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2016年11月18日 (金)

11/18 【読】 「嫌われる勇気 / 岸見一郎、古賀史健、ダイヤモンド社」

 

「嫌われる勇気 / 岸見一郎、古賀史健、ダイヤモンド社」


   

 フロイト、ユングとならんで「心理学の三大巨頭」と称されるアルフレッド・アドラーの思想を、対話形式でわかりやすく、かつ網羅的にまとめた書。2013年に刊行、2016年3月までに33刷を数え、累計発行部数は100万部を超えるという。妻文庫。


   

 とある古い都市のはずれに、一人の哲学者が住んでいた。ギリシア哲学を修めたのちアドラー心理学へとたどり着いた彼は、常に至福の人生を送っていた。そんな彼のもとにやってきたのは、悩み多き一人の青年。自らに自信が持てず、       容姿にも、また学歴や今の仕事にも強い劣等感を持った青年は、自らの悩みを解決すべく哲学者のもとを訪れたのだった。果たして青年の悩みは解決されるのか。人間の究極の目的とはいったいなんなのか。


   

 D.カーネギーの名著「人を動かす」をはじめ、さまざまな自己啓発の催しで引き合いに出されるアドラー心理学。亭主もこれまで何冊もの関連図書を読み、また会社の研修でアドラー心理学の考え方に触れているが、本書ほどわかりやすく、       また網羅的にまとめてある書は非常に珍しい。口語にて書かれた平易な文章や青年への教えに用いられる様々な事例は、これまで亭主があちらこちらで聞いてきた内容の繰り返し。ただしその繰り返しも決して不快であったり、くどかったりするものではない。       劣等感にさいなまれ、またアドラーの思想に混乱して苛立つ青年に真摯に向き合う哲学者の声は、常に優しく、そして冷静である。読者はときに青年とともにアドラーの思想に疑問を発し、また哲学者とともに青年を勇気づける。       知らない間に読み手を対話へと引き込むテンポの良さが、本書を大ヒットに導いたのだろう。亭主にとってはどれも知った知識ではあったが、以前読んだ関連図書や研修内容をあらためて確認できたのは収穫だった。

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