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2016年6月

2016年6月29日 (水)

06/26 NHK BS Premium 細野晴臣 A NIGHT in CHINATOWNを観る

6/5にBSで放送された、細野さんの番組"A NIGHT in CHINATOWN"をBlu-rayに録画していたので、自宅のPCでしみじみと観る。

伝説となった1976年5月8日の横浜中華街「同発会館」ライブから40年、同じ日、同じ場所で開かれたライブの模様を収録したものだ。出演は細野晴臣、林立夫、高田漣、伊賀航、伊藤大地、コシミハル。林さんは40年前のライブでも演奏した幼馴染でもある。「北京ダック」「はらいそ」当時の懐かしい曲から、細野さんがこよなく愛するオールディーズまでを幅広く歌う。ユダヤの長老のような帽子に怪しげな口ひげを生やした細野さんの声は、以前にもまして素朴で、そして枯れている。枯れ具合を良いといっていいのかどうかはわからないが、中華街の雰囲気によくマッチしている。

亭主は中学生の頃から細野さんの曲を聴いていた。YMOに始まり、トロピカル三部作、ティン・パン・アレイ、はっぴいえんどと過去へを遡る旅、Non-StandardやMonad、あるいはOmni Sight SeeingやMedicine Compilation、そしてSwing SlowやSketch Showへと至る現在へと下る旅。細野さんの曲ならばすべてを正確に頭の中で再生できるほどに聴きこんできた。それでもなおこのライブには、亭主の知らない曲が現れ、新しい風となって亭主の耳に入り込み、髪の毛を撫で、プアール茶のような独特の香りとなって鼻をくすぐる。星野源をゲストに迎えてのFirecracker, Sake Rock、懐かしい香り。いやまさかJames BrownのSex Machineまで演奏するとは思わなかった。 斎藤圭土をピアノに据えてのカントリー・ロックはHosonova, Heavenly Musicの流れだ。細野さんの40年間の音楽遍歴は、亭主の30年の音楽遍歴でもある。

Sports Man, Body Snatchers, 万遍ないラインナップ。様子がおかしい、いつもの細野さんとはやる気が全然違う。なぜこれをBS Premiumなどという一夜のお祭りで済ませてしまうのか。永久保存版だ。特典映像付きでBlu-ray盤を販売しても良いくらいだ。

ラストはメンバー全員がそろっての「POM POM蒸気」。ピアノが、ドラムが、ギターが、アコーディオンが思い思いに躍動する、ライブならではの好演奏。思い出に浸っていた亭主は現実に引き戻され、彼らの「今」の演奏にくぎ付けになる。

BS Premiumといえば、ときどきとんでもない豪華メンバーのライブを放送するので目が離せないチャンネルの一つだが、今回の番組は近年まれにみる大ヒット。久しぶりに良いものを見ることができたと、大満足の夏の夜となった。

2016年6月28日 (火)

06/28 【聴】 Transport / Juan Atkins & Moritz von Oswald present Borderland, Tresor(Tresor.285CD)

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 ドイツ・テクノシーンの最初期から活躍するプロデューサMoritz von Oswaldと、デトロイト・テクノのオリジネータJuan Atkinsのユニットによる2ndアルバム。ドイツの名門レーベル、Tresorからのリリース。全7曲。

      

 インダストリアル、アブストラクト、あるいはアシッド。無機的な形容がしっくりくる、ミニマル・サウンドが本作の特徴。ただし徹底的に無機的、というわけでもないようで、曲の内容からタイトルがなんとなくうかがえる。たとえば"Transport"という曲からは、宅配便のような荷物が行列を成して黙々と行進するイメージが、また"Lightyears"からは虚無の空間を光速で進み続ける宇宙船のイメージが伝わってくる。必ずしも曲からストーリが想起できるわけではないが、まあ、おおよそ、そんな感じである。

      

 もう一点、このアルバムが面白いのは、曲間がかならずしも曲間として機能していないこと。曲の中でなぜか音楽が終了し、次の曲が流れ始める。(2016.06.08)

2016年6月27日 (月)

