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2020年8月

2020年8月30日 (日)

08/30 日々進捗

 8/27の深夜(正確には日付を跨いで28日になるか)、十天衆の一人、フュンフがLv100に到達し、これで十天衆全員の最終上限解放・Lv100到達を完了した。


 誰も褒めてくれないので、例によって自分で褒めます。


 おめでとうございます。


 ありがとうございます。


 十天衆全員を仲間にしたのが2019年の6月11日。七星剣の使い手シエテを最終上限解放し、Lv100に到達したのが2019年7月8日だから、約1年と1ヶ月かけて全員の最終上限解放を完遂したことになる。こつこつと天星器を集め、強化し、それを砕いて最終上限解放に必要な素材とする気の遠くなる作業もこれで終わりーーーと思いきや、マップには十天衆に関わる新たなクエストが発生して、まだまだ終わらせてくれそうにない。新たなクエストもまた相当貴重なアイテムを大量に消費するので、こちらはさらに長い時間をかけて取り組むことになりそうだ。


 一方、8/30に星の古戦場も終了。土属性有利ということで、決め手の欠ける編成・装備に不安があった古戦場だったが、なんとか予選・本戦を走り切り、スペシャルバトルまであっという間の8日間を終えることができた。


 予選騎空団ランキングは24259位でCクラス、本戦はすべて亭主1人に対して相手18~30人という圧倒的不利な状況ながらも、なんとか2勝2敗と五分の勝率とすることができた。最終的な個人ランキングは82418位、騎空団ランキングは22113位。本戦最終日にLv100討伐のフルオート周回したのが効いたようだ。以前はLv95ですら苦戦していたのだから「決め手に欠ける編成・装備」もだいぶマシになったということだろうか。


 最終的に掘った箱は53箱。前回が51箱(それでも当時は自己新記録だった)だったから、こちらもずいぶん進歩したものだ。


 というわけで、いつものステータスはこちら。


 十天衆を加入した人数 10人(シエテ、カトル、サラーサ、ソーン、エッセル、オクトー、ニオ、ウーノ、シス、ヒュンフ・加入順)

 十天衆を最終上限解放した人数 10人(シエテ、ソーン、サラーサ、オクトー、ニオ、エッセル、ウーノ、カトル、シス、ヒュンフ・解放順)

 SSレアアーカルム召喚石 9個(The Sun, The Hanged Man, Death, The Star, The Moon, Judgement, The Tower, Temperance, The Devil・SSR化順)

 アーカルム召喚石 Lv200(5凸) 8個(The Sun, The Hanged Man, Death, The Star, The Moon, Judgement, The Tower, Temperance・完了順)

 十賢者を加入した人数 2人(アラナン、ハーゼリーラ)

 古戦場に参加された皆さん大変お疲れさまでした。しっかりと休んで、英気を養って次回の古戦場でまたお会いしましょう。


2020年8月26日 (水)

08/26 【聴】Da Da Logue(駄々録) / No Lie-Sense, ナゴムレコード|Better Days|Columbia(COCB-54298)

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 ムーンライダース、The Beatniksなどでの活動でも知られる鈴木慶一氏と、ナゴムレコード主宰・有頂天、ザ・シンセサイザーズなどのユニットでも活動するケラ(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)氏のユニットがNo Lie-Sense。ユニットとして3枚目となる最新作は、「ダダイスム」をもじった諧謔のダイアローグ。「ダダ」に「駄々」を重ねたナンセンス・ポップが、聴く人を不条理の渦へと引きずり込む。全12曲。

 Wikipediaによれば、ダダイスムとは1910年代半ばにヨーロッパやニューヨークで同時多発的に発生した芸術運動で、第1次世界大戦に対する抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に、既成の秩序や常識に対する否定、攻撃、破壊といった思想を特徴とするのだという。日本には1920年にその考え方がもたらされ、作家や詩人、芸術家などに大きな影響を与えたと書かれている。

