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2017年6月

2017年6月29日 (木)

06/29 【聴】 AI am a Boy / Sugiurumn, Bass Works(BWRCD-003)

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 デジロック、ハウス、そして最近ではディープなベースミュージックなどなど様々なジャンルを横断。国内クラブシーンの中心アーティストとして活躍するSugiurumnこと杉浦英治の3年ぶりとなる最新アルバム。 「人工知能=AI」をテーマとしたSFテイストなシンセ・ミュージック全9曲を収録。


 昨今のAIといえば、狭義にはAlphaGOに代表されるディープラーニング技術を指す。一部は人間の知性を追い越し、また一部は人間と役割を分担する形で徐々にではあるが人間社会に浸透している。一方本作からイメージされるAIは鉄腕アトムやHAL9000に近く、人工知能というよりは「人工知性」と称したほうがしっくりくる。電子の頭脳に自らの意思を持って社会へと這い出したか弱い存在。人間にとって愛すべき相棒となるか、それとも憎むべき敵となるかは(現実がそうであるように)本作においても曖昧である。様々な可能性を匂わせつつ、ディープな方向にも、またアッパーな方向へと振れないトラックメイキングが本作の特徴といえる。


  これまで様々なジャンルの作品を発表しつつも、小さなコミュニティへと収まることのなかったSugiurumnらしいサウンド。ヴォーカル曲、ヒップホップなどそれぞれに個性的ではあるが、統一感があるせいか全体としての統一感、完成度は高い。(2017.06.29)

2017年6月28日 (水)

06/28 日々雑感

まったくもって最悪な話だが、FlashAirをWindows 10-pomera間で抜き差ししていたところ、FlashAirのファイルシステムを破壊してしまったようだ。

だれが破壊したか、といえばこれはWindows 10しかありえないのだが、亭主がFlashAirをUSBメモリリーダーから取り外す際に、「安全な取り外し」をしなかったのが原因らしい。WindowsのログファイルシステムがWindows 10と7で異なるため、との解説もあるが、そもそもSDカードはデジカメにせよpomeraにせよホットドッキングの運用が想定されており、Windows 10だけ運用が異なる、というのは明らかにスジが違う。ミスを誘発する、危険な設計であると言わざるを得ない。対処法としてはSDカードをNTFSではなくexFATでフォーマットすることだそうだが、これで本当にファイルシステムが壊れないか、恐ろしくて試していない。

なにが恐ろしいかといえば、先のファイルシステムの破壊で、FlashAirの通信部分の領域まで壊れてしまったようなのだ。pomeraからEvernoteにファイルを送信しない不具合を解消しようと、FlashAirのファームウェアを更新しようとしていたところ、作業途中でファイルシステムを破壊してしまったらしい。ファームウェア更新の際には、東芝の専用アップデータの指示によれば都合3回FlashAirを抜き差ししなければならない。抜き差しの過程でファイルシステムが壊れ、結果的に通信部分まで損ねた、というのはもう悲劇以外のなにものでもない。

とりあえずメモリ部分だけでも修復を試み、あわよくば通信部分も、とは思っているが、果たしてうまくいくかは神のみぞ知る、である。

2017年6月27日 (火)

06/27 日々雑感

iPad mini 4での文書作成が意外と快適で、pomera派の亭主、大いに動揺している。当初邪魔と思っていたiOSの予測変換が(お節介な変換を無視すれば)意外と使いやすかったのと、外付けBluetoothキーボードとiText Padでテキストを書き、Evernoteで投稿するという手順が予想以上に楽だったからだ。テキストを推敲する際にスムーズスクロールで文章全体を眺められるというのもなかなか良い。pomeraではこうはいかない。

これは遺憾と、このところはpomeraを意識して持ち出すようにしている。pomeraも使いやすいには違いない。iPad mini 4とキーボードがツーピースなのに対し、こちらは一体型でしかも軽い。電車の中で立ったまま取り出し推敲できないのはつらいが、集中して多量の文章を打ち込むならばpomeraのほうが効率がよい。

うーん、とここで亭主思い直す。たぶんどちらを使っても問題ないのだ。pomeraはFlashAirを介してEvernoteに投稿し、iPad mini 4もまたiPhoneのテザリングを介してEvernoteに投稿する。書いたテキストの出口はいずれも同じである。あとは気分に応じて使い分ければいい。こだわる必要はない。

ただ最近FlashAirの調子が悪いせいか、pomeraから自宅Wi-FiでEvernote転送を試みると必ず失敗する。Evernoteのアカウント設定がおかしいのかとも思ったのだが、どうやらFlashAirからEvernoteのアカウントにログインできないようである。Evernoteのせいで(いやFlashAirのせいか?)pomeraの使い勝手が低下するのだけは避けたいところだが、はてどうやったらEvernoteへログインできるのか、調べてみなければならない。

