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2017年12月

2017年12月31日 (日)

12/31 今年もお世話になりました。

今年も「どむや」をご愛顧いただきありがとうございました。

今年は亭主にとって、特に「老い」を感じさせる年になりました。目は見えにくくなり、髪は薄くなり、体力はとみに低下してたまの大会はおろか、日ごろの練習すらもつらい日々が続きました。

これが若いころならば一晩寝れば回復する、明日になれば元通りになるところなのでしょうが、老いてくると翌日何か(体力でも視力でも毛髪力でも良いですが)が回復しているというのはほとんどなくて、むしろ昨日よりもつらい方が多い。老いというのは何かが突然機能しなくなる現象ではなく、体調不良がむしろデフォルトになっていく現象なのだなとつくづく思い知りました。

ただ、世間的に言えば、亭主よりも年上で、元気な人はいっぱい居られる。亭主においても、体力が低下したからと仕事量を抑えたり、休みをとったりということはほとんどできず、シャフトが曲がり、燃焼不良を起こしたエンジンに無理やり燃料を供給して動かさざるを得ない状況にある。すべてを投げ出して、どこか暖かい場所でのんびり暮らすことができればどんなによいことかと、

まあそんな感じで。

今年一年、良いことがあったかといえばあったような気もするし、得られたものがあったかといえばあったような気もしますが、全体としては「Qたろうが家にやってきた」ことが一番大きな、そして喜ばしいニュースだったかも。

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12月で10ヶ月になります。走り回っても一晩寝れば翌日は元気いっぱい、この仔と、この仔の兄ちゃん2匹がいたから頑張ってこられたのかもしれません。

来年も、もう少し頑張る予定。ぜひ皆様も良いお年を、そして来年もよろしくお付き合いのほどを。

お願いします。

2017年12月29日 (金)

12/29 【聴】 箱の中の少女 / 谷本早也歌, 惑星(WCAT-007)

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 キラキラ系8bitチップ・チューンサウンドの1stアルバム「まほうのおんがく」が話題を呼んだ谷本早也歌待望のミニアルバム。2017年4月リリース。表題作「箱の中の少女」ほか全10曲。


 1stアルバムでは等身大女の子によるチップ・チューンを披露した谷本早也歌。愛らしい歌声と、ラップありポップあり、なんでもありのサウンドに度肝を抜かれた人も多かったように思う。プロデュースは前作同様、Her Ghost FriendのDJ OBake、そして電子音楽家の戸川光。ポップス多めだった前作に比べるとインストの分量が増え、キラキラ・コロコロとしたシンセミュージックへと変化している。10曲中4曲のみ歌入り、また歌詞の内容もドリーミーに仕上がっているのでちょっと聴きにはかなりおとなしい。以前のはっちゃけぶりに比べると圧倒的にアンビエント成分が多く、チップ・チューンの要素が薄れている。この作風が本作に限ってのことなのか、それとも作風自体が変化しているのかはもう少し聞いてみないとわからない(2017.12.10)

2017年12月27日 (水)

12/27 【聴】 Fenix / Azymuth, Farout Records(FARO-194CD)

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 1960年代にJose Roberto Bertrami(Keyb), Alexandro Malheiros(Bass), Ivan Conti(Drums)の3人によって結成。以降50年に渡り活動を続けるブラジリアン・フュージョンの大御所Azymuthの2016年アルバム。2012年にBertramiが急逝して以降はデュオで活動していたが、本作ではピアニストのKiko Continentinoをメンバーに迎えている。全11曲。Bertramiの思い出にささげられた作品とのこと。


 ブラジリアン・フュージョンの草分けとして、世界的に高い評価を受けるAzymuth。NHK-FMのクロスオーバーイレブンのテーマ曲に採用されたこともあって、日本での知名度は特に高い。そのキャリアの長さ、ブラジルでの人気からでまどさんは「ブラジルのYMO」などと評しているが、フュージョン黎明期から変わることのない作風はむしろ「南半球のChick Corea」と呼んだ方がしっくりくる。端正で、ラテンの香り漂うクロスオーバー・サウンド、クラブ・ミュージックやエレクトロニック・ミュージックの要素を取り入れつつ自らのアイデンティティを保ち続ける精神性の高さは唯一無二と言ってよい。本アルバムにおいてもAzymuthのアイデンティティはしっかりと確立されているが必ずしもコンサバティヴというわけではなく、むしろ長い活動期間をへて自由闊達、奔放に演奏を楽しんでいるという感じである。聴いて心地よい、チルアウトなフュージョン・サウンド。出入りの激しい音楽界にあってほっとできるアーティストの一つである。(2017.12.10)

2017年12月26日 (火)

12/26 亭主ぶらり旅(第5回、茨城県鉾田市)