 本アルバムが言及する「ダダ」の思想は、鈴木氏やケラ氏によって「駄々(=分別を欠いた我儘な行動)」と結びつけられ、御年68歳となった鈴木氏、57歳のケラ氏という二人が老いさらばえていく姿として描かれる。実際、本アルバムには彼らが直面する「老い」、逼塞状態にある世界の「終末観」、そして若者や自由のメタファーとしての「鳥」というキーワードが頻繁に現れ、この世界の行く末がペーソスをもって歌い上げられている。「老い」によって混濁する意識は、楽曲をありえない方向に展開させる。行ったまま帰ってこない主題、曲の途中での混乱、曲中曲、様々な音楽素材のコラージュなどなど、 ちょっと聞きにはカオスな楽曲構成も、実は様々なアイデアがふんだんに投入された、楽しいアルバムへと仕上がっている。

 ところで本作を、どんなジャンルの音楽と位置づけるかはちょっと悩ましい問題である。

 ナンセンスな歌詞と、昭和初期に流行したかのような前時代的なリズムとアレンジは、高度経済成長期ならば「コミックソング」などと呼ばれていたものだろう。フォークソングがニューミュージックとなり、J-Popと移り変わる途上で、ナンセンスな歌詞を特徴とするポップ・ミュージックもまた多く作られ、例えばバブル期に隆盛を極めたインディーズ・ロックやテクノ・ポップ、あるいははにわオールスターズやモダンチョキチョキズ、米米CLUBといった大編成バンドのレパートリーとして、ポップスの一角にしぶとく鎮座していた。バブルが弾け、平成不況が長期化し、大地震や伝染病や台風や豪雨などによって日本国内が常に暗雲立ち込める状態へと陥ってからは、ポップスが作り手自身の内的世界に埋没し、愛とか恋とか、感謝とか絆とか、基本的に頭を使わず、金もかからないテーマに執着しがちとなり、ナンセンス・ポップは必然的に影をひそめてしまった。シリアスな現代にナンセンスな音楽はそぐわないという意見もあろうが、ではいつならば良いのかと改めて問うてみても、ナンセンスな音楽がフィットする時代が将来的に来るという予測が立つ見込みもない。

 結局のところナンセンス・ポップは「いつ来てもいい」し「なんだったら今来てもいい」し「来なくてもいい」し、つまるところ「どっちでもよい」し「どうでもよい」のだ。「駄々録」の「駄」は「無駄」「駄作」「駄目」「駄洒落」の「駄」でもある。ますます老人に磨きのかかったお二人の「地団駄」が生み出した「駄」な作品、じっくり聞けばなかなかどうして味わい深いが、そこはさっくりと通過して大いなる「駄々」と「ダダ」の世界を堪能してもらいたい(2020.08.14)

08/26 日々雑感

 保健師の指導で始まった90日間ダイエットは(昨日も書いたように)順調に進んでいる。


 亭主のダイエットの基本戦略は「朝晩の食事はこれまでといっさい変えず、その他の食事でカロリーを控える」というもの。具体的には、



  • 昼食はサンドイッチやフルーツなど軽いものにする

  • 砂糖の入ったコーヒー、サイダー、スポーツドリンクは飲まない

  • 間食をしない(昼間および夜間)


の3つを守り、あとはわりと自由にしている。時々はビールも飲むし、家系ラーメンを食べにいったりもしている。運動や家事もこれまでと同じ。これで体重が減るのだからいかに昼間余計なカロリーを取っていたかがよくわかる。


 その他気をつけていることは、



  • 人工甘味料の入っている飲み物(ゼロカロリー、カロリーオフなどの記載があるもの)は摂らない

  • 水分を充分に摂る(麦茶、ブラックコーヒー、炭酸水など)

  • 歩くときは骨盤をたてる


くらいだろうか。


 人工甘味料は特に「アセスルファムK、フェニルアラニン化合物」を避けている。妻がこれら化合物でアレルギーを起こすようになったため、亭主もまた注意を払うようになった。そうそう、カップラーメンなどのインスタント食品も食べなくなったが、これは人工甘味料というよりもカロリーが意外と高いからだ。ファストフードは時々食べている。先日マクドナルドでハワイアンバーガーを買ってきたときはポテトを買わず、ブラックコーヒーを飲んでいる。


 水分を摂らなければ体重は簡単に落ちるが、水を飲めば簡単に元に戻るのであまり意味はない。むしろこの時期の水分を摂らないのは自殺行為である。


 それから、亭主は姿勢が悪く、体幹を支える筋肉(インナーマッスル)が弱いことから、骨盤を立てて歩くことでインナーマッスルを刺激し、基礎代謝を上げるよう心がけている。


