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2018年10月

2018年10月30日 (火)

10/30 【聴】 Electrospout! / サワサキヨシヒロ and NGEO, Natural Gushing(NGD002)

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 ハウス、ドラムンベース系DJ・クリエータ・リミキサーとして幅広く活動。近年では温泉をテーマとするコンピレーションなども手がけるサワサキヨシヒロが、2017年にリリースしたフル・アルバム。今回はNGEO(Natural Gushing Electric Orchestra)と称するユニットが参加。サワサキヨシヒロのほか、Teddy Kumagai、Masaaki Enatsu、Unyo303、Saya Zonbi Nishida、Yullippeの5名のアーティストがクレジットされている。全10曲。


 Masaaki EnatsuがM1を、Unyo303がM3を、そしてSaya zonbi NishidaがM10をそれぞれ担当。そのほかYullippeはM5,6,8のヴォイスで、TeddyはAKAIのウィンド・シンセ操作で参加している。相も変わらず温泉をテーマとした楽曲構成、ただし本作に限ってはことさらに「温泉」という雰囲気はなく、各人が持ち寄ったアンビエントテクノに「温泉」のタイトルをつけただけのような感じでである。ありていに言えば温泉である必然性に薄い作品ばかりで、耳心地はよいがそれ以上でも、以下でもないというのが惜しい。(2018.10.16)

2018年10月27日 (土)

10/27 【聴】 Neue Tanz / Yellow Magic Orchestra, SONY GT(MHCL-30538)

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 YMO結成40周年を記念して製作されたベスト・アルバム。テイトウワが監修・選曲、砂原良徳がリマスタリングを担当し、これまでのベストとは一味も二味も違う、テイ・まりんならではの世界観を提示したアルバムに仕上がっている。全16曲。なお今後はYMOのアルバムが順次リマスタリングで再リリースされるとのことで、本作は企画第1弾のアルバムとなる。


 YMOのベストアルバムがこれまでに何枚発売されたのか、実のところ亭主もよく覚えていない。坂本さんが企画したUC、高橋さんが企画したOne More YMO、そして細野さんセレクトのYMO Go Home。レコード会社を変え、また時期も少しづつずらしながらリリースされたベストのほか、YENレーベルの企画で作られたものも少なからずあるのですべてのアルバムを持っていたとしても、その一枚一枚がどのような性格のベストであったかは覚えていないのが実情である。それに対して本作、テイトウワが選曲したベストは、1曲目からいきなりその独特さを見せつける。M1「磁性紀~開け心~」はオリジナルアルバムに収録の曲ではなく、富士マグネテープ製造、富士フィルム販売のオーディオテープのCFに使われたもの。ベストアルバムUC、テクノバイブルにも収録されていたと記憶しているが、おおよそ一般のリスナーには知名度のない本作が1曲目に置かれているあたりが独特である。細野さん作曲でアルバム「サーヴィス」収録の"The Madmen"が比較的アルバムの初期(M4)に登場するあたりも独特。YMOといえばFirecracker, Tong Poo, Technopolis、Rydeen、La Femme Chinoiseあたりだろうと初期のアルバム収録の曲を思い出しているファンを、テイトウワは思いっきり突き放す。何しろ上に挙げた楽曲のうち、本ベストアルバムに収録されているのはなんとFirecrackerだけなのだ。いや、ベストアルバムなのにRydeenがないとか、Techonopolisが収録されていないって、にわかに信じられるだろうか?もっともこれくらい選曲にアクがなければマニアの心にインパクトは残せないだろう。本アルバムには、メンバーがソロで発表した代表曲も1曲づつ収録。細野さんはSports Men(アルバムPhilharmony収録)、高橋さんはGlass(Neuromantic収録)、坂本さんはRiot in Lagos(B-2 Unit収録)と、なかなかシブい選曲である。


