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2017年7月14日 (金)

07/13 【聴】 Mellow Waves / Cornelius, Warner(WPCL-12660)

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 小山田圭吾のソロ・プロジェクト、Cornelius。小沢健二とのユニット・Flipper's Guitarを解散後、1994年にアルバム"The First Question Award"をCornelius名義でリリースした彼が、約11年の歳月を経てリリースした6枚目のオリジナル・フル・アルバム。全10曲。


 近年は細野晴臣のライブ・サポートに参加したほか、高橋幸宏、テイ・トウワ、砂原良徳、今井レオ、ゴンドウトモヒコらとともに結成したユニットMETAFIVEでの活動でも知られる小山田圭吾。11年ぶりのアルバムというわりには、音楽シーンのどこかで必ず見かけていて、ブランクというものは一切感じられない。Cornelius始動当初のギター・ポップ、あるいはシンセを駆使したソフト・ロックな曲調をそっちにおいて、Sketch ShowやPupa、あるいはMETAFIVEのサウンドをそのまま継承するエレクトロニカ/シンセ・ポップが本作の最大の特徴だ。全曲・全パートを彼自身が担当、タイトル通りのメロウな作風を指向していて、METAFIVEと比べると「青春度」が高い(あちらはどちらかといえばアダルト・オリエンテッドなロックに近い)。「青春度」にメロウさを感じてしまうのは亭主がもう若くないことの証左なのだが、そもそも小山田圭吾と亭主とは10日と誕生日が離れていなかったりするので、年代的な価値観の部分に多くの共通点があるからなのだろうと思っている。


 なお、先にも書いたが本作のトラックは「エレクトロニカ」と「シンセ・ポップ」に大きく分けることができる。エレクトロニカはSketch Show(細野晴臣+高橋幸宏によるユニット)の影響が色濃いほか、Aphex TwinがPolygon Window名義でリリースする"Surfing on Sine Waves"にインスパイアされた曲"Surfing on Mind Wave pt 2"などもある。一方シンセ・ポップは彼の得意とするところであり、こちらは高野寛やPupaの影響が強い。このあたりのアーティストが大きくクラスタを成しつつ、シーンを形成しているのだろう。亭主もまたシーンの周りを回遊する魚の一匹である。(2017.06.28)

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