような解決策を与えるのが主人公たるプレイヤーのあるべき姿なのではないか。

  •  帝国軍と、反乱軍。
  •  先住民と、現住民。
  •  人獣族と、それを狩るものたち。
  •  吸血鬼と、人類。
  •  ドラゴンを信奉する者たちと、ドラゴンを根絶させたい者たち。

 あきらかに「こっち」という勢力もあるだろうが、よくよく聞けばどちらの勢力にもそれを支持するまっとうな理由があって、中立性を保とうとすればするほど、どちらにもいい顔をしようとすればするほど悩むことになる。

 二つの勢力が「弱い正義」と「強い悪」ならば、迷うことなく「弱い正義」に肩入れし、プレイヤーの力を持って正義を執行するのだろう。いわゆる勧善懲悪というやつである。プレイヤーも弱い側につくことの理由をいちいち考える必要がないしストレスをためることもない。

 リアリティを追求するのは大いに結構だが、現代社会にもありそうな葛藤をゲームに持ち込むことがゲームとして良いことなのか、マズイことなのかは議論の余地がありそう。いずれにせよ面倒臭くなった亭主は、Skyrimを放り出して別のゲームを物色している。

 

 

2021年3月16日 (火)

03/16 iPhone XSのSIMロック解除はオンラインでもできるんだってよ

使い始めて2年が経過したiPhone XSのSIMロックを解除しようと、auショップに予約を入れたのが先週のこと。いよいよ明日ショップに行く、という段階になって、ショップ担当者から電話がかかってきた。

担当者によればMy auからSIMロックが解除できるそうで。端末(iPhone本体)あるいはSIM本体にロックがかかっているものだと思っていた亭主、驚きのあまり電話を持ったまま立ち尽くしてしまった。いまはなんでもソフトウェアで、オンラインでできるのだ。

電話を切るとスマホのMy auからSIMロック解除の手続きを探しだし、申請。折り返しキャリアメールに確認がくるのでメール内の2段階認証のリンクをクリック。以上で手続き完了。

店頭でこれをおこなうと3000円の手数料がかかるのだそうだ。あまりにあっけないため、いまだに実感が沸かないでいる。

 

 

03/16 【聴】Wire 12 Compilation / V.A., Ki/oon|Sony(KSCL-2078,9)

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 石野卓球がオーガナイズした国内最大級のテクノ・レイヴ、WIRE。ドイツのテクノ・レイヴMAYDAYを参考に内外の有名テクノ・アーティストを招聘、1999年から2014年までに開催されている。本アルバムは2012年8月25日に開催されたWIRE12のオフィシャル・コンピレーション。全2枚組、19組19曲を収録する。


 参加アーティストはFrank Muller, Format:B, 電気グルーヴ, Jesper Dahlback、石野卓球、DJ Hell, DJ Tasaka, Robolledo, ケンイシイ, Derrick May(Rythim is Rythim)(以上Disk 1)、砂原良徳, Butch, 田中フミヤ, Portable, Dusty Kid, Robert Hood, DJ Sodeyama, Gary Beck, A.Mochi(以上Disk 2)。デトロイトテクノ、ジャーマンテクノ、そして日本のテクノと、世界のテクノを一望できるなかなか濃い、そして豪華なメンバーが揃っている。テクノのフォーマットである「四つ打ち」のほか、エレクトロニカやハードミニマル、アシッドのトラックもあって個性豊か。各アーティストの個性も存分に発揮されていて中ダレせず楽しむことができる。


 亭主はWIREに行ったことがなく、いつか行きたいと思いつつ結局時期を逃してしまっていた。さいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナで開催されていたということで決していけない距離ではあったのだが、当時から(そして今も)友達がほとんどいなかったため、こういうフィジカル系イベントへの参加に消極的になってしまっていたのだ。もしかしたら結婚してからのほうがライブに行っているかもしれない。独身時代はとにかく自由な時間がある。仕事があっても、あるいは一人であっても臆せず行けばよかったと後悔している。特にWIRE12、そして翌年のWIRE13にはデトロイトテクノのオリジネータであるDerrick Mayが参加している。寡作で、メディア露出もそれほど多くなかったアーティストだけにぜひその目で見ておきたかった(2021.03.02)

2021年3月14日 (日)

03/14 【聴】J-Wave 81.3FM Hip Hop Journey -Da Cypher- / Muro, Mercury|Polydor(PHCR-1676)

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 ヒップホップDJ、プロデューサー、デザイナーとしてマルチに活動。ヒップホップ集団KING OF DIGGIN' PRODUCTIONの主宰としても知られるMuroが初めて手掛けたDJ-ミックス・アルバムが本作。1998年11月リリース、全20曲が66分の中にぎっしりと詰まっている。


