08/10 【聴】 This Warm December - A Brushfire Holiday Vol.1 / V.A., Brushfire(No Catalog No.)

Jack Johnsonが主宰するBrushfire Recordsからリリースされた、クリスマス・ソングのコンピレーション。Jack Johnsonほか、Mason Jennings, Matt Costa, Zee Ave, Money Mark, G.Love, ALO, Neil Halstead, Rogue Wave, Zach Gillが参加、アコースティックを中心とした穏やかで優しいクリスマス・ソングを聴かせる。全11曲。タイトルのThis Warm・・・とは、Jack Johnsonが活動の拠点とするハワイの気候を指す。
なんとも良い感じの、クリスマス・ソング集。スタンダード(赤鼻のトナカイ)から、ちょっとユーモラスな"Stuck At The Airport"という曲まで、ジャンルを揃えつつ様々な曲調、アーティストの楽曲を集めている。奇をてらっているわけでもなく、かといって無難にまとめているわけでもない選曲に好感が持てる。多くの場合、こういうコンピレーションの類には「イロモノ」がかならず一曲は混じっている。パンクのようなアヴァンギャルドな曲だったり、ポエトリーリーディングのようなアートに徹したものだったり、あるいはラップなどもかつてはイロモノに分類されていたように思う。単調になりがちな企画モノを華やかに彩る、という意味においてイロモノは重要な役どころではあるが、人によってはちょっと・・・という印象を受けるかもしれない。極端な人になると、曲をリッピングしたのち、イロモノな曲を除いてCD-Rに焼いたり、iPodなどに取り込んだりする人もいたという。いずれも好みの問題ではあるが。
亭主などは、本アルバムを聴くと、例年ホノルルマラソンが開催されている12月初旬のハワイを思い出す。常夏のハワイも12月ともなると少し暑さも和らいで、昼間にマラソンが行えるくらいの暑さとなる。クリスマスに向けて街には色とりどりの飾りが付けられ、行き交う人々の顔もどことなしに楽しげである。リゾートならではのにぎやかさにクリスマスの期待感が加わって、島全体がお祭りムードとなる、それがハワイのクリスマスだ。本アルバムにはそんなにぎやかさや期待感がぎっしりと詰まっている。(2018.07.26)
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