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2017年3月 1日 (水)

03/01 【聴】 孤軍 / 秋吉敏子 = Lew Tabackin Big Band, RCA|Sony(SICP-30259)

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 ピアニストでバンドリーダーでもある秋吉敏子が、夫Lew Tabackin率いるビッグ・バンドとともに制作したアルバム。全5曲、ビッグ・バンドの醍醐味が存分に味わえるアルバムとして1974年リリース時に大きな話題となった。 いうまでもなくジャズ喫茶四谷「いーぐる」の100枚のうちの1枚。


 1956年、当時はまだまだ渡航が珍しかったアメリカに単身わたりバークリー音楽院を卒業。以降NYを中心に活動してきた秋吉が、西海岸出身のLew Tabackinとのダブル・ヘッドで制作。ビッグ・バンドの豪華な演奏と、これまた豪奢なアレンジとが耳を惹く。綺羅星のごとくつぎつぎとプレイヤーが立ち現れては存在感たっぷりにメロディを奏でる構成は、ビッグ・バンドという構成からすれば悪乗りに近いともいえるが、当時はずいぶんこれが受けたようだ。M1は「エレジー」M2は「メモリー」、エレジーというほど悲哀も哀歌でもなく、むしろビッグ・バンドのトリッキーな演奏が楽しい。メモリーというタイトルとは裏腹にアランフェス協奏曲のようなアレンジが気になる。問題はM3「孤軍」。アルバムタイトルにもなっている本作は彼女が遠くアメリカの地で奮闘する様を表しているのだろうが、楽器として鼓とお囃子が入っていて、亭主的にはちょっと奇をてらいすぎているかなという感じ。矢野顕子の"Japanese Girl"にも和楽器の演奏が含まれていたが、あちらのほうがセンスが良い。対するこちらはもうそのままくっつけた感、日本人的なアレンジがなんともわざとらしい。


 M4, M5はわりとオーソドックスなスウィング・ジャズで、アメリカのテイストを色濃く残している。亭主はこちらのほうが好みだ。(2017.01.11)

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