2017年6月26日 (月)

06/26 亭主ぶらり旅(第3回・湯島)

出張で湯島に行ってきた。

湯島は文京区、山手線の内側、東京メトロ銀座線の末広町駅からさらに内側へ入った地籍だ。古くからの江戸の面影が端々に残る街、丸の内や新宿、品川あたりと比べ家々も通りの風景も昔ながらで、庶民の息づかいが強く感じられる街だ。

午後からの会議に参加すべく上野駅から汗ふきふき歩く亭主、途中で「湯島らーめん」なる店を見かけモノは試しと入ってみた。やたらと奥行きのある狭い店内は昔ながらの中華食堂の趣、醤油ラーメンや定食などのメニューが懐かしい。

この日は暑かったこともあり、「中華つけめん」なるものを注文。

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写真にあるとおり、冷やし中華の麺とラーメンの具を、冷やし中華のタレで食べるという正攻法なメニュー。ただタレはそれほど酸っぱいわけでもなく、つけ麺用に調整してある。シンプルなメニューだけに味は容易に想像ができよう。うまいかといえばうまい。もう一度食べたいかと言えば、そうでもない。暑い日でなかったならばラーメンを頼んでいたことだろう。

つけめんを食べ終え、ガラスのコップの水を飲み干して一息つく。店内の客はどこか昔ながら、会社員さんにも作業員さんにも地元感が漂っている。新宿や池袋に居そうなケバケバしさも、白金台や品川に居そうなセレブ感も、上野や秋葉原に居そうなアジア系のやかましさもない。静かで、地味で、そしてむしろ田舎者とでもいえそうな趣である。昭和のような落ち着いた雰囲気に、やはり田舎者の亭主、大いに安らぐことができた。

2017年6月25日 (日)

06/25 【動】 第34回富里スイカロードレースへの参加

千葉県富里市で開催された題記大会に参加した。

富里といえばスイカの産地。スイカの季節に開催される大会ということで、会場には無料でスイカがふるまわれるほか、大会参加ランナーも、コース途中で「給水所」ならぬ「給スイカ所」のスイカを食べることができる。東京からも近く、またコースも短いということで毎年多くのランナーが参加する人気の大会である。

以前は応募者全員が参加可能な大会であったが、ここ数年は応募者多数につき抽選。また大会中近隣道路が大渋滞するということで、一部参加者を酒々井プレミアムアウトレットの駐車場からバス輸送するなどの対策が採られている。

大会種目は3km(中学生男子・女子、小学生男子・女子)、5km(一般男子・女子、40歳以上男子・女子)、10km(一般男子・女子、40歳以上男子・女子)の3種目、12組。それぞれ3kmは800名、5kmは2200名、10kmは10000名という店員が設けられており、10kmだけでいえば関東でも有数の規模といえる。富里市立富里中学校をスタート・フィニッシュに、3kmは折り返し、5km、10kmは近在を小さく/大きく一周するコースとなっている。以前からあったのだろうか、亭主には記憶がないのだけれど、各種目には3km...30分、5km...50分、10km...80分という時間制限が設けられている。以前に比べるとルールも厳しくなっている。

さて、そんなこんなで亭主。以前から本大会にはたびたび妻と出走していた亭主であったが、今回は妻が5kmに落選、亭主が10kmに当選した(昨年は妻が5kmに落選、亭主が5kmに当選している)。10kmがボリュームゾーンであり、当選確率が高いと見越しての応募であったが、その目論見が見事に当たったことになる。この日はあいにくの雨模様、朝から雨が断続的に降る中での出走となった。雨ということで朝方は気温低め、しかし亭主が出走する10:30頃には気温がぐんぐんと上がり、湿度高・気温高という不快指数の高い状態。加えて雨による体力消耗、日ごろの練習不足、日々の激務による疲れなどが重なって、走ろうにも走れない、非常につらいレースとなってしまった。なにしろ、出走を待つ間コース上で立っているとときどき意識が飛ぶのだ。走っていても体が鉛のように重い。こんなはずではなかったと思いながらのレースはなかなかキツイものがある。

10kmコースは、1kmに下り坂、9km過ぎに上り坂がある難コース。とくに上り坂は、「練習に平坦がない」コースを走りなれている亭主にとってはわりと楽勝、のはずが体が重いせいで大苦戦。9km手前の給スイカ所までは半死半生、給スイカで体力を幾分戻してからは楽勝ムードでゴールを駆け抜けた。タイムは給スイカ所での補給含めてなんとか1時間を切り、面目を守ったというところ。

