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2018年11月 5日 (月)

11/05 【聴】 Atelier Sawano 20th Anniversary Selection / V.A., 澤野工房(NOTFORSALE)

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 本業は履物屋。良質なヨーロピアン・ジャズを数多く紹介するレコード・レーベル、澤野工房(アトリエ澤野)が20周年を迎えた。本アルバムは20周年のプロモーションとして製作された非売品。レーベルオーナである澤野由明氏の自伝的書「澤野工房物語」購入者に配布される。全7曲。


 収録アーティストはMiklos Ganyi Trio, Serge Delaite Trio, Alessandro Galati Trio, Jos Van Beest Trio, Tonu Naisso Trio, Elmar Brass Trio, Roberto Otzer Trio。Jos Van Beest Trioはレーベル初期から連綿と活動するが、そのほかはほぼほぼ新進気鋭のアーティストたちである。アルバムの前半には、Serge Delaite Trioの"The Girl from Ipanema"、Alessandro Galati Trioの"Autumn Leaves&quit;、Jos Van Beest Trioの"A Night in Tunisia"と有名曲が並ぶ。レーベルのファンのみならず、澤野工房の作品に初めて触れる初心者にもやさしい内容といえるだろう。後半は最近澤野で大プッシュしているTonu Naisso Trio, Elmar Brass Trio、Robert Otzer Trioら新進気鋭のアーティストがラインナップされている。選曲も個性的で、Robert Otzer Trioは宇多田ヒカルの「桜流し」をジャズでカヴァーするなど面白い試みが目白押しである。Robert Otzerはそのほかにも坂本龍一の「美貌の青空」をカヴァーしているし、Tonu NaissoはU2やNirvanaなどのロックをジャズ・アレンジしている。スタンダードやインプロビゼーションにこだわらない懐の深さ、自由度の高さにセンスの良さが加わったあたりが澤野レーベルの特徴といえるだろう。


 かつては澤野といえばVladimir Shafranov Trioのアルバムが寺島靖国氏に絶賛されたり、いまや世界的ジャズ・ピアニストとして知られる山中千尋のデビューアルバムをリリースしたりでマニアの話題をさらっていた。20年という歴史の中で、ひとところに留まることなく、常に新しい試みを続ける澤野工房。亭主もまたお気に入りのレーベルとしてこれからも応援していきたい(2018.10.18)

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