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2018年10月 6日 (土)

10/06 【聴】 じゃぱみゅ / きゃりーぱみゅぱみゅ, Warner Music(WPZL-31480/1)

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 中田ヤスタカプロデュース、きゃりーぱみゅぱみゅの最新アルバム。初回限定盤には「日本」を意識したポップ・ミュージックのCD、"KPP JAPAN IYOHOI TOUR 2017"の様子を収録したDVD、それにきゃりーのフォト満載のブックレットが含まれる。CDは全10曲、DVDは全24曲。こう見るとDVDのほうがメインかもしれない。


 Youtubeで"PON PON PON"が大ヒット、それまでのカリスマモデルという立ち位置から、アーティストとして大きく飛躍を遂げたきゃりーぱみゅぱみゅ。これまでの作品はシングルカットされた曲をカラフルに敷き詰めた、ある種「ベストアルバム」的なアルバムが多かったが、本作に限っては「アルバム」のフォーマットを踏襲している。全曲ヒット曲、という構成から、シングル曲を中心に「日本」というテーマに沿ったゆるいストーリ構成へと変わり、(こういう言い方が適切とは思えないが)捨て曲もある。個人的には、きゃりーにせよPerfumeにせよ、中田ヤスタカプロデュースの作品には、ディズニーランドのように現実世界とそのレイヤーを明らかに異にする「バブル状態」が魅力なので、現実世界のアルバム・フォーマットを踏襲したことが寂しく感じられる。いや、まだまだ中田ヤスタカの魔法は健在なのだろうし、本アルバムもまた多数のアルバムをプロデュースする中田にとっては「振れ幅」なのだろう。たぶんそうなのだろう。


 本アルバムの聴きどころは、ズバリ昨年の紅白歌合戦でも歌った「原宿いやほい」だが、中田ヤスタカの古いファンにはCapsuleの「恋ノ花」カヴァーを推したい。Capsuleでコシジマトシコさんが歌っていたヴァージョンに対して、きゃりーのヴァージョンは非常にあっさりしている。アレンジもだがきゃりーの歌い口がシンプルで、物足りないと思う一方でどこか後を引く。艶っぽかったコシジマさんに対し、あくまでもシンプルに歌い上げるきゃりー。おそらくかなり原曲を意識してのことだろう。(2018.09.25)

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