それにしても本大会、大会の立て付けは毎年変わっていくが、スタッフ・ボランティアの皆さんのご尽力、応援されていた近隣の皆さんの笑顔だけは毎年変わらない。様々な場面で細やかな気遣いが見られ、非常に暖かい、また快適な大会であった。大会スタッフ・ボランティア、そして近隣の皆さんにはとにかく感謝。楽しく走ることができた。

昼頃には天気も少し回復(そのあとまた大雨が降ったらしい)、酒々井アウトレットの駐車場に売られていたお土産のスイカ6玉を買い帰宅。早速夕食のデザートでスイカを堪能した。

雨は降ったけれども常に暖かい雰囲気のなか、気持ちよく走ることができた。会場のスイカも非常に美味で甘みが強く、ブランドである富里スイカの実力が充分うかがえた。

2017年6月24日 (土)

06/24 亭主ぶらり旅(第2回・赤坂)

 先日、赤坂に出張に行った亭主、仕事帰りに赤坂で何か食べていこうかと思い立つ。

 特に意味はないが、以前大失敗した新橋が日テレ(実際は汐留だがゆりかもめが新橋に発着する)ならば、今回の赤坂はTBSだ。ただ、残念なことに亭主はTBSをほとんど見ない。ならばなぜTBSに話題を振ったのかといえば、日テレとかTBSとか、要するにテレビ局界隈の人間がうろちょろする土地柄に来たということが言いたかったのだ。テレビ局界隈の人間がうろちょろするならば、亭主の胃袋を満足させる美味いものがあるだろうとの目論見、だが前回の新橋でその目論見は見事に外れている。

 出張先である赤坂Bizタワーを出て、周囲を見る。お洒落系居酒屋や、重めレストランばかりが目に付く。時計を見ると18時に近い。19時に上野から特急に乗らなければいけないのであまりゆっくりもしていられない。疲れてはいるが腹はあまり減っていないので、気軽に入って、さっと食べられるところが良い。

 ふと、視界の隅にバーガーキングが見えた。

 ファストフードならばすぐに食べられるし、バーガーキングならばそこそこ腹持ちもするだろう。時間がないからと、バーガーキングの暖簾をくぐる。順番を待つ間メニューをじっと見る。

 バーガーキングといえばなんといっても「ワッパー」が有名である。ビーフパテのどっしりした味わいと、バンズに豪快に挟み込まれた野菜は満足感が高く、バーガーキングならばまず押さえておきたいメニューだ。ワッパーにはテリヤキワッパー、チーズ、ダブルチーズ、ベーコンチーズ、フレッシュアボカド、クワトロチーズ、ハッシュブラウン、テキサスなどがあって、要するにワッパーシリーズがバーガーキングのメニューの大半を占める。季節限定のハッシュブラウン、テキサスワッパーのボリューム感はスゴイ。見ているだけで腹が膨れそうである。

 ただ、その時の亭主は、とにかく疲れていた。疲れているとテンションが下がり、食欲も減退する。とにかくどこかに座って、休みたかった。

 ふと脇のメニューを見ると、シュプリームチーズバーガーなるものを見つけた。490円。他のセットメニューと比べると半額以下に安い。チーズ好きな亭主としては、ぜひともチェックしておきたいメニューでもある。レジで注文。

 ほどなくやってきたハンバーガーは、たしかに高級なチーズバーガーの趣。「チーズたっぷり、パテ2枚」というボリューム感は、アメリカンサイズが持ち味のバーガーキングならではといったところ。ただ、パテがポークパテのため、少しあっさりした食感に仕上がっている。溶けたチーズが全体をコンパクトに包んでいるので、バーガーキングの持ち味ともいえる「とっちらかった感」が少ない。そう、以前ロッテリアで食べた「絶品チーズバーガー」に少し似ている。絶品チーズバーガーも食べたときに、「うーん」と思ったが、今回のシュプリームチーズバーガーもやはり「うーん」である。美味いのだが、こころのどこかで納得できないものがある。チーズがハンバーガーの様々な具を一体化させ、単調にしてしまっているからだろうか。

 ハンバーガーをもそもそと食べながら、亭主はぼんやりとウェンディーズのことを思い出す。かつて亭主がウェンディーズにハマっていたころは、1週間に2回は通っていた。ボリュームもさることながら、外国にいるかのような雰囲気が好きで、食事のあともしばらくは、飲み物を追加で注文しながら本を読んだり、店の喧騒に浸ったりしていたものだ。全体的にボリューム重視、細かいところは一切気にしない大味さは、「これぞアメリカ」といった雰囲気で、海外に行く機会のあまりない亭主にとってウェンディーズでのひとときはまさにプレミアムな時間だったのだ。

