« 04/03 【聴】未知への飛翔 / Terje Rypdal - Miroslav Vitous - Jack Dejohnette, ECM|Polydor(POCJ-2818) | トップページ | 04/10 日々雑感 »

2020年4月 8日 (水)

04/08 【読】「電気グルーヴのSound & Recording ~PRODUCTION INTERVIEWS 1992-2019 (リットーミュージック・ムック)」

「電気グルーヴのSound & Recording ~PRODUCTION INTERVIEWS 1992-2019 (リットーミュージック・ムック)」

 ピエール瀧のコカイン使用事件で活動を休止、Ki/oon SONYとの契約を解除した電気グルーヴ。2019年10月にマネジメントをmacht inc.へと移し、11月にはファンクラブ設立、オンラインを中心にグッズ販売を展開している。新型コロナウィルスが猛威を振るう中、フジロックへの出演が決定するなど本格始動を果たした彼らの30年の軌跡を、ディスコグラフィでつづったのが本書となる。リットーミュージックのSound & Recording(サンレコ)誌に掲載されたインタビュー記事+新たに取材した記事による、まるまる一冊電気グルーヴ本。2020年2月刊。

 コカイン騒動を発端に、徹底的な自粛に追い込まれた電気の二人。影響はピエール瀧にとどまらず、石野卓球の個人活動にも及んだことは記憶に新しい。店頭からの商品(CD, DVD)引き上げ、ライブの中止など誰がどう空気を読んだかわからない自粛の中で、音楽誌は彼らを積極的にサポートしていた。今回のムック本もそんなサポートの一環。うやむやになってしまった電気結成30周年を記念して刊行された本書には、 メジャーデビュー後最初のアルバムとなる"Flash Papa"から最新作「三十」まで、すべてのインタビュー記事が網羅されている。サンレコ誌らしく話題の中心は録音機材やスタジオ、そしてシンセサイザー。彼らがどのような環境でアルバム制作にあたり、またどのような工夫を込めてきたかがテクニカルに語られている。おっと、取り上げられる作品はいずれも「オリジナルアルバム」で、いわゆるリミックスやライブ盤、ベスト盤は内容から外れている。クリエータに向けた雑誌作りを心掛けるサンレコ誌らしい構成となっている。

 本書中には二人(+砂原良徳)の若い頃の姿も見られるが、カバーページ他多くのページに「現在の二人」の写真が掲載されている。おっさんを通り越して「初老」となった二人(といいつつ亭主も初老である)の姿に、往年のベテランアーティストの風格が漂い、何とも言えないいい味を出している。(2020.04.08)

« 04/03 【聴】未知への飛翔 / Terje Rypdal - Miroslav Vitous - Jack Dejohnette, ECM|Polydor(POCJ-2818) | トップページ | 04/10 日々雑感 »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 04/03 【聴】未知への飛翔 / Terje Rypdal - Miroslav Vitous - Jack Dejohnette, ECM|Polydor(POCJ-2818) | トップページ | 04/10 日々雑感 »

2020年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト
無料ブログはココログ