 テイトウワの選曲がアレならば、まりんのリマスタリングもかなりアレである。いわゆるオリジナルに忠実なミックスからバランスを変え、それまで裏方的な役割を果たしてきたトラックにもしっかりとした存在感を与えている。リマスタリングというと音質向上、各曲の音量をそろえるなどの作業がまずは思い出されるが、本作に限っては楽曲のもつ印象すら変えてしまう。オリジナルの雰囲気を残しつつ新たな印象を聴く人に与える。こちらもまたマニア向けの仕掛けというべきだろう。「またベストか」などと思うなかれ、直系のYMOチルドレンとなるテイ・まりんの仕掛けが随所に楽しめるマニアック仕様のベストアルバム。(2018.10.27)

2018年10月25日 (木)

10/25 日々雑感(2)

SNSとどう付き合うかは、古くて新しい話題である。


亭主もこれまでにいくつものSNSを利用してきた。


現在使っているのは、犬ノートとInstagram。TwitterとFacebookはリードオンリーで情報発信はおろか個人情報のコの字も載せていない。個人情報を載せている時期もあったのだが、Facebookの度重なる情報漏洩に嫌気がさし全て削除してしまった。Twitterはもう5~6年も前だろうか、一時期依存症に陥ったことがあって、これはいかんときっぱりやめてしまった。Twitterのタイムラインは、今はオーディオ関係のニュースが流れるだけとなっている。


そういえば、ビジネス向けSNSとしてLinkedinを利用していたこともあった。ただ、うんざりすることにLinkedinからの通知は、必ず投資勧誘と中国からのヘッドハンティングであった。sansanのEightもやめてしまった。名刺管理に使っていたものの、会社から社用のメールアドレスをSNSに登録しないようにとのお達しがあったのだ。現在はメールアドレスを消して放ってある。Eight経由で戴いた名刺は大切に保管している。


SNSといえばブログもSNSの一つかもしれない。亭主の情報発信の範囲は、ブログ(ココログ)と犬ノート、それにInstagramである。ブログでは音楽や読書、PCやオーディオ、スマートフォンなどの話題が中心である。Instagramには犬の写真や旅先の風景を載せることが多い。Instagramでつながりを持っている人たちはアルゼンチンやポルトガル、台湾、アメリカ、南アフリカなど国際色が豊かなので、日本ならではの写真が紹介できれば良いと思っている。


最後に犬ノートは、亭主がいま一番積極的に情報発信しているSNSである。犬好きが集まっているので、遠慮なく愛犬の写真を載せられる。なにしろ犬の話題しかないので、気兼ねもない。他のユーザさんの可愛い写真を見ていても癒される。


犬ノートは、亭主にとって最高のサイトの一つであるが、どうもマネタイズに苦労しているようである。サービスそのものは無料、広告などもないのでどのように運営費を捻出するかが課題だ。近年は地図情報と連携し、地図からお店やお散歩スポットを共有してアフィリエイト的なマネタイズを試みている。亭主も何度かスポットを登録したがまだまだ使い勝手は発展途上。非常に健全なサービスなだけに、なんとか頑張ってほしいところだ。

10/25 日々雑感

Geocitiesが来年3月でサービスを終了するとのニュースが、インターネット界隈で話題になっている。


サービス終了のお知らせ - Yahoo! Geocities-(Yahoo!)


亭主の知る中でも何人かの方がGeocitiesを利用しているが、ネットのお友達、きんたこさんがGeocitiesから独自ドメインへと移行しサイト運営並びにオーディオを再開したというニュースも飛び込んできて、とてもうれしい今日この頃である。


きんたこのオーディオノート(きんたこさん)



そうそう、姐さん(1000ZXL子さん)のサイトもGeocitiesだっけ。姐さんはのんびり屋さんだがしっかり者さんなので、年明けあたりにあっさり移動することだろう。


1000ZXL子のオーディオ七転八倒!(1000ZXL子さん)


気がかりは、昨年亡くなったカンチレバー細すぎ!(藤川裕也)さんのサイトがGeocitiesに残っていることだ。ご本人が逝去して、サイトもまたご本人ととともに消滅するのが望ましい終わり方なのだろうが、サイトにはオフ会のレポートなども少なからずあって、オーディオショーでの亭主の顔もしっかりちゃっかり載っている。何年か前に閉店してしまった美和村(現在の常陸大宮市)のルトンの写真もある。


