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2015年8月

2015年8月31日 (月)

08/31 【聴】 Leaps / Flare, 70Drums(SDLP-001CD)

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テクノDJ/アーティストとして活躍するケン・イシイの別名義、Flareの最新アルバムが、彼のプライベート・レーベルである70Drumsからリリースされた。テクノの新たな可能性を感じさせるミニマルなデジタル・ファンク。全10曲。なお本アルバムは70Drumsのサイトから注文する。Amazonなどでは現在購入できないので要注意。

亭主にとってFlareといえば、まずはアルバム"Grip"が頭に浮かぶ。重厚で機械的な音色が奏でるテクノ・サウンドは、当時隆盛だったダンス系テクノとは一線を画す機能美を有していた。その後Flare名義では2013年に"Dots"をリリースしたのだが、こちらはどちらかといえばミニマルなデジタル・ファンク、聴いてよし踊ってよしの一枚で2度楽しめるアルバムだった。本作"Leaps"は、"Dots"の直接の続編という位置づけ。テクノの楽しさはそのままに、よりアグレッシヴで、よりミニマルなサウンドへと進化を遂げている。4〜8小節を単位としたループ・ミュージックを基本として、手を変え品を変え展開する構成は、テクノの教科書的な内容とも言える。

2015年8月29日 (土)

08/29 【聴】 Constellations of Music / Cornelius, Warner(WPCL-12154)

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小山田圭吾のソロ・プロジェクト、Corneliusの作品を中心として制作されたオルタナな香りのするコンピレーション。全13曲、参加アーティストはCorneliusのほか、大野由美子(ex Buffalo Daughter)、坂本慎太郎、The Bird & The Bee、Salyu x Salyu、Korallreven, Solalis, Gotye, Plastic Sex, サカナクション。

オルタナ・・・と書いたのは、楽曲そのものがオルタナミュージックだから、というわけでは決してない。ジャズからロック、エレクトロニカ、ポップスまでを横断する構成、様々なアーティストの作品がまるで脈略なく並んでいるように見えるからだ。Plastic Sex(中西俊夫のユニット)やサカナクションなど名前を耳にするだに味の濃いアーティストが含まれていると、果たしてアルバムとしての統一感は保たれているのだろうかと心配になる。実際のところ4曲はCorneliusによるリミックス、彼自身の楽曲が3曲、彼が関わった楽曲が2曲あって、純粋に他のアーティストの参加は4曲という構成。全体的にはポップな雰囲気を醸し出しているので、非常に聞きやすい。ただしこれまでのCorneliusのアルバムと比べると多少泥臭い感じ。往年のファンは本アルバムがコンピレーションであることをよくよく意識して聞いたほうがよいかもしれない。

2015年8月28日 (金)

08/28 積読通信

【英語】
「英語リーディングの秘密(薬袋善郎、研究社)」
「英語リーディングの真実(薬袋善郎、研究社)」
「越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文(越前敏弥、D携書)」
「英文法、ネイティブがもっと教えます(デイビッド・セイン+森田修、NHK出版)」
「その返事、ネイティブはイラッとします(デイビッド・セイン、朝日新書)」
「その英語、ネイティブは笑ってます(デイビッド・セイン+岡悦子、青春出版社)」
「ネイティブはこの『5単語』で会話する(晴山陽一、青春出版社)」

【小説】
「過ぎ去りし王国の城(宮部みゆき、角川書店)」

疑う余地を持つことなく、どんどんとひたすら読むのみである。
妻が3冊の「妻文庫」を持ってきたので、出張をいいことに2冊を読み終え、さらに英語本も1冊を読み終えた。

それにしてもハウツー本はあっという間に読み終わるので、歯ごたえというか手ごたえが感じられなかった。
しかも早い段階で3冊を読み終えてしまったので、帰りの電車は相当ヒマであった。

まあ今日読んだ3冊ともに以前から何らかの形でちょこちょこと読んでいたので、この日は例外中の例外だったのかもしれない。
とりあえず次回本を持ち歩くときは英語の本は多めに持っていこう。

