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2018年7月24日 (火)

07/24 【聴】 3 / Sweet Robot Against the Machine, Better Days|Columbia(COCB-54263)

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 テイ・トウワの個人プロジェクトSweet Robot Against the Machine(SRATM)が、砂原良徳、バカリズムの3人組ユニットとして復活。夏帆、吉岡里帆らがゲスト参加、今風な女性ヴォーカルとバカリズムのシュールなギャグとを組み合わせたなんとも不思議なエレクトロニカのアルバムが本作となる。全10曲。Amazon予約特典はアルバム中2曲の別バージョンが収録されたCD-R。


 うーん、なんとも微妙なアルバム、というのが第一印象。ギャグをメインに据えた「お笑い系」アルバムはこれまでにも様々なアーティストが試行していて、しかし明確に成功した事例というのは実は少ない。 ラジオ番組から派生しハイセンスな音楽とシュールなコントを組み合わせた「スネークマンショー」、コミックソングの体裁を踏襲した嘉門達夫のアルバム、あるいはシリアスな楽曲とコントとが交互に現れる「サーヴィス(YMO)」などは顕著な成功例だが、さらに多くの失敗例が背後に死屍累々横たわっている。亭主も失敗例は数多く耳にしていて、手元に所有しているアルバムも少なからずある。


 どんなアルバムが成功で、どんなアルバムが失敗か、事例を細かく分析するのはダルいのでザックリと省略するが、アルバム「3」はどう贔屓目に見ても成功の部類とは言い難い。


 「3」を成功の部類とは言い難いと評価する理由は「ギャグにウェイトが置かれすぎている」からだ。バカリズムのシュールなギャグは初回こそ楽しめるものの、2度、3度と繰り返し聴くうち飽きてきて、なんともいえないダルな雰囲気がアルバム全体から漂い始める。テイ・トウワ、砂原良徳という国内エレクトロニカの大ベテランがトラックメイキングを担当したにもかかわらず、ギャグの添え物的な扱いになっているのが一番の不満である。これまでのテイ・トウワのアルバムの曲とどこが違うのかわからない。いや、かれらが参画するユニットはPupaにせよMetafiveにせよ、どれも同じような曲調・音色・構成で、まるで進化の歩みが止まってしまったかのようだ。


 テイ・トウワといえばかつて今田耕司をフィーチャーしたKoji1200、Koji12000というアルバムをリリースしていて、ゲテモノと評されつつも亭主の中ではかなり高評価だった。今田耕司のヴォーカリストとしての素養も手伝って、バブル崩壊後の廃墟に突如立ち上がった異形のモニュメントという感じがお気に入りだった。対する「3」は、ギャグのインパクトが大きすぎる。ギャグに飽きれば、残るはインパクトに乏しい伴奏(!)だけである。 (2018.07.17)

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