消滅するのが惜しいと思いつつ、しかし故人のサイトを勝手にコピーするのもはばかられて、手をこまねいている今日この頃である。


2018年10月22日 (月)

10/22 【聴】 Spectra -30th Alltime & Collaboration Best-/ 高野寛, Universal(UPCY-7545/7)

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 高野寛芸能生活・・・じゃなかったデビュー30周年を記念して企画されたベストアルバム。これまでのアルバム/シングルからセレクトしたDisc 1, Disc 2それぞれ15曲、計30曲と、様々なアーティストとのコラボ作品を集めたDisc 3, 16曲の全46曲。なおDisc 3には未発表音源2曲、ライブ音源2曲を含む。


 亭主が高野寛を聴き始めたのはいつだったろうか。ユキヒロさんのレーベルからデビューしたことは当時から知っていたが、ギター・ポップであるということを理由に、あえて避けていたと記憶している。当時も、また今もポップスに関してはあまり興味薄で、各段の理由がなければ聴くこともない亭主が、高野さんの曲を聴き始めたのは1995年のアルバム"Sollow and Smile"からだ。テイ・トウワがアレンジで関わった「相変わらずさ」、ザ・キング・トーンズへの楽曲提供でも知られる「夢の中で会えるでしょう」(そうそう、先日発売された対談集もこのタイトルだった)、そして"All over, Starting over~その笑顔のために~"。その後はこつこつとアルバムを買い集め、現在は新作が出れば必ず買うまでになった。


 高野さんの作品に強く打たれた、その理由は歌詞の持つ強烈なカタルシスにある。日常の何気ない風景を切り取った、飾り気のない歌詞。だがそこには生命に対する慈しみと、過ゆく時に対する郷愁がある。ボサノヴァに代表されるブラジル音楽の根幹に「サウダージ」という感情が通底するように高野さんの楽曲の根幹にも「サウダージ」があって、常に亭主の心を強く、しかし優しく打ちつづけるのだ。いわゆる流行音楽としてのポップスではなく、人々が親しみを込めて口ずさむ心のパートナーとしてのポップス。亭主もまた日々の様々なシーンで高野さんの音楽を口ずさみ、そして強烈なカタルシスに癒されている。


 Disc 3は、コラボ作ということで、田島貴男との"Winter's Tale~冬物語~"、坂本龍一との「君と僕と彼女のこと」などファンならばおなじみの曲が並ぶ。決してレアトラックではない点に留意されたい。ちなみに亭主が一番好きなのはNeil Youngのカヴァーでユキヒロさん、ちわきまゆみさん、大村憲司さんとの演奏"Helpless"。この曲もまた強烈なカタルシスを呼び起こす名曲である。(2018.10.09)

2018年10月19日 (金)

10/19 【読】 「夢の中で会えるでしょう(高野寛、mille Books)」

「夢の中で会えるでしょう(高野寛、mille Books)」


 1995年4月から1年間、NHK教育テレビで放送されていた音楽トーク番組「土曜ソリトンSIDE-B」。毎回登場する多彩なゲストと、ゆる~いトークが人気を博し、現在でも語り草になるほどの人気番組が、2016年吉祥寺のイベントスペース&カフェ「キチム」でトークライブとして蘇った。MCはもちろん当時ソリトンでもMCをつとめた高野寛。トークのお相手は、同じくもう一人のMCだった緒川たまきのほか、BOSE(スチャダラパー)、いがらしろみ(料理家)、高橋幸宏、片桐仁、コトリンゴ。さらに書籍化にあたって「この世界の片隅に」で声優としてもデビューした「のん」との特別対談も収録されている。カバーイラストは青木俊直。


