« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »

2020年1月

2020年1月30日 (木)

01/30 【聴】 Delay / 二人パール兄弟, Pearlnet(PEAR-5005)

IMAGE

 最近5人兄弟で復活したパール兄弟が、今度は二人兄弟としてアルバムをリリース。デビュー当初からの盟友で相棒の窪田晴男(Guitar)とのユニット「二人パール兄弟」のフルアルバム。全10曲。新曲として「まぼろし公園」、また窪田のギター・インプロビゼーション「回顧~春」「夏」「秋」を収録する。


 業界初、観客立会いの下でのレコーディングを敢行した本アルバム。ライブ会場をスタジオに見立て、スタジオと同じ緊張感で録音された作品なのだという。ギターの残響、観客の声援、あるいは観客と一体となった歌・・・そのどれもが耳新しく、また「兄弟」への愛情に満ち溢れている。ファンにはおなじみの曲「バカヤロウは愛の言葉」や「青いキングダム」「快楽の季節」「世界はGO NEXT」、そして「ハレはれ」を次々と披露していく様に、亭主もついついうれしくなる。地味にうれしいのは、パール兄弟がサエキけんぞう一人となった1990年代初頭に発表した「貝殻のドライブ」のカバーが収録されていたことだ。サエキ自身はどんな思いでパール兄弟を続けていたのか、亭主にはよくわからない。わからないけれども、少なくとも亭主は、兄弟が一人減り二人減り、ついに一人となってこのまま活動を終えるのだろうなととても寂しく思っていた。だが、兄弟は見事に再結成を果たし、あまつさえ5人まで増えた。これまでそれぞれの時期で兄弟だったメンバー全員が正式に「兄弟」として一堂に会した。亭主もまた再結成の報を聞いて強く勇気づけられたのだ。あらためて「貝殻のドライブ」がこうやってセルフ・カバーされたことは、サエキひとりだった頃が決して「黒歴史」「忘れたい時代」ではなかったことを意味する。サエキは決してファンを忘れていなかった。それを実感できただけで亭主はもう十分幸せだし、このアルバムを聴くたびに、自身孤独だった1990年代初頭を思い出して熱い気持ちとなるのだ。(2020.01.05)


2020年1月27日 (月)

01/27 日々進捗

 本日のスペシャルバトルをもって、光有利古戦場が終了した。

 騎空士のみなさま大変お疲れさまでした。

 先日の記事に書いたように、亭主は、週末に泊まりがけで旅行に出かけていた。そのため今回の古戦場ではニオの最終上限解放武器である九界琴を20本、集めるだけにしようと考えていたのだが、ふたを開けてみればあらびっくり、予想以上に箱掘りが捗り、結果的に九界琴を20本、エッセルの最終上限解放武器である十狼雷を27本、合計47本集めることができた。当初の目標が20+30=50本だったから、目標はほぼ達成といえそうである。

 集めた武器のうち、九界琴20本はエレメント化しニオの最終上限解放に用いた。次回の古戦場では十狼雷を40ー27=13本集めることでエッセルを最終上限解放する予定である。

 掘った箱数は48箱。本戦の勝率は2勝2敗、個人総合は115000位、騎空団ランキングは28000位と前回からは後退したものの、二日間休んだにしてはまずまずの戦績といえそうだ。

 次回は

 エッセル13本→最終上限解放

 ヒュンフ39本→最終上限解放

 の予定。ただしヒヒイロカネの在庫がないので、3月のイベント配布に特に期待している。

 

01/27 【聴】 III / Soggy Cherrios, P-Vine(PCD-27043)

IMAGE

 World Standardの鈴木惣一郎と、カーネーションの直枝政広のユニット、Soggy Cherriosの3rdアルバム。2015年にリリースした2ndから実に4年、ユニットとしては「再始動」ということになりそう。アコースティックに軸足を置いたダウナーなフォーク・ロックは、今の心境を素直に押し出したもの、とのこと。全10曲。

