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2020年10月10日 (土)

10/10 【聴】 X-Mix-2 Destination Planet Dream / Laurent Garnier, !K7|Seven Sea|King(KICP=429)

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 ドイツはベルリンを拠点とするテクノ/エレクトロニック・レーベル、Studio !K7がリリースしたDJ Mixシリーズ"X-Mix"より、フランスのテクノDJ・Laurent Garnierのミックスが登場。シリーズ全10作の2作目となるアルバム、シリーズ開幕にふさわしい、王道中の王道、といった感じのミックス・アルバムに仕上がっている。全18曲。


 ミックスされているアーティストは、Laurent Garnier自身のほか、Kenny Larkin, Galaxy 2 Galasy, Dave AngelそしてRhythm is Rhythm(aka Derrick May)。テクノ・クラシックスを織り交ぜつつ、ダンサブルかつポップに仕上げているところに好感が持てる。X-Mixはそれほどでもないが、他のDJ Mixシリーズには自らのレーベル周辺のアーティスト(どちらかといえば地元での有名度が勝るような、いわゆる同僚)のミックスが多く含まれているものがあって、質は高いものの、初心者お断り的な内容のアルバムもまた存在する。面白いミックスではあってもそのあとが続かず、アルバムは1度聴いて終わり、という場合も少なくない。ところがLaurent Garnierのアルバムは、有名どころ、大御所の作品を大胆に織り交ぜつつ、聴いて楽しい、踊ってうれしい作品に仕上がっている。シリーズ開幕第1弾(実際には第1弾はライブDVDなのだが)からこのクオリティ、というのは正直すごいことで、実際海外の中古市場では15万円を超える額で取引されていたりもする。今回は、国内の、しかも地方の中古店に在庫としてあったものを確保したため安価(650円!!!)で購入した(まさか国内盤が出てくるとは知らなかった―――いやだんだん思い出してきた、あったあった)が、それだけクラブ・シーンで評価の高いアルバムであることの証左なのだろう。


 もののついでに言うならば、亭主はフランスのテクノ(たとえばF-Communications)はあまり好きではなく、今回のアルバムにほとんど期待をしていなかった。基本に忠実、ビートを確実に刻む一方で、忠実すぎて地味になりがちなフランスのテクノを想定して本アルバムを聴いただけに、驚きもまた大きかった。いや、これが本来のフレンチ・テクノのファンクネスなのだと言われればそうなのかもしれないが、いい意味でいろいろと裏切られ、結局ヒマがあればこのミックスを聴いていた。Laurent GarnierとKen Ishiiの2作が巨大な塔となって広大なテクノ・シーンを睥睨している、そんなヴィジュアルが目に浮かぶアルバム。地方の中古レコ屋などでこれを見かけたら、文句なく買いだろう。(2020.09.14)


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