 1995年、「テレビの時代」まっただ中に放送を開始、坂本龍一の出演で一気に人気に火が付いた「土曜ソリトンSIDE-B」。名前のとおり、アルバムのA面(=ポップ・カルチャー)ではなくB面(=サブカルチャー)を扱ったことで、コアな人たちが好んで見ていたことで特に有名である。個性的なゲストと、高野・緒川のまったりMCが妙にツボにはまり、亭主もまた毎週楽しみにしていたことを覚えている。ちなみに亭主が好きな番組は、この「土曜ソリトンSIDE-B」、それに1988~9年にテレ東で深夜に放送していた「モグラネグラ」を挙げたい。これにFM番組だが「サウンドストリート」が加われば申し分ない。いつかこれらがDVDで復刻されたらいいのにと思っているのだが、うかうかしていたらBlu-ray時代になってしまった。Blu-rayで復刻してくんないかな。だめかな。


 そんなわけで本書「夢の中で会えるでしょう」。トークゲストはいずれも高野寛と縁の深い人たちばかりで、息もぴったり、まったりとしながらもテンポよく会話が進んでいく。ちなみにいがらしろみ氏は、日本におけるコンフィチュール(フランスのジャム)の第一人者であるが、若いころは高野寛ファンクラブの手伝いもしていたという。またスチャのBose氏は京都精華大学でともに学生相手に教鞭をとる仲である。過去から現在、未来へと人の縁をつなぐ物語。高野寛は今年デビュー30年目になるという。裏話、よく知る話を織り交ぜながらゆったりとした時間を楽しむことができる作品。トークライブもこのような雰囲気だったのだろうか、チケットは当日完売となったそうだがぜひ行ってみたかった(2018.10.19)

2018年10月14日 (日)

10/14 Sycom Radian GX1000BPの処分

中古PC引き取りサービスで、以前使用していたPC(Sycom Radiant GX1000BP)を処分した。


都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト


主宰は東京オリパラ組織委員会、業務はリネットジャパンに委託されているという。リネットジャパンはブックオフコーポレーションの起業家支援制度第1号に認定された黒田武志氏が設立した企業であり、リネットジャパンを中心にグループ企業体が形成されている。ブックオフとの資本関係はよくわからないが、まあまるっと「ブックオフ方面」と認識しておけばよさそうだ。


上記サイトから必要事項を入力すれば、翌日の指定時間帯に佐川急便が荷物を引き取りにやってくる。PC、携帯電話、小型家電(リサイクル対象品は除外)などを同じ箱に入れておけばよいので簡単である。亭主の場合、PC1台を引き取り対象とし、以前買って余っていたビデオカードやキーボードなど不要となった周辺機器を同梱しておいた。キーボードはともかく、ビデオカードはCPUと同様にレアメタルが使われているので、メダルの作成の助けになるだろう。費用は無料。実際は1500円がかかるようだが、補助金1500円と相殺されるようである。


なお、PCを処分する際には、ハードディスクの個人情報を消去するか、業者(リネットジャパン)の個人情報消去サービスを利用する必要がある。亭主はSSDを取り外して梱包した(そういうオプションもある)。別途処分が必要だが、SSDは基本的に半導体チップなのでハンマーなどで物理的に破壊すればよい。SSDを同梱しなかったことに深い理由はない。ただなんとなくである。


そんなわけで、申し込み。リネットジャパンに会員登録することに若干もやっとするが、しかたない。申し込みのあと箱にPCを詰め、時間になったら佐川急便がやってきて箱を持って行った。ただそれだけ。簡単すぎてあっけにとられた。残ったのは「多分メダルの一部になるんだろうな」という漠然とした思いのみである。これも社会参加の一つなのだろう。大した自己満足も周囲の称賛もない。とりあえずブログ記事を書いて、処分の実績を記録しておく。


10/14 【聴】 Sawasaki is Back! / Yoshihiro Sawasaki, どうぶつレコード(型番なし)