06/27 日々雑感

ここのところ不調が続いている。

精神的にかなり弱っているようである。
会社にいてもイライラし、ちょっとしたことに引っかかる。余計なことに口を挟んでしまう。
何か言うことで余計なトラブルになってはいけないと、会議の席ではひたすら押し黙り、相手のいうことを聴き続けている。臆することなどなにもない、わだかまるものも本来はないのだから自然体で居ればよいと、理屈ではわかっているつもりなのだ。

分かっているつもりなのだからここに、そんな「当たり前」のことを書くこともできる。

頭でわかっているのに精神的に弱っている。

前向きに生きようと思いながら疲弊していく。

かように人間というものは面倒くさい生き物なのである。

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体調が悪いと、感覚にもあちこち変調が現れる。

たとえば亭主の部屋が妙に煙草臭い。いや、車の中にも、職場にも常に不快な臭いが充満しているので、これが煙草の臭いであるはずがない。

たとえば耳の中が痒い。耳の中に虫がいるのか、それとも髪の毛でも入っているかのような不快がときおり耳の中にやってくる。

たとえば目が見えにくくなってくる。たとえば歯が痛み始める。たとえば足の裏が痛くなる(これは足底筋膜炎なので仕方ないか)。これが老いというものかと最初は観念しようと思ったが、それにしても同時多発過ぎる。

いやがらせというのはもう少し人に知られないようにするものである。

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もっとも、幸いなことにまだ身体は動く。早朝ランニングは身体がつらくてできないが、朝5時には起きて犬と散歩にでかけるし、会社にも行くことができる。ときどき寝落ちすることもあるが、まあ0時くらいまではなんとか目を開けていられる。

せいぜい寿命まではしっかりこきつかって、しっかりと元をとってやるつもりだ。

06/27 【聴】 Lay Your Hands On Me / Boom Boom Satellites, SONY(SRCL-9106-7)

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 川島道行と中野雅之によるロック/テクノユニット、ブンブンサテライツのシングル。度重なる開頭手術、激烈な闘病生活を送りつつ魂の続く限りシャウトしてきた川島が、最後にリリースする作品が本作となる。タイトルナンバーである"Lay Your Hands On Me"を含む全4曲のCDと、ハイレゾ音源、MP3、PVを収録したBlu-rayの2枚組。

 1997年、ミニアルバム"Joyride"でロックの世界に殴り込みをかけたブンブンサテライツ。中野による挑発的なビッグ・ビート・サウンドと、ヴォーカリスト・ギタリストである川島のカリスマ性によってロックの新時代を切り開いた彼らであったが、その旅もどうやら終わりを迎えたらしい。脳腫瘍に侵され、入退院を繰り返してきた川島。手術の旅に命を危ぶまれ、そのたびに奇跡の生還を果たしてきた。命を削りながら歌い続けてきた彼が最後に手掛けた本作品は、そんな彼の生命力が歌に乗り移ったかのような輝きと、喜びに満ち溢れている。荘厳でポジティブなトラックに乗せられた歌声はどこまでも高く、澄み渡っている。まるで雲の隙間から御使いが降りてきたかのような美しいサウンドを、我々聞き手はどのように受け取ったらよいのだろうか。(2016.06.21)

2016年6月26日 (日)

06/26 【動】 第33回富里スイカロードレース

スイカのブランドとして知られる千葉県は富里市で開催された題記大会に出場した。

市民ランナーの急速な増加によって、5年くらい前から抽選制となった本大会。今回は家族の中でも亭主のみが当選した、ということもあり、一人での参加となった。市内に駐車場がなくなったとのことから、参加者は6キロ強離れた酒々井プレミアムアウトレットに車を止めることとなり、ますます参加ハードルが上がった感もある。ポジティブ要素としては圏央道つくば~大栄間が開通し、常磐道から会場のある酒々井ICまでがつながったこと。今回往路はすべて高速道路、144kmの道のりを快適にドライブできたことだろうか。

