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2015年11月27日 (金)

11/27 【読】 「英語リーディングの真実(薬袋善郎、研究社)」

「英語リーディングの真実(薬袋善郎、研究社)」

駿台予備校で英語講師として活躍する著者が、学校教育で教えない英文読解のテクニックをStep by stepにて解説した書。1997年8月初版。前作「英語リーディングの秘密」の直接的続編。

学校教育や成人しての英語学習にて、英文が読めるようになった「ハズ」の日本人。ところが彼らが実際にTimeやNewsweekの記事を読んでみると、とたんに苦戦し始める。単語も文法も分かるのに、記事を読んでも頭に入ってこない、きちんと読めたと言う自身が持てない。そんな英語学習者に、薬袋氏が新たな視点とテクニックを伝授する。「婉曲表現」「比喩」「もじり」といった、別の知識がなければ読解が難しい表現、名詞構文、5W1H、andとbutなど前作で説明できなかった英文法のさらなる表現、前提、有意思・無意思、中間命題など英語話者が当然と感じて使っている単語の用法などなど、前作からさらに深いテクニックが提示される。薬袋氏によれば、TOEICはスピードラーニングなどといった、速さ重視・効率重視の英語読解は、英文の理解にはほとんど役に立たないそうだ。腰を据え、じっくりと、何回も不明な部分をロジカルに追求してこそ英文の真の意味が分かってくる。

いうまでもないことであるが、TimeやNewsweekを読む人々は一定の知識や教養を有し、幼少時より英語圏の時事や文化に触れ、西洋に共通の価値観や知識を持っている。これら雑誌には、西洋に共通の価値観や知識を理解していないと正確に意味を把握できなかったり、文章に織り込まれたウィットを楽しめなかったりする。日本人が日本の古典文学から多くを引用するように、英語圏の人間はギリシアやヨーロッパの哲学や歴史から多くを引用する。これはもう「知っている」「知らない」の問題でありその差を埋めるのは容易ではないが、それでも喰らい付いていかなければならない。

本書は2部構成、第1部は上に述べたテクニックの提示と解説、第2部はテクニックををふまえた実際の英文の読み込みとなっている。第2部は16の例題が示されるが、どれもこれもなかなか手ごわい。

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