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2020年12月27日 (日)

12/27 【聴】Loco Island / 二名敦子, Invitation|Victor(NCS-10013)

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 ポップス系シンガー・ソングライター二名敦子さんの通算3枚目となるアルバム。アレンジャーは佐藤博氏、ハワイでの録音にはHenry Kapono、Gaylord Holomalia、D.J.Pratt、またウクレレにハーブオオタ(Hervert Orta)らも参加している。ハワイの魅力と、二名さんの七色のヴォイスが存分に楽しめるアルバム。全11曲。


 おそらく、二名さんのアルバムの中でも最も有名なアルバムが本作。ながらく彼女=ハワイというイメージを明確に刻んだのも本アルバムがきっかけ、と言って間違いない。ハワイで制作されたもののハワイアンの要素はほとんどなく(明確にハワイをフィーチャーしたものはM3「ラハイナ・ミッド・ナイト・クルージン」くらいか)、むしろ洗練されたシティ・ポップといったほうが良い。もちろん歌詞には様々なハワイの情景がフィーチャーされていて、先行して発表されたM8「渚のフェイム」が大手化粧品メーカー・マックスファクターの1984年キャンペーンソングとして使われたほか、M1「カラパナ・ブラック・サンド・ビーチ」がサッポロのスポーツドリンクのCM曲となったりとまさに「出世作」と呼ぶにふさわしい作品といえるだろう。なお、当時は海外旅行ブームで「渚のフェイム」はJALのハワイ・キャンペーン・ソングとしても使われたそう。


 以前にも書いたが、二名さんの魅力はその伸びやかで、華やかなヴォーカル。ウェットとも、またパワフルとも異なる七色のヴォイスは、ソロでも、またユニゾンでも、ハーモニーのなかでもしっかりとした存在感を示しつつ、重層的に響く。佐藤博氏のアレンジの妙、ハワイのスタジオのピースフルな雰囲気なども充分に伝わってきて、南国のリゾート気分が楽しめる。ちなみに亭主は「大橋照子のラジオはアメリカン」で「カラパナ・ブラック・サンド・ビーチ」「渚のフェイム」を聴き一発でファンになった。ただ当時の亭主は高校生、ファンになったからどうなるわけでもなく、また亭主が住んでいた小さな町でそれ以上の情報が入ってくるわけでもなく、GoogleもYahooもない状態でそれ以上何をするわけでもなく、しばらく忘れかけていたのが高校の近くのレコード店で彼女のアルバムを見つけて購入したというのがそもそもである。


 本CDは2013年に再発されたもので、当時のジャケットが復刻されているほか、音楽ライターである金澤寿和氏の解説が追加されている。当時の雰囲気をしる貴重な情報がたくさん含まれていて読み応えは充分である(2020.12.11)

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