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2019年1月22日 (火)

01/22 日々雑感

 ダイナミックオーディオ5555を訪問し、久々に島さんにお会いした。

 偶然仕事にスキマ時間ができたことと、日頃感じているオーディオに関するもやもやをなんとかしたかったからだ。

 ダイナといえば、かつては(いまも?)ハイエンドオーディオの殿堂として、特に高い階ほど攻略が難しいシステムを採用しているが、島さんがいる4F(H.A.L.III)は、レガシーなハイエンドシステムと最新のデジタルオーディオを巧みに組み合わせていて亭主のような初心者に毛が生えた人間も憶することなく入ることができる。亭主は以前このフロアでOrpheusを導入したが、あれからかれこれ10数年が経過している。ご無沙汰なのに、亭主の顔を覚えておられて、大変にうれしかった。

 この日はお店の最新システムを聴きながらよもやま話をしたのだが、話題の中心は「CDというレガシーメディアをどうするか」であった。島さんは、極力ダウンロード音源を買うようにしているそうで、CDは30年前の技術であり音質は圧倒的に現在のダウンロード音源のほうが良い、これからはハイレゾ、ストリーミングの時代であろうとの意見。オーディオ専業だった時代からすると、今のような状況は想像できなかったでしょうと訊いたところ、そうでもない、CDを音楽データとして扱いだした頃からネットオーディオ、PCオーディオの普及を予想していたそうである。

 もちろん、CDにはCDの良さがある。ジャケットの美しさ、ライナーノーツを読む楽しみ、メディアそのものの存在感。時代を経てもそれら価値はけっして損なわれることはない。しかしこと音質面でいえば、CDの音質は当然のごとくハイレゾに遠く及ばない。SACDやDVD-Audioなどの失敗もあったが、ヘッドフォンやポータブルヘッドアンプ、USB-DACの時代を経て、音楽がハイレゾ、ストリーミングへと移行していくことはもはや抗うことのない流れなのだろう。

 翻って亭主はどうかといえば、やはり現在も黙々とCDを買っている。今のところその方向性を変える予定はない。聴きたいアーティストの作品がハイレゾでリリースされていないことが第1の理由である。亭主自身自宅でPCオーディオシステムを構築しているが、ハイレゾやストリーミングはほとんど聴かない。聴くのはもっぱらCDからリッピングした音楽データである。ハイレゾ、ストリーミングを推す島さんではあるが、結論を急ぐことはしない。翻って亭主が本当に現状維持でよいのかは正直よくわからない。1000姐さんのように「手間がかかることこそが尊い」と割り切ってもいない。これがモヤモヤの本体である。

 もし仮に宝くじでも当たって、システムをごっそり入れ替えられるだけの金銭的・精神的余裕が生じたらどうだろうか。おそらくネットオーディオやPCオーディオには目もくれず、スピーカ/アンプ/プレーヤを買い替える/買い増すに違いない。イキオイでネットオーディオに手を出すかもしれないが、あくまでも「イキオイ」である。スピーカやアンプのつくりの美しさ、セッティングの楽しみ、そしてシステム全体としての存在感は、スピーカ/アンプ/プレーヤというトリオ編成(そうまさしくトリオ編成なのだ)で過不足なく完結する。スピーカはピアノ、アンプはベース、プレーヤはドラム。オーディオシステムの完成形にピアノトリオを重ねるイメージ、個人的にはわりと気に入っている。

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