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2017年3月15日 (水)

03/14 【聴】 I Concentrate on You / Lee Konitz, Steeple Chase(SCCD-31018)

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 イリノイ州生まれのサックス奏者。クール・ジャズの代表的アーティストとして「大物」の名前をほしいままにしたLee Konitzが、ベーシストであるRed Mitchellと組んだ作品。1974年、デンマークはコペンハーゲンのRosenberg Studioで録音したもの。CDには未発表曲3曲を含めた全14曲。オリジナルは全11曲だそう。


 サックスとベース、というミニマルな構成、ベースの旋律とサックス・ソロとがストイックなサウンドを奏でる、いわゆる玄人向けの作品。"Just One of Those Things"、"Everytime We Say Goodbye"、"You'd be so Nice to Come Home to"、"Love for Sale"、"Night and Day"などなど有名曲、名作と呼ばれる曲が並ぶが、渋めの演奏とあいまって独特の作品世界を作り上げている。当時はジャズ全盛時代、たとえば先に紹介したAl Haig Trioなども1974年リリースだが作品としての傾向が全く異なるのが面白い。Al Haigの演奏がしっかりと測量して作り上げた図面とするならば、こちらはフリーハンドで描かれた絵画という感じだ。さらに誤解を恐れずにいうならば、Al Haigはヨーロピアン・ジャズの趣、端正なBill Evansの演奏に近く、Lee Konitzはアメリカ本場のジャズ、Bud Powellの演奏に近い。こういう多様な音楽が並立していた1970年代、さぞや面白い時代だったに違いない。


 そうそう、亭主が良く行く床屋さん「理容クロサワ」のご主人によれば、これ以前の楽曲は(録音技術がそれほど高くなかったこともあって)音が悪く、逆に1980年代以降の楽曲は急激に面白味が失われたのだという。音楽にとって1970年代はまさに黄金の10年であったそうである(2017.01.26)

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