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2017年3月24日 (金)

03/24 【聴】 The Ginza Shuffle / Jos van Beest Trio, 澤野工房(AS118)

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 Jos Van Beest(Piano), Evert J Woud(Bass), Nanning Van Der Hoop(Drums)のトリオ編成によるヨーロピアン・ジャズの秀作。Jos Van Beest Trio名義では2008年以来の3枚目のアルバムとなる。"Fly Me to the Moon", "One Note Samba", "Besame Mucho"ほか日本人にもなじみの深い曲を奏でる。2011年作品、全11曲。


 このところ本格的なジャズを集中的に聴いてきたせいか、澤野のジャズ・コレクションを聴くとどこかほっとするものがある。澤野からリリースされるジャズのほとんどはピアノ・トリオ(ピアノソロも少しはある)、しかも穏やかで端正な演奏が多いからだ。クラシック音楽を現代に引き継ぐヨーロッパの文化、あるいは成熟期を終えて老年期を迎えつつあるヨーロッパの精神性がヨーロピアン・ジャズを生み出していると言ったらよいのだろうか、とにかく落ち着いた作品ばかりがラインナップされている。1970年以降、アメリカ出身のジャズ・ミュージシャンたちの多くがヨーロッパに渡り活動の拠点としたことは、これまでの亭主のレビューでも散々言及している。ところが、アメリカから多くのジャズ・ミュージシャンたちを受け入れたにもかかわらず、ヨーロピアン・ジャズはしっかりとヨーロッパの地に根を生やし、独自の世界を形作っている。


 そんな老成したヨーロピアン・ジャズの中でも、本作はこころもちギアを上げた感じの作品だ。ジャズ・スタンダードである"Fly Me to the Moon"、あるいはA.C.Jobimの"One Note Samba"はもともとラテン音楽のテイストが強いが、Jos Van Beestのアレンジにもボサノヴァやサンバのテイストが強く現れていて、しっとりとしたなかにノリの良い部分が見え隠れする。端的に言えば胸躍るものがある。


 なお本アルバムは、M3 "The Ginza Shuffle"をタイトルに冠する。もちろんJos Van Beestによるオリジナル曲、銀座の街並みを眺めつつ散策を楽しむ、そんな雰囲気の曲に仕上がっている。(2017.02.21)

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