 当時J-Waveで担当していた深夜番組"Cypher"をフィーチャー、ヒップホップを中心にソウル、R&B、果てはボサノヴァまでを手広くカヴァーしたDJミックス。Polygramの音源からセレクトしたとのことだが、誰にでも好まれる、手堅いミックスに仕上がっている。その後Muroはフルアルバム"PAN RHYTHM:Flight No.11154"で本格的なアルバムクリエイションを開始するのだが、そちらも非常に親しみやすい内容で、ヒップホップ初心者の亭主も一発でやられた、ファンになったことを思い出す。


 ミックス・アルバムである本作も、C&C Music FactoryやVanessa Williams、L.L. Cool J、Malcom McLaren、James Brown、Jackson Five、Sergio Mendes、The Temptations、The Brand New Heaviesなどなど大物―――というには恐れ多すぎるアーティストをがっつり繋げている。まるで「これが基本だ」とばかり、レコードジャケットの角でガツガツ殴られているような気分になる。いわゆるマニア層がこのミックスを、ラインナップをどう聴いたかはぜひ訊いてみたいが、亭主は最初から最後まで非常に楽しく聴くことができた。番組"Cypher"の雰囲気もこんな感じだったのだろうか(2021.03.02)

2021年3月13日 (土)

03/13 ケーズにノートパソコンを見に行った話

妻がオンラインで講座を受講するため、PCを買うことになった。

現在メインで使っているiPad Airではどうしても画面が小さく目が疲れるというのだ。

亭主のおすすめはMac Book Air。妻の所有しているiPhoneやiPad Airと操作感がほぼ共通であり、データ共有や使えるアプリが揃えられるため様々な作業が違和感なくおこなえるのではないかと思ったからだ。それに対し妻からの要望は3つ。

  1. 画面は14インチ以上
  2. パームレストはつるつる

―――それはMac Book Airじゃないなぁ。

妻と一緒にケーズデンキのパソコン売り場をぐるぐると回った限りでは、NECと富士通が赤い筐体のノートPCを作っていて、いずれも画面は14インチ以上、パームレストもつるつるの素材を使っていて妻の条件を見事に満足している。ただ、重量が2kg以上あって女性が気軽に持ち歩くには少し重いようだ。今はコロナ禍でおいそれと出歩けない状況にあるが、落ち着いたら東京などでセミナーを受けたりしたいという。Mac Book Airならば重量は1kgと約半分、色もシャンパンゴールドならば選択の範囲に入りそうだ。

残念ながらケーズデンキにはMac Book Airがなく、パームレストがつるつるかどうかは分からなかったが、本体に再生アルミニウムが使われているとのことなので適度なざらざら感があるだろう(妻はこのざらざら感が苦手らしい)。今回は何も買わずに帰ってきた。本体の手触りが気に入ればMac Book Airにする可能性もなくはないが、いまのところはNEC LAVIEになる公算が高い。

ケーズデンキのパソコン売り場は、新年度に向けてか多くの客がごったがえしていて、客も店員もテンション全開、買う気と売る気満々といった雰囲気に満ちていた。それまで自宅のパソコンを使っていた子供たちが、一人暮らしするため自分用のパソコンを買うことになったとか、おおかたそんなところだろう。子供よりも親の方がテンションが高かったのは、おそらくおいそれと買える値段ではないからと思われる。

2021年3月12日 (金)

03/12 東日本大震災から10年

 東日本大震災から10年が経った。

 東北と関東の広い範囲に甚大な被害をもたらした忌まわしき大災害から10年、いまだに多くの人々が苦しんでいることを決して忘れたり、無視したりしてはならないと、ひとえに思う。つい先日もかなり大きな揺れが同じ地域を襲い、あの地震が終わりではないことを改めて認識させられた。複数の災害、すなわち疫病と地震が同時に起こりうることも知った。本当に、生きるのがつらい時代になってしまったと、改めて感じさせられた10年目である。

 災害で命を落とされたかた、いまも被害に苦しんでいる方々に、改めてお見舞いを申し上げたい。

 

2021年3月 9日 (火)

03/09 【食】横浜家系ラーメン宮本商店(醤油ラーメン、ネギトッピング)

