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2018年5月16日 (水)

05/16 【聴】 Exitentialist a Xie Xie / The Beatniks, Better Days|Columbia(COCB-54260)

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 高橋幸宏と鈴木慶一のユニット、The Beatniksが、前作"Last Train to Exitown"から7年ぶりとなるニューアルバムをリリースした。レーベルはかつて坂本龍一、渡辺香津美らがアルバムをリリースしていたBetter Days。 こちらは実に30年ぶりのレーベル新作とのこと。参加アーティストはゴンドウトモヒコ、砂原良徳、矢口博康、小山田圭吾、沖山優司、佐橋佳幸、LEO今井ほか最近の幸宏さんのアルバムにはかならずサポートとして登場するメンバー。

 アルバムタイトルである"Xie Xie"は、中国語の謝謝だろうか、それともおそ松くんのキャラクター、イヤミの決めセリフ「シェー」だろうか。なんとも人を喰ったタイトル、違和感もあって、これまでのThe Beatniksとはまた一風異なった作風となっている。 そもそもThe Beatniksの作品コンセプトは、「実存主義者(Existentialist)」をもじった「出口主義者(Exitentialist)」。閉塞感にさいなまれる幸宏さんと慶一さんが、出口を求めて彷徨う様、音楽巡礼の旅がアルバムにつづられている。 結成当時神経症に悩まされ、うつ状態を併発していた彼らが作った作品は、人間の弱さや孤独を赤裸々に描いていて、当時の亭主も大いに共感したものだった。2001年にリリースした3rdアルバム"M.R.I."では、出口主義のコンセプトが薄れ、 老年を迎えた二人のユーモアが随所に現れるようになったのを覚えている。本作"Xie Xie"もまたどちらかといえばユーモアや達観が伺えるアルバムである。「シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA・Yeah・Yeah・Yeah・Ya・Ya・Ya」 なんていう曲もある。ビートルズや日本のグループサウンズにありがちな間投詞(というか掛け声)を重ねた曲のタイトル、あるいは曲の内容をオマージュした、レトロチックなロック・サウンドに郷愁を感じる。 ちなみにアルバムタイトルの"Xie"はやはりイヤミのシェーのようである。アルバムの歌詞カードにイヤミの手が沢山コラージュされているあたりオールドスクールへの憧憬があるのだろうか。(2018.05.08)

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