 鉾田マラソンの帰り、以前通っていた大洗のラーメン屋に行こうとGoogle Mapsで検索したところ、あと10分ほどで営業時間が終了する、それでも行くかと念押しされた。最近のGoogle Mapsは随分親切になったなぁと大洗は諦め、国道51号沿いの中華料理の店に立ち寄った。


 「大龍」以前一度だけ入ったことがある。その時は普通のラーメン・味の店という印象だった。当時の記録によればネギラーメンを食べたようである。今回はマラソン帰りということもあって味噌ラーメンとチャーハンを注文した。味噌は発酵食品のため、熟成された味わい・旨みがある。味噌ラーメンにが大概はずれがないとは先輩のおぉさんの言。


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 前回はこれといって特徴が見出せなかった「大龍」だが、店の壁一面にコミックが置いてあって、何年か前に話題になった「ダンジョン飯」などこの手のラーメン店には珍しいラインナップにしばし見とれた。だいたいラーメン店というと、手垢とスープと油にまみれた「漫画アクション系」のコミックが定番で、読む気にはなれないが読み始めると良い感じにしょぼくれることができたりする。しょぼくれる原因がラーメンの味によるものか、それともコミックの内容によるものか、よくわからないのがミソである。いちど中華食堂で写真週刊誌を開いたところ、カラーで鮮血・人肉飛び散る虐殺シーンが目に入って、そのあとやってきた生姜焼き定食が喉を通らなかったことがある。中華食堂に置いてあるコミックや写真週刊誌に手を出してよかった思い出はほとんどない。


 対して「大龍」のラインナップは、中華食堂には似つかわしくない、ハイセンスなコレクションであった。ナルトやワンピースといったボリュームゾーンにはあえて手を出さず、「弱虫ペダル」や「東京タラレバ娘」など、コミックに感度が高い人ならば当然知っているであろうタイトルが置いてあるあたりに店のこだわりが感じられる。男性コミックだけでなく、女性コミックも充実しているのは、もしかしたら関係者が女性だからかもしれない。レストランにギャルソンが、ワインにソムリエがいるように、この店にもコミックのプロデューサが居るのかもしれない。少なくともブックオフで1冊50円でまとめて仕入れてくるようなタイトルではない。


 ハイセンスなラインナップに感心しつつ、亭主は「ダンジョン飯」を手に取る。ダンジョン飯は、久井諒子によるファンタジー系グルメコミックだ。マンガ雑誌「ハルタ」に2014年から連載を開始、2015年コミックナタリー大賞1位、このマンガがすごい!2016オトコ編1位を獲得するなど、輝かしい受賞歴を持つ。主人公は冒険者ライオス。怪物が跋扈するダンジョン深部でドラゴンの襲撃を受け、転移魔法を用いて地上へと脱出した彼が、妹救出のため再度ダンジョンへ赴く物語だ。転移魔法の副次効果によりほとんどの財産を失った彼は、ダンジョン内部での食料調達を試みる。主人公と同行することとなったエルフの魔術師、ホビット然とした鍵師、そして道行で出会ったドワーフの戦士(料理人でもある)は、ダンジョン途中で出会った怪物を様々に調理し、意外な美味を発見することとなる。


 普通に見えて普通でないキャラクターたち、類似の食材を参考に調理されていく魔物たち。既存のファンタジーの枠組みを踏襲しつつ、イマジネーションの枠を超えて提供される料理の数々。ゲテモノと呼ぶべきか、それともグルメと呼ぶかは読者の判断に任される。亭主的には味があまり想像できず「まあ、グルメっちゃあグルメだよね」と無理やり価値観に上書きして読んでいた。少なくとも不快にはならなかった。


 食事を終え、「ダンジョン飯」2巻まで読んで店を出たのだが、はて店で食べたラーメン・チャーハンがどのようなものであったか、どんな味だったかがさっぱり思い出せない。ところでダンジョン飯に関してはおそらくkindle版が出ているので、自宅に戻ったらさっそく購入して読んでみようなどと思いつつ家路の途に就いた。


12/26 【聴】 Super Eurobeat presents 頭文字D -D Selection- / V.A., Avex Trax(AVCD-11657)

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 ユーロビート・コンピレーションの企画盤としてリリースされた、しげの秀一原作「頭文字(イニシャル)D」のアニメ・オリジナルサウンドトラック。1998年7月リリース。好評を博したアニメーションはその後シリーズ化され、本サウンドトラックも併せてリリースされている。記念すべき1stアルバムが本作。全15曲。


