« 10/01 【聴】 In a Safe Place / The Album Leaf, Sub Pop(SP-640) | トップページ | 10/04 【読】 「雲雀とイリス~グイン・サーガ146~(五代ゆう、早川文庫)」 »

2019年10月 3日 (木)

10/03 【聴】 Hosono Haruomi compiled by Oyamada Keigo / V.A., Victor(VICL-65246-7)

IMAGE

 近年はCorneliusとしての活動よりも、META FIVE、YMOのサポートメンバーとしての活躍がめざましい小山田圭吾が、細野さんの楽曲からお好みをセレクトしたマイ・ベストアルバム。2枚組、全34曲を収録する。なお同シリーズとしてすでに星野源のコンピレーションがリリースされている。

 小沢健二とのユニット、フリッパーズ・ギター解散後、ソロプロジェクトCorneliusを立ち上げた小山田圭吾。当時メンバー一人のユニット名というのは珍しかったようで「なぜ一人なのに別の名前?」という質問をあちこちのインタビュー記事で読んだ記憶がある。読んだはずなのに明確な理由を覚えていないのは、その後一人ユニットという形態が当たり前となって、Corneliusの唯一性が薄れたからだ。ポップス、エレクトロニカ、その時々で方向性を変えつつも、細く長く活動してきた結果、Corneliusという存在はまるで空気のように世界にあまねく存在している。CM曲、テレビ番組の挿入曲、彼の楽曲はどこでも使われている。

 小山田さんが細野さんのベストアルバムをコンパイルしたことを、かつての亭主ならば「なぜ?」と思っただろうが、近年の彼の活躍を振り返れば、彼もまたYMO世代の一人であると納得できる。実際、彼の選曲は、はっぴいえんど時代からYMO、その後のソロ作品群(実はこの時代が一番長い)と幅広い。うれしいのは亭主が大好きな作品"S-F-X"や"Omni Sight Seeing"といったソロ作品や、Sketch Show(高橋幸宏とのユニット)、Swing Slow(コシミハルとのユニット)といったプロジェクトからも楽曲をセレクトしていることだ。星野さんのコンピレーションを聴いた際にあまりにセレクト元が偏っていることに気がついて「これはレコード会社の権利関係かなにかか?」と勘ぐったが、小山田さんのセレクトをみるとそのような制約はないようだ。ポップス、テクノポップ、アンビエント、そしてエレクトロニカ。様々なジャンルを横断しつつ、しっかりと小山田さんのセレクトになっている。そして同時にこのセレクトは亭主の好むところとよく似ている。

 本コンピレーションで網羅されていないのは、最近のオールド・アメリカンな作品群(たとえばHosonovaやHeavenly Music、遡ってルイジアナ珍道中など)、それからこれはコンピレーションに入れにくいが"Love, Peace and Trance"や"N.D.E."などのアルバムたち。亭主ならばこのあたりも選曲に入れるだろうか、などといろいろ妄想を膨らませている。

 ところでこのシリーズ、第1弾が星野源、第2弾が小山田圭吾とくると、第3弾以降が気になる(ただし第3弾のリリースはアナウンスされていない)。亭主は第3弾に砂原良徳を期待しているが、はたして実現するだろうか。(2019.09.21)

« 10/01 【聴】 In a Safe Place / The Album Leaf, Sub Pop(SP-640) | トップページ | 10/04 【読】 「雲雀とイリス~グイン・サーガ146~(五代ゆう、早川文庫)」 »

聴(軟)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 10/01 【聴】 In a Safe Place / The Album Leaf, Sub Pop(SP-640) | トップページ | 10/04 【読】 「雲雀とイリス~グイン・サーガ146~(五代ゆう、早川文庫)」 »

2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フォト
無料ブログはココログ