 フォーク・ロックというと亭主などはまずStumble Bumを思い出して、ああそうだよなぁ、最近はアコースティックといえばフォーキーなロック、あるいはオーガニックなポップスが主流になっていて、「まったくのフォーク」というのがすっかり廃れていることに改めて気が付かされる。これは良い悪いの話ではない。たとえばかつての「フォーク・ミュージック」はどちらかといえば「清貧」であることを売りにしていたが、最近のフォーク・ロックはあえて清貧を前面に出さずとも、「オーガニック」という言葉を使えばしっかりとそのコンセプトを主張できる。「オーガニック」は、アコースティックの手作り感であったり、ソフィスティケイテッドなコンセプトであったり、その他いろいろな「今風」をまるっと包んでどこかおしゃれな雰囲気を醸し出すことができる便利な言葉なのだ。


 だが、Soggy Cherriosのこのアルバムを聞いて率直に感じたのは、古き良き時代の「フォーク」であり、徹底してダウナーな世界観だった。アレンジとしては確かにロックあるいはポップのフォーマットを用いてはいるが、作品の背後にあるのは徹底した絶望であり、また絶望から生まれるある種の「諦念」である。そして諦念が行き着く先のペーソスもまた作品からヒシと感じられる。当初は「ウッ」と思った暗さ・重さは、聴きこむことで徐々にマイルド、そして心地よくなっていく。この心地よさは「オーガニック」などという今風の感覚ではなく、むしろ「彼岸」「リンボ」の境地に近い。


 ともあれ、アルバム全体が絶望に、ダウナーな雰囲気に包まれているというわけでもなく、後半につれて徐々に明るく、光が差すかのように天気が好転していく。人生も言うほどつらいことばかりじゃないよというメッセージなのだろう。どことなくSugar Babeの"Down Town"にアレンジの似ているM8 "Happy"、かもめ児童合唱団とのコーラスM10"あたらしいともだち"は特に必聴(2019.12.18)

2020年1月24日 (金)

01/23 【聴】エアにに / 長谷川白紙, Music Mine(MMCD20032)

IMAGE

 2016年インターネットの音楽サイトで活動を開始。10代の天才シンガーソングライター/エレクトロニカ系アーティストとして話題を呼んだ長谷川白紙の自身初となるフルアルバム。2019年11月13日発売、ちなみに本アルバムのリリース時の年齢は20才、現役の音大生とのこと。


 2017年にミニアルバム「草木萌動」がリリースされた際、タワレコの店頭POPに「天才」と書かれていたのが印象に残っている。ネットをメインにした活動形態・匿名性の高さは他のアーティストにも見られるが、その作品の前衛ぶり、いや、従来の音楽のフォーマットを徹底的に解体・破壊しつつしっかりとポップに再構築してくる絶妙なバランス感覚に彼の才能を感じたことを覚えている。


 本作「エアにに」においてもその前衛ぶりはかわらない。M1「あなただけ」ではジャズの解体・再構築を試み、M2「o(__*)」ではポップスの解体・再構築を試みる。しかもドラム、トランペットは生演奏、というのがいかにも音大らしい。作品としては充分に前衛的なのに、若さとワンアイデアで作り上げた、的な場当たり感がいっさいないあたりが本作の凄みだろうか。


 実際、亭主は本作をそれこそ「CDがすり切れるほど」聞いていて、亭主の中では久々のスマッシュヒットとなっている。以前「草木萌動」の何曲かを店頭で試聴した際には「ふーん」という感想だったが、アルバムを通して聞いてみると過激さの背後に見え隠れするポップ成分が後を引く。かつてテクノ・シーンを席巻したAphex Twin、Squarepusherもまた、前衛とポップのバランスが絶妙だったが、あれと同じ感覚を長谷川白紙にも感じる、といったら言い過ぎだろうか。(2019.12.18)

2020年1月22日 (水)

01/22 【読】「細野観光1969-2019(細野晴臣、朝日新聞出版)」

「細野観光1969-2019(細野晴臣、朝日新聞出版)」


 2019年10月~11月に六本木ヒルズで開催された記念展示「細野観光1969-2019」のオフィシャルガイドブック。音楽家・細野晴臣のデビュー50周年を記念し、細野さんのこれまでの音楽遍歴を膨大なディスコグラフィーや様々な資料、思い出の品々で振り返るイベントを書籍としてまとめたのが本書となる。イベントでの展示内容に加え、坂本龍一、高橋幸宏、星野源、水原希子らのお祝い(?)コメント、細野さんの様々な著書からの発言を追加して、肩肘張らずに読めるムック本に仕上げている。


