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2016年1月24日 (日)

01/24 【読】 「中級オーディオ入門(木之本レエル、Amazon kindle)」

「中級オーディオ入門(木之本レエル、Amazon kindle)」

キリスト教関連・統合失調症関連の著書多数。オーディオ関係ではハンドル名「agape」として活動する木之本氏が、自身の経験から「中級オーディオ」の方法、使いこなしのコツを解説する書。kindleオリジナルコンテンツとして99円で頒布中。全53章。60ページ。

前書きに「オーディオ機器をバッサ・バッサとブッタ切る」とあるとおり、オーディオメーカや出版社の顔色を見ない、歯に衣着せぬ物言いが本書の特徴。1~7章は自身の体験を語るエッセイ、8~53章はケーブルやアンプ・DACなどオーディオにまつわるコラムとなっている。エッセイ部分は、Boseのスピーカを愛用していた著者が、オーディオ店遍歴の結果B&Wのスピーカへとたどり着き、「中級オーディオ」の門戸を叩くこととなった経緯が語られる。著者がオーディオ店の売り場で感じたこと、店のスピーカを試聴して感じたことが単刀直入に書かれていて興味深い。一方、8章以降のコラムは読む人を選ぶ。氏のオーディオ経験から断定調で「機器はこれをつかうべし」「こうセッティングすべし」と書かれているので、さて世のオーディオマニア(メーカや出版社ではない)がこれを読んでどう反応するか、人ゴトながら心配になる。コラムは章と章とが緩やかに関係しているものの、明確なストーリーにはなっておらず、エッセイとして読むのには無理がある。

それにしても面白いのは本書が「PCオーディオ」を前提にした章立てになっている点だ。スピーカ選び、セッティングときていきなり15章で「PCオーディオ」へと突入する。16章「PCを用意する」とあるなど、従来のオーディオ入門書からするとかなり異色と言わざるを得ない。その後「リッピング用光学ドライブの選択」「iTunes」「プレイヤーソフト"JRMC21"」ときて「USB-DAC」「USBケーブル」、そしてやっと28章から「プリメインアンプ」「プリアンプ」「パワーアンプ」と従来のオーディオ本らしい内容へと戻っていく。ただし「プリメインアンプ」にせよ「プリ/パワーアンプ」にせよ、あっさりとAccuphaseを選択している。著者がストレートにAccuphaseへと到達し、結果的に満足のいくものだったとしても、亭主的にはもう少し起伏というか、ストーリが欲しかった。

もうひとつ、再生ソフトに"JRMC21"...JRiver Media Center version21を紹介している点は興味深い。亭主はこれまで再生ソフトとしてFoobar2000を愛用していて、音質も使い勝手にも満足していたのだが、試しにJRMC21をインストール・再生してみたところ非常にクリアで、華やかな音だったのには驚いた。このソフト、Foobarと同じくWASAPIドライバ経由で音声信号をDACに送信していて、Windowsのバグだらけのオーディオドライバを迂回している。ただ、JRMC21とFoobarとの差が何に起因するのか、単に音量レベルがそろっていないだけなのかは良く分からない。亭主がちまちまリッピングしてきた1000枚近いiTunesのライブラリが正常に取り込めて居らず、また検索がしにくいなど不満な点もある。とりあえずはiTunesとFoobar2000を併用し使い勝手を確認していく必要がありそうだ。

kindleのコンテンツとして、個人のオーディオ論を出版すると言うのはなかなか面白い試み。ネット界隈からは様々な意見もあろうが、これからも萎縮せず書き続けて欲しいところだ。

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