08/28 【読】 「英語リスニング 聴き取れないのはワケがある(デイビッド・セイン、青春出版社)」

「英語リスニング 聴き取れないのはワケがある(デイビッド・セイン、青春出版社)」

英会話に関する様々な書籍を執筆するデイビッド・セイン氏(亭主も結構著書を持っている)が、日本人が特に不得意とする英語聴き取りにおける注意点をまとめた本。

セイン氏によれば、日本人が英語を聴き取れない理由は、主に3つあるのだという。一つ目は「ローマ字読み・カタカナ読み」をしてしまうこと、二つ目は英会話者のスピードにおいつけないこと、そしてボキャブラリーが不足していること。本書ではこの3つの理由を克服するための様々な心得・テクニックを紹介している。また全ページの半分以上のスペースを割いて、リスニングの例文を掲載。Webから音声データをダウンロード・確認しつつ、より実践的・本格的な本へと仕上げている。

08/28 【読】 「錦織圭 マイケル・チャンに学んだ勝者の思考(児玉光雄、楓書店)」

「錦織圭 マイケル・チャンに学んだ勝者の思考(児玉光雄、楓書店)」

もとテニスプレーヤーでプロテニスコーチとして多くのプレーヤを育成。現在はスポーツ心理学者としてアメリカの五輪委員会でスポーツ選手の心理分析を担当する著者が、現在テニスシングルス世界ランキング4位にある錦織圭の、近年の著しい成長の理由を彼や関係者の発言から解説した書。

いわゆる自己啓発本、人生における大事な部分で勝利を得たい、人間的に成長したいと思う人々が、自らのモチベーションを高める意味で手に取るであろう本。いわゆるタレント本とは異なり、錦織やそのコーチ・マイケル・チャンらの発言を、スポーツ心理学の観点から解説したのが本書となる。テニスに対する天性のセンスを持つ彼が、いかに挫折に苦しみ、またマイケル・チャンとうい指導者を得て大きく飛躍したかが様々なエピソードとして紹介されている。チャンによるメンタルの強化、徹底的な反復練習、そして常に考え続け、相手を上回る戦略を立て続けるクレバーさ・勝利への執念が、彼をランキング4位にまで押し上げた。本田やイチローなど、一流のプロ選手とも共通するフィジカル・メンタル強化への取り組みを紹介することで、成功と人間的成長に渇望する人々に対し様々な示唆を与えている。

08/28 【読】 「犬のストレスがスーッと消えていくなで方があった(デビー・ポッツ、此村玉紀、青春出版社)」

「犬のストレスがスーッと消えていくなで方があった(デビー・ポッツ、此村玉紀、青春出版社)」

テリントンTタッチ指導の第一人者で、インストラクターでは世界の4指に入るというデビー・ポッツ氏と、認定プラクティショナーとして国内で活動する此村玉紀氏による、テリントンTタッチの公認解説書。仔犬からシニア犬まで、あらゆる犬の心身のバランスを整えるタッチ・メディテーションの方法を紹介する。

愛犬の困った行動、おちつきがない・吠える・イタズラ好きなどといったストレス性の行動への対応をはじめ、病気や怪我のケア、老犬の介護や看取りといった場面で活用できるという、Tタッチ。手の指先、指の腹、手のひら、手の甲などあらゆる場所をつかって犬の身体を撫でることで、犬の心を落ち着かせ、ストレスを解消させるのだという。本書ではTタッチのなかでも特に代表的とされる13種類のタッチ方法を紹介。クラウディッド・レパード・タッチ、アバロニ・タッチ、ラマ・タッチ、ラクーン・タッチなど様々な動物や生物の名前を冠した、ちょっとユーモラスな名前のタッチ方法が図解入りで示される。それぞれのタッチ方法には使いどころがあり、また期待される効果などが少しづつ異なっている。飼い主が愛情をこめて(しかし力を入れることなく)タッチすることで、犬は皮膚を介して非定常な刺激を受け、緊張や体の不快を解消させていくのだそうだ。

ちなみに亭主、本書を読む前から犬と人間とのスキンシップには大変な興味があって、まはろくん、あろはくんにはことあるごとにマッサージのようなことを試していた。犬にも気持ちのよいツボがあるようで、マッサージをしていると二匹の目がだんだんと穏やかになり、眠そうになり、ついには眠ってしまうことも度々であった(結果的に二匹からマッサージを催促されるようになってしまったのだが)。本書のタッチは、マッサージほどは力を入れず、せいぜい柔らかく皮膚が動くように円を描くのだそうだ。さっそく実践してみるとなるほど二匹とも気持ち良いようで、随分とリラックスしてくれた。本書を犬の問題行動の改善に使いたいという人もあろうが、やはり犬と人間の信頼関係の構築、犬がリラックスして普段生活できるようになることがまず必要であると気付かされた。