 1969年にGSバンド「ザ・フローラル」のメンバーとしてメジャーデビューして以降、様々な形態で音楽活動を続けてきた細野さん。日本語ロック、テクノ・ポップ、アンビエントなどの分野でシーンを牽引したその功績は、YMOチルドレンなど多くのフォロワー、後継者に恵まれつつ現在も音楽世界の深層海流(表層でないことに注意)としてシーンに大きな影響を及ぼしている。ただし、その流れの中心に居るはずの細野さんはといえば、常に泰然自若、独自路線を突き進んでいる。さながら仙人のようである。


 多くの人から慕われ、また多くの人と関わりつつ常に独自の音楽活動に取り組む細野さんを見るにつけ、亭主などは「振り返り」など果たして必要か、まだまだこれからではないかと思ったりする。そういえば細野さんの音楽遍歴は様々な時期に「アーカイブ」「ボックスセット」などと称してアルバムにまとめられているが、どれもこれもVol.1で終わっていて、Vol.2以降に続いた試しがない。細野さん自身、まとめることにあまりこだわりがないのかもしれない。


 本書は基本的に「読む」よりも「眺める」タイプの本。ぱらぱらとページをめくりつつ、気になったところを読んでみたり、またディスコグラフィのジャケット・アートを眺めたりするだけで十分に楽しめる。特に1988年のアルバムomni Sight Seeing以降の活動は、メジャー・シーンから遠ざかっていた時期だけにファンにとっては追っかけきれていない部分もあるだろう(亭主も取りこぼしが少しだけあった)。デビュー50年の軌跡をあらためて確認するとともに、細野さんの新たな魅力を再発見する、そんな読書になれば素敵だろう。(2020.01.22)

2020年1月20日 (月)

01/20 日々進捗

 ずいぶん間が開いてしまった。


 前回は年末年始お楽しみの最大200連ガチャの報告だったか。


 このところは、終末武器やマグナ2武器の収集・強化を進めていた。メタトロンの連戦部屋に通い、ミトロンの弓を入手することで光マグナ編成が完成、その後はブローディアの連戦部屋でニーベルン・ホルンやニーベルン・クリンゲを集めていた。とにかく強化素材が足りないのでひたすら連戦部屋で粘る。ただ最近はレベル限定(Lv.○○以下)の部屋が多いため、亭主のような中途半端にレベルの高いアカウントは、なかなか連戦部屋に入れず歯がゆい思いをしている。


 でもって、今日夜からは光有利古戦場が始まる。


 今回は、ニオの最終上限解放を達成すべく、九界琴を20本集める予定である。本当はその後エッセルの最終上限解放に向け、十狼雷を30本集めるつもりでいたが、なんと週末に泊まりがけで家族旅行にいくことになってしまった。というわけで、今回の古戦場はとにかく最初の5日(予選+インターバル+本戦2戦)で武器を集めるだけ集めて、その後はまったりと温泉につかる予定である。


 今後の古戦場武器集めの予定は以下。


 今回(光有利):
 九界琴20本→ニオ最終上限解放


 次回
 十狼雷40本→エッセル最終上限解放
 五神杖10本


 次次回
 五神杖29本→フュンフ最終上限解放
 六崩拳21本


 その次
 六崩拳18本→シス最終上限解放
 一伐槍32本


 その次
 一伐槍8本→ウーノ最終上限解放
 四天刃28本→カトル最終上限解放


 20年度の9月頃には全員の最終上限が達成される見込みであるが、もちろんショップにヒヒイロカネの在庫が(あと5個)追加されれば、の話だ。ヒヒイロカネの素材はクロム鋼はすでに必要数を集めているのだが、在庫がなかなか供給されないのが悩みの種である。


 とにかく、今回の古戦場で十狼雷を集めるだけ集められれば次回以降の古戦場が楽になることは間違いない。昨年11月に開催された闇有利古戦場での実績によれば、5日目までに37本の武器が集められそうなので、九界琴20本に十狼雷15本は集めたいところだ。

2020年1月19日 (日)

01/18 【聴】Dreamnauts / De De Mouse + Serph, not(SEDE-001)

