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2016年8月

2016年8月31日 (水)

08/31 日々雑感

ニフティ、個人などのホームページ14万件が1カ月後に自動消滅、サービス終了の「@homepage」、8割以上が放置されたまま(Internet Watch)


 1999年に提供を開始した@niftyの無料ホームページサービス「@homepage」が、2016年9月29日に終了する。@homepageに現存するアカウントは約17万件、新サービスである「ミニ」プランへの移行は10%、解約・閉鎖は6%、残りの84%は現在放置状態となっている。9月29日15時を過ぎると、放置状態のホームページはすべて消去される。インターネットの一時代を担ってきたコンテンツたちが失われる。


 以前は亭主も@homepageを利用していたが、PHPやPerlを利用しサイト内にMovable Type(ブログツール)やPukiwiki(Wiki)を設置できるLacoocanへと移行し、@homepageのアカウントは解約している。もっとも、Lacoocanに移行したものの、Movable Typeは最新バージョンが利用できず、PukiwikiはSPAM対策がお粗末というありさまで、結果的にやっていることは@homepageと大差ない。違いがあるとすればLacoocanのほうが圧倒的にユーザ領域が広いくらいだろうか。


※@homepageは無償で50MB(有償で300MB)、Lacoocanならば年間1143円で1GB(ライトプラン)が利用できる。


 ちなみに亭主は年間5400円で4GB(スタンダードプラン)を利用している。「どむや」のサイトは毎日なんらかの形で手を入れているし、日々最新のコンテンツをアップロードしている。かつてはアフェリエイトで小遣い稼ぎをしようとか、文章書きのスキルを磨いてメディアから仕事をとってこようかなどと思った時期もあるが、最近はそういう打算は一切ない。文字通り亭主の「ホームページ」として、インターネットの一角に居座り続けている。その様は(自分で言うのもおこがましいが)深い森の中にたたずむ古城の如しである。城門を入ってみればこざっぱりしていて、掃除も行き届いている。どこかで摘んだ花も、それを活ける花瓶も、つい朝方に替えたようである。


 @homepageにどんなサイトがあったか、思い出せなかったため"homepage1.nifty.com"で検索したところ、トップに「まなめはうす」さんのサイトが表示されて、驚いた。現在も日々更新されている一方、まなめさん自身@homepageから別のサービスへまだ移行していないというのだからまたまた驚きである。


 ついでにhomepage2で検索したところ独自ドメインのサイトがいくつか見つかったもののhomepage2へのめぼしいリンクは見つからず、homepage3で検索したところ俳優の阿部寛さんのホームページが見つかってびっくり。公式ホームページ、しかも最新情報がしっかり更新されていて本日4度目のびっくりとなった。


 サービス終了というと、更新が停止し廃墟となったページが、ブルドーザーで無碍に押しつぶされるイメージでいたが、とんでもない、生きているページもまた相当数ある。自分は関係ないというのに、なぜか焦ってしまう亭主であった。

2016年8月28日 (日)

08/28 【動】 第56回伊達ももの里マラソン大会

福島県伊達市で開催された題記大会に参加した。

戦国時代には伊達氏勃興の地として、また現代では桃の産地として名高い伊達市の、保原中央交流館前をスタート/ゴールに全国から7174名が集った本大会。親子で楽しむ1キロ、小学生の2キロ、中学生および一般女子50歳以上の3キロ、一般男女の5キロ、そして同じく一般男女の10キロの5種目・合計36部門が設けられ、文字通り子供からお年寄りまで皆が楽しめる大会という触れ込みである。なかでも亭主が出場した一般男女の10キロは、3600人余りが参加する「ボリュームゾーン」の種目とのことだ。

なお本大会の参加賞は、この地域名産の桃(大玉2個)。もちろん付近には物産展が設けられ、そのほか地元の名物とともに、甘い桃を箱単位で心ゆくまで買うことができる。箱に詰められた2000円、4500円の桃が飛ぶように売れていくのはまさに壮観。朝かなり早い時間から売り出されるので、昼にはほぼほぼ完売してしまうというのだから驚きだ。亭主も参加賞の桃のほか、4個入り1000円の桃を買ったが、もう少したくさん買ってもよかった。

桃はさておき、本大会。

10kmコースは保原の市街地から田園地帯、そして山沿いの農村地帯を往復する。途中10km折り返し地点および8km地点に関門があり、それぞれ45分後、77分後に閉鎖するためあまりのんびりはしていられない。田園地帯は緩やかな昇り/下り、農村地帯はアップダウンが連続するため、足を想定以上に使うハードコース。夏の大会、ということで道中給水箇所が多数設けられていた。ただし今回は、台風と台風のあいまの曇りがちな天気、地域・時間帯によっては小雨がぱらぱらと降る、ランナーにとってはかなりありがたい天気であった。最高気温はたしか20℃、湿度は高めながらも大会ではただの一人も熱中症にかからず、大会役員もかなり安心していたようである。

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亭主はといえば今回本大会には初参加、秋口以降参加する各種大会の初戦として腕試ししている。10kmという距離は普段から走っている距離でもあり、かなりリラックスして走ることができた。タイムはネットで55分ちょっとと、このところでは割と早いタイム。ただし最後はかなりきつく、これでハーフ/フルマラソンが走れるのだろうかと少し心配になった。鍛錬あるのみである。

沿道にはスタッフの方、地元の応援の皆さんがランナーに盛んに声援を送っていて、疲れている体に元気をいただくことができた。いつもながら、マラソン大会での皆さんの声援はほんとうに温かい。感謝感激である。亭主も応援は経験があるが、マラソン大会でランナーに声をかける、声援を送るというのは実は結構勇気のいる行為なのだ。走っていて皆さんからの声援、勇気に頭が下がった。

完走後は会場で何か食事を…とも思ったのだが、どこも大行列のため断念しかき氷(ピーチ味)などを食する。

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昼食は、東北道吾妻SA下りの喜多方ラーメンのお店でチャーシュー麺を食す。手延べの腰の強い麺と、こってりした味わいの醤油スープは、空腹にがつんと来る満足感。ただし分量的には少し物足りないだろうか。マラソンで汗をかいてミネラル不足となった亭主の体にもスープが「濃い」「塩辛い」と感じたので、普通に食べていたら相当濃い味に感じられるだろう。麺が旨いだけに、大盛りにしておけばよかったと密かに残念がる亭主であった。

