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2020年1月22日 (水)

01/22 【読】「細野観光1969-2019(細野晴臣、朝日新聞出版)」

「細野観光1969-2019(細野晴臣、朝日新聞出版)」


 2019年10月~11月に六本木ヒルズで開催された記念展示「細野観光1969-2019」のオフィシャルガイドブック。音楽家・細野晴臣のデビュー50周年を記念し、細野さんのこれまでの音楽遍歴を膨大なディスコグラフィーや様々な資料、思い出の品々で振り返るイベントを書籍としてまとめたのが本書となる。イベントでの展示内容に加え、坂本龍一、高橋幸宏、星野源、水原希子らのお祝い(?)コメント、細野さんの様々な著書からの発言を追加して、肩肘張らずに読めるムック本に仕上げている。


 1969年にGSバンド「ザ・フローラル」のメンバーとしてメジャーデビューして以降、様々な形態で音楽活動を続けてきた細野さん。日本語ロック、テクノ・ポップ、アンビエントなどの分野でシーンを牽引したその功績は、YMOチルドレンなど多くのフォロワー、後継者に恵まれつつ現在も音楽世界の深層海流(表層でないことに注意)としてシーンに大きな影響を及ぼしている。ただし、その流れの中心に居るはずの細野さんはといえば、常に泰然自若、独自路線を突き進んでいる。さながら仙人のようである。


 多くの人から慕われ、また多くの人と関わりつつ常に独自の音楽活動に取り組む細野さんを見るにつけ、亭主などは「振り返り」など果たして必要か、まだまだこれからではないかと思ったりする。そういえば細野さんの音楽遍歴は様々な時期に「アーカイブ」「ボックスセット」などと称してアルバムにまとめられているが、どれもこれもVol.1で終わっていて、Vol.2以降に続いた試しがない。細野さん自身、まとめることにあまりこだわりがないのかもしれない。


 本書は基本的に「読む」よりも「眺める」タイプの本。ぱらぱらとページをめくりつつ、気になったところを読んでみたり、またディスコグラフィのジャケット・アートを眺めたりするだけで十分に楽しめる。特に1988年のアルバムomni Sight Seeing以降の活動は、メジャー・シーンから遠ざかっていた時期だけにファンにとっては追っかけきれていない部分もあるだろう(亭主も取りこぼしが少しだけあった)。デビュー50年の軌跡をあらためて確認するとともに、細野さんの新たな魅力を再発見する、そんな読書になれば素敵だろう。(2020.01.22)

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