競技種目は、小中学生の3km(800名)、一般男女の5km(2200名)、一般男女の10km(10000名)の3種目。亭主は5kmに参加した。レース後なるべく早く競技会場に戻ってきて、大会名物のスイカ食べ放題を楽しみたいと思ったからだ。当日は29℃を越す夏日、天気は良かったものの体感温度は非常に高く、結果的に7人が熱中症で病院に搬送されたと聞いている(うち2名は重症だとか)。亭主は距離も短いうえに、途中の給水ポイントおよび給スイカ所にすべて立ち寄り、なんとか熱中症だけは避けることができた。タイムはまあまあ、ただフルマラソンを走ろうとするにはスピードにも疲労感にも改善の余地があり、楽しく走れた一方で考えさせる部分も多かった。これから夏~秋に向けてのレースの課題になるだろう。

ところで。

実は亭主、駐車場のある酒々井プレミアムアウトレットから大会バスで会場ある富里市役所に来たところで、車の中に財布を忘れてきたのに気が付いたのだ。荷物の中にドリンクは用意していたし、会場にはスイカ食べ放題もあるのでとりあえず命は繋げたが、会場で食事をしたりお土産を買うことが一切できなかった。交通規制が解除となる12時まではバスも動かないとのことで、会場からアウトレットまでの6km、炎天下の中をてくてくと歩く羽目になってしまった。頭に濡らしたタオルを巻いていたため暑さ対策は万全。ただ、5kmのランに出走したのち、6kmを歩くというのはどうなのだろうか。

駐車場につき、お土産であるスイカを購入して、帰宅。

会場の佐世保バーガーや、成田のホテルからシェフが来て作ってくれる肉料理などは最後まで気になった。次は絶対に財布を忘れないで行こうと心に決めた亭主であった。

06/26 【聴】 Starring...XXVIII / Louie Vega, Disk Union|Music 4 Your Legs(IMFYL078)

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 Kenny Gonzalezとのユニット、Masters at Work, Nuyorican Soulでの活躍がことに有名。自身でもソロ作をときどき発表する(それでもKennyよりはずっと多い)Louie Vegaが満を持してリリースする、ハウスの金字塔的アルバム。2枚組、全28曲。アルバムタイトルの"Starring"が示す通り、すべての曲でヴォーカリストをフィーチャーする。

 彼がプロデュースするアーティストはいずれもハウス/ソウルの分野ではベテラン中のベテラン。たとえばFunkadelic, Monique Bingham, Vikter Duplaix, Josh Milan, Lisa Fischer、Adevaなどなどその豪華な面子は名前を挙げるだけでもわくわくする。全曲がシングル・カット、全曲がシングルA面、全曲がアルバム1曲目でも全く問題ないという、気合の入りまくった豪華なトラックメイキングは「仕事の達人」「ハウス・マスター」の異名を持つLouie Vegaでしかなしえない大仕掛け、といったところだろう。実際、どこから聴いても、どこで終えても、アルバムを聴き終わり1曲目に戻ったとしてもテンションが落ちない。しかも全曲が相当なクオリティをもって作られていて、「あーこれはちょっとチルアウト気味だな」とか「あーこれはミニマルに振れて手を抜いたな」などと決して思わせない。すさまじいアルバム、というしかない。

 なお本作、なぜかiTunes経由でPCに取り込むことができなかった。なにかトラックに仕掛けが施してあるのか、それとも亭主のPCのDVD-R、およびBlu-ray双方のドライブがおかしいのかは不明。(2016.06.07)

06/26 【聴】 You Find the Key / Fumiya Tanaka, Disk Union|Perlon(PERL107CDJP)

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 大阪のテクノ番長(という二つ名ももうそろそろ古いか)田中フミヤの最新作。とれま、op.discなどのレーベルを主宰、石野卓球とともに日本のテクノシーンをけん引してきた彼の次なるアルバムは、ZIP主宰するテクノ・レーベルPerlonからのリリースとなった。全8曲。

 田中フミヤといえば国内においてはミニマル・テクノの代表的アーティスト、その作品のストイックさには定評がある。翻って本作はといえば、確かにミニマルではあるのだが―――同時にファンクネスの要素が極めて強く、彼としてはかなり異質な作品になる。全編にちりばめられたボイス・サンプリングが、ミニマル・トラックに絶妙に重なることで独特の世界を構築する。何か言っている、しかし何を言っているのかはわからない。この意味と無意味との交錯が聞き手に新たなイマジネーションを想起させる。(2016.05.18)