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2016年8月24日 (水)

08/24 【聴】 Free Fall Galaxy / Jeff Mills, AXIS(AXCD048)

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 デトロイト・テクノ第2世代、超絶ターンテーブルさばきからThe Wizardとの異名を持つテクノDJ、Jeff Millsの最新アルバム。近年とくに「宇宙」への関心強いJeff Millsが満を持してリリースした異形のスペーシー・サウンドトラック。全13曲。


 これまでどちらかといえば無機質で内省的なミニマルテクノを志向してきた彼にとって、本作はある種のターニング・ポイント的な作品となっている。ジャケットデザインを見ると分かる通り、これまでのミニマルなデザインとは一線を画する有機的で、邪悪なイラストレーション。はるか深宇宙に潜む異世界の生物(神々)のイメージが付与されている。サウンドもまたこれまでの作品と比べると圧倒的に有機的。オーケストレーションや電子音響を駆使して、宇宙の広大さや深宇宙を飛び交う得体のしれない通信を表現している。サウンドに明確なイメージが与えられたこと、これまで彼が頑なにこだわってきたミニマルテクノの枠を外してきたことなどから本作が転換点であることは明らか。"One Man Shaceship(2006)"以来、"Fantastic Voyage(2011)"、"Where Light Ends(2013)"、"Chronicles of Possible Worlds(2014)"、"When Time Splits(2015)"などなど孤独な宇宙の旅を続けてきた彼がとうとう出会った異種の文明のイメージがここにある。(2016.08.14)

2016年8月23日 (火)

08/23 【読】 「豹頭王の来訪-グイン・サーガ139-(五代ゆう、早川書房)」

「豹頭王の来訪-グイン・サーガ139-(五代ゆう、早川書房)」

原作者である栗本薫氏逝去後、作者の遺志を継いで書き連ねられる国産ヒロイック・ファンタジーシリーズの最新刊。正篇は五代ゆう、宵野ゆめの両氏がそれぞれ分担執筆しており、今回は五代氏の巻となる。五代氏のパートはパロ篇ヤガ篇の2つであったはずであるが、物語は様々な方向へと変遷。本巻ではヤガ、ケイロニア、フェラーラの3か所を舞台に物語が進められる


本シリーズのレビューを書くにあたってはなるべくネタバレにならぬよう配慮しているつもりであるが、はっきりいって栗本氏存命時代にスタートしたヤガ篇以来舞台である中原は大混乱に陥っていて、その状況をネタバレにならぬよう書くのは極めて難しい。この記事が誰の興味も惹かないことを期待して書くならば、(1)中原の中心地・パロは竜王ヤンダル・ゾッグの手下である竜人たちによって陥落。死んだはずのパロ宰相アルド・ナリスは死者としてよみがえり、女王リンダもまた竜人たちの虜囚となっている。(2)北方の強国・ケイロニアではアキレウス大帝崩御により、その娘であるオクタヴィアが帝王に即位。周囲より帝位を期待されていた主人公である豹頭王グインはケイロニア王を継続している。ケイロニア王妃であるシルヴィアは行方不明。(3)新興ゴーラ帝国のイシュトヴァーン王は竜王の傀儡となりパロへと攻め入る。制止しようとしたゴーラ宰相・カメロンはイシュトヴァーンに殺される。(4)新興宗教ミロク教の宗都・ヤガは、竜王配下の魔導士らが「新しきミロク」なる新興勢力として蹂躙・・・ともうあらゆる場所が炎上しているのだ。そのような状況をなんとか打開しようとする登場人物たちが、それぞれの舞台から辺境へと逃げ延びつつ、それぞれが次の一手を模索している。竜王の力は強大であり、対する勢力は風前の灯火。若き継承者、五代、宵野両氏がどうやってこの混乱を収拾していくか、がシリーズの大きな見どころとなる。


先も書いた通り、本巻ではヤガ、ケイロニア、フェラーラの3か所が主たる舞台となる。「新しきミロク」の陥穽によりヤガの地下空間へと幽閉されたゴーラ騎士・ブランの探索を描いた第1話、陥落したパロを逃れたパロ宰相ヴァレリウス、聖騎士リギア、パロ王子アル・ディーン(マリウス)そして魔道見習いの少女アッシャの4人が、ケイロニア王グインと邂逅する第2、3話、そしてヤガを逃れたアルゴスの黒太子・スカールと、イシュトヴァーンの落としだね・スーティ(小イシュト)が黄昏の国の女王・ザザと狼王・ウーラの力を借りて魔都フェラーラを襲うキタイ兵から逃れる第4話。小粒な話が並ぶ・・・と思いきや、実はかなり重要な情報があちこちに含まれて油断できない内容。いずれも物語は少し進展、ただし竜王から中原(パロ・ケイロニア・ヤガ)を奪還する算段はまだ見えてこない。


本巻で最も印象に残ったのは、帝位へと就かなかったケイロニア王・グインの本心が、ヴァレリウスとの会話のなかで吐露されたこと。正体不明・出自不明としてこの中原へと突然あらわれたグインの、物語開幕当初からの思い、「自分は何者で、どこから来たのか」が本巻において痛切に語られる。栗本氏が初期より言及し、また初期グイン評で繰り返し指摘されてきたグイン・サーガの(ひいてはヒロイック・ファンタジーの)メインテーマへと切り込んだ内容であった。

2016年8月22日 (月)

08/22 【聴】 僕たちの讃美歌 / 渚 十吾, echo mountain(EMCD-003W1)

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 音楽プロデューサ/作曲家として活躍。Echo Mountain Parlor主宰(2011年終了)としても知られる渚十吾の最新作。2枚組、全30曲はVan Dyke Parksへのオマージュ。毎回凝っているジャケットデザイン、今回は紙を利用したへなへなジャケット。


