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2020年9月 9日 (水)

09/09 【聴】松前公高 Works 1989-2019 / 松前公高, Disc Union|Super Fuji Disc(FJSP397)

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 電子音楽家、EXPOでの活動、Hi-Posiほか様々なユニットへの参加、ゲーム音楽やTV挿入曲など多彩に活躍する松前公高氏の30年の活動を集成したアルバム。全58曲という怒涛の分量をディスク2枚に収めている。


 テレビ番組のオープニング/エンディングテーマ、イベント音楽、ゲーム音楽―――日常の様々な場面に入り込み、ごく短時間耳に触れるだけの音楽が、これほどまでに集まるのは実は結構珍しい。坂本(龍一)さんのように定期的に、計画的にアルバム化する場合や、細野さんのように、思い出したように蔵出ししてくる場合もあるが、いわゆるこういった「小さな仕事」は埋もれてしまうのがほとんどなのだ。もちろん、音楽をPC上で編集・管理することで、データとしてしっかり残っている、というメリットはあるだろう。だがやはりこれだけの分量を、しかも30年という長きにわたってしっかりと管理している松前さんの物持ちの良さ、マメさにはとにかく驚かされる。多分どこかで聞いた事があるであろう、しかしどうしても思い出せない小ネタ的な音楽の数々。おもちゃ箱の中のように無造作に転がるこれらの音楽を、一つ一つ取り出しては眺める、そこにあるのは懐かしさだろうか。それとも物珍しさだろうか。

 松前さんといえばアナログ・シンセの使い手としても有名で、なかでもTransonicレコードからリリースされたアルバム"Space Ranch"は亭主の超絶お気に入りになっている。アナログのドスの効いたシンセ音、デジタルでは再現しようのないリヴァーブやエコーのボリューム感など、現在においてもこのアルバムと比肩しうるシンセ・サウンドに出会ったことがない。


 本作にもアナログ・シンセの作品が少なからず収録されているが、やはり迫力が違う。どれはゲームの音源で、どれはアナログ・シンセで―――と、あれこれ音を推測しながら聴くのも楽しそうだ。(2020.08.20)

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