« 02/21 日々雑感 | トップページ | 02/22 【聴】 Technodon Live 1993 Tokyo Dome / Not YMO, Toshiba EMI(TOBF-5715) »

2016年2月22日 (月)

02/22 【読】 「ソウルメイト II 陽だまりの天使たち(馳星周、集英社)」

「ソウルメイト II 陽だまりの天使たち(馳星周、集英社)」

人間と犬との絆を描く、連作短編シリーズ第2弾。本作ではトイ・プードル、ミックス、ラブラドール・レトリーバー、バセット・ハウンド、フラットコーテッド・レトリーバー、フレンチブルドック、そしてバーニーズマウンテンドッグの物語が描かれる。人間の身勝手により捨てられた犬、どうにもならない難病に侵された犬、あるいは孤独に苦しむ人を癒すためにやってきた犬など、様々な犬と人間との心のつながりが、読む人の心を癒す。妻文庫。

妻がAmazonで本書を購入、しばらく読んでいたのだが、あるとき泣きながらやってきて、これ以上この本は読めないという。悲しすぎてもういやだというので、しばらく積読のうち読んでみた。本書の主人公は犬であり、犬を飼う飼い主である。犬は今を生きる動物なので、つらいことがあっても、不遇に置かれても飼い主の前ではいつも笑顔をみせてくれている。だが、本書の場合それだけでは終わらない。犬と飼い主の間に何らかの事件が起こり、あるときは悲しい別れが、あるときは新しい生活への第一歩が待っている。妻がもういやだと言ったのは、この悲しい別れのエピソードによるものらしい。亭主のような、血も涙も枯れ果てた人間は悲しかろうが楽しかろうが黙々と読む。

基本的に本書は一話独立、ただしいくつかの作品には保護犬施設の「神(じん)」なる青年が登場し、保護犬を譲渡したり、あるいは登場人物にアドバイスをしたりなど狂言回し的な役割を担う。もっとも、本書の主人公は犬であり、犬の飼い主である。一話一話はあくまでも独立したエピソードであり、それ以上でもそれ以下でもない。この辺をよしとするか、物足りないとするかで作品としての評価はずいぶん違ってくるのだろう。

犬好きならば一話一話が独立していて、それぞれのエピソードで満面の笑みを浮かべた犬たちの表情を想像するだけで充分に楽しい。おっと、少なからず泣ける要素もあるので、涙もろい人、感情の豊かな人は要注意かも。

« 02/21 日々雑感 | トップページ | 02/22 【聴】 Technodon Live 1993 Tokyo Dome / Not YMO, Toshiba EMI(TOBF-5715) »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 02/21 日々雑感 | トップページ | 02/22 【聴】 Technodon Live 1993 Tokyo Dome / Not YMO, Toshiba EMI(TOBF-5715) »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト
無料ブログはココログ