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2019年10月 1日 (火)

10/01 【聴】 In a Safe Place / The Album Leaf, Sub Pop(SP-640)

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 ポストロック・バンドTristezaのメンバーで、The Crimson Curse, The Locust他での活動でも知られるJimmy Lavalleのソロプロジェクト、The Album Leafの2004年アルバム。前作"One Day I'll be on Time"でその才能を見出されたThe Album Leaf、本作ではシガー・ロスのメンバーがゲストで参加するなど、少しづつではあるが世界観が広がった感じがする。


 シューゲイザーというジャンルを端的に説明するならば、パーソナルかつオーガニックな風合いをもつオルタナティブ・ロック、といったあたりが適切だろうか。いわゆる「暗い」という印象は前作も、また本作からも感じられず、どちらかといえばアンビエントをロックというフォーマットに転写したようにも聞こえる。音楽的に尖った部分がないだけにインパクトはほどほど、素直に気持ちの良い、耳心地の良いサウンドがBGMに持って来いで、このところ自宅ではThe Album Leafのアルバムをヘビーローテーションしている状態である。何度聞いてもメロディが耳につかないのは「飽きが来ていない」という意味では喜ばしいことなのだろうが、逆に耳心地が良すぎて不安になる。心にすんなり入り込む一方で、なんら感情の沸き起こるものがないというのは本当に良いことなのだろうか。さらに具体的に言うならば、あまりのスムーズさに創作意欲というかインスピレーションが全く湧いてこないのだ。


 確かに亭主はこのところ心底疲れている。何かを考えること、思いを巡らすことが億劫になった結果として、The Album Leafのような静謐な音楽を聴くことが癒しとなっている。だが癒されている一方でどこかに「クリエータの端くれ」としての焦りもあって、聴くほどに「このままでよいのか」という気分にもなる。やみくもに焦っても、何も思いつかないままキーボードの上に手を置いても何も出てこないことはわかっている。だが何かを打ち込まなければならない、何かをひねり出さなくてはならないという焦りが亭主の心を疲弊させている。本作にもう少しアクの強い部分があったら事態は少し変わったかもしれないが、いまはただ「シューゲイザー」というパーソナルな音楽に浸り、焦り半分で雌伏の時を送っている(2019.09.07)

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