 昼に会社を抜け出して「横浜家系ラーメン宮本商店」に行ってきた。

 この店、「横浜家系」を標榜しているが直系ではなく、「インスパイア系」と呼ばれる家系の味を独自に再現・アレンジしたラーメン店である。インスパイア系は都内のあちらこちらにあって、たいていはフランチャイズ経営、ピンキリで当たり外れが多いのだが、この店は(地方としては)当たりの部類に入るように思う。市内に2店舗あって、個人的には今回行った森山店の方が好み。近在にお住まいで興味のある方は是非食べ比べをおすすめしたい。

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 亭主が家系ラーメンを特に好むのは「麺」「スープ」「トッピング」すべてにおいてパンチが効いているからだ。太麺はもりもりと食べ応えがありスープと積極的に絡む。「ケモノ汁」と呼ばれる豚骨醤油のスープは旨味の固まりで複雑な味わい。トッピングは各店がそれぞれに工夫を凝らしていて、ラーメンやスープに負けないインパクトとボリューム、そしてアイデアの塊である。「麺」「スープ」「トッピング」そのどれが欠けても満足感は得られない。世間で人気のあっさり味のラーメン、淡白なスープの中にゆらゆら浮かんだ麺をすくって食べ、薬味程度のネギやメンマを摘んで終わり、では到底満足できない。

 妻はオーソドックスな醤油味のラーメンが好きで、家系のようなこってりしたラーメンには全く興味がないのだが、最近になって小麦粉アレルギーを発症してしまい、ラーメンそのものから遠ざかっている。小麦粉を食べると急激に体調が悪化し、半日寝込んでしまうのだ。妻に合わせて亭主も小麦粉フリーな食生活を送っているので、ラーメンを食べるチャンスは平日の昼間くらいしかない。とはいえ、たいていは職場の自席でモソモソとローソンのブランパンを食べ、無調整豆乳を飲んで昼食に代えているのだけれど。

 コロナにあって気軽に遠出ができない中、近所にこういう店があるのは非常にありがたい。一方で、状況が厳しくなればなるほど、年度末が押し迫れば押し迫るほど天下一品やラーメンショップなどの味も恋しくなるわけで、コロナが一段落したら息抜きを兼ねて行ってやろうと思っている。

2021年3月 8日 (月)

03/08 【聴】 Human Music+2 / Jon Appleton and Don Cherry, Flying Dutchman|Solid(CDSOL-45729)

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 コルネット奏者で多くのアーティストとのコラボレーションでも知られるDon Cherryが、電子音楽家Jon Appletonとセッションした移植のアルバム。オリジナルは1970年発表、2017年にデジタル・リマスタリングで復刻したものでオリジナル4曲に加えボーナストラック2曲を追加している。

 現代音楽、実験音楽、あるいはアンビエント。様々な呼び名で呼べそうな本アルバム、しかしなんとなく「現代版民族音楽」という言葉で呼ぶのがしっくりくる。風の音や様々な打楽器の音、掛け声、口笛、あるいは動物(ヤギ?)の鳴き声。素朴な音を並べたシンプルなトラック。Don Cherryによる即興のコルネット演奏にJon Appletonの電子音が重なる、なんとも独特なサウンドが全編に展開される。得てしてこういうアルバムは新鮮に聞こえるが飽きも早く、何回か聴いてハイオシマイという場合も多いのだが、本アルバムに限っては気が付くとiTunesやiPod で再生している。雰囲気としては「コチン・ムーン/細野晴臣・横尾忠則」に近いだろうか。思考を邪魔しない、オーガニックな音作りが心地よくてついつい聴いてしまうようだ。

 深夜に聴いても良いし、車の中で聴いても良い。沈思黙考しているとき、とりとめのない考えにふけっているとき、背後でかすかに鳴ってはいても決して全面に張り出してくることがない。地平線の向こうから聴こえる辺境音楽は、再生が終わっても残響となって大気の中を響き渡っている。(2021.02.19)

 

2021年3月 6日 (土)

03/06 格安スマホ料金プラン(povo)雑感

 料金プランをpovoに変更すべきかどうかを、ざっくり検討した。

 まずは現在の契約状況を。

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 上の表以外ではiPhoneの分割払い、auスマートパスなどの払いもあるが、契約に関わる部分は上の表のみなので今回はこの表および合計の数字で考えたい。

 このうちpovoの契約で影響を受けるのは「プラン利用料」と「通話料」だ。

 亭主も妻も通話はしているが、2年契約と家族割の割引が適用されて、結果的にほぼ無料となっている。povoを契約する場合は「5分以内通話かけ放題」が必須そうだ。亭主のオプション使用料はテザリングだがpovoにはテザリングが含まれているので不要。亭主と妻、どちらもpovoに契約変更した結果がこちら。