 ウェンディーズにかぎらず、ロッテリアでも、マクドナルドでも、あるいはバーガーキングでもプレミアムな雰囲気を味わうことができる。実際シュプリームチーズバーガーを食べているときも、隣には外国人が居て、海外気分を少しだけ味わうことができた。ただハンバーガーに「これぞアメリカ」というオーラはなかった。むしろおにぎりのオーラが発せられているようにも感じられた。どこかで食べなおしをしようかともおもったが、時間がない。胃袋が中途半端に満たされている。

 食事後は雰囲気を味わう間もなく店を出て、地下鉄に乗り込んだ。

 次は六本木のウェンディーズに行ってみようか。

 そういえば六本木はテレビ朝日だ。

2017年6月23日 (金)

06/23 【聴】 Folk Rocker2 / Stumble Bum, Message Design Center|Deep Orange

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 井上民雄(Vo., Guitar)と笠原敏幸(Vo., Bass)によるフォーク/ロック・デュオ、Stumble Bumの2ndアルバム。ゲストに椎野恭一(Drums)、大西ツル(Electric Guitar)、岡村美央(Violin)、土屋佳代(Accoustic, Organ)、スーマー(Banjo)、Kotes(Blues Harp)、アンディー(Clarinet)らが随時参加、前作からのコンセプトである「レイド・バック」なフォーク/ロックを、若干ロックよりなアレンジで聴かせてくれる。全11曲、なお本アルバムは書籍扱い、大判のブックレット(歌詞カードと写真付き)にCDが添付されているという体裁を採っている。2012年作品。


 小坂忠を意識した牧歌的な歌詞が印象的な、オールドスタイルの日本語ロックをフィーチャーしたアルバム。言うまでもなく2012年に作られた音楽たちであるが、そのコンセプトは日本語ロックが産声を上げた1970年の音楽シーンとつながっている。現在のポップ・ミュージックがソーシャルなつながり(ありがとう、だの、絆だの)を意識し、その前のポップ・ミュージックが強い自己愛を、さらに前には若者の切ない愛を意識していたとするならば、本作はそのさらに前、アメリカ発のロック・サウンドに様々な日本語を乗せようとしていた、いわゆる試行錯誤の時代にまでさかのぼる。かつては日本語ではロックは無理と言われていたものが、はっぴいえんどの出現がブレイクスルーとなり、見事に発展したことは音楽ファンならば誰しも知っている話だろう。本作にはアメリカ発であるロックが持つ初期衝動と、日本人ならではのびさびの世界が絶妙に両立している。亭主はこういうサウンドが大好きであるし、もしレコードならば音溝がなくなるくらいまで聞いたことだろう。(2017.06.09)

2017年6月19日 (月)

06/19 【読】 「日本人の英語(マーク・ピーターセン、岩波新書)」

「日本人の英語(マーク・ピーターセン、岩波新書)」


 アメリカ、ウィスコンシン州出身の英米文学・近代日本文学研究者。現在は明治大学政治経済学部にて教授を務めるマーク・ピーターセン氏の1988年著書。英語を学ぶ・話す日本人が陥りやすい誤った英語の言い回しを解説した書。2016年3月には77刷を数えるなど、新書としては驚くほどのロング・ヒットを続けている。続編に「続日本人の英語」「実践日本人の英語」「心にとどく英語」など。


 著者が日本人の奇妙な英語に初めて触れたのは、彼が少年の頃。日本製の小さなトランジスタラジオに記された説明書、そこに書かれていた英語は、ネイティブには到底理解しがたい表現だったという。長じて日本にやってきた著者は、かつて氏が触れた奇妙な表現が依然として日本社会に蔓延していることを知る。冠詞や前置詞、動詞と副詞、関係詞などなどネイティブならば当然ともいうべき言い回しがなぜ日本人には難しいのかを豊富な例文と丁寧な解説で説明している。本書を読むと日本人の間違った英語が「受験の詰め込み教育」や「暗記専門の英語勉強法」などという単純な理由によるものではないことがはっきりとわかる。たとえば自動車は"get in"で、電車が"get on"である理由は歴史に由来し、使い分けは実に明確。ネイティブはその理由を理屈だけでなく、皮膚感覚として体得しているのだという。日本で英語を学ぶ人々がどれだけその理由を知り、皮膚にしみこませているのだろうか。もちろん、日本にはネイティブと同じ皮膚感覚を持って英語を駆使する人が多く存在するので、これが克服できない高い壁や深い溝であるということはない。だが、彼らがそれら壁や溝を学習によって体得したかといえば、いちがいにそうとは言えなさそうだ。