IMAGE

 De De MouseとSerphのコラボ作。全6曲、うち2曲は共作、2曲は両者の代表曲をお互いにリミックスしたもの、そして残り2曲はそれぞれの作品。De De MouseとSerph、ベテランと新進気鋭がタッグを組んだ、刺激的なテイストのミニアルバム。


 Serphは東京在住のエレクトロニカアーティスト、とのこと。若干本名は非公開、ネットを拠点に活動している。2009年に活動を開始、以降継続的にシングル/フルアルバムをリリースしているほか、4年に1回という頻度でライブイベントを開催している。亭主は残念ながらこれまでSerphの作品を聞いてこなかったが、インタビュー記事やネットに挙げられた作品などから音楽に対する真摯な姿勢が感じられて、非常に好印象。1月下旬には2019年の彼の活動を総括するフルアルバムもリリースされるそうで、早速予約した。


 さて、本作。ドラムンベースからエレクトロニカ、さらにはアメリカのポピュラー音楽(調)風と、非常に幅広いトラックを取り揃えている。様々な時代/ジャンルからの援用にコラボ作ならではの楽しさがある一方、ミニアルバムとしては奇跡的に良くまとまっている。 おそらく「電子音楽」というざっくりとした括り、各トラックで共通するシンセの音色が「まとまり」の正体と思われる。(2019.12.18)

2020年1月16日 (木)

01/16 日々雑感

このところ、中国/台湾製ミニノートPC(Ultra Micro PC : UMPC)の新製品ラッシュが続いている。

たとえば中国GPD Technology社のGPD Pocketシリーズは、製品改良を重ねて新機種をどんどんとリリースしている。GPDに限らず様々な中小ベンチャーが様々なデザイン・機能を持ったUMPCを発表、なかにはクラウドファンディングを活用した完全受注生産品もある。

そういえば、1990年代にも同じく超小型PCのブームがあった。たとえば東芝のLibretto 20、IBMのPalm Top PC 110(ウルトラマンPCなどともいわれた)、それからWindows CEを搭載したSigmarionなども超小型PCの一つといえるだろうか。数あるPCから亭主はSigmarionを購入し、あちこち持ち歩いた記憶がある。

そうそう、2000年代後半にも超小型PCのブームがあり、(このブログにも書いたように)SharpのNetwalkerを購入した。Ubuntu搭載、現在はOSサポートが完全に切れているものの、我が家のホームネットワークのメンテナンス用に活用している。気軽に持ち歩き、ルータに直接接続して設定をいじれるのが便利なのだ。

かねてよりミニノートPCには亭主なりのこだわりがあった。(1)CPUパワーが高いコト、(2)バッテリーの持ちが良いコト、(3)キーボード配列がマトモなコト。ノートPCが発売されて以来、亭主はこの3つを常に念頭に、機種を選んできたつもりだ。ただ、残念ながらこの3つを同時に満足するような機種はこれまで発売されていない。亭主の場合、ノートPCはもっぱらテキスト書きに使う。出先でバッテリーの残量を気にしながら、変則的なレイアウトを持つキーボードでテキストを入力するくらいならば、スマートフォンやタブレットにBluetoothキーボードを接続したり、Kingjim Pomera DM100を使ったりしてガシガシとテキストを書く方が性分にあう。

かつてミニノートPCは、小さな筐体にどれだけ最新技術を詰め込めるかという技術競争の成果であった。ユーザーは、その小さな筐体に無限の可能性を感じ、ポケットにしのばせることでまるで未来が自分の手の中にあるようなワクワクを感じていたものだ。

現在のミニノートPCブームは、亭主にとっては1周(どころか2周)遅れのブームであり、最新の小型化技術を手中にした台湾や中国のPCメーカと、過去のブームを知らない新規PCユーザーのワクワク感に支えられているように見える。たしかにCPUパワーの向上、バッテリー技術の向上によって性能は各段に向上したのだろうが、同時にOSやアプリのオーバーヘッドは増しているし、小型化のあおりをうけた変則的なキーボード配列は相変わらずである。

