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2016年7月14日 (木)

07/14 【聴】 duo / Ichiko Hashimoto & Yoshiro Nakamura, Jump World|Space Shower Music(DDCZ-2087)

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 国内ボサノヴァ・シーンの第一人者・中村善郎と、ポップス・ジャズ・ヴォーカリストの橋本一子によるフル・アルバム。ボサノヴァ・スタンダードからジャズの名曲、あるいはオリジナル曲までをとりそろえた多彩なアルバム。全14曲。

 中村のギターと橋本のピアノ、中村の甘いハスキーヴォイスと橋本の澄み渡るヴォーカル。二人の個性が美しくマッチした、心地よいアルバム。二人とも日本の音楽シーン最初期から活躍するベテランアーティストであり、これまでのキャリアからすればあまりにも当然の、完成度の高いアルバムである。「わびさび」の心を持つ日本人にとって、「サウダージ(寂寥感)」の魂を持つボサノヴァを解することは比較的楽と言われているが、日本人の場合ボサノヴァに限らずあらゆるジャンルと親和性が高い。理由は様々考えられようが、日本人の場合研究熱心なうえに「はるばる海を渡ってきた」という覚悟をもってコトに臨んでいる。ピザ焼きからソムリエ、お菓子作りに至るまで、日本人の研究熱心さ、コトに臨む覚悟の強さは多くの外国人が認めるところである。

 ただ本作に限っては、そんな「研究熱心さ」だの「覚悟」だのは一切感じられず、むしろ息をするかのような自然さでボサノヴァの香りを放っている。聴きどころはMarcos Valleの"So Nice"から同じくMarcosの"Samba de Verao"へとつながるメドレー。原曲の素朴な雰囲気をそのままに、中村による枯淡な歌声が「日本のわびさび」を奏でる。(2016.07.10)

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