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2017年6月 4日 (日)

06/04 【聴】 Plays the Art of Noise / Anne Dudley, Buffalo|U/M/A/A(UMA-1092)

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 1983年、ZTT Recordsを主宰したUKの敏腕プロデューサーTrevor Hornが、Anne Dudley、J.J. Jeczalik、Gary Langanとともに立ち上げたユニットがThe Art of Noise。結成当初は正体不明のユニットとして、また大胆なサンプリングが特徴の前衛音楽ユニットとして好事家の注目を集めた彼らの作品を、Anne Dudleyがピアノでセルフ・カヴァーしたアルバムが本作となる。Trevor Hornが所属したバンドBugglesの大ヒット作「ラジオスターの悲劇」カヴァーを含む全16曲。


 Mr.マリック登場のテーマ"Legs"や、富士フイルムの化粧品のCMに使用された"Robinson Crusoe"など、超有名曲のカヴァーを数多く含む本作。Anne Dudleyによるピアノ演奏に加え、ピアノの箱を叩いたり、ピアノ線にモノを置いて音を歪ませたり (いわゆるプリペアド・ピアノの手法)といった様々なアプローチで自らの作品の再解釈を試みている。原曲に比べれば圧倒的にシンプルな楽器編成、しかしシンプルになればなるほど楽曲の前衛ぶり、パンキッシュな側面が際立つ。パンクというととかく演奏スタイルやヴィジュアルが強調されるが、The Art of Noiseのパンクにそういったコケオドシは存在しない。メロディ、アレンジ、ひいては音楽手法そのものが新しい。サンプリング・ミュージックという枠組みを外してもなおユニットとしてのアイデンティティを保ち続ける、The Art of Noiseの凄さをあらためて感じさせる。


 なおピアノアレンジという触れ込みからある種地味な作品を想像するひともいるかもしれないが、想像以上にバラエティ豊かで、変化に富む。亭主もここしばらくはこればかりを聴いていて、お気に入りのアルバムとなっている。(2017.05.25)

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