本書を読むと、冠詞や前置詞といった表現は、ビジュアルで説明する方が早いことが分かる。教本や英会話教室では学ぶことのできない、ビジュアルな英語世界を体験した時、英語と英語話者の気持ちが真に理解できるのではないかと、思えてならない。(2017.06.19)

2017年6月18日 (日)

06/18 日々雑感

唐突に実のない話をしてみる。

昨晩、ファミリーマートの夢を見た。会社に行く途中だろうか、昼食を買うため立ち寄ったのだ。店の中はコンビニというよりは古民家カフェといった趣で、店員の女性3人もオーガニックな風合いの服で応対している。客はそこそこ入っている。女子高生やご婦人が多い。

目当てのパンは、金属製ラックの棚に少量づつ置いてある。説明も値段も書いていないので、値段はともかくどんなパンかは外見から判断するしかない。コロネやカレーパンなどもあるが、名称不明のパンのほうが圧倒的に多い。どれも美味しそうである。女子高生がきゃあきゃあ言いながらパンを選んでいる。もしかしたら人気の店なのかもしれない。少し迷って、ブール(丸い形をしたフランスパン)と、ドーナツを手に取った。

レジの前にガラスケースに入ったソフトドリンク売り場があって、お茶や牛乳などが置いてある。紙パックの牛乳と、栄養ドリンクをケースから出す。ところが栄養ドリンクはすでに蓋が開いていて、中身がない。客が飲んで返したのだろうか、とんでもない客がいるものだと思ったが、店員がヨシとしているのだろうか、大事になっている様子もないので、まあそんなものなのだろうと思っておく。

レジで金を払ったところポイントカードを入れておきますのでお使いくださいと、店員がコンビニ袋に何かを突っ込んだ。

見ればTポイントカードである。ああ、以前のWAONカードのとき(つい先日の話)と全く同じだと思ったが、特に湧き上がる感情もない。そういえば、Tポイントカードは現実に持っているものの、結局使っていない。

2017年6月16日 (金)

06/16 Q太郎くんに関する亭主への1問1答

1.なぜ3匹目を飼おうと思ったのか

 妻が以前から小型犬(トイプードル)を欲しいといっていたから。シュナウザー2匹の散歩が大変で、小型犬ならば楽に散歩ができるかららしい。だが小型犬を飼えば散歩が楽になるというものではない。あいかわらず家にはシュナウザーが2匹いるからだ。

2.なぜダップー(カニンヘンダックス×トイプードル)なのか

 一目惚れ。実は以前にもチワックス(チワワ×ミニチュアダックス)の女の子が欲しいと思ったことがあったのだが、飼うと決心するまでには至らなかった。可愛いと、飼うとの間には説明のできない大きな溝がある。そこを埋めたのがQ太郎くん。

3.なぜハワイの名前ではないのか

 ハワイの名前も調べたが、しっくりくるものがなかった。「オハナ(家族)」など女の子に付ける名前ならば候補はいくつかあったのだが、男の子向けの名前がなかなか見つけられなかったのだ。「カイ(海)」という顔でもないし、「ラニ(天国、空)」は死を連想させる。

4.なぜQ太郎なのか

 飼うと決めたものの、しばらくは良い名前が浮かばなかった。妻は和風の名前にこだわっていたようだ。たまたま亭主がEvernoteに作成してあった近所の犬の名前リスト(「犬個人情報」。次にあったときにうっかり忘れてしまわないための備忘録)を見て、そこにあった「きゅうたろう」という名前が気に入ってしまったのだ。「きゅうたろう」は近所のマンションに居るフレンチブルの名前である。ただ、散歩コースや散歩の時間帯が違うせいか最近見かけない。
 当初はカニンヘンダックスの「カニちゃん」だった。動物病院のスタッフもカニちゃんと呼んでいたようだ。

5.Q太郎くん元気?

 むちゃくちゃ元気なのでぜひ見に来てください。

06/16 日々雑感

このところブログの更新が止まっているのは、先週末に酷い風邪を引いてしまったからだ。研修で妻が東京に三日ほど行っていたのでそのあいだ家の留守番をしていたのだが、実際には犬の世話と、リビングでぐったりしているだけだった。犬たちとドッグランにでもいければよかったのだが、その体力がなかった。

Q太郎くんが家にきて半月が経ち、家の中での3匹の立ち位置がほぼ定まった。

まはろくんはQ太郎くんが来ないソファーの上を安全地帯に、皆の行動をじっと見ている「監督」。残り2匹のじゃれあいがエスカレートすると2匹の間に割って入って諫める。

あろはくんはQ太郎くんの「教育係」。安全地帯にいればゆっくりできるにも関わらず、あえて床の上でじゃれてくるのを待っている。Q太郎くんもそれをわかって、しきりにあろはくんにちょっかいを出してくる。