2015年8月27日 (木)

08/27 日々雑感

ここ10年来CDラックの中で行方不明になっていたSoul Drummersのアルバム"Medicine Man"をひょんなきっかけで発見した。

案の定というか、テクノ/エレクトロニカのCDのなかにまぎれていたのだ。

ジャケットの配色・赤と黒を基調としたデザインばかりに気をとられていて、いわゆる「背」のデザインが全く別の配色だったことに気がつかなかった。時間が経って退色し、背の"Medicine man"の文字がみづらくなっていたことも、発見を遅らせる原因の一つだった。

情けないことに、"Medicine Man"を見つけたら、こんどはMonday満ちるのアルバム2枚が行方不明になっていることが分かった。アシッド・ジャズにも女性ヴォーカリストにも、ソウルの棚にも見当たらない。30分ほどかけてほとんどのラックを覗いたが見当たらず、この日は捜索中止となった。いまひとつ寝覚めの悪い思いをしつつ、さてどうしたものかと考えている。

2015年8月26日 (水)

08/26 物欲通信

以前から欲しいと思っていて、なかなか買えないものにゲーム機の筐体がある。

筐体にはアップライト筐体(画面が前を向いていて立って遊ぶ)と、ミディタイプ筐体(画面が前を向いていて座って遊ぶ)、それにテーブル筐体(画面が上を向いていて座って遊ぶ)などがあるが、欲しいのはテーブル筐体である。特にその昔、喫茶店などにあったあのデザインのものが欲しい。

この筐体にゲーム基盤を組み込み、部屋の真ん中に家具として置く。もちろんテーブルだから、喫茶店よろしく上にコーヒーが置ける。ノートPCで仕事をしてもよいし、テーブルに突っ伏して寝てもよい。部屋の照明を薄暗くし、砂糖壺や、星占いのコイン自販機を置けばさらによい。大事なのは雰囲気だ。

もし亭主が今も独身だったならば、中古の筐体を買っていただろうが、残念ながら今の環境では筐体を置くスペースがない。スペースがあったとしても自宅にゲーセンなど、妻が承諾するはずがない。

悶々としてヤフオクなどで「ゲーム筐体」を眺めると、確かにブツは売られているのだが、状態があまりよくなかったり、レバー部分がだいぶくたびれているように見えるものもある。1980年代の製品であろう。美品に期待するほうが間違っているのだ。もしかしたら最新の液晶ディスプレイと、PC、それにガラステーブルで筐体を自作するほうがクオリティが高いかもしれない。そういえば亭主はPlaystation用ソフト"Namco Museum"の1〜6をコンプリートしている。PSと、液晶があればあとはテーブルだけではないか。
なにやら怪しい計画を練る、夏の夜である。

2015年8月25日 (火)

08/25 日々雑感

朝、ふと気がついてiPhone内で使用しているSNS関連のアプリ(Instagram,
Swarm, Foursquare, Runkeeperなど)とFacebookとの連携を止めた。

亭主の行動履歴がFacebookを介して筒抜けになることを懸念したのではなく、Facebookの友人からの「いいね!」に依存しすぎないようにするためだ。

「いいね!」に依存しすぎると、日々の行動が「いいね!」に制限されてしまう。「いいね!」の数に一喜一憂し、より多くの「いいね!」を得ようと行動してしまう。

以前にやはり気がついて、ネットゲームやTwitter、某無料掲示板の利用をやめていた。油断するとすぐネットに依存してしまうのが亭主の悪い癖である。

連携を止めることで自らを振り返り、リセットする。ネット依存症にならないための、処方の一つと考えている。


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2015年8月24日 (月)

08/24 【聴】 With Boom Pam / Kojima Mayumi, SpaceShower(DDCB-12078)

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シンガー・ソングライター小島麻由美が地中海サーフ・ロック・バンドBoom Pamとのコラボレーションによって制作したアルバム。「アラベスク」「泡になった恋」「セシルのブルース」など彼女の近作・有名曲をサーフ・ソングによってカヴァーした全10曲。