 当時は「小室サウンド」などと混同されることも多かったユーロビート。国内ではmoveやglobe、あるいはTRFといったグループがシーンの中心で活躍していたが、本場ユーロビートのサウンドについてはまだまだ知名度が低かったように記憶している。洋楽に対する日本人の潜在的な苦手意識、あるいはハウスミュージック=ディスコというバブリーなイメージが先行していた。そんななかほぼ海外アーティストで構成された本作は、日本人好みする印象的なメロディと否が応でも盛り上がる豪奢なアレンジでがっちりと日本人リスナーのハートをつかみ、当時のアニメ人気とあいまって一気に巷間に普及した。なにしろ、マイナー指向でへそ曲がりな亭主ですら、当時このアルバムをMDにコピーして聴いていたくらいである。今回ふとこのアルバムが聞きたくなり再購入したというわけ。購入したことを周囲に話すと誰もが好意的な反応を示した。当時の人気ぶりが伺える。


 参加アーティストはDave Rodgers, Edo Boys, Jilly, Leslie Parrish, Man Power, Lou Grant, Delta Queens, Mega NRG Man, Max Cover!, Nathalie, Tommy R, Susan Bellそれに国内からはmove。有無を言わせぬテンアゲマックスなサウンドは20年を経過してもなおリスナーを峠へと、ドリフトへと駆り立てる。(2017.12.10)

2017年12月24日 (日)

12/23 Waterman Expert Essentials Black GTふたたび

先週、誤って愛用の万年筆を床に落としてしまい、ペン先を曲げてしまった。

あわてて元に戻したものの、ペン先が紙にひっかかる。インクが出たり出なかったりで書きにくい。しばらくは私物のボールペンを使っていたが万年筆の書き味が忘れられず、Amazonでまったく同じ万年筆(Waterman Expert Essentials)を注文した。

再びWatermanを選んだのは、このメーカの書き味が気に入っていたのと、スペアのインクが大量にあったからだ。

「注文」ボタンを押した後で、ああしまった、Watermanを選ぶにせよ別のペンでも良かったのではないかと思ったがもう遅い。クリスマスシーズンで配送が遅滞するかと思いきや、中一日であっさり届いてしまった。

試し書きをしてみると、ああなるほど、日ごろ使いなれているペンだけあって、しっくりと手になじむ。亭主の強い筆圧をペンとペン先が柔らかく受け止める。多少ヨソヨソしいところがあるのは、ペン先が亭主の筆圧に慣れていないからだろう。これからまたじっくりと慣らしていこうと思っている次第。

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かつての亭主は、大量の筆記用具を「商売道具」とばかりに持ち歩いてきた。サインペンにシャープペン、ロットリングや筆ペンまで様々な筆記用具を常に携行し、いつでも使えるようにと備えてきた。社会人となってもしばらくは「商売道具」を持ち歩いていたが、次第にペンの数を減らして現在は万年筆をメインに、ボールペンをサブに使う程度。仕事上やむを得ず蛍光ペンを使っていることもあるが、表情を見れば分かるとおりしぶしぶ使っていることが多い。

亭主の周囲には、几帳面にノートをとっている人も少なくない。ノートに小さな字で、びっしりと文字を埋めているのを見ると、感心する一方で自分には絶対無理だとも思う。亭主はノートをとるのがあまり上手ではなく、重要と思われるキーワードを(罫線無視で)いくつか書きつける程度である。亭主にとってノートは、大事な部分を理解し、記憶する際に一時的に用いるバッファにすぎない。大して重要でない情報は忘れても良いと思っている。思考の道筋や論理、検討内容などはPowerpointに書きつけ、その後のプレゼンに再利用している―――などと書くといかにもペーパーレス、電子化を推進しているようにも見えるが、職場の机の上には紙の書類が山積み、まだまだ工夫が必要である。

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万年筆にはWatermanのほか、Montblanc、Parker、Pelican、Lamy、Pilot、Sailorなど様々なブランドが存在するが、価格や人気は必ずしも個人の好みと一致しない。デザインや線の太さ、リフィルの方法なども好みの分かれる部分である。今回亭主はAmazonで購入したが、できれば文具店やペンの専門店で書き味を確認し、自分に合っているものを購入したい。

万年筆は、実は結構使い勝手の面倒な筆記具である。ペン先から落とせば書けなくなるし、インクが漏れることもある。インクの残量を気にする必要もある。

それでも亭主が万年筆にこだわるのは、万年筆が筆記具の「王道」であるから、世界中の人々が(面倒を顧みず)愛用するほどの風格を備えているからにほかならない。

2017年12月22日 (金)

12/22 【聴】 Mysterium Magnum / Jimi Tenor & UMO, Herakles(HRKL-004CD)