次々発売される新製品を横目にみやりつつ、Pomeraがあればテキスト入力用途は事足りる、と、と心安らかな日々を送る亭主である。唯一気になるのはiPadやiPad miniで使えるApple Pencil。日々のいろいろなアイデアやブログネタをまとめるのに、手書きメモが有効なのではないかと思っている。

いざブログ記事や「読」「聴」のレビュー記事を書こうとキーボードに向かうもののなかなか筆が進まないのは、記事を書く際の様々なアイデアやネタが揃わないまま、頭の中に取り留めなく浮かんだアイデアだけで書こうとするためらしい。漠然とした思考をまずビジュアルに書き止め、そこからアイデアをまとめていけば、きっと良い記事が書けるに違いない。

タブレットPCをアイデアノート代わりに使っている人の感想をぜひ聞いてみたいものである。

2020年1月13日 (月)

01/13 【聴】Nulife / De De Mouse, not(NOT0027)

IMAGE

 遠藤大介のソロ・プロジェクト、De De Mouseの最新作。スタイリッシュなハウス・サウンドと、カットアップ/コラージュを駆使した独自のヴォーカル・トラックが特徴的な、最新型ダンス・ミュージック。全10曲。今ならアルバム購入特典として限定トラック"Sigh"が収録されたボーナス・ディスクが付いてくる。


 かつてはエスニックなヴォーカルをフィーチャーしたトラックを発表していたDe De Mouse。昔懐かしい日本の童謡のような、チベットの少数民族の唄のようなヴォーカルは何を歌っているのか意味不明、ダンス・ミュージックというよりはエスノ系エレクトロニカに分類した方が適切だった。現在は、英語をサンプリングしたかのようなヴォイスを多用。何を言っているのかは依然としてわからないが、スタイリッシュかつ爽快なサウンドが心地いい。ジャンルもエレクトロニカからハウスへ軸足を移し、ますますノッている、というのが正直な感想。


 ボーナス・ディスクに収録された"Sigh"はなんとも不思議な習作的トラック。音程の微妙な揺らぎ、不安定な調性がなかなか良い味を出している。こういうあえて調性を狂わせたトラックは以前にあっただろうか、よく覚えていないが、新機軸といえば新機軸。ただし絶対音感を持つ人にはちょっと気持ち悪く感じるかもしれない(2019.12.13)

2020年1月 9日 (木)

01/09 【読】「80年代音楽解体新書(スージー鈴木、彩流社)」

「80年代音楽解体新書(スージー鈴木、彩流社)」


 熱烈なポップスファンで知られる音楽評論家・スージー鈴木氏が、1980年代の日本ポップスの構造を徹底的に解体、その魅力を分析した書。80年代音楽サイト「リマインダー」で連載していた全46回に、ライブトーク2編を追加、修正したものが本書となる。大瀧詠一、山下達郎、荒井由実といったニューミュージック世代から、アイドル歌謡、日本のロック・バンド、そして現在のJ−Popにまで連なるヒット曲を網羅的に解説する。


 亭主はBS12(トゥエルビ)で日曜夜21時から放送中の「ザ・カセットテープ・ミュージック」で本書を知った。「ザ・カセットテープ〜」はMCであるマキタスポーツ氏とスージー氏が毎回テーマを決めて音楽の魅力を語る番組。その番組を充分に楽しみ、また内容を理解するためのサブテキストが本書であると理解している。この番組のおもしろさは、それはもう実際に見てもらうのが一番である。マキタスポーツとスージー鈴木の掛け合いの楽しさ、女性アシスタント(ほとんど80年代ポップスを知らない)の反応のおもしろさ、また怒濤のごとき蘊蓄の数々に、亭主はまんまと引きずり込まれている。本書を読んでいると、補足のためにYoutube動画へのアドレスが示されている。音楽サイト上ならば動画へのリンクですませられるが、単行本で動画をいちいち参照するのは結構めんどうである。そんなときは「ザ・カセットテープ・ミュージック」を見ればよい。ただし、過去の放送回は見られないのが残念である。隔週で再放送を行っているようなので、次回の放送を狙うしかない。


