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2019年1月29日 (火)

01/29 【聴】 Magical Galaxy Tour EP / YMCK, Not(NOT-0018)

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 栗原みどり(Vo)、除村武志、中村智之(Synth)の3人からなるチップ・チューンユニット・YMCKの最新EP。MC 8bit, Mega Ran, Robotprinsらをゲストに迎えた、ちょっとメロウなシングル全7曲。


 これまで様々な世界を8bitピコピコサウンドで表現してきたYMCK。レースやRPGなどといったゲームをモチーフにしたアルバム、あるいはジャズやフォーク、ニューミュージックなどをフィーチャーしたアルバムなど、そのバリエーションは極めて多様である。そんな彼らが「宇宙」をモチーフにアルバムを作ったというのは、ちょっと意外に感じられるかもしれない。実際亭主も「えっ、まだ宇宙には行ってなかったんだっけ?」と思ったくらいであるし、確かにこれまでのアルバムをチェックして、宇宙空間には進出していないことに純粋に驚いた。人類が(おそらく未来永劫に)到達しえないであろう深宇宙、時間だとか距離だとか、人間の尺度が一切通用しない世界へと思いを馳せることはある種の「ロマン」である一方、底知れない「無」への恐れや人類の無力さをも感じさせる。


 本シングルの端々にも、そんな恐れや、無力感は感じられる。少なくとも「レッツゴー宇宙!」ではない。宇宙をコンセプトにしつつ、曲が描き出すのは宇宙の歴史とは比較にならない人間のはかなさや、宇宙のスケール感とは比較にならない悩みである。あえて人間を描くことで、背後にある宇宙を感じさせるというコンセプトに、チップ・チューンという宇宙の限界を見事に突破したYMCKの凄みが垣間見える。(2019.01.08)

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