2016年6月24日 (金)

06/24 日々雑感

当ブログ開設時からの懸案になっていた、2000年8月から2002年3月までのCDレビュー(未記載分)の補完を、先ほど完了した。

誰も祝ってくれないので自分で祝うことにする。

おめでとうございます。

ありがとうございます。

思いついたのは2015年1月の頃。2015年2月28日から作業を始め、2016年6月24日の約16ヶ月で484枚のレビューを書いたことになる。忘れもしない2月28日に最初のCDのレビューを書いた際には、あまりにも大事業でいつになったら終わるのかと不安になったことを覚えている。こつこつとレビューを重ねて1年と約4ヶ月、2枚を除くすべてのアルバムにレビューをつけることができた。

2枚のアルバム、というのは、今回のレビューで積み残しになったアルバムを指す。

一枚はどうしてもアルバム自体が見つからないもの。

そしてもう一枚は思い出深いアルバムだけに落ち着いて書いてみたいもの。

これが完了すればミッションコンプリート、となるのだろうが、それよりもなによりもこの難事業を片付けたおかげで、新譜をしっかりと聞ける時間ができたのが嬉しい。

いまはただただお疲れさまと、自分自身に言いきかせているところである。

2016年6月20日 (月)

06/20 さようなら、アスリートクラブ神田店

ここ5年ほど、ランニングシューズを購入しているアスリートクラブ神田店が、7/18で閉店するとのハガキが来た。

今後は拠点を札幌に移すという。神田店の顧客情報もまた札幌に保管するそうだ。

神田店ならば休みの日に立ち寄れるが、靴を買いに札幌店まで行くのは現実的ではない。アスリートクラブの売りの一つである、個人の足型から特注するオリジナルのインソールが使えなくなるのはきつい。

なぜアスリートクラブが東京から撤退することになったのか理由は良く分からない。店舗の賃料が高いからか、それともライバル店が増えたからか、スタッフさんが辞めてしまったからかは訊いてみなければわからない。

ただ一つ言えるのは、これからシューズは自分で選ばなければならないということだ。

学んだことをよく思い出して、今履いているランニングシューズのフィーリングに最も近い靴を自分で選びだしていかなければならない。オリジナルのインソールは使えなくなるから、メーカの標準インソールと上手く折り合っていくしかない。

亭主の足には、Asicsが一番よくなじむ。NikeやUnderarmourのシューズはデザインは良いものの亭主の足とは形が違う。日本人の足の形に最も近いというNew Balanceも、厳密にいえば合わないのだそうである。

デザインだけでNikeやUnderarmourのシューズが履ける人がうらやましい。

2016年6月17日 (金)

06/17 日々雑感

このところ「お疲れ」の程度が半端ではなく、身も心もボロボロの亭主である。

なにしろ昼間はまともに起きていられないのだ。頭はガンガン痛み、目は常に充血・涙目で前が見えず、疲労感でまっすぐ立っていられない。人間ドックでもうどうしようもないくらい調子が悪い、相談したいと言ったのに、「眠れているか」「食欲はあるか」「残業はあるか」の質問に答えてハイ終わりである。疲れているから泥のように眠るし(それでも回復しないのだから問題なのだ)、疲れているから無理やり食事を食べるようにしているし、疲れているから仕事を早めに切り上げざるを得ないのだ。「眠れる」「食欲ある」「残業あまりしない」と答えたのに安心したのだろうか。この辺の医者に頼ること自体間違いなのは重々承知しているのだが。

身も心もボロボロなので、会社での亭主もまたボロボロである。イライラすることはしょっちゅう、ときどき気分が落ち込む。幸いにも死にたいと思ったことはない。かわりの口癖は「どうしたもんじゃろのう」。NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主人公の口癖である。どうしようもないとき、困難に陥った時に言ってみるとどこか肩の荷が下りた気がする。

正確には「他人事」にすることで苦悩のなかから少し抜け出せるのだろう。ある種の処世術とおもって、せいぜい使わせてもらうつもりだ。

2016年6月13日 (月)

