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2016年2月21日 (日)

02/21 【読】 「星籠の海(上)(下)(島田荘司、講談社ノベルス)」

「星籠の海(上)(下)(島田荘司、講談社ノベルス)」

名探偵御手洗潔シリーズ最新作。瀬戸内海に浮かぶ小さな島「興居島」で起きた大量死体漂着事件の謎を、当時横浜は馬車道で探偵業を営んでいた御手洗潔と、その助手石岡和巳が挑む。なおノベルスには書下ろしとなる「御手洗潔のスペシャルトーク」を収録。

現在はスウェーデンのウプサラ大で脳科学の研究にいそしむ(という設定の)御手洗潔が、横浜馬車道時代に遭遇した難事件の顛末を助手であり小説家の石岡和巳が記す、という構成のミステリ。本作は愛媛・松山と、広島・福山を舞台にして、戦国時代に瀬戸内海を跋扈した海賊「村上水軍」が作品の背後に大きく横たわる。興居島で起きた死体漂着事件にはじまる様々な怪事件、複雑に絡み合った謎を御手洗潔が快刀乱麻に解決する、というストーリーはこれまでのシリーズと同じく。島田作品の魅力である壮大などんでん返しや、終盤のカタルシスはもちろん、ファンにはたまらない御手洗の破天荒ぶり、天才ぶりが存分に収められている。もっとも助手である石岡和巳の浮かれ症というか、女たらしな部分はさらに悪化しているようだ。作品中には二人をよく知るファンも多く登場し、怪しげなBL展開などもある。現実のファンに向けてのサービスといったところだろうか。

総ページ数700ページ余り、読み応えがあるので時間のある時にゆっくりと取り組むのがよいかと。

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