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 Finlandの鬼才Jimi Tenorが、北欧のビッグバンドUMOとコラボした作品。UMOとはフィンランド語でUuden Musiikin Orkesteriすなわちニューミュージック・オーケストラを意味する。亭主は知らなかったのだが国内でも知名度が高く、Finlandを代表するジャズ・プロジェクトだという。全12曲。


 ビッグバンドのスタイルを踏襲したゴージャスなサウンドの本作。ジャズ的なグルーヴは乏しく、むしろ欧州のポピュラー・ミュージックのテイストが強い。豪奢なホーン・セクション、レトロなアレンジはおそらくプロデューサであるJimi Tenorによるものだろう。Jimiといえばこれまでにもアクの強い、レトロなサウンドを指向している。人によっては「ダサい」「古臭い」と感じるギリギリのところをあえて狙ってくるセンスとバランス感覚は他のアーティストではなかなか味わえないことだろう。


 ところで、つい先日FinlandはHelsinkiへ出張した亭主、モノは試しと出張先のオフィスで雑談した際、Jimi Tenorを知っているかと何人かに尋ねてみたのだが、残念ながらJimi Tenorを知っている人は一人もいなかった。ある技術者は「俺はメタルが好きだからさ」と後ろで束ねた長い髪を見せながら笑っていたが、はたしてJimiやUMOが北欧でどれだけ存在感を放っているかはいまだによく分からない(2017.12.10)

2017年12月20日 (水)

12/20 【読】 「映画を聴きましょう(細野晴臣、キネマ旬報社)」

「映画を聴きましょう(細野晴臣、キネマ旬報社)」

「キネマ旬報」誌において2012年8月から2017年9月まで隔号連載された細野晴臣の映画音楽エッセイ集。細野さんがこれまで観た映画から、特に印象に残った映画音楽を様々なエピソード含めて語る。なお巻末には特別対談として思想家・人類学者である中沢新一さんとの対談を収録する。2017年11月刊。


 幼少時の映画体験から最新作まで、また映画黎明期の名作から海外B級映画・邦画まで多様な作品が紹介されている本書。細野さんの映画遍歴を振り返るという構成をとりつつ、国内外映画史・芸能史の一大クロニクルを記しているあたりが本書のすごいところだ。話題の映画、有名どころはあまり観ていないと細野さん自身は謙遜しているが、「エイリアン」や「羊たちの沈黙」といった大ヒット作、最近では「ラ・ラ・ランド」や「アナと雪の女王」などもしっかりチェックが入っていて守備範囲は極めて広い。加えてそれら映画にまつわる情報、特に映画音楽のルーツや作曲家たちへの言及はかなり深い部分にまで及んでいる。音楽に限って言えばミュージカルの話題もまた豊富。細野さんの生まれ育った環境、映画に対する思い入れ、あるいは職業的な知識など、様々な知識によって成り立っている。単なる映画好き、あるいは単なる音楽家では絶対に書くことのできない、ディープなエッセイ集である。


 なお巻末に収録されている中沢さんとの特別対談は、ほぼ同世代対談ということで両者共通の話題・興味の内容で無難にまとめている。内容としてはエッセイ側でほぼすべてが網羅されており、読者にとって対談は、エッセイ部分・本編の追体験といったところ。(2017.12.20)

2017年12月18日 (月)

12/18 【聴】 Codex VI / Shpongle, Twisted(TWSCD48)

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 Simon PosfordとRaja Ramの二人によるサイケデリックトランスのプロジェクト、Shpongleの最新作。全9曲、トラックメイキングは主としてPosfordが、歌詞とジャケットデザイン・CGイラストはRaja爺が担当する。


 異形のサイケ・サウンドを指向し注目を浴びたShpongle。ドラッグのトリップ感を彷彿とさせる極彩色のサウンドと、マヤやアステカの文明を想起させる有機的なデザインから、ながらく不健全なイメージが強かったShpongleではあるが、このところはすっかり毒・・・というより「薬」が抜けて、良い感じのサイケ・トランスへと進化している。ちょうどThe Orbが神秘思想やオカルトめいた作風から脱却してよりオーガニックなアンビエントと変化したように、Shpongleもまた健全なサイケトランス(そんなジャンルがあるのかどうかは別にして)へと変化し続けている。バッド・トリップな色彩はオーガニックな色調へと移ろい、その曲調には東洋やラテンの趣すら感じさせる。いや実際、曲の中にはこれら異国の音楽のリズムやメロディ・音色をフィーチャーしたものもある。M8"Celestial Intoxication"などはSenor Coconutsの顔が真っ先に脳裏に浮かぶまったりラテンビーツだ。(2017.12.10)

2017年12月17日 (日)