 かつてのムーンライダース、鈴木慶一氏を思わせる歌い口。ポエトリー・リーティングを意識し、斜に構えたかのような氏のヴォーカルと、オーガニックな風合いのメロディが本アルバムの特徴だろうか。日本語詞にせよ英語詩にせよしっかりと聞き取れるため、意識せずともじわりと心にしみこむ。その内容は都市生活者の日常であったり、浮世離れしたノマドな暮らしだったりと決して特別なものではない。特別なものではないのにどこか特別に(あるいは我々の手の届かないところにあるかのように)聞こえる。なんだろう、この異質な感じは。


 日常の中にごくごく当たり前のように混じりこむ異質を最も端的に表している曲、それがタイトルナンバーでもある「僕たちの讃美歌」。ソーシャルという枷にとらわれた現代人の悲しい性を枯淡に描写した歌詞に、思わず居住まいをただしたくなる。その内容はぜひそれぞれの耳で聞き、感じてほしい。(2016.08.08)

2016年8月20日 (土)

08/20 日々雑感

この歳になって、はじめてステーキガストに入った。


珍しく、夫婦で「肉が食べたい」と意見が一致したからである。


亭主は240gという肉の分量だけで「大盛り熟成カットステーキ」を食べた。焼肉を食べている感じだったが、久しぶりの肉を堪能できて大満足であった。


ただ、あの焼石だけは良く分からない。


Cocosの成形肉のステーキを食べるときにも提供されるが、せっかく焼いた肉をさらに「焼き締める」というのは、なんの効果があってのことなのだろうか。


以前、Cocosで成形肉のステーキを注文した際に焼石が出てきたときには、衛生上の問題をクリアするためなのかと思ったのだが、いわゆる普通の肉にも焼石が出てくると、その理由がいまひとつつかめなくなる。


一説には「肉を個人の好みの焼き加減にする」ために使うらしい。レア、ミディアム、ウェルダンといった、店側で調理するものを個人で調整するのだろうか。店側としては厨房での調理手順がマニュアル化できるので、調理人にスキルが要らなくなるといったメリットがあるのかもしれない。


意味が分からないまま、何枚かの肉は焼石で焼き締めたが、面倒になって途中からは使わなかった。


そういえば、出された肉には塩コショウしかされておらず、ソースはサラダバーの一角から好みで自由にとってくるらしい。


肉とソースを別体にしたのも、調理のマニュアル化、効率化によるものなのだろうか。

2016年8月19日 (金)

08/19 日々雑感

あるTwitterユーザのつぶやきを発端に、PCデポが炎上している。


一人暮らしの高齢者に毎月15000円のサポート料を請求していたのを見かねて、契約を解除しようとしたら100000円を請求してきた、だの


PCデポの店員が顧客のクレジットカード情報を使って無断で買い物をしていた、だの


5TBのハードディスクと称して、1TBのハードディスクと4TB分のクラウドストレージ(初年度無料、2年目から年間13000円を請求、使い勝手はかなり悪い)を売っていた、だの


悪評はとどまることを知らない。


一方PCデポ側は批判を受けコメントと、今後の対応を発表したが、こちらの対応もまずかったようで、火に油を注ぐ結果となっている。


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ネットでは、パソコン販売店の主たる収入源が、PC本体やソフトの売り上げではなく、PC購入後のサポート・サービスへと移っている現状を有識者たちが指摘し、販売店によるサポート料(すなわち技術料)の妥当性を議論している。かつて亭主がパソコン(当時はマイコンと言った)を使い始めた中学生時代は周囲に詳しい人など一人もいなかったので、同じマイコンを持っていた仲間数人でああでもない、こうでもないと試行錯誤したものだ。大学になると、コミュニティには必ずパソコン(当時はPC-9801全盛だった)に詳しい人が何人かいて、わからないことは彼らから教わっていた(もちろん無料でだ)。知識は詳しい人から初心者へと継承されるものであり、初心者がやがて詳しい人間となったときには、あらたにパソコンの世界に入門した初心者へ無料で知識を伝承していった。


それが当然の文化だった。


あらゆる人間がPCを使うようになった昨今、PCの操作やメンテナンスをパソコン販売店が受け持つ(という考えに至る)のは当然の成り行きであろうから、論点はサポート料の額が一般常識に照らして高いか、低いかという話になる。亭主の金銭感覚に照らせば、PCデポのサポート料は高額であり、もし亭主の父がこの額を支払おうものならば、多少の面倒は覚悟で自らメンテナンスを買って出ることだろう。


重要なのは、そんな一般常識、金銭感覚をPCデポが持ち合わせていたかどうかであり、利益確保や採算性のみからサポート料を決めていたとすれば、それはそもそもビジネスとして成立しない。ありていに言えば商売のセンスが無い。


PCデポ関係者が、こういう普通の考えに至らなかったのはなぜか、解約料の100000円(当初は200000円だったが交渉の上安くしたらしい)が高いか低いか判断につかない人間が商売をしていいものだろうかと、あらためて不審に感じられる。


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ネットにはすでにPCデポからの不買を宣言した人もいるようである。ただ、リテラシの高い個人が不買を宣言したところでどうにもならない。PCデポの商売相手はパソコンなど使ったことのない初心者や、高齢者たちなのだから。それら初心者や、高齢者がそっぽを向かない限りは、PCデポは相変わらず地元の人々から(リテラシの高い人から見れば)不当に高い金額を搾り取り続けるだろう。PCデポ本体に直接ダメージを与えるならば、ネット経由で投資家を動かし、株価を下げる、資金を引き揚げるしかないように思う。


もっとも、それでPCデポが「現場レベルで」正常な金銭感覚を取り戻すかどうかは、良く分からない。

2016年8月17日 (水)

08/17 日々雑感(2)

宇都宮PARCO内にあったTower Recordsが撤退していた。


調べたところ、2012年2月19日に閉店していたというから4年半も遅れて知ったことになる。いい加減情報が古いが、それだけ亭主が宇都宮から遠ざかっていたということでもある。


最後に宇都宮のTowerを訪れたのはいつだっただろうか。売り場全体が寂れ、棚にCDがあまり残っていなかったことを思い出す。独身時代から宇都宮Towerにはよく通っていた。贔屓にしているカントリー・ウェスタンのバンド"Hot Club of Cowtown"を知ったのも宇都宮TowerのCD売り場に彼らのアルバムが並んでいたからだ。