 番組は、マキタ氏とスージー氏の掛け合いで進行するが、本書はスージー氏の独壇場。青春時代の思い出が赤裸々に語られる、ある種のエッセイでもある。亭主はスージー氏と世代がほぼ似ているため、80年代以降の音楽の潮流もまたよく知っているし、当時流行した曲は本当に日本国民全員がソラで歌えるほどに人々の記憶に残っている。単行本からは活字しか見えないが、亭主のような同世代の人間が読めばあら不思議、イントロもサビも全部脳内演奏されてしまう。時代の音楽とともに過ごす読書タイム、これほどお得で、心沸き立つ読書タイムがこれまでにあっただろうか。


 なおスージー氏はほかにもチェッカーズ評のほか8冊の著作があり、本書は9冊目であるという。ヒット曲の構造を解体し、その魅力を分析する氏独自のアプローチ、音楽のエモーションと音楽理論とを結びつけた独自の音楽評論に今後も注目していきたい。(2020.01.09)

2020年1月 8日 (水)

01/08 【聴】 Yellow Magic Children #1 / YMC, UMAA(UMA-9135, 9136)

IMAGE

 YMO結成41年。その後の音楽史に名を遺すビッグ・アーティストに影響を受け、「YMOチルドレン」を自称・他称する若手・ベテランアーティストらによるコンピレーション第1弾がリリースされた。バンド・マスターはおなじみの高野寛。高田漣、ゴンドウトモヒコ、沖山優司、白根賢一、網守将平といったメンバーに、HANA、坂本美雨、細野悠太、野宮真貴、カジヒデキ、片寄明人、DAOKO、宮沢和史らがゲスト・ヴォーカルとして参加する。ちなみに坂本美雨さんは坂本教授の娘さん、細野悠太さんは細野さんのお孫さんに当たりベーシストとして活動しているという。DISC2枚組で、DISC1は各アーティストがYMOのカヴァーと、持ち歌をそれぞれ1曲づつ披露(全16曲)。DISC2は東京新宿文化センターで2019年3月14日に開催されたライブ映像で、YMOのカヴァーのみ10曲が収録されている。マスタリングはこれまたYMOチルドレンの砂原良徳さん。


 チルドレン―――と呼ぶにはなかなかバラエティに富んだメンバー。YMO散開後に現れた、いわば「直系」アーティストもいれば、さらにそれ以降のアーティストもいる。さらに言えば本当のチルドレンもいる。いずれもJ-Popの世界ではベテランあるいは実力派と呼ばれるメンバーだが、アコースティック系に偏った感はある。CDでは、YMOの曲と、持ち歌を交互に演奏しており、例えば高野さんならば"CUE"と「夢の中で会えるでしょう」、坂本美雨さんならば"The Other Side of Love"と"ONGAKU"、野宮さんならば「東京は夜の七時」と「君に、胸キュン。(カジヒデキさんとの共演)」など非常に手堅い選曲となっている。YMOカヴァーも原曲をかなり意識していて、オリジナルにかなり忠実である。非常に真摯でシリアスな構成、ディレクションは高野さんだろうか。もう少し遊びがあっても良かったような気もする。


 古今東西コンピレーションと呼ばれるものには、企画側の意図として振れ幅や遊びがアルバム中に仕掛けられている場合が多い。たとえばとんでもないアレンジであったり、新進気鋭だがちょっと外したバンドが参加したりと、アルバムに一つの「落としどころ」が設けている。いわゆるイロモノといってもよいようなアレンジ/バンドは、多くのファンから顰蹙を買いつつも、ちゃっかりとアルバムの中で存在感を放ち、次の活動へとつながる足掛かり(というか爪痕)を残していくはずなのだ。してみると本作には「落としどころ」であったり「爪痕」らしきものは見つからない。YMOを敬愛し、また楽曲に真摯に取り組むことで、かつて存在した伝説のバンドに敬意を払っているのだろう。メンバーとして実力派・正統派アーティストが集まったからでもあるのだろうが、個人的にはもう少しハメを外しても良かったと思っている。もしこの企画が第2弾、第3弾と続いていくならば、例えば第2弾は電子音楽系で、第3弾はダンス・ミュージック系でとジャンルとアーティストを替えても良い。YMOの遺伝子を引き継ぐアーティストは、ほかにもたくさんいるはずだ。(2019.12.27)

2020年1月 6日 (月)

