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2016年7月22日 (金)

07/22 日々雑感

 出張で新橋に行ってきた。

 新橋への出張は今年に入って3度目になる。酔いどれサラリーマンの聖地、午後5時以降は頭にネクタイを巻くのが礼儀、真っ赤に充血した目でテレビのインタビューに答えるのがお約束の町に、何が悲しくて行かねばならないのかと思いつつも、気分転換にはなっている。

 新橋という町に悲観的になる理由はもう一つある。昼休みに食事をとるのが限りなく難しいのだ。なぜかは知らぬが新橋のサラリーマンには、出社時にコンビニで菓子パンを買い、オフィスの自席でもそもそと食べることを知らないらしい。昼休みになると、小屋の扉が開け放たれた鳩よろしくオフィスから飛び出し、コンビニだの食堂だの喫茶店だのへと殺到する。社員食堂がないから、とはいえ、たかが500円程度のランチのために血みどろの戦いが繰り広げられる。意味がわからない。おかげで亭主は、途中で買ったコンビニの菓子パンを出張先でもそもそと食べなければならない。

 夕刻、出張先での用事が終わったので、少し早めの夕食をとることにする。前回新橋でラーメンを食べて微妙に失敗したことから、今回は挽回したい。前回同様今回も帰りの電車まであまり時間がなかったため、手っ取り早く食べたい。新橋駅前にまたしてもラーメン屋があったので、リベンジとばかりここで食べた。

 ところが、せっかく入ったラーメン屋もまた美味くない。

 具体的な店名は伏せるが、濃厚豚骨ラーメンと銘打ったラーメン、スープが塩辛いうえに生臭く、麺もたいして入っておらずとまったくもって期待外れな味であった。亭主が学生時代から通っていた横浜家系のラーメン店「山岡家」も、チェーン展開してからずいぶん味が落ちた。ただ現在でも、山岡家には妻が留守にしたときなどにちょくちょく通っている。ずいぶん味が落ちたとはいえ、山岡家の味は100点満点で50くらい。対するここのラーメンの味はせいぜい20、厳しく評価して15くらいだろうか。これならば少し足を延ばして神田の天下一品に行けばよかったと激しく後悔した。

 前回新橋で食べたラーメンは100点満点で20くらいだった。今回のラーメンも20点、どうしてこんなにレベルが低いのだろう。新橋という場所に店を構えて、他の店とお客を取り合うならば、レベルは自然と高くなるはずだと思っていた亭主の認識が違うのだろうか。競争に勝ち残るべくレベルを高めるのではなく、多少レベルが低くともお客は自然と入ってくる、それが新橋の、東京という土地における飲食店の生存戦略なのだろうか。東京の店はどこもレベルが高いというのは亭主の勝手な思い込みだったのだろうか。

 そういえば半年ほど前、東京駅近くの八重洲地下街でラーメンを食べたときも、値段に対する味の貧弱さにがっかりして、麺だけ食べて帰ってきたことがある。あのときは豚骨ラーメンではなく味噌味のラーメンだったような気がする。東京の一等地に店を構え、高い地代を払いながら商売をしていくのは大変だと思いつつ、このレベルならばコンビニの菓子パンをもそもそと食べたほうがましだった。味噌ラーメンは100点満点で10を割り込むスコアだった。

 ラーメンに限って言えば「東京」に期待をするのはもうやめよう、「東京」に無条件で価値を上乗せするのはもうやめよう。

 そんなことを考えながら、逃げるように新橋を後にした亭主であった。

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