20210306au02 12527-9180=3347円。月に3000円の節約になる。ただ、妻の料金は全く変わらなかった。2年割と家族割が効いているのだ。複雑でわかりにくいと悪名高いスマホの料金プランであるが、わかりにくいのはキャリアが価格競争をするなかで、割引の仕掛けをあれやこれやと屋上屋重ねたからだ。冷静に考えれば見えてくるものがある。

 ちなみに、iPhoneを購入すると強制加入となる故障紛失サポート(Apple Care)が地味に邪魔。Apple社製品を使っている以上必要な契約とはいえ、こういうところで小金をせしめようとするApple/auのセコさには少し呆れる。

 料金が変わらなかった妻は現行の契約を継続、亭主のみpovoに移行したらどうかと試したら、おっと妻の料金が増えた。亭主がpovoに移行したことで家族割の適用が外れたからだ。家族で料金プランを見直す際には全員が足並みそろえる必要がありそうだ。

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 ところで、povoに加入すると20GB分のデータ通信がついてくる。亭主は20GBぎりぎり使うのでありがたいが、妻は基本自宅のWi-Fiを使うため全く無駄。一方、亭主・妻ともキャリアメールが使えなくなるのは痛い。妻はあまり考えずに「いらない」と言っているが、キャリアメールに届いている各種メールを別のアドレスに再設定するのは亭主の仕事になるので、実は結構憂鬱である。友人たちに向けて「メールアドレス変わりました」の連絡も必要だろう。こういった地味な手続きが契約変更を躊躇させている。

 ここまで書いてふと思ったのだが、当初はぶっとんだ料金設定だと思われたpovo、実は結構現実的なプランであった。確かにギガを多く使う人には恩恵が大きいが、もともとのプランでも2年割や家族割といった割引が効いているため十分安い。しかもWebでの申し込みに限るなど合理化も図ろうとしている。docomoのahamo、SoftbankのLinemoも同様と思われる。このあたりのカラクリは実際にお金をはじいてみないとわからなかったことだ。

 povoにしてもApple Careの支払いは別途必要であるし、スマホ代もかかる。世間は激安プランだ価格破壊だと大騒ぎしているが、一度冷静に自身の契約を見直してみる必要がありそうだ。

2021年3月 2日 (火)

03/02 【聴】Are You Happy? / Arashi, J-Storm(JACA-5627)

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 嵐の15作目となるフルアルバム。シングル曲は大野君主演のドラマ「世界一難しい恋」主題歌の"I Seek"、NTTドコモCM曲「復活LOVE」、MJ主演のドラマ「99.9」主題歌の"Daylight"、ゼクシィCM曲「愛を叫べ」の4曲。また日立ロボットクリーナー「ミニマル」CMソング"Don't You Get It"が本アルバムのリード・トラックとなっている。全17曲。2016年10月発売。


 ファンの中でも特に人気の高い、「完成度が高い」と評判のアルバムである本作。シングル曲以外にも多くの曲がライブの定番曲となっていたり、BGMに使われていたりする。ライブなどに行っているファンに特におなじみなのがM14 "Miles away"。ライブ後半やエンディングにこの曲の主題部分が使われていて、亭主などはこの曲を聴くとライブの冷めやらぬ興奮が蘇ってくる。全体的にはラブソングをテーマにした楽曲構成となっているようだが、1曲1曲が非常に個性的で、端的に言って「濃い」からか、何度聞いてもぐっとくる、ナイスなアルバムに仕上がっている。ジャケットの5人の爽やかな表情が印象に残るが、JaponismやThe Digitalianなどよりも後のアルバムである。青春真っ只中、様々な愛や恋の形がアルバムの中に凝縮されていて、人気の高さも納得である。


 なお本作には新しい試みとして、各メンバーがSuperviseした曲が含まれている。もちろん各メンバーがリードを務める曲もある。アルバムの埋め草、捨て曲のない構成もまた、完成度の高さにつながっているようだ。(2021.01.31)

03/02 【読】「考現学入門(今和次郎・藤森照信編、ちくま文庫)」

「考現学入門(今和次郎・藤森照信編、ちくま文庫)」

 建築学者、風俗研究家。東京美術学校卒業後に郷土会へと参加し柳田國男に師事、その後吉田謙吉とともに「考現学」立ち上げに尽力した今和次郎(こん・わじろう)氏の著作を「路上観察学」「超芸術トマソン」でなどで知られる藤森照信氏が修正した書。1987年刊、2019年9月には第十七刷を数える。