12/17 【動】 第13回ほこたハーフマラソン大会

茨城県鉾田市で開催された題記大会に参加した。

亭主は本大会は初めて。独身時代にあちらこちら茨城県内を走り回ったが、鉾田市内というのは実は初めての訪問だった。鉾田市役所をスタート/ゴールに、市内ならびに市内を流れる巴川河川敷の緩やかなアップダウンを走る。農業が盛んな市ということもあり、河川敷近隣は穏やかな農村地帯が続く。コースそのものは折り返しが3回ほどあるシンプルな往復コースである。

種目および参加人数はハーフマラソンが984人、5kmが350人。3km(中学生)が284人、2km(小学生)が347人、1.2km(小学生親子)が216組。参加者総数2397人が、鉾田市を走る。

この日は非常に寒い日で、県内も関東平野は朝方に+1℃、風が強く体感には冷蔵庫の中にいるような寒さであったが、ゴールでありメイン会場でもある市役所前はものすごい盛り上がり。地元の名産物売り場のほか、喫食、整体、バザーなどなど地元づくしの催しが所せましと並び、小さな大会を盛り上げようとする街の熱気がつたわってきた。

一方、亭主はといえば、ここ数年で体力も走力もすっかり低下しているうえに、激務で心も体もお疲れ状態。先週は妻が家を不在にするということでほぼ1週間、休みをとって家にいたというのに、休み二日目にめまいで倒れるというテイタラク、まさに「走るポンコツ」と化していた。先月のさくら市も、その前の郡山市の大会もそんなこんなでケチョンケチョンな結果で終わっている。今回もケチョンケチョンパート3に終わりそうな予感がしたが、それでもなんとか一矢報いなければ一年が終わらない。準備不足のなか大会に臨み、案の定タイムは大したことがなかったものの、それでも「体力をレース全体でマネジメントする」「エネルギー切れになって歩かない」という目標は達成した。まだまだ自分は走れそうだと、復活の足掛かりをつかむことができた。

写真はスタート、ゴール地点。スタートは市内。ゴールは市役所だが、市役所に到達するまでに約500mの上り坂がランナーたちを苦しめる。

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2017年12月14日 (木)

12/14 【聴】 MOBILE SUIT GUNDAM THUNDERBOLT ORIGINAL SOUNDTRACK 2 / Naruyoshi Kikuchi, Village|Sony Music(VRCL-30089)

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 太田垣康男がコミック原作を、松尾衡がアニメーション監督・脚本を担当するアニメシリーズ「機動戦士ガンダムサンダーボルト」のオリジナルサウンドトラック第2弾。楽曲は菊地成孔が担当、これまでのアニメサウンドトラックの常識を覆すフリースタイル・ジャズ"Jazz Side"と、同じく常識を覆すポップ・ミュージック"Pops Side"の2部から構成される。2017年11月リリース。


 Jazz Sideは前作から引き続きの非常に激しいフリースタイル・ジャズ。モード奏法を取り入れたダイナミックな演奏は、動きの早いロボット・アニメに良く合いそう。前作ではピアノに大西順子が参加したが、今回は桑原あいが担当している。


 一方、Pops Sideは全体的にオールディーズ、1960-70年代の歌謡曲を彷彿とさせる。コケティッシュであったり、スパイ・サウンド然としていたりと菊地成孔のセンスがさく裂する。特に異色なのは和歌山県串本の郷土民謡をマンボ調にアレンジした「串本節」。ロボットアニメに民謡という絶対に思い至らない組み合わせをガンダムファンはどう見るのだろうか。もう一つ異色なのはM14~M16に収録の「南洋同盟1~3お経」。シンセトラックに佐々木睦のお経が重なる構成もまた、ロボットアニメにはそぐわない。亭主はそもそも本作を「菊地成孔のアルバム」として聴いているのでまったく許容範囲内なのだが、アニメのサウンドトラック、ガンダムのサウンドトラックとして聴くと著しく期待を外すに違いない。いや、昨今のアニメファン、ガンダムファンはわりと寛容で、本作についても想定の範囲内というのならばもとより問題はないのだろうけれど。(2017.12.01)

2017年12月13日 (水)

12/13 【聴】 MOBILE SUIT GUNDAM THUNDERBOLT ORIGINAL SOUNDTRACK / Naruyoshi Kikuchi, Village|Sony Music(VRCL-30088)

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 太田垣康男がコミック原作を、松尾衡がアニメーション監督・脚本を担当するアニメシリーズ「機動戦士ガンダムサンダーボルト」のオリジナルサウンドトラック。楽曲は菊地成孔が担当、これまでのアニメサウンドトラックの常識を覆すフリースタイル・ジャズを展開する。2016年6月リリース。ボーナストラックとしてdCprg(Date Course Pentagon Royal Garden)演奏による1曲を追加した全17曲。