06/13 日々雑感

昨日のエントリが多少おちゃらけていたので、今日は少し真面目なことを書く。

亭主が最近の車のギミックにあまり興味を持てないのは、それらが付加価値であると認識しつつも、自動車の本質であると認識していないからだ。

最近の車の様々な装備、たとえばスイッチや表示類、センサの類は、いずれも自動車の世界で統一されたインターフェースではなく、あくまでもメーカの作ったローカルルールに過ぎない。本来、車を安全に運転するためには、これらスイッチや表示類は直感的かつシンプルにデザインすべきであるし、センサ情報を車の制御に用いる場合には人間の感性や行動特性にアラインすべきである。ところがメーカは、まるでケーキのデコレーションのごとくごてごてと機能を追加することに執心している。ように見える。

この機能追加が、昨今流行のIT/IoT技術応用であることは間違いない。かつて車は、性能や運転操作性、快適さを重視してきたが、昨今の車はIoTのセンシング技術を利用した高度な安全性が追及している。何をセンシングし、何を制御し、結果的にどれだけ安全性が高まるのか。残念ながら現在はひとつひとつの機能が独立していて、各社どれだけのアイデアを盛り込めるか、の勝負になっている。

「自動車」という一つの機械生命体のなかで様々な機能が有機的につながり、全体として安全性に寄与していく、亭主はそんな機能の洗練に期待している。おそらく機能が洗練して来れば、いまのようなごちゃごちゃとステアリングやインパネにボタンをつけるようなことはなくなるはずだ。感性や行動特性にのっとりつつも、人間が意識することなく安全が担保される。そんな自動車に期待しているのだ。

2016年6月12日 (日)

06/12 日々雑感

水戸に行く用事があったので、帰りがけに車のディーラーに寄ってきた。

まだメーカも、車種も絞り切れていない状態なのでほとんど冷やかしなのだが、現在の自動車の技術がどの程度進んでいるのかをこの目で確認したいと思ったからだ。

ショールームに展示してある車の運転席に乗り込み、車内をしげしげと見渡すと、あらゆるものが電装化されているのに気が付く。オーディオ/ナビゲーションシステムはもちろんのこと、インパネやステアリング回りには液晶画面やボタンが所狭しと配置されている。外装にはセンサが張り巡らされ、車に近づく物体を逐一監視してくれる。IT、IoT技術を駆使した安全設備、ドライビングシステムにくらくらする。初めて内部を見たので仕方ないとはいえ、亭主にはこれら運転席周りのスイッチが、どんな用途で設置されているのか、どんな機能を持つのか想像できない。

いや、実際亭主がこれらスイッチの用途・機能を想像しても

  • マキビシ
  • 緊急時のシート射出
  • タイヤホイールから回転刃
  • ミサイル

くらいしか思いつかない。

ディーラーの方といろいろと話をし、参考見積もりをもらって店を出る。自分の車に戻ってみると、見慣れた車のインパネに、ボタンらしいボタンがほとんどないことに気づく。インパネにはスピードメーターと、タコメーターと、水温、燃料計くらいしかない。それでも十分に満足して使ってきたのだから、今のメーカの車にあるスイッチ類は、亭主にとってはオーバースペック、不要なギミックといってよいのかもしれない。

2016年6月 8日 (水)

06/08 【聴】 Tokyo Moon - Speak Low- Selected by Toshio Matsuura / V.A., Universal(UCCU-1514)

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 United Future Organizationの松浦俊夫がInterFM 897で手掛けるラジオ番組、Tokyo Moonより、ジャンルを限定しないコンピレーション第2弾。全16曲、第1弾よりもさらに幅広い選曲は、いわゆるクラブ・ミュージックの枠を飛び越えている。

 伊藤ゴロー+Jaques Morelenbaumの"Luminescence"から始まる本アルバム。Les Baxter、Henri Salvador、原田知世、そしてLurt Ellingまでを網羅しており、前作に比べても無国籍・ノンジャンルな傾向はさらに強まっている。参加アーティストはさきの3名のほか、Rhye、The Blue Stars、Robert Glasper、Tigranなどなど。いわゆるダンス・ミュージックを標榜しない結果、まるでNHK-FMのラジオ番組、ジェットストリームのような構成に心癒されてしまった。(2016.05.08)

2016年6月 6日 (月)

