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2019年10月22日 (火)

10/22 【聴】 Pan Am : Music From and Inspired by the Original Series / V.A., Verve(B0016435-02)

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 かつて存在したアメリカの航空会社「パン・アメリカン航空(PANAM)」を舞台に、若きフライトクルーたちの人間模様を描いたアメリカTVドラマ(2012年)のオリジナル・サウンドトラック。ポピュラー音楽、ジャズ、ボサノヴァ、R&Bなど往年の名曲が勢ぞろい、かつてのアメリカの隆盛を音楽で彩る、豪華なコンピレーションへと仕上がっている。

 

 誰もが知る曲、名前は知らなくとも誰もが一度は聞いたことのある曲ばかりが収録されている本作。パンナムをデザインしたジャケットがなかったならば、世界の有名曲・名曲を選りすぐったオールタイム・ベストとして聞けることだろう。世界各国の曲を選んだのは、パンナムが文字通り世界各国に路線を持つ、地球規模の航空会社であることを意味する。若々しく活気にあふれ、空港での羨望の的であるフライトクルー、常に清潔に保たれ、ラグジュアリーな雰囲気に包まれる飛行場。そしてあこがれのファーストクラス。夢の世界旅行。飛行機をめぐる一連の世界観に、「偉大なるアメリカ」と「アメリカの豊かな暮らし」の象徴を重ねる人は多いことだろう。

 注意したいのは、本アルバムに収録される曲のほとんどは「飛行機」にも「パンナム」にも関係がないということだ。唯一、M1のBuddy Greco "Around the World"は日本でもテレビでの海外旅行のシーン(クイズ番組で海外旅行が当たったときの受賞シーン)で必ずBGMとして使われていて、亭主の世代はこの曲を聞くと反射的に「ジャンボジェットが離陸するシーン」だの「タラップが降りてくるシーン」だのを想像する。お手軽といえばお手軽な連想だが、かつてはそれでも十分にラグジュアリーで、夢の世界だったというわけだ。そして重要なのはそれらイメージがアメリカからの輸入品だったということ。飛行機に限らず、アメリカの影響が及ぼす範囲は、今の世代には想像できないくらい広く、大きいものだったのだ。

 曲目は"Around the World / Buddy Greco"、"Fly Me to the Moon / Grace Potter"、"Call Me Irresponsible / Bobby Darin"、"Blue Skies / Ella Fitzgerald"、"The Girl from Ipanema / Stan Getz and Joao Gilberto"、"New York City Blues / Peggy Lee"、"The Best Is Yet to Come / Shirley Horn"、"Mais Que Nada / Sergio Mendes & Brash 68"、"Just One More Chance / Billie Holiday"、"I Cant Stop Loving You / Count Basie"、"Break It to Me Gentry / Brenda Lee"、"Do You Want To Know A Secret / Nikki Jean"、
"Quando Quando Quando (Tell Me When) / Connie Francis"、"Destination Moon / Dinah Washington"(2019.10.09)

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