これまで、Tower Recordsは、音楽や芸能、ファッションに関する流行を旗艦店のある渋谷から地方へと発信する役割を担っていたが、ここ10年ほどでずいぶん店舗が整理されてしまった。特に関東では、東京、千葉、埼玉、神奈川に店舗がある一方、群馬、栃木、茨城からは完全撤退してしまった。


亭主がよく行った宇都宮PARCO店、水戸イオンモール店、つくばLALAガーデン店、柏店はいずれも閉店してしまった。秋葉原ヨドバシ内のTowerもずいぶん規模が小さくなってしまった。亭主が良くいく店だけを閉店させるとは、どんないやがらせなのだろうか。


日本レコード協会のサイトにまとめられている統計情報によれば、CDアルバムの生産実績は、過去10年間で222,698,000枚(2006年)から112,696,000枚(2015年)へと半減している。シングルを含めた全体でも、290,252,000枚から167,839,000枚と、42%減少している。興味深いことにここ10年の生産実績は、前年比-5~-10%を維持し続けていて(2012年に例外的に+12%というのはあったが)、市場の縮小は持続的かつ避けられないものになっている。


Tower Records含め販売側からすれば、不採算店、小規模店の閉店は、経営上打つべき施策なのだろう。Tower Recordsに限らず、地方の個人商店、小規模店はここ10年で軒並み件数を減らしている。


音楽市場そのものが縮小しているのか、それともセルCDという市場が縮小しているのか。


いずれにせよ、高度経済成長期~バブル経済を経て形作られた日本の経済システムの一つが、崩壊を始めていることは間違いない。

08/17 日々雑感

 昨日のことになるが、夏休みを利用して、宇都宮まで一人旅を楽しんできた。


 当初の目的は餃子専門店、みんみんで揚餃子を堪能することだったが、昼食時ということもあって店の前にありえないほどの行列が出来ていたので、見ないふりをすることにした。その先にある餃子専門店、正嗣もこれまた大行列で、宇都宮で餃子を食べること、それ自体が無理なのだとあきらめた。


 仕方なく、宇都宮大学前の天下一品に行ったところ、こちらも駐車場がいっぱいで入れず。宇都宮に行ったというのに、結局昼食は北関東道笠間SAのきつねうどんといなりずし、それにかき揚げになった。


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 世間的には「ラーメン人間」として認知されているらしい亭主であるが、実はいなりずしが大好物なのである。正確に言うと、子供の頃は大して好きではなかったものの、結婚したあたりから急にいなりずしが好物となり、今では三度の飯よりもいなりが好き、というありさまである。いなりずしと巻きずしが入っている、いわゆる助六寿司も好物である。


 笠間といえば笠間稲荷神社、稲荷といえば揚げにいなりずしは定番である。特に笠間はいなりずしで町おこしをしているとのことだ。残念ながら亭主自身はまだ笠間市内でいなりずしを食べたことがない。いつか行ってみたいと思っている。


 ちなみに笠間SAでは、きつねうどんにシンプルないなりずし、梅肉とレンコンの入ったいなりずし、さらにシラスのかき揚げをつけている。味はどれも非常に美味。宇都宮で餃子を食べてこなかったことを後悔させない、満足度の高い昼食となった。

08/17 【聴】 君のいる世界が好きだよ / Her Ghost Friend, U/M/A/A(UMA-1081)

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 DJ Obake(トラック)とおのしのぶ(ヴォーカル・イラスト)によるエレクトロニカ・ユニット、Her Ghost Friendの最新作。愛らしくコケティッシュなおののウィスパー・ヴォイスと、DJ Obakeによるキラキラ系エレクトロニカの組み合わせはますます絶好調、強烈なファンシーさで聞き手に迫る。全13曲。

 M01"はじまり(恋におちたら)"冒頭のヴォイス「どっき~ん☆」のインパクトがすさまじい本作。ガーリーとかロリータなどという形容すら生ぬるい、あざとさが本作の特徴だろうか。砂糖菓子のような甘ったるいチューンがDJ Obakeの戦略なのか、それともおのしのぶの戦略なのかはよくわからないが、今やトップアーティストへと上り詰めたきゃりーぱみゅぱみゅ、あるいは最近人気のりゅうちぇるのようなキラキラ系が受ける昨今、ここまで戦略的に狙わないとマスへの訴求力が不足しているのかもしれない。いや、ロックがパンクやメタルへと徐々にスライドしていったように、テクノもまた(ミニマルやハードコアといったジャンルと並立して)ファンシーな方向へスライドしているのかもしれない。もちろんシーン全体がHer Ghost Friendのような作風へとスライドしているわけではなくある種の突然変異としてとらえれば十分なのだろうが・・・

いうまでもないが作品としての質は非常に高く、DJ Obakeによるトラックメイキングはアルバムを重ねるつれ円熟味を増している。(2016.08.06)

2016年8月15日 (月)

08/15 日々雑感

CDからリッピングした膨大な音楽データをどこに保存するかで悩んでいる。

現在はメインPCのDドライブ(SSD, 256GB)に保存しているが、148GBを超えて現在も着実に容量を増やしつつある。 以前はMP3(128kbps)でリッピングしていたが、最近はApple Lossless Audio Codec(ALAC)でリッピングし、iPod Classicには128kbpsにダウンコンバートしている。PCオーディオとして楽しむ際には1000~800kbpsの音楽データを再生する。諸文献によればアルバム1枚あたり300Mbytesを使用するので、CDが日々増加している昨今、音楽データの保存・管理は喫緊の課題である。

音楽データの保存には、2つの方式が考えられる。

一つはDropboxなど、クラウド上のストレージに保存する方法。Dropboxだけでなく、Google, Microsoft, Apple, Amazonなど様々な企業がクラウドサービスを提供している。ただ、これらのサービスは単にファイルをクラウド上に保存するものなので、ネットワークドライブのような使い方はできない。転送速度も遅いので、オンデマンドで高ビットレートの音楽データを参照することは非現実的だろう。データクラッシュの心配からは解放されるが、1TBといった容量を確保するためには月額$10程度の課金も必要となる。