 朝晩の犬の散歩、風呂掃除や家庭菜園などの家事、2週間に一度の犬のシャンプーなども体重を減らす助けになるだろうが、これは以前から実施済み。あえて増やすつもりはない。


 コンビニやスーパーでチョコレートやアイスクリームの売場に出くわすことがあるが、特に食べたいと思わない。時々ラーメンを食べに行っているからだろうか。ラーメンも週に1度程度なら大きな影響はなさそう。いたずらに我慢してストレスを溜めた結果、大暴食につながらないようにするためには、時々羽目を外すことも重要なのだろう。


 

2020年8月25日 (火)

08/24 日々雑感

保健師の指導で始まった90日間ダイエットも、27日目に突入した。

指定された目標は3kg減だが、現時点で2.8kg減ということで、日程を1/3消化した時点でほぼ目標に達しつつある。

ちなみに3kg減はダイエットプログラムから指定された目標。亭主自身が設定した裏目標は5kg減、さらに究極的には13kg落としたいという目標もある。裏目標は亭主がスポーツジムに通っていた頃、社会人になって最も痩せていた頃の体重。ついでに究極の目標は亭主が高校を卒業し、予備校の寮で質素な生活を送っていた頃の体重である。今の亭主の考え方や価値観は、この予備校生活のなかで培われたもので、なんとか当時の感覚を取り戻したいとかねがね思っていたところだ。

そうそう、予備校の寮を脱した後、浦和にある県人会の寮に引っ越し、朝晩寮の飯を食べていたら1年で8kg太った。脂っこい食事か、それとも大盛りの飯か、金欠で清貧生活を送っていた亭主にとって寮の飯はよほど滋養だったらしい。

指定された目標に達しても、日程はまだ2/3ある。途中で抜けることはできない。

せいぜい裏目標くらいまで達したいものだと漠然と思っている。

 

2020年8月19日 (水)

08/19 【聴】あなたはキツネ BEST + 40 TRACKS / 松前公高, Disc Union|Super Fuji Disc(FJSP395)

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 テクノアーティスト松前公高が、1978年から1996年までに制作したトラック・音源を4枚のアルバムに集成した自主制作CD「あなたはキツネ1~4」。この4枚のCDからさらに61曲を厳選、さらに未発表・レアトラック40曲を新たに加えたベスト・オブ・ベストが本アルバムとなる。2枚組でDisc1に37曲、Disk2に64曲を収録。国内でも有数のアナログ・シンセの使い手となる松前氏の極太な電子音楽が存分にたのしめる作品。


 2~3分のショート・トラックを雑多に詰め込んだベストアルバムは、松前氏に限らずこれまでに多くのアーティストが指向してきたところで、聴き手を選ぶ、コアなファンに向けた作品が多いのは音楽ファンならばよく知っているところだろう。コアなトラックは何の脈略もなく4枚のアルバムにちりばめられていて、トータルのコンセプトや、前後の曲との接続すら不明瞭なまま、聴き手はぼんやりと音楽を楽しむしかない。まして大量の曲数がひしめいては、ひとつひとつの曲の個性を気に掛ける余裕もなく、なかなか「ひとつのアルバム」として聴くのは難しい。実際、曲調も曲名もバラバラで、ひとつの作品、アルバムとしてのストーリを語ることはできない。さてどうしたもんかと思案するうち10日、20日、気が付くと一か月が経過していたと、そんな状況である。


 レビューの難しいベストアルバムの本作であるが、脈略を気にせず、はじめと終わりを意識せず、まったりと聴くとなかなかいい感じである。エッジの効いたテクノ、おもちゃ箱をひっくり返したかのようなエレクトロニカ、様々なトラックが入れ代わり立ち代わり現れる。ただ、アルバムを通して聴いてみると「習作」「プロトタイプ」というものはあまりなく、むしろちゃんと「完成品」であることに気づかされる。もともとそれぞれに製作意図があり、ストーリーがあったはずのトラックが、こうやって雑多に、2枚組CDとして詰め込まれている意味はどこにあるのだろうと、そんなことを思わせたベスト・アルバムである(2020.07.24)

08/19 【聴】 Don't Turn Back / Yukihide Takekawa, Disk Union|Columbia|G-Matics(GMT-013)