06/06 【読】 「フィンランド語のしくみ《新版》(吉田欣吾、白水社)」

「フィンランド語のしくみ《新版》(吉田欣吾、白水社)」

 東海大学文学部北欧学科教授でありフィンランド語の著書を多く出版する吉田氏が語学初心者向けに書き下ろしたフィンランド語入門書。「言葉のしくみ」シリーズの1冊として刊行されたもののうちの1冊。2014年刊

 フィンランドといえば、北欧の森と湖の国、サウナとオーロラ、そしてムーミンの故郷として日本人にも良く知られている。日本からはフィンランドの首都・ヘルシンキに向けて直行便が飛んでいるなど本来ならばもっと交流のあってしかるべき国であるが、日本人はこの国をどちらかといえば「憧れ」としてとらえているようだ。言葉の体系も英語やフランス語とは大きく異なる。ドイツ語のように長々と文字が連なるタイプの「息の続かない」単語があるほか、文法も非常に独特、日本語のような「てにをは」に相当する語尾活用がある。本書はそんな独特なフィンランド語を平易に、また親しみやすく紹介している。紹介される単語の量は限られており、この本を読めば会話はばっちり、というわけにはいかない。フィンランドの言葉のエッセンスを知り、これから本格的に習っていこうかと、考えている人にとっかかりをあたえる本と考えてよいだろう。第1章は文字と発音、書き方と語、文のしくみ。読み進めるうち内容はレベルアップしていく。第2章は「区別」「人と時間」「てにをは」「数」。本来文法書の最初のころに書かれているトピックが現れる。どこまで内容についていけるか、は読む人の努力次第といったところ。

2016年6月 5日 (日)

06/05 日々雑感

知人がMR-Sを買った際、フロントのエンブレムをMR-S独自のエンブレム(クワガタ?)からトヨタのエンブレムに変えてもらったと話していたのを思い出した。

なぜトヨタは、フロントのエンブレムを車種ごとに変えるのだろう。フロントにトヨタのエンブレムを冠するものもあるにはあるが、少なくともMR-Sやエスティマ、ヴィッツなどは独自のエンブレムを冠している。ポルシェもフェラーリもボルボもベンツもアルファロメオも、また日産もスバルもホンダも、フロントのエンブレムは企業のエンブレムである。車に乗るということは、ユーザがその企業というブランドに愛着と信頼を置いているということも意味する。それに対しトヨタは、フロントのエンブレムに企業のブランドを冠さず、あくまでも車種というブランドを置いている。亭主にはそこがいまひとつ気に入らない。

トヨタのホームページでカーラインナップを見ると、実に多くの車種が市場で売られていることに気づかされる。それはまるで、人々の多様化する嗜好をトヨタ一社ですべてカバーしようとしているかのようである。カーメーカーはトヨタ一社でよく、選ぶ車もトヨタの中だけで事足りる。壮大なユーザの囲い込み。囲い込んだ内側は、すべてトヨタ車であるから、あえてトヨタというブランドを宣伝する必要がない。ならばフロントのエンブレムを、わざわざトヨタとする意味がない。そういう話なのだろうと、想像している。

だが亭主は、そんなトヨタの考えには共感しない。子供のころから車とは、どこへでも連れて行ってくれる「翼」であり、自由を手に入れるための夢の乗り物であった。ポルシェやフェラーリやランボルギーニに興奮し、その形の美しさやパワーに憧れを抱いていた。スーパーカーでなくとも子供には到底手に負えない値段であり、車を所有すること、それは一つのステイタスであった。多様化する嗜好に合わせて、車側から折り合ってくれる、高みから降りてきてくれるようなものであってはならないのだ。

人々の多様化する嗜好に合わせるべく、トヨタの車は頻繁にモデルチェンジする。新モデルが登場し、旧いモデルが簡単に消えていく。もちろん古くからの名前を持つモデルもあるが、ポッと出のモデルも実に多い。そんなポッと出のモデルに、ステイタスを感じろというのは無理な話だ。もちろんMR-Sをはじめ86やハリアーなど面白い車種はたくさんあるが、メーカとして好きになれない以上、これら車種が候補に挙がることはない。

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