« 01/06 今年の抱負など(4) | トップページ | 01/12 【聴】 ひみつの朝にキスをした / mana, Music Love Powered Records(MLPR-0020) »

2016年1月 8日 (金)

01/08 【読】 「新しい音楽とことば―13人の音楽家が語る作詞術と歌詞論(磯部涼・編、スペースシャワーネットワーク)」

「新しい音楽とことば―13人の音楽家が語る作詞術と歌詞論(磯部涼・編、スペースシャワーネットワーク)」

新進気鋭、円熟のベテラン、あるいは今をときめく若き才能。現在のミュージックシーンの先端をゆくアーティスト13人に、彼らの作詞術をインタビューした書。本書は「音楽とことば」の続編として企画されたものだそうで、磯部氏含む7人の編者の執筆している。インタビューの相手は石野卓球、大森靖子、菊池成孔、後藤正文(Asian Kung-Fu Generation)、じん、高城晶平(cero)、ティカ・α(やくしまるえつこ)、tofubeats、七尾旅人、の子(神聖かまってちゃん)、前野健太、三浦康嗣(口ロロ)、若旦那(湘南乃風)。

全体に通底するテーマは作詞。すべてのアーティストが「日本語」で歌詞を書いており、同時に日本語に対する思いが語られている。音楽を作るプロセス、作詞のテクニック、韻のふみかたや言葉の選び方といったテクニカルな話題から、アーティストが生まれ育った環境、心象風景、あるいはできあがった曲に関する裏話など様々な話題が紹介される。すでに別の機会に語られているエピソードも少なからずあると思われるが、インタビュー形式だからか、アーティスト自身がかなりリラックスした状態だからか、楽しいエピソードがぽんぽんと飛び出す。ファンでなくとも興味深く、また楽しく読めることだろう。

ちなみに石野卓球のインタビューでは、彼の作詞のルーツがユニット「人生」以前にさかのぼって語られる。日頃はかなりアヴァンギャルドな発言が目立つ石野だが、本書にあっては非常に真面目に答えていて、彼の音楽遍歴や歌詞に対するこだわりなどをかなり細かく聴くことができる。彼らの曲の歌詞がどのように書かれたのかはもちろん、代表曲である"N.O."や"Shangri-La"、「虹」などが石野にとってどのような位置にあるかも明らかになる。一方ティカ・α(作詞家としてのやくしまるえつこの名前)のインタビューは、彼女自身ほとんどしゃべることがなく、インタビュワーの問いかけに不思議な間をもって答えるのみと異色。当然ながら彼女の章は非常に短い。

« 01/06 今年の抱負など(4) | トップページ | 01/12 【聴】 ひみつの朝にキスをした / mana, Music Love Powered Records(MLPR-0020) »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/602237/63029697

この記事へのトラックバック一覧です: 01/08 【読】 「新しい音楽とことば―13人の音楽家が語る作詞術と歌詞論(磯部涼・編、スペースシャワーネットワーク)」:

« 01/06 今年の抱負など(4) | トップページ | 01/12 【聴】 ひみつの朝にキスをした / mana, Music Love Powered Records(MLPR-0020) »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
フォト
無料ブログはココログ