Q太郎くんは「監督」と「教育係」の間ですくすくと育っている。まはろくんにちょっかいを出さないのは、おそらく「大きい兄ちゃん」と認めているからだろう。あろはくんは遊んでくれる「小さい兄ちゃん」。これを序列というかどうかはわからないが、秩序のようなモノができあがっているように見える。

妻は亭主のことを「トイレ係」だという。実際トイレトレーニングがQ太郎くんの課題だ。近くにトイレがあるならば、大はほぼ確実にトレイの上にしてくれる。小も基本的にはトレイでしてくれるが、まだまだ失敗もある。おしっこを溜めることができないので、前回おしっこから15分とたたずおしっこをする。ケージの寝床のタオルにしてしまうこともある。点数でいうと80点、あともう少しだ。

犬の成長は驚くほど早い。生涯を通じて可愛いが、子犬的なあどけなさが見られるのはごく短い時間である。5人家族の末っ子としてこれからどう育っていくか、毎日楽しみに暮らしている。

2017年6月14日 (水)

06/14 【聴】 Everything At Once / John Beltran, Delsin(dsr-d4)

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 デトロイト・テクノ第2世代、John Beltranの最新作。Beltranといえば、1990年代はベルギーのR&Sレコードのサブレーベル、Apolloからアンビエント系テクノでメジャーデビューするなど活動当初はデトロイトと少し距離を置いていたようだが、現在はDerrick Mayが主宰するデトロイトテクノ・レーベルTransmatのコンピレーションには必ず参加、デトロイトテクノの代表的アーティストとなった。全17曲。


 デトロイト・テクノといえばオーケストラとのコラボが話題となったJeff Mills、ブラック・ミュージックとしての立ち位置を強めるMoodymannらの活躍が目立つ。Derrick MayやJuan Atkinsらデトロイト・オリジネーターたちの作風とは方向を異にするアーティストが多い中で、Beltranのそれはオリジナルに極めて近い。シンプルで、美麗で、内省的。聴く人のエモーションに訴えかける精神性の高さが本作にも備わっている。(2017.06.06)

2017年6月10日 (土)

06/10 【聴】 Folk Rocker / Stumble Bum, Deep Orange(XQJA-1001)

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 井上民雄(Vo., Guitar)と笠原敏幸(Vo., Bass)によるフォーク/ロック・デュオ、Stumble Bumの1stアルバム。2009年、ドラマーの椎野恭一氏が主産するDeep Orangeレーベルからアルバムリリースを果たした。もともと井上氏も笠原氏も1970~80年代からスタジオ・アーティスト、ライブ・アーティストとして数多くのアーティストをサポートしてきた超ベテランである。全9曲。


 現在は横浜を活動の拠点とするStumble Bum。「レイド・バック」(くつろいだ、リラックスしたの意)なアコースティック・サウンドが彼らの音楽の特徴だ。亭主などはこのアルバムを聴いてまずマッシュルームレコード時代の小坂忠を思い出した。素朴な歌いくち、田園風景をモチーフにした牧歌的な歌詞は小坂忠あるいは1970年代フォーク・シーンに直結している。ただ、かつてのフォークに比べると曲の展開がシンプルで、歌詞もメロディラインも地味である。ギターを片手に、心の赴くまま、指の動くまま自由にメロディを紡いでいる、そんなフリースタイルな曲が多い。「そうきばらず、まあゆっくりしていけよ」曲からのメッセージは常に穏やかで、優しい。


 亭主がこのアルバムを聴こうと思ったきっかけは、先日職場の飲み会で行った「楽天酒家おおみか店」にこのアーティストのチラシが貼ってあったからだ。なんとなく渚十吾が指向するオーガニック・サウンドを想像していたが、それよりももっと素朴な、オーガニックやアートといった横文字が似合わない時代のフォークに近かった。格別スタイルを強調することのない、自然発生したかのような彼らのサウンドが、疲れた心と身体に優しく響く。(2017.06.09)

2017年6月 9日 (金)

06/09 Owltech Professional ケース用DCファン2ボールベアリング SF12-S4

少し前に、ScytheのPCケースファンが故障してしまい、まあそれでもなんとかなるかと放置していたのだが、ついに今日、このところの暑さを受けてPCが熱暴走していた。

これはいかんと、PCデポでOwltechの静音ファン、SF12-S4を購入。信頼性の高い山洋電気製Silentシリーズのモータを使用し、1500rpmで17dBにまで騒音を抑えている。このあたりのラインナップはおおよそ18~24dBあたりに騒音が集中しているが、このファンは特別静粛性が高いようである。実際自宅のメインマシンにこのファンを取り付けたところ、ファンが回っているのか、いないのかわからなかった。平均故障間隔も格段に長いようである。さすがヤマヨー製といったところか。

