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2019年10月 4日 (金)

10/04 【読】 「雲雀とイリス~グイン・サーガ146~(五代ゆう、早川文庫)」

「雲雀とイリス~グイン・サーガ146~(五代ゆう、早川文庫)」


 国産ヒロイック・ファンタジィの金字塔。栗本薫氏没後10年、二人の女流作家によって書き継がれるグイン・サーガ最新刊。今年はグイン・サーガ誕生40年でもあるとのこと、本書のほか今岡清氏(栗本氏の旦那さん)、里中高志氏による栗本氏関連書籍の刊行が続くようである。


 ヤガ編の終了により、舞台が中原へと戻ったグイン・サーガ。本編では4つのエピソードが語られる。


 ケイロニア皇帝オクタヴィアに反旗を翻し、謀略の末パロへと逃亡したワルスタット候ディモスを追うグインは、ついにパロの首都クリスタルへと到達。だがヤンダル・ゾッグ操る軍勢によって徹底的に破壊されたクリスタルは、人の住まぬ廃墟と化していた。謎のキタイの僧侶の手引きにより中枢クリスタル・パレスへと誘われたグインは、そこでかつて死んだとされるアルド・ナリスと邂逅する。


 ゴーラ王イシュトヴァーンによって、宰相カメロンが殺害される場を目撃したドライドン騎士団は、カメロンの亡骸を携え、自らの故郷である沿海州ヴァラキアへと帰還する。かつてパロ王妃であったアルミナの強力な進言により、イシュトヴァーン討伐のための派兵を検討するアグラーヤ王ヴォルゴ・バレン(アルミナの父)は、沿海州の各国の王たちを招集、「沿海州会議」を開催するに至る。一癖も二癖もある各国の代表が集う中、会議の裏では謎の勢力による陰謀が進行するなど中原にまた新たな暗雲が立ち込める。


 モンゴール再興を悲願に、辺境で兵をあげた風の騎士・アストリアスは、かつてのモンゴール王女・アムネリスとゴーラ王イシュトヴァーンとの落としだねであるドリアン王子を旗印に兵力をまとめつつあった。黒魔導士グラチウス、狼王ウーラ、ミラルカの琥珀とともに、事の成り行きを見守るドリアン王子の異母兄・スーティにドリアン王子を託されたアストリアス。だが、真にドリアン王子の幸福を願う風の騎士は、自らの行い、王子をあえて騒乱の渦中へと投じる行為に疑問を感じはじめる。


 パロ脱出ののち、パロ宰相ヴァレリウスと分かれケイロニアへと向かっていた聖騎士リギア。途中謀略に巻き込まれたものの、グインの活躍によって難を逃れたリギアは、吟遊詩人マリウスをともないケイロニアの首都サイロンへとたどり着く。パロ特使としての役目に難色を示すマリウスにあきれつつも、まずはサイロンへの到達に安堵したリギアは、グインの愛妾ヴァルーサと、グインとヴァルーサの子供たち(双児)を訪ねる。そしてマリウスも、妻であり現在はケイロニア皇帝となったオクタヴィアと再会。かくしてさまざまな人々が邂逅・再会を果たし、ばらばらだったエピソードが徐々に収斂し始める(2019.10.04)


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