01/06 新年のご挨拶

昨年は、沈滞と不和と別離の年だった。

とにかくこれでもかとトラブルが続出し、たくさんの親しい人たちがこの世を去り、そして亭主自身もまた絶不調に見舞われた。そのひとつひとつをいちいちあげつらうつもりは毛頭なく、ただ今年こそは穏やかな年であってほしいと願うばかりである。

言いたいことはいろいろあるし、書きたいことも様々あるのに、いざキーボードの前に向かうと思考が停止する。様々な言葉が頭の中をよぎるものの、文章にしようとするとなぜか言葉が(言の葉、というとおり)ヒラヒラと掌をすり抜けてゆく。結果、ブログは全く更新されず、ただひたすら「進捗」ばかりが進捗していく結果となった。

年が明けたら状況が180度好転するはずもない。今年も多分、キーボードに向かえば思考は停止することだろう。

なので、今年も引き続き、無理に言いたいこと、書きたいことをブログ記事にすることはしない。その代わりに「読」や「聴」の記事の中に、自らの想いをたっぷりと込めることにする。そもそもこのサイトは音楽と読書のページなのだから、そちらが充実するのならばそれに越したことはない。

そんなこんなで、今年も楽しくレビュー記事を上げていきます。

皆様引き続きのご愛顧をよろしくお願いいたします。

2020年1月 5日 (日)

01/05 日々進捗

 毎年年末恒例の「毎日最高200連ガチャ無料ルーレットキャンペーン」が1/4に終了した。

 亭主の戦果についても報告しておかなければならない。

 12/22から1/4までに回したガチャは969回、SSR武器は47個、SSR石は11個、SSR排出割合は5.99%と、公称されている排出率6%並みという結果が得られた。

 ピックアップキャラ/武器に関しては、クリスマス時期にクリスマスマギサ、クリスマスナルメア、クリスマスミュオンをゲットしたほか、新キャラのヘレン・ベン・シャレム、新年にユイシス、ルシウス、ビカラ(十二神将)、召喚石のベリアルをゲットしている。ピックアップとして取得していないキャラはノア(リミテッドキャラ)のみなので、まあ良しとしよう。

 そのほか、ピックアップ対象となったリミテッドキャラとして新たにカイン、モニカをゲット。すでに加入済のリミテッドキャラであるルシオ、フェリ、フォリアの解放武器エデン、ウン・ハイル、太歳精弓もゲットしている。なかでもカインの解放武器「一期一振」は、天井とダマスカス鋼を投入して4凸、土属性編成の大幅な戦力強化を図った。そのほか召喚石のハデス、ゼウス、サリエルあたりもしっかり拾えたあたりも成果だろうか。前半の神がかり的な引きに対し、後半のしょぼさ加減が気になったが、まあなんだかんだいって無料で楽しめたのだから文句はいいっこなしということにしておこう。

--

以下記録

12/22 20連x2(ジャンケン勝)
 SSR 1
 ・((召)気高き水神 ポセイドン)

12/23 10連x1(ジャンケン敗)

12/24 10連+ガチャピン+ムック
 SSR 1
 ・(ピンキーニードル=クリスマスメーテラ)
 SSR 3
 ・ホーリーナイトセプター=クリスマスマギサ
 ・((召)ゼウス)
 ・(召)ハデス

12/25 スタレ
SSR 1
 ・(召)サリエル
 +銀天の輝きx5

12/25 100連
 SSR 4
 ・アヤの弓=シトリ
 ・清めと祓いの刃クリスマスナルメア
 ・レイガン=クリスマスミュオン
 ・(ブロッサムアクス=ヴェイン)

12/26 20連x1(ジャンケン敗)
 SSR 1
 ・ゴールドドラゴン=スタン&アリーザ

12/27 30連
 SSR 1
 ・(ピラム=ネツァワルピリ)

12/28 20連 + 48個ガチャチケ
 グランデフェス
 ・((召)ナハト)
 ・(エデン=ルシオ)
 ・(ブラッディスカー=ヴァイト)
 ・(ラスト・シン=ヴィーラ)
 ・(ストラトゥムバンカー=ユーステス)
 ・(グラム=ベアトリクス)
 ・バブ・エル・マンデブ=ヘレン・ベン・シャレム