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 ハウス、ドラムンベース系DJ・クリエータ・リミキサーとして幅広く活動。近年では温泉をテーマとするコンピレーションなども手がけるサワサキヨシヒロが、2016年にリリースしたフル・アルバム。本人名義としては実に16年ぶりのリリース、アルバムのタイトルもまたこのあたりから名づけられているようである。温泉をテーマにしたエレクトロニカ。全8曲。


 温泉をテーマとしたミックスアルバム"On-Sen-Mix!"、"Natural Gushing"、また涼音堂本舗がプロデュースするコンピレーション"Over Flow"シリーズへの参加など、妙に温泉に入れ込んでいるサワサキヨシヒロ。本作もまた温泉をテーマに、浮遊感とドライブ感にあふれたエレクトロニカを指向している。おそらくはTB303だろうビヨビヨのシンセ・トラック、温泉の情景を断片的に描いたヴォイス(歌詞というにはあまりに断片的だ)。方法論は極めてオーソドックスだがついつい繰り返して聴いてしまう魅力がある。ほどよく整理され耳心地の良いサウンドは、疲れた脳にここちよい刺激となりつつも決して思考を邪魔しない。歌詞に格段のメッセージが込められていないこともまた、思考を邪魔しない理由の一つだろう。


 このところお疲れの亭主、会社の往復・車の中でまったりと本アルバムを聴いているが、聴き疲れしないうえに毒にも薬にもならぬ、という感じでなかなか良い。疲れているときのストーリやメッセージはかえって刺激物となる。刺激が心を奮い立たせることもあろうが、多くの場合疲れているときは「放っておいてほしい」ものなのだ。温泉は人をお湯で包んだうえで、その心を温泉の上に解き放つ。それはまるで湯気のように、もやもやと人の上で渦を巻く。渦に明確な方向性はなく、次第に頭上の空間へと拡散し消えていく。憂いや悲しみや日々のしがらみもまた湯気のように消えて行ってくれたらどんなによいものか。


 なおサワサキ氏は2017年にもアルバムをリリースしているとのこと。こちらは現在Amazonから取り寄せ中。(2018.10.01)

2018年10月11日 (木)

10/08 【動】 第14回さくら市マラソン大会~日本三大美肌の湯ハーフマラソン~

 2018年10月8日、栃木県さくら市で開催された題記大会に参加した。


 さくら市総合公園さくらスタジアムをスタート/ゴールに、秋のさくら路を駆け抜ける小さなマラソン大会。小学生の1km、親子と小学生の1.5km、中学生~高校生~一般の5km、そして高校生以上のハーフマラソンと、4種目で健脚が競われる。参加人員は全体で1454人(今回参加人数の記録を更新したそうだ)。ボリュームゾーンであるハーフマラソンは、男女合わせて815人が参加する。なお、大会ゲストランナーは、カンボジア代表としてオリンピック出場経験もあるお笑い芸人の猫ひろし氏。猫氏自身は5kmと1.5kmのランナーをつとめたほか、各種目の出走時にランナーたちの「応援団長」として活躍された。


 1500人弱という小さな大会だが、亭主はここ数年連続して参加している。自宅から2時間ちょっとで着くという気軽さもだが、参加賞の「味噌」が美味しく、妻も味噌のお土産を楽しみにしているからだ。小さな大会、とはいえ会場のスタジアムは非常に賑やか。地元の産品の直売や喫食コーナーなど温かい雰囲気に、ランナーもまた(ハーフマラソンの距離はさておき)大いに癒される。近隣の喜連川温泉3か所に入湯できる招待券が提供されるのもうれしい。喜連川温泉は美肌の湯として有名なのだそうだ。


 大会のぬくもりは会場や温泉だけではない、ハーフマラソンは常に沿道に応援が居て、思い思いにランナーに声をかけ、励ましてくれる。今回の亭主、ここ数年の不調もあって前半10kmはなんとか走り切ったものの、後半10kmは本当に疲労困憊、2時間を切るばかりか大きく遅れ、あまり納得のいかないタイムでゴールした。ただ周囲の応援は非常に力強く、大いに心の支えになった。いつものことながら、亭主がマラソンを走り切る、ペースを維持して走れるのは沿道の皆さんの応援があってのことである。力強い応援に本当に感謝。納得はいかないまでも、自分なりのペースで、大過なくゴールできたことに感謝を申し上げたい。


