« 10/20 日々雑感 | トップページ | 10/22 【聴】Super Best / 谷山浩子, Pony Canyon(D32P6052) »

2020年10月22日 (木)

10/22 【聴】谷山浩子 Best ア・ラ・カルト / 谷山浩子, Pony Canyon(D32P6090)

IMAGE

 シンガー・ソングライター谷山浩子さんの代表曲16曲をセレクトしたベスト・アルバム。1987年7月リリース。谷山さんのベストは1987年2月にも「スーパーベスト」シリーズからリリースされていて、2枚のベストが時期を開けず発売されたことになる。「ア・ラ・カルト」版のCDには16曲収録、一方「スーパーベスト」版のカセットには20曲、CDには16曲収録されている。ただし「ア・ラ・カルト」版のCDと「スーパーベスト」版のCDに収録されている曲は8曲が共通するのみと、ベスト・アルバムにしては幅広い選曲となっているあたりが面白い。なお、「スーパーベスト」版のカセットはA面10曲、B面10曲、合計タイム78分49秒の超お得盤。カセットテープならではの長い収録時間を生かしているが、現時点でカセットを手に入れられる可能性は、ほぼない。

 亭主は浪人時代にカセット版を購入していて、受験勉強のお供によく聞いていた。当時谷山さんといえば、オールナイトニッポン木曜日第2部や、ニッポン放送土曜日夜の30分番組「谷山浩子のにゃんにゃんしてね」でパーソナリティとして活躍していたほか、パソコン雑誌(Oh!FM・ソフトバンクから出版)でコラムを執筆していて、亭主にとってはかなり身近な存在だった。猫やうさぎなどを擬人化した愛らしい歌詞と、伸びやかで美しい声が好きで、ラジオやカセットデッキの前でその歌声に耳を傾ける、そんな夜が続いていた。友人らは単に可愛い曲、というだけでなく、時にドキッとさせられる曲・深い情念や悲恋を綴った曲が魅力だといっていたが、亭主はそこまで深入りせず、どちらかといえば気軽に楽しく聴くことが多かったように思う。

 亭主が一番好きだった曲はなんといってもDESERT MOON。オールナイトニッポンの中で、新曲として毎回断片的に放送されていて、
いつ全体が聴けるのかとじりじりしていたが、あらためてアルバムでこの曲を聴いた瞬間お気に入りになった。壮大な世界観を持った歌詞と、その世界をあますところなく表現する壮大なアレンジが気に入って、「青い砂漠の月」という強烈なビジュアル・イメージとともに、今でも大好きな曲の一つである。シンガー・ソングライターの楽曲から、いわゆるポップス(当時はJ-Popなどという便利な言葉はなかった)の楽曲へと大きく舵を切ったという意味でも一つのターニング・ポイントとなる作品だったのではなかろうか。

 今回アルバムを買い直し、しみじみ聴いたDESERT MOONからもかつての強烈なビジュアル・イメージが想起され、亭主の青年時代がありありと思い出された。深夜放送に耳を傾ける、夜がまだまだ神聖で神秘的な時間帯であったころの記憶である。DESERT MOONを聴き終えてふと目を窓の方にみやると、夜明けの空が黒から濃い青へとうつりかわり、その中ほどで静謐な満月が、世界を煌々と照らしていた。

 いくら徹夜をしても元気だった、まだまだ若い時分の記憶である。(2020.09.29)

« 10/20 日々雑感 | トップページ | 10/22 【聴】Super Best / 谷山浩子, Pony Canyon(D32P6052) »

聴(軟)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 10/20 日々雑感 | トップページ | 10/22 【聴】Super Best / 谷山浩子, Pony Canyon(D32P6052) »

2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
フォト
無料ブログはココログ