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2017年6月23日 (金)

06/23 【聴】 Folk Rocker2 / Stumble Bum, Message Design Center|Deep Orange

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 井上民雄(Vo., Guitar)と笠原敏幸(Vo., Bass)によるフォーク/ロック・デュオ、Stumble Bumの2ndアルバム。ゲストに椎野恭一(Drums)、大西ツル(Electric Guitar)、岡村美央(Violin)、土屋佳代(Accoustic, Organ)、スーマー(Banjo)、Kotes(Blues Harp)、アンディー(Clarinet)らが随時参加、前作からのコンセプトである「レイド・バック」なフォーク/ロックを、若干ロックよりなアレンジで聴かせてくれる。全11曲、なお本アルバムは書籍扱い、大判のブックレット(歌詞カードと写真付き)にCDが添付されているという体裁を採っている。2012年作品。


 小坂忠を意識した牧歌的な歌詞が印象的な、オールドスタイルの日本語ロックをフィーチャーしたアルバム。言うまでもなく2012年に作られた音楽たちであるが、そのコンセプトは日本語ロックが産声を上げた1970年の音楽シーンとつながっている。現在のポップ・ミュージックがソーシャルなつながり(ありがとう、だの、絆だの)を意識し、その前のポップ・ミュージックが強い自己愛を、さらに前には若者の切ない愛を意識していたとするならば、本作はそのさらに前、アメリカ発のロック・サウンドに様々な日本語を乗せようとしていた、いわゆる試行錯誤の時代にまでさかのぼる。かつては日本語ではロックは無理と言われていたものが、はっぴいえんどの出現がブレイクスルーとなり、見事に発展したことは音楽ファンならば誰しも知っている話だろう。本作にはアメリカ発であるロックが持つ初期衝動と、日本人ならではのびさびの世界が絶妙に両立している。亭主はこういうサウンドが大好きであるし、もしレコードならば音溝がなくなるくらいまで聞いたことだろう。(2017.06.09)

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