  ゴール後は会場でなにか食べたいと思っていたのだが、走るうちに胃の調子がおかしくなったため少し休んだのち芳賀町の温泉施設「ロマンの湯」へ(実は亭主が独身時代からちょくちょく通っていた温泉施設である)。隣接する道の駅のジェラート工房で昼食代わりのジェラートを食べ、帰宅。

2018年10月10日 (水)

10/10 【聴】 ほうろう 2018 Special Live / 小坂忠, Columbia(COCB-54264)

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 現在はゴスペル・シンガーとして、また敬虔なクリスチャンとして宣教活動を続ける小坂忠が、1975年リリースの自身の代表作「ほうろう」をライブで再現。鈴木茂(Guitar)、小原礼(Bass)、屋敷豪太(Drums)、Dr. kyOn(Keyb.)、斎藤有太(Keyb.)、Aisa(Chorus)というスペシャル・バンドを迎えた本作では、オリジナルアルバムの曲順で全9曲、アンコールとして「上を向いて歩こう」を歌う、全10曲を披露する。


 20172017年の夏に急性胆嚢炎にて緊急入院、精密検査の結果がんが発見され、長期にわたる闘病生活を続けていた小坂忠。寛解ののち本ライブで完全復活?を遂げた。これまでにも"HORO2010"などセルフ・カヴァーを試みてきた小坂忠であるが、本アルバムは闘病生活からの復帰という記念碑的な作品、「復活」と「再生」を象徴するアルバムに仕上がった。ゴスペル・シンガーとしてキャリアを重ねることではぐくまれた豊穣な歌い口、病後とは思えない高域の伸びと声量が素直な感動を呼ぶ。 曲の間に挟まれる近況報告、曲にまつわる数々の裏話がアットホームで、あたたかな雰囲気に包まれたライブの模様がありありと伝わってくる。盟友である鈴木茂との掛け合いも面白い。なお、1975年リリース当時アルバムをプロデュースした細野晴臣は、前のライブセットに姿を見せたものの、「眠い」とのことで2回目は帰ってしまったそうだ。1日に複数セットをこなすというのだから「完全復活」というのもうなづける話だ。


 ちなみにこのアルバム、亭主は大学生だった1980年代に聴いて、作品の持つ世界観(歌詞は松本隆によるものが大きい)におおいに影響を受けたことを覚えている。あまりに繰り返し聞いたためアルバムの隅々まで覚えてしまい、アルバム丸ごと一枚を脳内で再生することだってできる。それでもやはり本ライブアルバムが楽しいのは、小坂忠や鈴木茂、ほかライブメンバーの生き生きした演奏が亭主に新たな活力を吹き込んでくれるからに他ならない。(2018.10.01)

2018年10月 7日 (日)

10/07 【読】 「龍一語彙 2011年~2017年(坂本龍一、角川)」

「龍一語彙 2011年~2017年(坂本龍一、角川)」

 音楽家・坂本龍一の語録集。2011~17年までの7年間に各種媒体に掲載されたインタビュー・対談記事を、「健康」「政治」「環境」「音楽産業」など様々なキーワードで分類・整理・集成したものが本書となる。扱うカテゴリーは36、言及する単語は300以上。解説は福岡伸一。