 今氏、吉田氏によって発案・命名された「考現学」。過去の探求が「考古学」ならば、現在を探求することが「考現学」なのだという。人々の生活の際立った部分をことさらに取り上げるのが「風俗学」、地方の生活に焦点をあてるのが「民俗学」だとするならば、都市生活者の何気ない日常を観察し、考察するのが「考現学」なのだそうである。本書ではそんな「考現学」の一例を紹介。たとえば地方や街中の何気ない事物、たとえばブリキ屋の細工物や家の雨どい、銀座の通りを行く人々の服装や職業、深川にあったという貧民窟の人々の暮らし、果ては食堂の欠け茶碗までもが観察の対象となる。今でいえば「ビッグ・データ」というやつになるだろうが、何せ当時はビデオはおろか、写真すら気軽に使えない時代である。観察者は自らが見たモノをつぶさに絵に描き取り、ときには短い時間に様々な情報を分類・集計し膨大なデータとして蓄積していく。


なかでも圧巻は銀座の大通りを行き交う人々の様子を集計した「東京銀座街風俗記録」で、洋服の色、外套の種類や色、襟の形、ネクタイの有無、時計の鎖の有無や手袋の着用、靴の種類、着物の形や羽織の柄、和装で履く履物や足袋の種類、髭、眼鏡、帽子、携帯品、たばこ、女性の帯の種類や布地、スカーフの色スカートの長さ、櫛、化粧、髪の長さなど、もうありとあらゆる事物を観察、集計する。それも大量の人員を投入しての人海戦術である。記事ではこれら集計結果に簡単なコメント・考察がつけられているものの、それら膨大な集計結果から大発見がなされたかというと、そうでもない。本書にはこのような様々な観察記録がこれでもかと紹介されていて、当時の人々の生活・行動を実に生々しく伝えてくれている。


 もともと「考現学」は、関東大震災によって壊滅した首都・東京が、がれきと焦土のなかから復興していく様をリアルタイムで記録することを目的として発案されたものだそうだ。復興によって変わっていく街、がれきのなかから文明が立ち上がり、貧富の差がどんどんと開いていくなかで、その時々の「現在」を記録することが「考現学」のモチベーションとなっていた。もちろん、学問として体系化されておらず、どちらかといえば観察者・記録者の興味や好奇心が優先しがちな、まだまだ若い学問であったが、海外に先駆けてこのような学問が立ち上がったということは、研究者たちにとっては大きな励みとなったようである。のちに赤瀬川原平、藤森照信、南伸坊、荒俣宏、杉浦日向子諸氏らによって結成された「路上観察学会」は、今・吉田氏とは直接交流はなかったものの直系の子孫(というより憧れ)だそう。そこから「超芸術トマソン」さらには宝島社の「VOW」や(これは亭主の私見として)「孤独のグルメ」などにも派生していくことになる。(2021.03.02)

2021年3月 1日 (月)

03/01 スマホの機種変更とかプラン変更とか

 早いもので、2021年も3月に突入した。

 3月といえば携帯キャリア各社が格安サービスの受付を始める頃で、Docomoならばahamo、SBならばLinemo、auならばpovoと、各社TVやネットでしきりに広告を打ってはユーザの期待を無駄に煽っている。亭主の妻も「安いならpovoにしたい」などと言っているが、特に契約の内容を見ているわけではない。実は亭主もそれほど詳しく知っているわけではない。povoのサイトには「契約の詳細は3月」などと書いてあったから、そろそろ情報が提供される頃だろうか。

 亭主の場合、現在使用しているiPhone XSの契約月数が2月に24か月目になり、auのアップグレードプログラムで新機種に乗り換える時期だったのだが、液晶の割れもないしバッテリーも健康だしと躊躇していたら時期を逸していた。

 2月に機種変すれば、現在のXSを下取りに出して最新機種に乗り換えられる。アップグレードプログラムは、現在はかえトクプログラムと名前が変わったようで、これを使うとさらに2年間、端末料金を分割払いすることになる。機種変の泥沼にはまり込んだような気がしていて、次に機種変更する際には端末代金を一括で払ってしまおうかと思っている。

 ならば機種変してpovoに加入しようか?と思ったが、キャリアメールがないのはちょい不便である。そうなると現行の料金プランを継続することになるか。試しにauのサポートページで料金プランをいろいろと見たがどうも要領を得ないのは、おそらくサイトに記載されている情報があまりにもシンプルに書かれすぎているからだろう。あれはどうか、これはどうかと口頭で確認したい気持ちを抑えつつ、じりじりとサイトの情報を眺めている。

 不親切な料金プランの説明はさておいて、ではどれに機種変しましょうと言われても具体的に「どれ」という希望もない。まったくもって逼塞状態、とりあえず現状維持が一番良いのだろうか。

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