アラビアの微分音階にも似たねっとりとした歌い口と、現実と不思議が混在する歌詞が特徴的な小島麻由美。そのあまりにも独特な世界観は唯一無二、これまで他のアーティストとのコラボなど想像だにできなかった。その点は彼女も良く認識していたようで、そもそも他のアーティストとのコラボに一切食指が動かなかった、というのが実際のところのようだ。今回彼女のお眼鏡にかなったBoom Pamは4人組、TubaのYuval Zolotov, GuitarのUri Brauner Kinrot、KeyboardのDani Ever-Hadani、DrumsのIra Ravivというちょっと変わった編成のバンド。しかしそのサーフサウンドは意外と小島の歌唱法にあっているようで、聴く人の耳にすんなり入ってくる。新しい音楽でなければ古臭いわけでもない。

2015年8月22日 (土)

08/22 渡辺貞夫クインテット2015@日立 George House

近所のライブハウスGeorge Houseに渡辺貞夫さんが来るというので、妻と一緒に聴きに言ってきた。

渡辺さん(Sax)、小野塚晃(Piano)、荒巻茂生(Bass)、石川雅春(Drums)、ンジャセ・ニャン(Perc)の編成で2部構成、2時間の白熱したライブ。用意された120席は完売、立ち見まで出る盛況ぶり。

今年82歳となる渡辺さんのサックスはキレ・エネルギーもさることながら、会場全体を包む慈愛に満ちていて、ライブハウス全体が至福のうちに演奏を楽しんでいるかのようだった。メンバーの演奏も本当にすばらしく、特にドラムの石川さんとパーカッションのンジャセさんの掛け合い、アメリカ発のジャズとアフリカ発のアフロ・グルーヴとの共演には誰もがワクワクしたことだろう。

あっという間の2時間、本当に、良いライブだった。

ちなみに渡辺さんの公演は2011年以来、4年ぶり。次回もぜひ日立にお越しください。

公演が終わって、ライブハウスから徒歩で15分で自宅に到着。ハワイコンビに「どこにいってたんだよ〜」と怒られた。

2015年8月21日 (金)

08/21 あろはちゃんうちの子1周年記念

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昨年の8月21日にあろはちゃんが我が家に来て、ちょうど一年になりました。
まだまだちびっ子だとおもっていたのに、気がついてみればすっかり大きくなっていて、体格もまはろくんと同じくらいになっていました。

これからも、いつまでもみんなで楽しく暮らしていこうね。おめでとう。

2015年8月20日 (木)

08/20 【聴】 Milkyway Drive / De De Mouse, Not(NOT0010)

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De De Mouseのレーベル"Not"の設立3周年を記念して連続でリリースされてきたアルバム/シングルから、シリーズのフィナーレを飾るタイトル。これまで発表してきた楽曲を全国各地でのライブ・ツアー向けにリミックスした、ダンス・チューンのアルバムが本作。全6曲。

彼の作品といえば、中央アジアや東南アジアの少数民族が歌っているかのような不思議なヴォーカル(日本語ですらない)が特徴的で、はたしてこれでフロアを踊らせることができるのだろうと、疑問に思っていた。本作はそんな疑問を氷解させるバリバリのダンス・ミュージック。不思議なヴォーカルはそのままに全体的にドライブ感の溢れる爽快な作品に仕上がっている。本来ここに収録されている曲はアルバム未収録、ライブ専用の楽曲だそうだ。曲数は6曲と物足りないが、ライブの雰囲気がしっかりと堪能できる。

2015年8月18日 (火)

08/18 【聴】 Cute / Towa Tei, Machbeat(MBCD1501)

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DJ/音楽プロデューサ/ハウス系アーティストとしてワールドワイドに活動するテイ・トウワの最新アルバム。2013年7月リリースの"Lucky"以来2年ぶりとなるフル・アルバムは、細野晴臣、高橋幸宏、砂原良徳、UA、Atom TM、Nokko、家入レオらをゲストに迎えた豪華なアルバム。全10曲。

生音あり、エレクトロニカあり、ヴォーカルあり、インストあり、とにかく何でもアリなのはこれまでのアルバムと同じく。様々な要素の曲が含まれるのに、なぜか全体として一本芯の入った、統一感のあるアルバムに仕上がっているのもこれまでのアルバムと同じだ。ブレイクの効いたビートと奇妙な電子音は、本アルバムがテクノやハウス・エレクトロニカといったテイ・トウワ自身のルーツ・ミュージックの表れでもある。キャリアを重ねるうちに「なんちゃない」音楽ばかりを作ってしまうアーティストが多い中で、テイ・トウワの作品は常にラジカルかつユーモアに溢れている。