 作曲家、DJ、あるいは文筆家としても活躍する菊地ではあるが、本職は(たぶん)サックス奏者。本作においても彼の縦横無尽なサックス・プレイがさく裂する。複雑に絡み合うベースとドラム、その間を縫うようにして進むサックスのうねりは、菊地あるいは彼のプロジェクトの作品に親しんだ人間ならば「なるほど、こういう方向か」と納得するにちがいない。一方、アニメのサウンドトラック的な要素もないわけではない。戦闘開始、あるいは戦闘中をイメージさせるスリリングなモード・ジャズ。なんとピアニスト大西順子がほぼ全曲に参加している。果たして実際のアニメに使用されているのかどうかは、亭主自身アニメを見たことがないのでわからないが・・・。


 ところで本アルバム(あるいは続編であるSOUNDTRACK 2)がアニメのサウンドトラックとして特異なのは、アルバム中に本格的なジャズ・ヴォーカル、ポップス、あるいはポピュラー音楽の楽曲が少なからず含まれている点だろう。ジャズ・ヴォーカリストGeila Zilkhaをフィーチャーした2曲のほか、市川愛(1曲)、坂本愛江(2曲)、矢幅歩(1曲)、中沢ノブヨシ(2曲)らも参加。1950年代あたりの映画にでも使われていそうなサウンドはアニメの枠を大きく超えている。ヴォーカル曲は全8曲。本アルバムにおいてはむしろこちらがメインといえるのかもしれない(2017.12.01)

2017年12月11日 (月)

12/11 日々雑感(2)

CANON PIXUS MG6130(複合機)のスキャンツールがショボい件。

スキャナを買ったときに同梱されるCDから旧いソフトをインストールすべきか悩んでいたが、納戸に押し込んでいたPIXUSの箱からCDを取り出し、再インストールした。ドライバ類は最新ということで更新されず。スキャンツールと、MP Navigator EX4.0がインストールされた。

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画面に示すツールが欲しいだけのことだったのだ。

お騒がせしました。

MP Navigator EX4.0は、CANONのソフトウェアダウンロードページではWindows 10へのインストールを推奨していないもののインストールすればしっかり動作する。最新の画像管理ソフトを導入してもらいたい、旧いソフト(MP Navigator)から移行してほしいというメーカの思惑があるのだろう。あるのだろうが、最新ソフトでスキャナが使えない・アイコンが選択不可になっていては、移行しようとしても無理というものだ。

12/11 日々雑感

ここのところどうにもうまくない。

Buffaloの無線LANルータの調子が悪くなったため、新しい無線LANルータを買ってきたまでは良かったが、CANON PIXUS MG6130(複合機)を無線LANに接続したところデスクトップPCから複合機が見えなくなった。プリンタドライバ一式を再インストールしたところそれまで使っていたスキャナツールが使えなくなり、代わりにしょぼいスキャン画面が出るようになってしまった。

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新しいスキャン画面は、

・プレビュー時に自動検出されるスキャン領域判定がおかしい
・スキャンでモアレが盛大に発生
・しかもなぜか150dpi固定
・カスタム設定のラジオボタンはあるが具体的な設定画面がない

などしょぼいにもほどがある。
どこが開発した画面なのか、マイクロソフトかキヤノンか、はたまたサードパーティかは定かではないが、今日日小学生でももう少し気がきいている。生産性が著しく下がったため過去にインストールしたドライバを探しているが、まだ見つかっていない。キヤノンのホームページにある画像管理ソフトがスキャンソフトの後継らしいが、ソフトを起動してもスキャナボタンが無効になっている。

スキャナを買ったときに同梱されるCDから旧いソフトをインストールすべきか悩んでいるところだ。

2017年12月10日 (日)

12/10 【聴】 スーパーヒーローになりたい / のん, Kaiwa(Re)cord(KRCD-00001)

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 現在は芸名「のん」として活動する女優・能年玲奈のプロジェクト。プロデュースはのんと飯尾芳史、沖山優司、屋敷豪太に加え、高野寛、小原礼、高橋幸宏、矢口博康、権藤知彦らWorld Happinessメンバーのサポートによりリリースされたシングルが本作。オリジナル曲「スーパーヒーローになりたい」「へーんなのっ」の2曲に加えRCサクセション(忌野清志郎作詞作曲)の「I Like You」(ギターになんと仲井戸麗市が参加)、サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにお願い」のカヴァー2曲を収録する。