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 タケカワユキヒデが他のアーティストに提供した楽曲をセルフ・カヴァーした作品。提供先は幅広く、映画主題歌、アニメ挿入歌、ドラマ主題歌、あるいは中森明菜や上田正樹のアルバム収録曲などなど、音楽家として活躍の幅を広げる氏のアクティヴィティがそのまま反映されたアルバムとなっている。書下ろし曲も1曲を含む全9曲。オリジナルは1986年リリース、今回はDisc Unionからの復刻盤を購入した。


 まずは各曲についてざっくりと紹介したい。M1"Winter Green and Summer Blue"は東宝映画「夜叉(主演・高倉健、監督・降旗康夫)」の主題歌で、Nancy Wilsonが歌っている。M2"Love is for Free"に提供された曲、M4"Rock the Planet", M6"Born to be Free"の2曲はアニメ「うる星やつら」の主題曲で、M4はテレビアニメのオープニングテーマ、M6は劇場アニメ「リメンバー・マイ・ラブ」の主題曲。M5"Duet", M8"I'm Missing You", M9"You Bring the Rain"はどれも日本テレビ系ドラマの主題曲。そしてM7"This Time it's Forever"は中森明菜のアルバム"D404ME"収録の「ピ・ア・ス」を改題・改作したセルフカヴァーとのこと。最後にM3"Turn Back"のみが本アルバム向けに書き下ろされた曲、と、ふう、これですべての楽曲に説明がつけられただろうか。


 実は亭主、このアルバムを大学時代に所有していて、それこそ盤が擦り切れるほど聞いたものだ。タケカワユキヒデ氏のアルバムでベストが"Hello/Goodnight"ならば、次点は間違いなく本アルバム。特にM1の鮮烈な色彩感は、当時灰色に包まれていた亭主の学生生活を(半ば無理やりに)彩るいわば「日々の賦活剤」だった。そんな大事な曲が収録されたアルバムを(おそらくディスクユニオンに)売ってしまったのは、倦み疲れた日々のなかの一瞬の気の迷いか、あるいは日々の生活に困窮してのことだったのだろう。鮮烈な色彩感、氏が得意とするラブ・ソングの美しさが、亭主の心にはまぶしすぎたのかもしれない。


 今回は再発盤、それもAmazon Market Placeでプレミアム価格の付いたものを購入している。四半世紀以上前に聴いた曲なのに、そのディテールを亭主の老いた脳はしっかりと記憶していた。音楽を止めても頭の中に正確に音楽が再現されるほどに慣れ親しんだ曲たち。灰色に包まれていた学生生活を再び繰り返したいとは思わないが、それでも、それなりに亭主のBetter Daysだったのだなと思わせてくれるきっかけとなったアルバムが本作である(2020.07.31)


2020年8月13日 (木)

08/13 【聴】 夢の骨が襲いかかる! / 長谷川白紙, Music Mine(MMCD20038)

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 デビューミニアルバム「草木萌動」、1stアルバム「えあにに」で各方面に衝撃を与えた長谷川白紙。DAWを駆使したソングライティング、破綻スレスレを行く高速ブレイクビーツ、現役音大生などなど話題性も高い長谷川の新たな試みは、弾き語りによるカヴァー・アルバム。全8曲、"Freeway(んoon)"、「旅の中で(崎山蒼志)」、「Loveずっきゅん(相対性理論)」「光のロック(サンボマスター)」「セントレイ(サカナクション)」、"Whole New World(Alan Menken+Tim Rice)"の6曲がカヴァー、残り2曲はオリジナル曲。ちなみに"Whole New World"はディズニー映画「アラジン」の主題歌である。


 長谷川ならではの裏声を駆使したウィスパー・ヴォイス。荒々しいシンセ・ピアノの演奏に徹底したアヴァンギャルドが感じられる。実験的な作風ではあるが、長谷川がこれまで発表した曲もまた充分に実験的なので、目新しさがないというか、新鮮な驚きに乏しいというのが正直な感想。音数が少ないので薄味に感じてしまうあたりも目新しさのなさにつながるだろうか。常に濃い味、インパクトを求めるようになってしまったからか、このあたりは聴き手側の音楽への向き合い方にも問題があるかもしれない。


 そうそう、ちょっと聴いた印象ではレイ・ハラカミの楽曲のようでもあって、今回は目新しさよりもなつかしさが先に立った(2020.07.12)

2020年8月10日 (月)