もう一つは、NASに保存する方法。最近はNASにもオーディオ用が登場するなど機能充実が著しい。家庭内の無線LAN・ルータに接続すれば外部ドライブとして認識するので、そこに自らのライブラリを保存すればよい。クラッシュの心配は依然として残るが初期投資が比較的小さい(25k\くらいから導入できる)。ビットレートが高い音楽データを無線LAN-Wifiネットワーク経由で転送できるかという心配は残る。まあメーカが出来ると言っているのだから、できるのだろう。

いずれも長短あり、決めるのが難しい。こういうときは悩むのを止めて、一旦本質に立ち戻ってみるのがよい。

クラウドを利用したデータ保存は、データを永続的かつ失われることなく保存する手段である。

NASへのデータ保存は、家庭内外で自在に音楽を楽しむための手段である。

実際のところ亭主には、前者として「オリジナル盤の保有」後者として「iPod classicの利用」というソリューションがすでに存在していることが分かる。恐ろしいことに音楽データの保存・管理が喫緊の課題である、というのは単なる亭主の妄想に過ぎなかったのだ。

2016年8月14日 (日)

08/14 日々雑感

リオ五輪を含め世の中いろいろ大変らしいが、亭主の周囲では格別何事もなく、平穏無事に過ぎている。

おっと、まはろくんに関してはここ数日おなかの調子が悪く、今朝などはリビングのラグに軟便をしたため大騒ぎになった。夕刻は地元の花火大会の音に驚いて、廊下の隅で震えているのを家族総出でなだめたりもした。一方、あろはちゃんは元気そのもの、花火の音を聞いても体を「びくっ」とするくらいで、おびえるほどではなかったようである。

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最近のまはろくん。

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そして最近のあろはちゃん。

本当は世間のことなどいろいろ書こうとは思っているのだけれど、なんだかこの2匹を見ていると、格別何を言うこともないようにも思えてしまうから不思議である。

2016年8月13日 (土)

08/13 【聴】 1000watts / Quantic Presents Flowering Inferno, Tru Thoughts|Beat(BRC-514)

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 QuanticことWill Hollandが、南米の著名な音楽家とコラボレーションした"Flowering Inferno"プロジェクトの最新作。カリビアン・サウンドを打ち込み中心に再現した第1弾、コロンビアやペルー・ジャマイカのアーティストを招聘した第2弾に続き、本作第3弾ではカリブ海のダブ・ミュージックをフィーチャー。ダウナーでミニマルなダブ・サウンドは、マニアックであるとともにどこか端正でもある。全18曲。

 そもそもはUK出身のテクノ・アーティストだったHollandが、中南米の音楽にどっぷりとハマったのはいつからだったろうか。アメリカ・ヨーロッパのアーティストが土着のサウンドを求めて中南米やアフリカへと分け入る、というスタイルは、(南米はチリに移住したAtom Heartの例を挙げるまでもなく)どれも一定の成功を収めている。現地の無名アーティストがアメリカ・ヨーロッパ(あるいは日本)の音楽シーンで話題を呼ぶ、というのは実に小気味よい話であるが、成功のために都会臭くなるというか、現地音楽のケレン味が失われてしまうとしたら残念な話でもある。対するHollandのプロジェクト"Flowering Inferno"はむしろ最初からHolland節が効いているというか、骨組みからして非常にクレバーなつくりをしている。現地音楽を搾取しているのではなく、現地音楽のエッセンスを当初から用意されたHollandの枠組みにきっちり収めている感じといえば伝わるだろうか。結果としてスタイリッシュで、飽きの来ないアルバムに仕上がっている。(2016.08.06)

08/13 【読】 自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義(ブライアン・R・リトル(著)、児島修(訳)、大和書房)

「自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義(ブライアン・R・リトル(著)、児島修(訳)、大和書房)」

ハーバード大で3年連続の人気教授に選出されたほか、ケンブリッジ大、カールトン大、オックスフォード大などでも教鞭を振るう心理学の研究者。ブライアン・R・リトル氏が、自身の専門であるパーソナリティ心理学について記した書。本当の自分を理解するためのセルフ・テストと、自らの価値を最大とするためのパーソナル・プロジェクトの設定を通じて、自身の価値と幸福度を高める取り組みを紹介する。

本書の主題であるパーソナリティ心理学は、紀元前4世紀古代ギリシャの哲学・医術論に端を発し、「四体液説」によって自身のパーソナリティを分類することから始まったという。もちろん、この説は現在では廃れてしまったが、1930年代にロジャーズやマズローらが提唱する人間性心理学によって性格は5つの要素に大きく分類され、それら要素の強弱によって自らの性格を分析する。「誠実性」「協調性」「情緒安定性」「開放性」「外向性」と呼ばれる5つの要素と、それぞれの要素の強弱を知ることとで、自らの目標「パーソナル・プロジェクト」をいかにして達成していくかの指針が得られるのだそうだ。自らの性格は、意識することで変えることができる。意識することで弱点を補い、自らのモチベーションを高めつつ目標達成に向けて前進することができる。本書はいわゆる「性格テスト」や「心理テスト」と大きく異なるのは、テストの結果を逆手に取ることで、積極的に自らの幸福度を高めていく点にある。

なお本書には、各章ごとに簡単な(しかし自らを理解するうえで重要な)テストが設定されていて、自らの性格を常に把握しつつ読み進めることができる。先に示した5つの要素に加えて「セルフモニタリング度」「自己解決・他者依存度」「クリエイティブ度」などが診断できる。重要なのはこれらの度合の強弱に価値がないこと、それに結果は自分だけが知っていればよいということ。

亭主などは、それまで思い込んでいた性格とは全く正反対の結果にショックを受けたが、その結果に改めて自らを思い直すきっかけにもなった。

2016年8月12日 (金)

08/12 日々雑感

ひたちなか市にある蔦屋書店に行ってきた。


格別読みたい/欲しい本があったというわけではなく、適当に何冊か見繕って買ってくるつもりだった。出張帰りに東京駅近くの紀伊国屋書店に立ち寄ったときも、だいたいこんな感じ。小説、語学、ノンフィクション、新書などを雑多に買ってくる。本人としてはジャンルを選ばず、話題の本やこれまで読んだことのないジャンルに挑戦してみるつもりで売り場に臨んでいる。ただ、読みたい本/欲しい本のジャンルはだいたい決まってしまうようだ。困ったものである。