 いわゆる「ロック」のアルバム。女優として輝かしいキャリアを重ねつつも様々な軋轢に苦しむ彼女の苦しみと、彼女独自の価値観を作り出している感性は、本作にもしっかりと反映されている。少女から女性へと移り変わる彼女の内面・攻撃性を歌った「スーパーヒーローになりたい」、不思議系などと言われる彼女の独自な価値観を歌った「へーんなのっ」を聴けば、本作が単なる企画アルバムにとどまらないことはすぐわかる。彼女をサポートするメンバーもまた強力。高野寛の楽曲に加え、バッキングへのWorld Happinessメンバーの参加はYMOファンにはたまらない。


 ところで、「のん」の歌声。ヴォーカリストの声質ではないものの、彼女なりにしっかりと声を出していて好感が持てる。彼女を巡るさまざまなオトナたちのゴタゴタを見てきた亭主、のんの歌に魂を揺さぶられ、目頭も熱くなる。ロックの初期衝動を見事に体現したシングル、フルアルバムにも大いに期待できそうだ。(2017.12.01)

12/09 日々雑感

最近ブログも滞り気味なので、なんとか景気の良いことを書こうと思ったところ、土曜日の午後からめまいが激しくなって居間から動けず。金曜日、土曜日午前と忙しく動き回ったこともあって、どうやら過労が祟ったらしい。

マッサージか温泉か、どこかへゆっくりしに行きたいが、犬を置いては出かけられない。妻はホノルルマラソンに出走するためハワイに行っている。せめて居間でぐったりしよう、と思ったものの家の用事を済ませる必要あり、なかなかぐったりもできないのが実情である。

夕方、はま寿司に出かけ、寿司を6皿ほど食べて帰ってきた。冷蔵庫にあった缶チューハイを飲んでいたらめまいが再発し、しばらくコタツの横で倒れていた。缶チューハイはなんとか飲み終えたが、ツマミもなく、「家飲み」という感じでなかったのは残念。

明日には回復する予定。

2017年12月 9日 (土)

12/09 【聴】 1967 / Tonu Naissoo Trio, 澤野工房(AS159)

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 エストニア出身のジャズ・ピアニスト。国内では澤野工房から10枚のアルバムをリリースするTonu Naissooの最新作。1967年にリリースされたロック・ポピュラー・ジャズの名曲をピアノトリオでカヴァーした作品が本作となる。全10曲、ダブル・ベースにTakabo Rommel、ドラムにAhto Abnerが参加している。


 有名どころはJimmy WebbのUp, Up and Away、John PhilipsのSan Francisco、Burt BacharachのThe Look of Love、The BeatlesのShe’s Leaving Home、Jimi HendrixのPurple Haze、そしてHerbie HancockのThe Sorcerer。おっと、Galt MacDermotのAquariusもそのメロディを聴けば「おお、この曲も1967 年だったのか」と思い当たるだろう。Tonu自身の曲も2曲収録していてなんとも豪華な選曲、ラインナップ。有名曲ばかりなので、誰もが楽しめる、ノれるアルバムなのは間違いない。一方で1967年のエストニアといえばソ連の体制下、ど真ん中。西側の自由な音楽、ヒッピー文化をはじめとするカウンター・カルチャーの上に花咲いたこれらの音楽たちをソ連にいたNaissoo氏がどのように受け止めたのかに興味をそそられる。


 ところで本アルバム、いわゆる往年の名曲のカヴァーと銘打ってはいるものの一切古さを感じられない。ジャズへの大胆なアレンジやNaissoo氏の軽妙なピアノ・タッチといった部分が素晴らしいのはもちろんだが、原曲の持つ「素」の実力がしっかり表現されている。こういう曲を聴いてしまうと、音楽の新旧など所詮アレンジの新旧、楽器のテクノロジーの新旧に過ぎないのだなあと不遜なことを考えてしまう。(2017.11.30)

2017年12月 4日 (月)

12/04 【聴】 Astro +Early Works / The Aprils, Aprils(APR-1711)

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 イマイケンタロウ、イグチミホ、ショトクジユウキ、ナカマノリヒサの4人によるデジタル・ポップ・ユニット・Aprilsの2003年アルバム"Astro"が再発された。今回はデジタルリマスタリングによるリメイクに加え、Flipper's Guitarの"Blue Shinin' Quick Star"のリミックス、ドラッグストア「クリエイトSD」の店内BGMなどのレアトラックを収録。全11曲。ちなみに2003年当時のメンバーは、イマイ、イグチ、ショトクジに、ヤマダゴウ、ナカムラタツヤの2名を加えた5人編成だった。


 Aprilsといえば、ネオ渋谷系と呼ばれたデジタル・ポップ・シーンの中心でひときわ輝きを放っていたユニット、と記憶している。「王子様」然とした気品を備えたイマイケンタロウのキャラクターはもちろん、男女混成ユニットにもかかわらずリードヴォーカルを男性(イマイ)が担当するという構成は、当時もかなり異色だった。強炭酸のキラキラポップ、宇宙をイメージさせるドリーミーなサウンドは今聞いても十分刺激的。"Blue Shinin' Quick Star"はフリッパーズの曲ながら、声質といい曲調といい、Aprilsが奏でても全く違和感がない。フリッパーズは言わずと知れた渋谷系、それを引き継ぐAprilsがネオ渋谷系の名前を冠するのもなるほどと納得がいく。