08/10 【読】「日本SF論争史(巽孝之・編、勁草書房)」

「日本SF論争史(巽孝之・編、勁草書房)」


 SF批評家、評論家として知られる巽孝之氏が、日本SFにまつわる様々な批評・論考を時代とともにまとめた書。1910年代に英米で勃興したSFというジャンルが、1950年代に日本へと流入し、以降日本独自の発展を遂げていく中で興った様々な議論、その時代を代表する作家たち・作品群を題材に、SFとは何か、SFはどうあるべきかを熱く議論した論考集が本書となる。2000年5月発行。巻末には日本SF年表が付録としてまとめてある。


 本書は大きく5部に分けることができる。日本SF黎明期の代表的作家である安部公房・小松左京らが日本国内におけるSFの流行を語った第1部、福島正実、石川喬史、山野浩一、荒巻義雄、柴野拓美ら日本SFの屋台骨を支えた編集者・批評家・作家らがラジカルな論評を繰り広げる第2部、田中隆一、川又千秋、筒井康隆らが作り出した日本SFの新しい波(ニューウェーヴ)にSFの未来を幻視する第3部、ブルース・スターリングやオーソン・スコット・カードらによるSFの新しい潮流、サイバーパンクに笠井潔、永瀬唯、伊藤典夫らが論評を加える第4部、そして野阿梓、小谷真理、大原まり子らによるジェンダー議論の第5部。オビには「これが論争(ケンカ)の花道だ!」とあって、いかにも物騒な内容ととられがちだが、実際には各々の時代、英米や国内のSFの潮流に即したタイムリーな議論がなされていて、ネットウォッチャーが喜びそうな炎上案件は皆無といってよいだろう。


 なお、5部構成はそのまま日本SFの歴史を大きく5つに切った形となっており、第1部・第2部あたりはハインラインの「宇宙の戦士」やクラークの「2001年宇宙の旅」、あるいはジュール・ベルヌの冒険小説らが批判の対象となるほか、SFファンジンや日本SF作家に対する苦言や批判が散見される。時代が下りるにつれ批判・批評の対象はあいまいかつ抽象的となり、論考は「SFとは何か・どこから来たのか」から「SFはどこに行くのか」へと移り変わる。近年のやおい文化、ジェンダーについての議論は、SFの世界よりもむしろ現代社会が抱える課題ととらえるべきだろう。SFの主たるテーマである未知なる世界(その主たる舞台は宇宙だ)とはるか未来の飽くなき探求は、未来が現在となった今や人間の心の深奥へと向かい、逼塞する人間社会の行く先を問うている。


 ちなみに、時代を下るほどに文章が現代語となり読みやすくなる。内容もアジ的なものからエッセイ調となり肩ひじ張らずに読める。戦後間もない時代と、現代とでこれほどまでに日本語が違うのかと、改めて驚かされることだろう(2020.08.10)

2020年8月 7日 (金)

08/07 【聴】誓い空しく -Incomplete Deluxe Edition- / 京浜兄弟社, Disc Union|Super Fuji Disc(FJSP389/390)

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 京浜兄弟社は、加藤賢崇、岸野雄一、常盤響、EXPO(山口優+松前公高)、ハイポジ(もりばやしみほ、近藤研二)、SYGYGYS、TIPOGRAPHICA(菊地成孔など)らが在籍する/したテクノポップレーベル。高円寺のレコード店「マニュアル・オブ・エラーズ」を拠点にライブ活動を展開した。レーベルよりもアーティストの存在感が強く、Playstation用ゲームのOST「がんばれ森川くん2号(山口優)」、「キリーク・ザ・ブラッド(松前公高)」、アルファレコードのゲーム音楽レーベル"G.M.O."から「エキスポのバンコク大戦略(EXPO)」、東芝EMI「カモン・サマー」「社員にチュー(ハイポジ)」など様々なレーベル、メディアで活動している。なお、ハイポジの近藤研二は「栗コーダーカルテット」のメンバーでもある。