本作の目玉はなんといってもM3 "Luv Pancemic"。ヴォーカルに細野さん、幸宏さんをはじめ、小山田圭吾、今井レオ、水原佑果らが参加している―――はずなのだが、幸宏さんのヴォコーダ声にひっぱられ、すっかり幸宏さんの曲になってしまっているあたりはお約束といったところか。

2015年8月15日 (土)

08/15 日々雑感

昨日のことになる。

一日ヒマがとれそうだったため、学生時代になじみだった浦和の「かめ福」にラーメンを食べに行こうと計画したのだが、あいにく「かめ福」の店主が体調を崩して休んでいるとのことで行き先を変えることにした。

しばらく考え、独身時代に良く遊びに行っていた宇都宮と、学生時代のホームグラウンドだった柏を候補としたが、何年か前に宇都宮のTower Recordsに行き、その寂れっぷりにがっかりしたことを思い出して柏に決めた。柏にも(小さいながらも)Tower Recordsがある。宇都宮店よりはマシだろうと考えたのだ。

ところが柏店に行ってみると、こちらも宇都宮店に負けず劣らずの寂れっぷり。

なにしろ売り場に品物がない。ビルの4階と5階、2フロアに分かれた店内は、4階にJ-Pop、ジャズ、クラシック、DVD、5階に洋楽とクラブミュージックの売り場があるのだが、通路がやけに広い上に、棚に品物がほとんどない。いわゆる新作、定番のタイトルはあるものの、それ以外は売れ残りばかり、中途半端に古いタイトルばかりだ。お客もまばらで、5階に居た客は亭主含め2〜3人、店員の数と拮抗する。4階には6〜7人居たかもしれない。それでも少ない。立地も悪く、とくに5階はどん詰まりでその上の階には何も無い。3階は紳士服(改装セール中)、2階はDocomoと丸亀製麺。格別CDを買いに来るのでなければ、ふらりと立ち寄るような場所でもない。

亭主が学生だった頃、柏は千葉県北部における流行の一大発信基地だった。その中心は柏駅前から続くアーケード・2番街の「新星堂カルチェ5」。1階がCD店、2階が楽器店(だったと記憶している)、3階が書店になっていた。特に1階のCD店は流行の曲を常に流していて、誰もが気軽に立ち寄れる場所となっていた。カルチェは今も健在だが、1階はドラッグストアとなっている。ドラッグストアが今の文化を象徴している、といえなくもないが、ドラッグストアが「流行の発信基地」としての「格」を有しているかははなはだ疑問だ。

ついでに訪れたDisk Unionもこれまた売り場が縮小されていて、斜陽の一途をたどっていた。かつて地下の1フロアをまるまる占拠していたCD売り場は、半分以下になってしまった。こちらも品揃えがすこぶる悪い。

亭主が学生だった1980〜90年初頭には、どんな地方都市にも繁華街にCD店や書店が複数あって、人々はそこで最新の文化や流行、情報に触れることができた。ところがここ20〜30年で小規模な店舗は軒並み閉店、CDや本を買おうにも買えない、そんな状況となってしまった。CDや本はもっぱらAmazonで購入、それ自体が悪いわけではないが、そもそも皆CDや本を買わなくなっている。ことCDに関しては、CD販売を中心とした音楽ビジネスが崩壊したと言わざるを得ない。もはやCD店は流行の発信基地ではなく、パッケージソフトが欲しい人向けの特別な場所になってしまった。

一体、何が変わってしまったのだろう。

ここ20〜30年の急速な変化の原因は、一体何なのだろう。

2015年8月14日 (金)

08/14 【聴】 Ortofon Interconnect Cable AC-3800 Silver



オーディオユニオンで5140円で購入。

これまでAudinst HUD-mx2(DAC,iTunesの信号を入力)から真空管アンプへの接続にAcoustic Researchのケーブルを使用していたのだが、購入したのが2000年あたりと相当使い込んでいたためかねてより新調を計画していた。
Ortofonのケーブルはこれまで使用したことがなく、音質傾向など下調べも一切していなかったためぶっつけ本番での選択。OFC導体に銀をのせたケーブルとのこと。プラグには金メッキを使用、チャッキングは非常にスムーズかつ確実で、Ortofonのケーブルに対する取り組みの堅実さが伺えた。音質も良好。全体的に色彩が若干薄いかと思えたが、すぐに慣れるだろう。当分はAudinst+真空管アンプの繋がりのなかで使ってみるつもり。

