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2019年12月 7日 (土)

12/07 【聴】 Cloud Hidden / Susumu Yokota, Lo Recordings(Lo166CD)

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 2014年に急逝した横田進(Susumu Yokota)の未発表音源が、彼が所属していた海外レーベルLo Recordingsからリリースされた。もともとはUKのアーティストで"Susumu Yokota & Rothko"で共作の経験もあるMark Beazleyが所持していたもの。2002年にリリースした"Boy and the Tree"制作のための素材を、Beazleyがアルバムへと仕上げた。全10曲。

 全編にフィーチャーされたエスニック・サウンド、東洋神秘主義を髣髴とさせるなにやらトランシーなハウス・サウンドが耳新しい。思い返してみるに、Susumu Yokotaが明確にエスニックを目指したサウンドがあったような記憶がなく、Beazleyによる「東洋のハウス・アーティスト」へのリスペクトが、本作のアレンジに反映されているようにも思われる。それを「魂のサウンド」と呼ぶのはちょっと安直というか、「東洋」の精神性を過大評価している。

 全体的にはミニマルかつキャッチーで、聴いていて素直に楽しい。ヘンな話だが、もし横田が生きていたならば、こういうサウンドも彼の振れ幅として製作していただろう。後期の横田は、3拍子をフィーチャーするなど様々なバリエーションのハウスを指向していて、アルバム毎にその作風を変えていた。いや、Beazleyとのコラボによる新作ととらえるならば、あえて横田の作風に触れずともよいだろう。横田の音源素材を用いてBeazleyが製作したエスニック・サウンド。Laraajのサイケ・アンビエントとも共通する世界観を、まったりと楽しみたい。(2019.11.21)

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