蔦屋に入ったら、まずはトイレに駆け込み用を足す。集中して本を選ぶためだ。トイレから入口に再び戻り、さてと周りをぐるりと見回す。入口に積んである新刊、話題の本を眺めつつ、書店のおすすめや新聞の読書記事のランキングへと足を進める。昔からよく読んでいた作家が新刊を出していないかをチェックした後は、後ろを振り向いて新書コーナーの新刊、話題の本を眺める。新書のタイトルを見れば、その時々の流行や社会の話題が良く分かる。ついでに、タイトルを読めば内容もおおよそ想像がつく。昔はよく買っていた新書だが、最近は内容の薄いものが多いので、贔屓の著者でないかぎりは買わない。


新書コーナーを右手に、しばらく進むとプログラミングやPC関係の本の売り場に行きつく。人工知能や計算機言語の本を何冊か手に取り、パラパラと眺める。プログラミング・PC関係の本の向こうは天文学、そして工学書だ。深宇宙の星々の写真集や、物理エッセイなどに惹かれるが、仕事で必要になりそうな本を1冊手に取る。


工学書の先は心理学、哲学、精神世界、歴史関係の本が並んでいて、亭主の好きな「平凡社ライブラリー」や「講談社選書」などの売り場もここにある。蔦屋書店に来ると、いつもここで1冊か2冊、本を買うことにしている。今回は中沢新一と網野善彦の本を買った。いずれ「読」のコーナーで紹介できると思う。


選書のコーナーから踵を返すと、音楽・楽器・オーディオ関係の書籍のコーナーがある。ここでも1冊か2冊、本を買う習慣ができている。「雑多に買う」と書いたが、定番のジャンルを入れないとなんとなく据わりが悪いのだ。少し迷って後藤雅洋(ジャズ喫茶四谷イーグル店主)のエッセイを手に取る。


音楽・楽器・オーディオのコーナーを抜けるとそこはレジ、そして入口へとぐるりと戻る。家人へのお土産に、「コンビニ人間」と又吉直樹の新書を買う。実は亭主も読んでみたい本なので、妻が読み終わったら貸してもらうつもり。


普通はこのルートを3週から5週くらい周り欲しい本を絞り込んでいくのだが、今回は時間があまりなかったため2周でレジに向かった。合計5冊。亭主的には少し栄養バランスが悪いようにも思ったが、時間がない中でのセレクトだったのでしかたがない。


様々な葛藤の結果として、セレクトされた本はちょっとした「亭主選書」といったところか。売り場をめぐっての本選びは、アマゾンでは決して味わうことができないユーザ体験。ネット通販全盛の昨今だが、亭主にとってリアル書店は一つの娯楽なのだ。


2016年8月11日 (木)

08/11 日々雑感

水曜日(8/10)から夏休みに突入している。

今年の夏休みは格別予定もなく、朝走り、スポーツジムに行き、昼寝をし、犬と散歩をしている。妻がカレーを作ってくれたので朝晩はカレー。昼はコンビニでおにぎりを買ったり、食パンを食べたりしている。

先の日曜に妻がマラソン大会に出場したため、(疲労回復を目的に)特に予定を入れなかったのだが、妻はといえば大会後も走ったり、スポーツジムに行ったりと忙しくしている。まあ、遠くに出かければ、妻も犬も(そしてもちろん亭主も)疲れるので、家の周りをうろうろするくらいがちょうどよいのだろう。

休みは来週の水曜日(8/17)まで。

一日くらいは書店にでも行き、アイスコーヒーでも飲みながら涼みたいものだ。

2016年8月 7日 (日)

08/07 【聴】 Lunatique / Takkyu Ishino, Ki/oon|SONY(KSCL-2765)

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 2010年にリリースしたミニアルバム、"Cruise"以来、6年ぶりとなる石野卓球のフルアルバム。この6年間に作りためたトラックからの選りすぐり、テーマは「官能とエロス」だという。全10曲。

 官能かエロスかは本人が言っていることなので、それ自体は間違いのないことなのだろう。前作に比べると確かに全体としてウェット。テクノDJが好む「ミニマルで素材として使えそうなトラック」とは趣の異なる、 「口ずさめるインスト」に仕上がっている。石野卓球は以前、このテのアルバムとして"Throbbing Disco Cat"をリリースしているが、あのアルバム以上にポップで楽しい。「良いアルバム」この言い回しが実にしっくりくる。

 一方、ジャケットデザインからも見て取れる「官能」や「エロス」の要素が果たして含まれているかといえば、亭主的にはあまり感じられなかった。ファンクやソウル、あるいはハウスあたりならば、色っぽいボイスやセクシーなメロディでそれっぽさを演出できるのだろう。たとえばDerrick MayはMix-up Vol.5にこの要素を含めた結果、ちょっと家族では聴きにくいアルバム(というかミックス)となった。一方で石野卓球の「官能」「エロス」は、そんな聴きにくさとは無縁。彼のいうそれは、どちらかといえばファンクネスやグルーヴといった言葉で形容するほうが適切かもしれない。。(2016.08.04)

2016年8月 3日 (水)

08/03 日々雑感

亭主が海外に行く際に、必ず持参するものがふたつある。

一つは、パスポートのカラーコピー。

現地で買い物などをする際(特に途上国などでは)パスポート提示が求められることが多いが、パスポートを常時携帯するのは紛失のリスクがあるのでお勧めできない。そこで、パスポートを求められた際に、顔写真や名前の書いてある部分のみカラーコピーして、それを提示することにしている。もちろんパスポート本体はホテルの金庫などに預けておく。