2017年6月 4日 (日)

06/04 亭主ぶらり旅(第1回・新橋)

新橋へ出張した際、最近流行の「ぶらり旅」などしてみようと思いつく。

なに、大したことはない、下調べなしに適当な店に入り、その店の美味いものを堪能してやろういうだけだ。

街は昼時、昼食求めてサラリーマンがごった返すなか、通りに小さな喫茶店があるのを発見する。店先には店名と、「コーヒー」「携帯電話使用お断り」の張り紙があるだけで、他には何も情報がない。重い扉をギイと開けて中に入ると、店内はすさまじい煙草の臭い。

しまったと思った時にはもう遅い、店主らしき人間がこちらを見ている。店内には8席ほど、うち3席に客が座っていて、しかも全員煙草を吸っている。亭主はまったく煙草を吸わないので、においだけでも勘弁してほしくなる。

しかたなく席に座りメニューを見るが、ドリンクしか書いていない。ふと「サンドありません」との書き物があって、食べるものが一切ないことに気が付く。店の人がやってきて、灰皿をゴトンと目の前に置く。しかたなくアイスコーヒーを注文、待っている間に客が二人、三人とやってきて、その誰もが煙草を吸い始める。出されたアイスコーヒーを一気に飲み干し、金を払って店を出た。

愛煙家にとって、食後の一服は何にも代えがたいことは理解しつつ、亭主のような人間にはガス室に放り込まれたような、地獄にも等しい体験であった。

飛び込みで入った店があたりだった、などということはそうそうない。テレビやコミックのあれは周到に事前調査された店なのだ。

きっと。

06/04 【聴】 Plays the Art of Noise / Anne Dudley, Buffalo|U/M/A/A(UMA-1092)

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 1983年、ZTT Recordsを主宰したUKの敏腕プロデューサーTrevor Hornが、Anne Dudley、J.J. Jeczalik、Gary Langanとともに立ち上げたユニットがThe Art of Noise。結成当初は正体不明のユニットとして、また大胆なサンプリングが特徴の前衛音楽ユニットとして好事家の注目を集めた彼らの作品を、Anne Dudleyがピアノでセルフ・カヴァーしたアルバムが本作となる。Trevor Hornが所属したバンドBugglesの大ヒット作「ラジオスターの悲劇」カヴァーを含む全16曲。


 Mr.マリック登場のテーマ"Legs"や、富士フイルムの化粧品のCMに使用された"Robinson Crusoe"など、超有名曲のカヴァーを数多く含む本作。Anne Dudleyによるピアノ演奏に加え、ピアノの箱を叩いたり、ピアノ線にモノを置いて音を歪ませたり (いわゆるプリペアド・ピアノの手法)といった様々なアプローチで自らの作品の再解釈を試みている。原曲に比べれば圧倒的にシンプルな楽器編成、しかしシンプルになればなるほど楽曲の前衛ぶり、パンキッシュな側面が際立つ。パンクというととかく演奏スタイルやヴィジュアルが強調されるが、The Art of Noiseのパンクにそういったコケオドシは存在しない。メロディ、アレンジ、ひいては音楽手法そのものが新しい。サンプリング・ミュージックという枠組みを外してもなおユニットとしてのアイデンティティを保ち続ける、The Art of Noiseの凄さをあらためて感じさせる。


 なおピアノアレンジという触れ込みからある種地味な作品を想像するひともいるかもしれないが、想像以上にバラエティ豊かで、変化に富む。亭主もここしばらくはこればかりを聴いていて、お気に入りのアルバムとなっている。(2017.05.25)

2017年6月 2日 (金)

06/02 日々雑感

 木曜日の昼頃、仕事中に危うく倒れかけた。

 PCで書類を作成中、ぐらりと体が傾き意識が遠のきかけたのだ。眠気で意識が飛ぶのとは少し異なる感覚。もともと三半規管が弱いため、年に1~2度繁忙期に回転性のめまいを起こすことはあったが、これとも少し異なる。危機感を感じ気力を振り絞って意識を取り戻したが立ち直ったあとも違和感は残った。

 今年に入って忙しさが苛烈を極めていたこともあるだろうし、朝ランで睡眠時間が4時間台になっていたこともあるだろう。亭主はあくびをした際に耳の奥でグググという音が鳴るのだが、ここ数日はこれがあくびなしでも起きていた。ただ、これが今回の件と関係があるかはわからない。そういえば一昨日、右脚付け根のリンパ節が腫れていた。ただ、これも今回の件と関係があるかもわからない。

