12/26 【聴】Capture it / Faith, Vap(VPCC-86291)
長野県伊那市のライブハウスを中心に活動。男女5人の混成バンドFAITHのメジャーファーストアルバムが本作"Capture it"。これまでにリリースしたシングル曲を含む全9曲を収録する。英詞による本格ロック/ポップスは、日本のみならず海外からも評価が高く、Youtubeのチャンネルには世界中の人々から応援の声が寄せられている。2020年1月リリース。
FAITHというバンドを一言で表現するのに「規格外」という言葉はどうだろうか。地方発のロックバンドを掲げるほか、男性3人、女性2人というメンバー構成、5人のうち3人がハーフというのもまた日本のロックバンドにはない特徴である。ハイスピードなリズムに乗せられる英詞はとにかく情報量が多く、若者らしいヴィヴィッドな感性と、今風なガジェットが目いっぱい詰め込まれているあたりも彼らを「規格外」と呼ぶ理由である。邦楽ポップスのフォーマットにとらわれない自由な曲構成、豪奢で凝った編曲、Youtubeを使ったプロモーションなどなど、おそらく彼らは地方から直接世界を狙っているに違いない。
メンバーはモデルとしても活躍するヴォーカルのAkari Dritscheler、ギター・ヴォーカル担当のレイ・キャスナー、ギター・ヴォーカル担当のヤジマレイ、ベースの荒井藤子、ドラムのルカ・メランソン。高校生の頃から地元のライブハウスで活動していたようである。ちなみにDritschelerさんの実家は亭主の実家のすぐ近所で、実家の父などは彼女のお父さんに良くパソコンの設定をお願いしたりしている。彼女自身も学校の帰りなどに亭主の家の柴犬さくらをかまってくれていて、身近な人がアーティストとして活動している、というのはなんだかとても不思議な気分である。残念ながら亭主が高校を卒業し、実家を離れてからドリチェラさん一家が越してきたので亭主自身は懇意というわけではないのだけれど・・・。
なお亭主はこのバンドを、たまたま聞いていたTOKYO FMの番組で知った。ドリチェラさん、という珍しい名前にピンときて、父に尋ねたところ「あかりちゃんだよ」とさもあたりまえのような返事が返ってきた。地元のバンド、というバイアスがなくとも世界に通用する新進気鋭のロック・バンド。亭主としても強烈にプッシュしていきたい。(2020.11.22)
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