そしてもう一つは、テーブルタップ。

海外の電源(220~240V)を100Vに降圧する変圧器を持参するのはもちろん、テーブルタップは必需品だ。スマホの充電器、ノートパソコンの電源コード、Kindleの充電器、デジタルカメラの充電器など、現代の旅行にはかならず充電器がつきまとう。(国内、国内ともに)ホテルのコンセントは常に最小限しかないため、これら充電器を同時につなぐためにテーブルタップが活躍する。スマートフォンなどを目覚まし時計代わりにしている人ならば、ホテルにおいて「寝ながら充電できる」ことが意外と難しいことに気が付くだろう。コンセントは常にテーブルの近くにあるので、スマートフォンの充電ケーブルだけでは全然長さが足りないのだ。

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自宅にあるPC周りの電源コードが輻輳し始めたので、電源タップを整理した。

PC周りでコンセントが足りなくなったことから一時的に海外旅行用のテーブルタップを使っていたのだが、タップからタップへと分岐する、いわゆるタコ足配線になっていたからだ。

メインのタップには、デスクトップPC、液晶ディスプレイ、プリンタがつながっている。

サブのタップ(オーディオ用)には、DAC、DDC、マスタークロック、真空管アンプそれに白熱灯(手元を照らすためのもの)がつながっている。

今日は、これに加えて3番目のタップを用意した。これには先日購入したキーボードPCとKindle Paperwhiteがつながっている。本当はダメなのだが、メインのタップから分岐している。Kindleはバッテリーが少なくなった際にピンポイントで使うだけなので、まあよしとしよう。

それにしても、なぜこんなに電源があるのだろうか。なるべく機器は少なく、配線はシンプルにと心がけていたつもりが、いつの間にかタコ足になっている。

ふと見ると、USBはさらにひどい。前面のUSBポート(×2)は無線LANとiPod Classicが接続されているうえに、USBハブにはカードリーダーとマウス、それにジョイパッドがつながっている。さらに背面のUSBポート(×4)には、USBハブと、キーボード、DAC、DDCがつながっている。さらに増設したUSB3.0には外付けのハードディスクとBD-Rドライブが、あたりまえのようにつながっている。これまた多すぎやしないだろうか。

2016年8月 2日 (火)

08/02 【聴】 Beat Jazz / Atsuo Fujimoto Beat Jazz, Columbia(CORR-11085)

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 橋本一子、横山雅史、木村万作、石井AQとのユニットColored Musicでの活動、YMO国内ツアーでのギター・サポート、山下洋輔、渡辺香津美、菊池成孔らのバンドへの参加、そして映画音楽家としても活躍した藤本敦夫が、1986年にリリースしたフュージョンのアルバム。日本コロムビアのオンデマンドCDサービスの一枚として、受注・復刻生産されたもの。全10曲。小田島亨(Sax)、酒井泰三(Guitar)、木村万作(Drums)、吉田哲治(Trumpet)そして橋本一子(Piano)らが参加している。

 ジャズと銘打ってはいるものの、基本的には4ビートを聴かせたフュージョン・ロックのアルバム。Van Halenの"You Really Got Me"のカヴァー以外はすべてオリジナルと、非常に気合が入っている。たたきつけるように、一定で刻まれるドラムビートはその後の「爽快系」フュージョンとは趣が異なり、非常にエネルギッシュで自由奔放。1986年という時代からすれば非常に先進的な試みといえるだろう。現在藤本は交通事故の後遺症からほとんど身動きが取れない状態ながらも、単発的にではあるが楽曲を制作、アルバムリリースも果たしている。たとえば、以前どむやでも紹介した「どこにもないランド」では、自分自身で全トラックを演奏するという快挙を達成(アルバムの出来ももちろん文句なし)。妻である橋本一子とのアルバムUb-Xでは実質的なリーダーを務めるなど活躍の場を広げつつある。(2016.07.25)

2016年8月 1日 (月)

08/01 日々雑感

 前回の雑記で、ゲームに対していささか冷ややかな意見を述べた亭主だが、実はiPhoneで「グランブルーファンタジー」をプレイしている。

 グランブルーファンタジー(グラブルと略すらしいが亭主はこの略称があまり好きではない)は、大小さまざまな島が空に浮く世界で、飛空挺(空を飛ぶ船)乗りを夢見る少年「グラン」と、とある事件をきっかけにグランと生命を共有した少女「ルリア」とが、強大な武力で世界を脅かす「帝国」に仲間たちと共に立ち向かう王道ファンタジーRPGだ。飛空挺を使って島々を巡り、島にすむ人々と関わることで、「帝国」の野望と舞台となる空想世界の全体構造が明らかとなる、という展開は、近年少なくなった骨太なSFファンタジーの構造を踏襲する。亭主はこの手の作品が大好きなのだ。

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 ※トップページ。画像は主人公の少女・ルリアと小型竜のビィ。

 一方、この作品には、メインとなるクエスト(本編)とは別に「サブクエスト」や「期間限定イベント」が存在する。サブクエストはメインクエストのストーリを補足したり、作品世界のバックグラウンドを詳細に描写したもので、基本的に一度だけクリアすればよい。一方、「期間限定イベント」はメインクエスト・サブクエストとは全く別のストーリが進行し、およそ2週間という期間内にイベント内の小クエストをクリアすることが目的となる。イベントの中盤・終盤に、強大な力をもった魔物が登場し、これを討伐することでイベントは完結する。イベント中は魔物の討伐状況に応じて強力な武器やアイテムが入手できるほか、戦闘を通じて登場人物の戦力強化が図られる。実際、メインクエスト(およびサブクエスト)だけでストーリを進めようとすると、敵の戦力上昇にこちらの戦力が追いつかなくなり、事実上ストーリが進まなく(ストーリ進行に必要な戦闘に勝利できなく)なる。「期間限定イベント」はストーリを有利に進めるための手段の一つでもある。

 なお、「期間限定イベント」や一部の魔物討伐クエスト(これはストーリ進行とともにプレイ可能となる)では、他のプレイヤーと共闘が可能である。強い魔物に複数のプレーヤが協力して挑むことで、クエストの難易度を下げることができるほか、レベルの低いプレーヤが、レベルの高い(強い)プレーヤの力を借りて(メイン・サブ以外の)クエストをクリアすることもできる。もちろんプレーヤが単独で魔物を討伐することも可能であるし、戦闘の途中で救援を要請することもできる。制限時間は90分、制限時間内に魔物を倒すことができれば討伐成功(報酬がもらえる)、できなければ討伐失敗。ただ、このゲームにおいてソーシャルな要素は重要とはいえない。ユーザ同士がチームを編成して魔物討伐に挑戦する「騎空団」や、一時的にユーザを募る「共闘クエスト」というシステムは存在するが、あくまでもサブクエスト扱いである。不定期にしかゲームができない亭主には、わりと居心地のよいソーシャルの形態ともいえる。