 ただ一つ言えることは、めまいを起こそうが意識が遠のこうが、時間は過ぎるし仕事が独りでに片づいてくれることもないということだ。誰も見ていないのが唯一の救いであった。誰か見ていたらレフェリーストップがかかったに違いない。そういえば木曜日の飲み会で、部下に「ひどく疲れた顔をしている」といわれた。よほど疲れていたのだろう、ならば倒れても仕方ない。

 今回の大きな収穫は、「過労で倒れる」という経験ができたことだ。活字やコミックや映画で見ることはあっても、実際に体験するのはまた別物である。

 なかなかできることではない。いい経験であった。ブログのネタにもなるのだから、話のネタにも使えそうだ。

06/02 【読】 >「風雲のヤガ-グイン・サーガ141(五代ゆう、早川書房)」

「風雲のヤガ-グイン・サーガ141(五代ゆう、早川書房)」


 国産ヒロイック・ファンタジー「グイン・サーガ」最新刊。2009年に作者である栗本薫氏が逝去、その後二人の作家が交互に正篇の執筆を担当している。本書は二人の作家の一人、五代ゆう氏の執筆による。


 キタイの竜王ヤンダル・ゾッグによって魔都となってしまった新興宗教ミロク教の聖都・ヤガを舞台に、ゴーラ帝国の剣士ブランが人質救出に奔走する「ヤガ篇」と、同じくヤンダル・ゾッグ操る竜騎兵の追撃を逃れ豹頭王グインが統治するケイロニアへと入ったパロ宰相ヴァレリウス一行のその後を描いた「ケイロニア辺境篇」を収録。通常、グイン・サーガは全4話、1話が4章に分かれる構成を採用しているが、今回は第1話、2話が作品の3/4以上を占め、第3話は残り1/4、第4話は1章のみでごく短く、という変則的な構成となっている。話の内容からすれば第4章は次次巻(次巻は宵野ゆめ氏が担当する)のイントロ、引きを持たせるという意味では本巻に含めてもよいが、思い切って3話構成にしてもよかったような気がしないでもない。


 ヤガ篇は、「新しきミロク」幹部の陥穽でヤガの地下に落とされたブランが、新たな仲間を得て逆襲に転じる。地下で瞑想していたミロク教の修行僧、それにブランの協力者であるイェライシャによって味方へと転じた大魔導師たち(さて誰でしょう?)による大立ち回り、魔道合戦が見所。


 一方ケイロニア辺境篇は魔導士ヴァレリウス、聖騎士リギア、吟遊詩人マリウス、それに魔導士見習いアッシャの4人が、彼らを追ってケイロニアへと侵入してきた「蛇団」と対峙する。こちらも魔導戦の要素が強く、全体的には「バトルシーン盛りだくさん」といったところか。


 ところでグイン・サーがといえば、毎回巻末のあとがきが好評で、栗本氏時代は各種設定の公開や裏話、あるいは作者自身によるイベント告知などを楽しみにしていたファンも多い。今回の五代氏のあとがきはどことなく栗本氏の文体に似てはっちゃけた感じ、しかし読みようによってはかなりお疲れのようでもある。あとがきを読みながら氏を案じてしまった最新刊であった。(2017.05.18)

2017年6月 1日 (木)

06/01 ニューフェイス!

6月1日、我が家に新しい家族が加わった。

カニンヘンダックスとトイプードルのハーフ、くりくりお目目のキュートな赤ちゃん犬。1ヶ月ほど前から動物病院の待合室のケージに居て、妻も亭主もこの仔に夢中になってしまった。

夫婦で悩んで、忘れようとして、それでも忘れられず先週の土曜日に契約。各種手続きを終え、大安の今日我が家にやってきたのだ。

20170601qtaro

名前はずいぶん迷って、Q太郎にした。ハワイの名前も考えたが、しっくりくるものがなかったのだ。由来はもちろん「オバケのQ太郎」だが、和風の名前、可愛い名前、明るい名前などなど様々な視点から検討し、近所に「きゅうたろう」というワンちゃん(こちらはフレンチブルドッグだ)がいることを承知の上でこの名前にした。

キュートな太郎だから、キュータロウ。英語話者にとっても親しみのわく名前だと、自負している。

Q太郎が家に来て、先住犬であるマハロくんもアロハちゃんも最初は威嚇したり、吠えたりと騒がしかったが、現在は落ち着いて豆台風が遊ぶのを眺めている。Q太郎は遊ぶのに夢中、人のうしろをころころと追いかけて回る。とにかく愛らしい。

人間に比べれば圧倒的に短い期間だが、これからしばらくは子育てに翻弄されそう。

新しい家族をよろしくお願いします。

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