01/02 【聴】 Tunes 2011-2019 / Burial, Hyperdub|Beat(BRHD48)
UKダブステップの代表的アーティストとして2005年より活動。William Bevanのソロプロジェクトとして知られるBurialが2011年~2019年にリリースしたEPをまとめたシングル盤。これまで"Burial"、"Untrue"の2枚のアルバムをリリース、長らく3rdアルバムのリリースが期待されるもEPのみの作品発表にとどまっていただけに、ファンにとっては待望のアルバムとなる。2枚組、CD1には9曲、CD2には8曲を収録する。
シングル盤でちょくちょく作品をリリースしてきたBurial。良作は多いものの曲単位で完結するものが多く、アルバム的なフォーマットへの落とし込みは難しかろうと個人的に思っていた。ダブステップ、というジャンルで統一されている(Burialは驚くほどトラックの振れ幅が少なく、ダブステップの枠組みをしっかりと守っている)一方で、ヴォーカルをフィーチャーした曲もあるということで、2枚組という分量を感じさせないまとまりのよさ、準フルアルバム的な出来となっている。ファンには非常に満足度の高い内容といえる。あえてアナログのプチノイズを収録してみたり、またアナログ由来ではないパチパチというノイズをちりばめてみたりと、これまでのディープさに過激さ、攻撃性が加わっているあたりもうれしい。(2019.12.07)
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