12/29 20連x2(ジャンケン勝)
 ・ガリレオサイト=エウロペ
 ・(召)竜吉公主

12/30 20連
 ・シャドウサーペント=アザゼル

12/31 10連

---蒼光の御印リセット---

12/31 チケットx29
 ・数珠丸=コウ
 ・キャピュレティオウス=ジュリエット

12/31 250連
 レジェンド10連ガチャ
 ・ドス=ユイシス
 チケット60連+宝晶石180連
 ・((召)カー・オン)
 ・(ホワイトホーク=ククル)
 ・フェードラッヘフラッグ=ランスロット&ヴェイン
 ・一期一振=カイン
 ・(ドス=ユイシス)
 ・極・白刃=ルシウス
 ・(カーラウロプス=サルナーン)
 ・(カラドボルグ=ジャンヌダルク)
 ・(十六夜=ユエル)
 ・スカイエース=モニカ
 ・(ウン・ハイル=フェリ)
 ・(不動国行=ヨダルラーハ)
 ・((召)セイレーン)
 ・(グリダーヴォル=マルキアレス)
 ・(ウルツァイトサイズ=バザラガ)
 ・(梵天添甲=ガンダゴウザ)
 ・天干地支筒・子之飾=ビカラ
 ・(極・白刃=ルシウス)
 ・三相女神=バイヴガハ
 ・((召)ケツアルカトル)

1/1 10連+ガチャピンモード10連+ムックモード10連
 ・(一期一振=カイン)
 ・(ゴールドドラゴン=スタン&アリーザ)

1/1 限定スキン+10連ガチャチケット
 ・(太歳精弓=フォリア)

1/1 Sレア確定ガチャチケット
 ・おさむらいソード=ミリン(SR)

1/1 サプライズガチャチケっト10連
 ・メタル・デストロイヤー=コロッサス

1/2 10連x2(ジャンケン勝)
 ・天井:一期一振
 ・((召)ゼウス)
 ・(召)ベリアル

1/3 10連

1/3 限定スキン+10連ガチャチケット

---蒼光の御印リセット---

1/4 200連+スーパームックモード20連
 ・(ブラッディスカー=ヴァイト)
 ・ガンドリン=ターニャ
 ・(メタルハンド=キャタピラさん)
 ・(グラム=ベアトリクス)
 ・(ブロッサムアクス=ヴェイン)
 ・(双竜槍=フォルテ)
 ・(グラム=ベアトリクス)
 ・(フェードラッヘフラッグ=ランスロット&ヴェイン)

 

 

2020年1月 2日 (木)

01/02 【聴】 Tunes 2011-2019 / Burial, Hyperdub|Beat(BRHD48)

IMAGE

 UKダブステップの代表的アーティストとして2005年より活動。William Bevanのソロプロジェクトとして知られるBurialが2011年~2019年にリリースしたEPをまとめたシングル盤。これまで"Burial"、"Untrue"の2枚のアルバムをリリース、長らく3rdアルバムのリリースが期待されるもEPのみの作品発表にとどまっていただけに、ファンにとっては待望のアルバムとなる。2枚組、CD1には9曲、CD2には8曲を収録する。


 シングル盤でちょくちょく作品をリリースしてきたBurial。良作は多いものの曲単位で完結するものが多く、アルバム的なフォーマットへの落とし込みは難しかろうと個人的に思っていた。ダブステップ、というジャンルで統一されている(Burialは驚くほどトラックの振れ幅が少なく、ダブステップの枠組みをしっかりと守っている)一方で、ヴォーカルをフィーチャーした曲もあるということで、2枚組という分量を感じさせないまとまりのよさ、準フルアルバム的な出来となっている。ファンには非常に満足度の高い内容といえる。あえてアナログのプチノイズを収録してみたり、またアナログ由来ではないパチパチというノイズをちりばめてみたりと、これまでのディープさに過激さ、攻撃性が加わっているあたりもうれしい。(2019.12.07)


2020年1月 1日 (水)

01/01 新年のご挨拶

亭主より皆様へ

新年のお慶びを申し上げます

皆様のますますのご発展とご健康を祈念いたします。

今年も「どむや」グループを何卒よろしくお願い致します。

 

--/-- ご案内

トップページはこちらです →「Domuya Portal

« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト
無料ブログはココログ