さて。

 本ゲーム、制作はCygamesとあるが、プレイ当初はゲームシステムや世界観がファイナルファンタジー(FF)シリーズと非常に似ており、亭主などは当初FFのスマートフォン版と勘違いしていたほどだ。「飛空挺」「星晶獣(FFでは召還獣)」「地水火風光闇の属性」「宝晶石(FFではクリスタル)」「職業(ジョブ)システム」「特殊技能(アビリティ)」といった基本的な部分はもちろんのこと、魔物の名称やデザインもFFシリーズと類似する部分が多い。もしかしたら当初はFFシリーズとして開発されていたものが、オリジナル作品へと変更されたのかもしれない。ただ、「似ている」ということは世界観やゲームシステムの素地が比較的しっかりしていることをも意味する。スマホゲームにあまり興味のない亭主がプレイしている理由はむしろ「FFに似ている=安心してプレイできる」からなのかもしれない。

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 ※メイン画面。主人公(性別は任意設定が可能で画面にはもう一人の主人公で少女の「ジータ」が表示されている)。

 それにしてもこのゲーム、とにかくスケールが大きい。主人公の仲間となる登場人物は300人、武器は1200種類、星晶獣は200種類を数える。ストーリも第70章(2016年7月現在)と壮大であり、現在もストーリが進行している。亭主のような不真面目なプレーヤが、果たしてエンディングに到達することができるかどうかはよくわからない。課金すればレアな武器や星晶獣が手に入って、ゲームを有利に進めることができるのだろうが、現状はとりあえず無課金でプレイしている。

 課金・・・といえば、「ガチャ」の件にふれないわけにはいかない。

 以前ネットニュースなどで問題になったが、「ガチャ」とは、運の要素の強いアイテム入手システムのことだ。このゲームには武器や星晶獣、そして仲間になる登場人物に「N(ノーマル)」「R(レア)」「SR(スーパーレア)」「SSR(スーパーSR?)」のレア度表示がついていて、SSRと呼ばれるアイテムほど入手難度が高い。イベントなどで入手するアイテムは「ガチャ」とはいえ入手できる数が定められており、イベントをこなしていればいつか必ず手に入る。ところが、「レジェンドガチャ」と称する、いつでも挑戦できるガチャに限っては、かなりの部分が運に左右される。レジェンドガチャでアイテムを入手するには、先にも書いた「宝晶石」をイベントクリアの報酬などで地道に貯める、10回分のガチャを購入するなど、選択肢が限られる(通常は地道に貯める)。ガチャにはまりすぎたプレイヤーが課金を繰り返し、それでも入手難度の高いアイテムが出てくるまで60万円を費やしたことが問題になったが、これは入手難度が極端に低い「登場人物」をガチャで得るためにどれだけの金額が必要かを身銭を切って検証したものであった。

 もちろん、アイテムに課金するか、しないかは個人の自由であるし、運要素の強い「ガチャ」なるものに乗るか、反るかも個人の判断である。おおよそ難度の高いアイテムを入手するため、高額な課金を許容するかしないかは、個人の経済状況にゆだねられる。一方で、高額の課金を繰り返した人への救済として、一定額までに入手できなかった場合にアイテムを「プレゼント」するという措置が開発元から発表されたが、これ自体景品表示法の規制対象になるなど、法的にいろいろとややこしい。一応予防線を張っておくと、この「どむや」で景品表示法だのギャンブルだのといった話を掘り下げるつもりはまったくない。個人的には無課金で平和に遊ぶくらいでちょうどいい。ゲームそのものが規制の対象になったり、風評の結果Cygamesの経営状態が悪化して、そのままサービス終了となってしまっても、無料ならばあきらめもつく。

 ただ一ついえるのは、アイテムを購入しても、それはゲーム内での価値でしかないということだ。高額で購入したアイテムが、実社会でなにか役に立つという話はまだ聞いたことがないし、このゲームではユーザ間でのアイテム取引が不可能である(だからこそソーシャル部分が殺伐としていない)。

 長々と書いたわりに、結論はいたって当たり前。「行き着く先は虚無」的な感じが、実に亭主のブログらしい。

 ともあれ。

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 グランブルーファンタジー、亭主は大いに楽しんでいる。数あるジョブのなかでもお気に入りは、「ダークフェンサー」。「剣」と「短剣」を使いこなす戦士系のジョブだが、その特徴はそのアビリティのあざとさにある。このゲームはターン制で「味方の特殊攻撃」「味方の通常攻撃」「敵の攻撃」を1ターンごとに繰り返す。味方が必ず先制できるので、最初の特殊攻撃でいかに味方を有利に、敵を不利にできるかが攻略のカギとなる。ダークフェンサーは、敵を不利にすることに特化したジョブである。「敵にダメージを与え、敵にスロウ効果を付与し、なおかつ敵の大技までのカウントを減少させる《ディレイII》」、「敵全体の攻撃力を下げ、かつ敵全体の防御力を下げる《ミゼラブルミスト》」、そして「敵の大技までの最大カウントを増やす《グラビティ》」。これらを駆使して徹底的に敵を弱体化させるのだ。もちろん、300人からの多彩なアビリティを持つ登場人物といかにパーティを編成するかも重要である。このゲームでは、回復能力は意外とレアなうえに、ターンを重ねないと再び使用することができない。回復手段(薬など)も戦闘中に拾うしかなく、しかも溜めておくことができない。長期戦は非常に不利、圧倒的な力技で攻略するか、多彩なアビリティを組み合わせて味方と敵との戦力差を開き、効率よくダメージを与え続けるか、キャラクター、武器、アビリティを最適に組み合わせるパズル感覚と、相手の能力や攻撃を先読みする戦略要素がこのゲームの魅力なのだ。

 

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