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2018年5月 7日 (月)

05/07 【聴】 馬のように / パール兄弟, Pearlnet(PEAR-5003)

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 ハルメンズ、ジョリッツと、サエキけんぞう関係のプロジェクトが次々と復活を遂げる中、ついに「パール兄弟」までもが復活。かつては窪田晴男(Guitar)、バカボン鈴木(Bass)、松永俊弥(Drums)との4ピースバンドとして、また松永俊弥と矢代恒彦(Keyb.)との3ピースバンドとして活動した伝説のロックバンドが、矢代の正式加入というイベントを経て5人兄弟(サエキ、窪田、バカボン、松永、矢代)として完全復活を果たした。完全新作の「馬のように」「火花が泣いている」2曲のほか、スタジオでのセッション録音「焼きそば老人」「洪水デート」「世界はゴー・ネクスト」の3曲を加えた5曲に、新曲のインストバージョン2曲を含めたミニアルバムが本作。なお6月13日には過去の作品から「パール&スノウ+色以下」「六本木島」「未来はパール」の3枚が1080円という廉価盤で再リリースの予定。


 個人的には一番待望していたパール兄弟の復活。窪田が勘当されて以降のアルバム「大ピース」「公園へいこう」に参加するもサポートメンバー扱いであった矢代がついに正式に5番目の兄弟となり、最強のロックバンドとなった彼らがあいさつ代わりにリリースした作品が本作である。スタジオセッションの3曲は、スタジオでの彼らのリハーサル風景、おなじみのメンバー紹介(兄弟だから、苗字はパール)を含む懐かしいナンバー。リハーサルらしくスカスカな、しかしリラックスしたサウンドにオリジナルフルアルバムの期待は高まる。1980年代から1990年代、バブル経済の影響を受け日本がもっともテンションを上げていた時代にあって、当時最強のスタジオミュージシャンたちが一堂に会したロック/ポップスバンドの金字塔が再び胎動を始めたと聞いてワクワクしないはずがない。でフルアルバムはいつになるの、Amazonの予約はいつなの、これからもしばらくは活動してくれるんでしょうね、もう気が気ではない。


 なにしろ亭主の青春時代を飾ったバンドなのだ。初めてできた彼女と、大学の講義前の教室で「色以下」をCDウォークマンからのイヤフォン片耳づつ聴いたことが思い出される。彼女と破局し、通じなくなった電話に傷心しつつも「公園へいこう」を暗い部屋で一日中聴いていたことが思い出される。希望に満ち溢れ、しかし将来のビジョンなど描けるはずもなく、貧乏だったがそれなりに楽しい生活を送っていたかつての自分の後ろで常に流れていた音楽に、いま、なつかしさ以上の「何か」が沸き起こっている。パール兄弟の復活(それも今度は5人兄弟だ!)が、逼塞しきった亭主の人生の一大イベントとなりそうな予感がしてならない。(2018.04.27)

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