 亭主のような古いファンにとっては「教授=キーボーディスト、アレンジャー」であり、YMOでの活動のほか「B2-Unit」「音楽図鑑」「未来派野郎」などのソロ作品のイメージが強い。ただ、最近は環境活動や政治活動への露出が多いせいか、このごろの若者にはエコロジストや活動家として見えるらしく、SNSやニュースサイトで強く批判されているのをよく見かける。実際、本書が言及する2011年からの7年間は、世界にとっても、また教授自身にとっても激動の時代。自然災害や政治的混乱、原発の事故などこの場で語るにはとても字数が足りないほどに世界は動乱した。教授もガンを患い、音楽活動を一切休止し自らの命と向き合う日々が続いたという。もともと環境問題に強い関心を持つ教授である。思索の中で生じた社会に対する強い思いが彼を動かした、と解釈するならば、ここ7年の教授のモチベーションの高さに納得がいくだろう。SNSやニュースサイトで部分として切り取られ、批判されてきた言葉が、生きたストーリをもって立ち上がる。「語録」という断片が有機的につながって、一つの世界を形作る。


 なおページ数は462ページ、厚みにして4cmと相当なボリュームだが、各項目が独立しているうえ余白多めのため読みやすい。どこから読んでも良いしどこで読み終えても良い(2018.10.07)

2018年10月 6日 (土)

10/06 【聴】 じゃぱみゅ / きゃりーぱみゅぱみゅ, Warner Music(WPZL-31480/1)

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 中田ヤスタカプロデュース、きゃりーぱみゅぱみゅの最新アルバム。初回限定盤には「日本」を意識したポップ・ミュージックのCD、"KPP JAPAN IYOHOI TOUR 2017"の様子を収録したDVD、それにきゃりーのフォト満載のブックレットが含まれる。CDは全10曲、DVDは全24曲。こう見るとDVDのほうがメインかもしれない。


 Youtubeで"PON PON PON"が大ヒット、それまでのカリスマモデルという立ち位置から、アーティストとして大きく飛躍を遂げたきゃりーぱみゅぱみゅ。これまでの作品はシングルカットされた曲をカラフルに敷き詰めた、ある種「ベストアルバム」的なアルバムが多かったが、本作に限っては「アルバム」のフォーマットを踏襲している。全曲ヒット曲、という構成から、シングル曲を中心に「日本」というテーマに沿ったゆるいストーリ構成へと変わり、(こういう言い方が適切とは思えないが)捨て曲もある。個人的には、きゃりーにせよPerfumeにせよ、中田ヤスタカプロデュースの作品には、ディズニーランドのように現実世界とそのレイヤーを明らかに異にする「バブル状態」が魅力なので、現実世界のアルバム・フォーマットを踏襲したことが寂しく感じられる。いや、まだまだ中田ヤスタカの魔法は健在なのだろうし、本アルバムもまた多数のアルバムをプロデュースする中田にとっては「振れ幅」なのだろう。たぶんそうなのだろう。


 本アルバムの聴きどころは、ズバリ昨年の紅白歌合戦でも歌った「原宿いやほい」だが、中田ヤスタカの古いファンにはCapsuleの「恋ノ花」カヴァーを推したい。Capsuleでコシジマトシコさんが歌っていたヴァージョンに対して、きゃりーのヴァージョンは非常にあっさりしている。アレンジもだがきゃりーの歌い口がシンプルで、物足りないと思う一方でどこか後を引く。艶っぽかったコシジマさんに対し、あくまでもシンプルに歌い上げるきゃりー。おそらくかなり原曲を意識してのことだろう。(2018.09.25)

2018年10月 4日 (木)

10/04 日々雑感

亭主のメールボックスには、一日平均40~50通のメールが届く。私信のようなものはほとんどなく、ほとんどすべてが企業からのメールである。一番多いのがITmediaと日経BP。会員向けニュースを読むために会員登録したところ毎日のようにメルマガが届くようになってしまった。3時間と経たずに次のメールが送られてくることもある。送る方は分業だが、読むほうはたまったものではない。


業を煮やしてITmediaと日経BP、それに朝日新聞デジタルの会員登録を解除したところ、メルマガの類はぱたりと止まり、一日のメールも10通程度にまで激減した。会員サイトなどほとんど見ず、メルマガも読まない亭主、せいせいしたと胸をなでおろした。


それでも何かの間違いで、2~3日に1通程度解約したはずのサイトからメルマガがやってくる。もちろんこちらも読まずごみ箱へポイ、である。

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