 ドラッグストア「クリエイトSD」の店内BGMは2003年と2015年の2バージョンを収録するが、歌詞とメロディはどちらも同じ、アレンジが少し異なる。イグチミホがリードヴォーカルを務めイメージ・ソングにふさわしい楽しい曲に仕上がっている。

2017年12月 2日 (土)

12/02 日々雑感

ここ1ヶ月ほど激務が続いている。

1週間フィンランドに出張したり、毎日4時起床・横浜に出張・21時帰宅というサイクルを繰り返したりした結果、自らの体力・免疫力の大幅な低下を実感するようになった。目や鼻などから外敵(たとえばインフルエンザウィルス)が今まさに侵入している、そんな感覚すらあって、特に木曜日などは外敵からの猛攻に耐えるのがやっと、という状態にまで追い込まれた。

もともと若いころから身体があまり丈夫ではなく、1ヶ月に1回風邪を引いていたこともある。祖母からの遺伝らしい持病のメニエール病が過労で再発するのは以前ブログにも書いたとおりである。せめてインフルエンザにはかからないように、と大嫌いなマスクを着け、「クレベリン」というウィルス・菌の除去剤を身に着けて暮らしているが、効果があったのかはよくわからない。木曜日にもぐぐぐっとウィルスが侵入してきた感覚があった。その後の経過からすると何とか持ちこたえたようである。マスクの効果か、クレベリンの効用かはわからない。

この忙しさがいつまで続くか、おそらく年末まではばたばたするだろう。亭主がではなく、亭主の周囲がばたばたするのである。亭主は周囲のばたばたに引きずり回され、なすすべのないまま消耗していく。果たして今年もインフルエンザにかかるかどうか、それは自らの体力・免疫力のみが知っている。

2017年12月 1日 (金)

12/01 【聴】 New Forms 20 Anniversary Deluxe Edition / Roni Size and Reprazent, Universal(5773712)

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 Roni Size、Klust, DJ Die, Suv, Dynamite MC, Onalleeの6人で構成されるクリエータ集団Roni Size + Reprazentが1997年にリリースしたDrun'n'Bassの金字塔"New Forms"から20年を記念してリリースされた企画盤。オリジナルである"New Forms"とそのバージョン、さらにリミックス+レアトラックス、ライブテイクまでを4枚のCDに凝縮した作品が本作となる。オリジナルであるDisk 1は13曲、別バージョンのDisk 2は12曲。さらにリミックストラックを集めたDisk 3"Reforms"は10曲、ライブテイクのDisk 4"Live Forms"は18曲とCDによって曲数も曲順も、またバージョンも様々ではあるが、かつて全世界を震撼させた「新世代」のサウンドを漏れなく聴ける、というのはうれしい限り。


 亭主は、今は無きカスミブックストアのCD売り場でこのアルバムを見つけ、「10年に一度出るかどうかの天才集団だ!」というテイ・トウワのコメントにつられて購入している。こういう販促のための惹句は得てして取ってつけたようなコメントが多く、テイ・トウワのアオリもまたその類だろう―――と高をくくっていた亭主、しかし実際にアルバムを聴いてひっくり返った記憶がある。


 亭主は日本独自選曲盤を購入したのだが、1曲目の"Share the Fall"でいきなりやられ、アルバム全体を通して背筋の震えが止まらなかったのだ。リズム、メロディ、そしてアレンジ。それぞれをとってみれば新しいというよりもむしろ「バタ臭い」。他の曲からの引用か、それとも誰もが考えられそうな音遊びか、その辺は良く分からないのだが、それらを組み合わせてみるとまさに「ニュー・フォーム=新形態」なのだ。Drum'n'Bass自体も当時「新世代の音楽」とうたわれてきた。しかし本作のDrum'n'Bassは従来の「新世代の音楽」とされるフォーマットをとびぬけて、全く異質な音楽に仕上がっていたのだ。20年の歳月を経て聴いた本作、しかしその新しさはまったく薄らいでいないばかりか、ますますバタ臭く、ますます輝きを強めている。


 なおDisk 3のリミックスにはGrooverider、PhotekといったベテランDrum'n'Bassアーティストのほか、Nuyorical Soul(=Masters at Work)も参加している。特にNuyorical Soulの"Watching Window"は異色のラテンテイストが最高にご機嫌である(2017.11.25)

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