 本作は、京浜兄弟社在籍のアーティストが一堂に会した唯一のコンピレーション「誓い空しく」(1991)-Disc 1と、そのライブ・リミックス盤"Snack-O-Tracks"(1993年)-Disc 2を2枚組アルバムとして再発したもの。参加アーティストはもすけさん、ハイポジ、TIPOGRAPHICA、コンスタンスタワーズ、ドミニクス、ラッカスビーンズ、ZYPRESSEN、SYZYGYS、EXPO、モンシロチョーズ、ART CORE FUNK、クララ・サーカス、倉地久美夫とアジャ・クレヨンズ、どくろ団(以上誓い空しく)。さらに今堀恒雄+FRED FRITH、加藤賢崇、岡村みどりは"Snack-O-Tracks"のみに参加している。Disc 1が14曲、Disc 2が13曲の全27曲。


 個人的に、京浜兄弟社参加のコンピレーションといえばまず真っ先に「サエキけんぞうPRESENTS はれハレナイト」が思い出される。もすけさん、ハイポジ、コンスタンスタワーズ他「誓い空しく」参加アーティストの多くがこちらにも登場し、アルバムとして統一感のある、おしゃれなテクノ・ポップのアルバムに仕上がっていた。一方で「誓い空しく」はポップ性よりもアーティストの個性が優先である。ポップありパンクあり、キワモノ系の曲もそれなりにある。京浜兄弟社のコアなファンにはたまらない内容、当時のレーベルをよく知る人向けの「全出し」なコンピといったところだろうか。


 もう一つ注意したいのは、楽曲の多くに生楽器が登場、ジャム・セッションタイプの楽曲が多く登場すること。テクノの「ピコピコ・サウンド」を期待して聴いた人にはもしかたら不意打ちになるかもしれない。岸野雄一氏がYoutubeの自身のチャンネルに当時のライブ映像などもUploadしているが、このレーベル、実はかなり人力である。現在もジャズの分野で第一線を行く菊地成孔氏の超絶サックス・プレイや、SYZYGYSが駆使するオクターブを43微分で分割したオルガンなど、前衛・最新鋭の演奏にも要注目。レーベル内でのアーティストの交流も頻繁だったので、アーティスト一人一人の動きに注意しながら楽曲を聴くとより楽しめることだろう。(2020.07.13)

2020年8月 1日 (土)

08/01 日々雑感

 先日の人間ドックの結果「はらすまダイエット」なるものをすることになった。

 どうやら、健康保険組合の「特定保健指導」対象年齢に該当するそうで、メタボ該当者および予備軍の減少を目的に、対象者は半ば強制的にダイエットプログラムに参加するらしい。

 以前ならばなんだかんだと理由をつけて逃げ回っていた亭主であるが、最近は抵抗することすら億劫で、言われるがまま、勧められるがままに講習会に参加。プログラムに登録した。「はらすま」の詳細については上のリンクを見ていただきたいが、要するに「現在の体重の5%(90kg以上の方は7%)を減量の目標とし、100kcal単位に減量メニューを小分けした『100kcalカード』を使用し、無理せず、賢く内臓脂肪を撃退するプログラム」なのだそうだ。インターネット経由でホームページにアクセスし、朝晩の体重、一日の歩数、実行した減量メニューなどを入力すると、結果が保健師と共有されるほか、日々のダイエット経過がグラフで表示される。「朝晩の体重の入力」が「はらすま」の大きな特徴で、ダイエット参加者の気づきとやる気を増進させるらしい。

 亭主の場合、90日で5kgの減量を目指す。そのためには毎日100kcal×3つ分のカロリー消費を行わなければならない。朝晩の食事を妻に任せきりの亭主の場合、カロリー制限の調整しろはもっぱら昼食、それに土日の運動となる。幸い普段から昼食に菓子パンやら、間食に加糖の缶コーヒーやエナジードリンクを飲んでいる亭主には、300kcalのカロリー制限など「へ」でもない。悲壮感など一切なく、昼食のパンを2個から1個に減らし、仕事中にブラックコーヒーや緑茶、炭酸水を飲んでいる。おっと、そういえば昼にプロテイン入りのミルクを飲むことにした。糖分や炭水化物を減らした代わりに、たんぱく質を摂る。せめてもの楽しみである。

 まだプログラムを開始して3日なので、特筆すべき点はない。体重が減っていることは減っているが、とかく最初は反応が強く出るものである。それよりも、8/1から1週間の夏休みとなることが問題で、昼食も自宅で摂ることからカロリー制限の調整しろに使えない。8月から梅雨が明ける見込みであるというから、日中の運動を避けなければならない。

 さてどうするか、いろいろと頭の痛い夏になりそうである。

 

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