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2020年5月26日 (火)

05/26 【聴】 The Colours of Chloe / Eberhard Weber, ECM|Polydor(POCJ-2815)

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 ジャズ・ベーシスト、現代音楽家として活動するEberhard Weberの1973年アルバム。Riner Bruninghaus(Piano, Synth)、Peter Giger(Drums, Perc)、Ralf Hubner(Drums)、Ack van Rooyen(Flugelhorn)らをゲストに迎え、エモーショナルな環境音楽を奏でる。全4曲。Groove誌監修による70's Groove Classicシリーズの一枚として1999年にリリースされた。


 現代音楽、前衛音楽、環境音楽、即興音楽、フュージョン、プログレッシヴ・ロック、あるいはニューウェーヴ。この音楽を聴いたとき、亭主はまずこの音楽がどんなジャンルにあてはまるかを考えてしまった。1960~70年代といえば、クラシックとジャズから多くの音楽ジャンルが派生した時代であるが、本作に限ってはその出自が特にあいまいで、ジャンルの特定が難しい。おそらくEberhard Weber自身が現代音楽を手掛け、またシンセを駆使することでいわゆる楽器編成によるジャンルの縛りを避けたためと思われるが、アルバムを聴く限りはドライブ感のあるポップなトラックと、ゆったりとたゆたうアンビエンティックなトラックが混在していて、本アルバムを一つの枠に当てはめること、それ自体が無理筋であるようにも感じられる。かといってアルバム全体が散漫になっているわけではない。絞り込まれた4曲はあらゆる音楽要素で満たされていて、それ自体が「展覧会の絵」のようなバリエーションをもって聴く人を楽しませる。亭主ならば苦し紛れに「ジャズ」のコーナーに置くだろうが、作品傾向としてはあえてノンジャンルとし、これを手に取ったひとが何の先入観もなく聴いてもらうのが良いように思える。


 アンビエント・ミュージックの創始者であるブライアン・イーノは、自らの音楽を聴く際にはなるべく音量を小さくして、環境に音を溶け込ませるように聴くことを薦めているが、本作についてはうるさくない程度に大きな音で聴くのを(亭主的には)オススメしている。大きな音で聴くことで各曲のメリハリがしっかりし、より音楽の個性を楽しむことができるからだ(2020.05.11)

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