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2019年10月24日 (木)

10/24 【聴】City Folklore / Hiroshi Takano, Sunburst(SBST-009)

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 富田恵一(富田ラボ)プロデュースによる高野寛デビュー30周年記念アルバム。「ベステンダンク」セルフカヴァーを含む全9曲に、ボーナストラックとしてデモバージョン、ライブバージョンの7曲を追加した全16曲。


 自身のソロアルバムのほか、GANGA ZUMBA、pupaなどバンドのギタリストとしての参加、YMO/HASYMOのサポート、アルバムプロデュースなど多彩な活動で知られる高野さん。このところはコンスタントにソロ・アルバムをリリースするほか、3枚組オールタイム・ベストの発表、ライブ・ツアーの敢行など30周年記念の企画も目白押しとなっている。11月あたりまではライブで忙しいようで、先日は仙台でのライブ、仙台のラジオ放送へのゲスト出演など、積極的にプロモーションを行っているようだ。本アルバムは、30周年記念企画の一つ、といえるのだろうが、個人的には企画モノというよりも、東京という街の心象風景を描いた私小説風ポップスという趣を強く感じる。もとより高野さんの作る曲はエバーグリーンなポップスが多いのだけれど、アルバムによって視点(というか年代)が変わる。青春真っただ中の青少年の視点を持つ曲がある一方で、達観した人生観・視点を持つ曲もある。本作の視点はずばり前者なのだけれど、楽曲のアレンジが良い感じに80年代していていることもあって、最後まで亭主の琴線に響きまくる作品となった。亭主の父親の世代ならば「懐メロ」とでもいえそうな曲、さしづめ亭主ならば「青春ポップス」とでも呼ぶだろうか。


 数ある曲の中から亭主が1曲を選ぶとしたら、少し悩んで"Tokyo Sky Blue"を推す。曲がまとう雰囲気、「東京」という言葉がもつ根拠のない希望に、かつての亭主の心境が重なる。サビの部分「とうきょう、すかいぶるー♪」が80年代ポップス、歌謡曲を思わせるメロディなのがまたいい。かつて深夜ラジオから流れてきた曲、聴きなれない名前の音楽番組から流れてきた曲はこんな曲だっただろうか。(2019.10.09)


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