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2018年10月22日 (月)

10/22 【聴】 Spectra -30th Alltime & Collaboration Best-/ 高野寛, Universal(UPCY-7545/7)

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 高野寛芸能生活・・・じゃなかったデビュー30周年を記念して企画されたベストアルバム。これまでのアルバム/シングルからセレクトしたDisc 1, Disc 2それぞれ15曲、計30曲と、様々なアーティストとのコラボ作品を集めたDisc 3, 16曲の全46曲。なおDisc 3には未発表音源2曲、ライブ音源2曲を含む。


 亭主が高野寛を聴き始めたのはいつだったろうか。ユキヒロさんのレーベルからデビューしたことは当時から知っていたが、ギター・ポップであるということを理由に、あえて避けていたと記憶している。当時も、また今もポップスに関してはあまり興味薄で、各段の理由がなければ聴くこともない亭主が、高野さんの曲を聴き始めたのは1995年のアルバム"Sollow and Smile"からだ。テイ・トウワがアレンジで関わった「相変わらずさ」、ザ・キング・トーンズへの楽曲提供でも知られる「夢の中で会えるでしょう」(そうそう、先日発売された対談集もこのタイトルだった)、そして"All over, Starting over~その笑顔のために~"。その後はこつこつとアルバムを買い集め、現在は新作が出れば必ず買うまでになった。


 高野さんの作品に強く打たれた、その理由は歌詞の持つ強烈なカタルシスにある。日常の何気ない風景を切り取った、飾り気のない歌詞。だがそこには生命に対する慈しみと、過ゆく時に対する郷愁がある。ボサノヴァに代表されるブラジル音楽の根幹に「サウダージ」という感情が通底するように高野さんの楽曲の根幹にも「サウダージ」があって、常に亭主の心を強く、しかし優しく打ちつづけるのだ。いわゆる流行音楽としてのポップスではなく、人々が親しみを込めて口ずさむ心のパートナーとしてのポップス。亭主もまた日々の様々なシーンで高野さんの音楽を口ずさみ、そして強烈なカタルシスに癒されている。


 Disc 3は、コラボ作ということで、田島貴男との"Winter's Tale~冬物語~"、坂本龍一との「君と僕と彼女のこと」などファンならばおなじみの曲が並ぶ。決してレアトラックではない点に留意されたい。ちなみに亭主が一番好きなのはNeil Youngのカヴァーでユキヒロさん、ちわきまゆみさん、大村憲司さんとの演奏"Helpless"。この曲もまた強烈なカタルシスを呼び起こす名曲である。(2018.10.09)

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