2015年8月 9日 (日)

08/09 ステレオ時代Vol.4を買ってみた

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夏休み二日目だというのになにもしていない。
昨日は妻が不在だったからとハネを伸ばそうとしたが、結局半日、家の庭木の剪定で終わってしまった。今日は今日でハワイコンビを風呂に入れたら疲労困憊、結局たいしたことをしていない。

これは遺憾、夏休みなのだからどこかに行かねばと本屋に行って、ふと目に付いた「ステレオ時代Vol.4(NEKO PUBLISHING)」を買ってきた。SONY特集だというのが目を惹いたのだ。

「ステレオ時代」という本が出ていることは以前から知っていて、書店でぱらぱらと中身を確認したことはあった。買うのは今回が初めてだ。懐かしいオーディオの話題でオールドファンの気を惹きつつ、最新機種を紹介するという内容にあざとさを感じつつ、もう「高尚な趣味」と格好もつけていられないのだろうなと思っていた。Vol.4では、偉大なるオーディオの牽引者であったSONYのWalkmanに光を当て、Walkman全機種の写真入紹介、開発担当の技術者たちのインタビューなどを載せている。そういえば亭主は結局Walkmanを所有せず、代用としてSANYOやPanasonicのカセットプレーヤを使っていた。大学時代にはSONYのDoDeCaHornを使っていたが、SONY製品を所有することは一種のステイタスであり、喜びだった。今のSONY製品にそんなステイタスがあるかは良く分からない。パソコンのVAIOあたりは確かにステイタスとして認知されていた。はたしてそれ以降はどうなのだろうか。

特集は、これからをハイレゾの時代として締めくくっているが、本当にハイレゾがくるかどうかは全く持ってあやしい。むしろ時代はApple MusicやLine Music, AWAといったネットワークを介した音楽提供サービスをスマートフォンなどで利用する方向へと傾きつつある。オーディオはおろかWalkmanのうの字もない。

SONYは過去のメーカになってしまった、そんな印象がさらに強くなった本特集だった。

2015年8月 8日 (土)

08/08 【聴】 Espais / John Beltran, Dado|Delsin|Disk Union(IMFYL075)

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1990年代よりアンビエント系ミュージシャンとして活動を開始。その後デトロイト・テクノへと急接近し、現在ではシーンの主要アーティストとして位置づけられるJohn Beltranの最新作。全17曲。

地味な作風、脚光が当たるようなインパクトを持つ作品でないのは確かなのだが、20年という長きにわたって地道に活動、継続的にアルバムをリリースしてきた彼にあって、原点回帰とも言うべきアンビエントのアルバム、というのが本作。Brian Enoを思わせる静謐なアンビエント、しかしそのアレンジ・楽器は華麗で重厚、聴き応えがある。1曲が1分から最大6分というのも好印象、テンポが良いので次々と音楽が変化していき飽きることが無い。ベルトランらしくないなぁと思いつつ、これがたとえばイーノあたりの作品だったら逆に曲の短さがイーノらしくないと評価していただろうか。

2015年8月 5日 (水)

08/05 【聴】 A New Constellation / Quantic Presents the Western Transient, Tru-Thoughts|Beat(BRC-477)

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UK出身のプロデューサー/マルチ・ミュージシャン。熱心なレコード収集家としても知られるQuanticことWill Hollandの最新作。デビュー当初はファンキーなエレクトロニカを志向し、その後ラテン音楽へと傾倒していった彼の新たな試みは、これまでのキャリアの集大成ともいえる大編成バンドのアルバム。オリジナル9曲にリミックス2曲を加えた全11曲。

オビには「今回のクアンティックは、ジャズで魅せる!」などと書いてあってナルホドと聴いてみたのだが、実際はブラジリアン・フュージョンのサウンドに近い。AzymuthやChick Coreaを髣髴とさせるスムーズで快適なフュージョン・サウンドと、随所にちりばめられたラテンの少々野暮ったいリズム。才人・Will Hollandによる絶妙なアレンジ・プロデュースがすばらしい。一方でエレクトロニカを志向していた彼らしく、音数は極力減らしているあたりは玄人受けしやすそうだ。

2015年8月 2日 (日)

08/02 日々雑感(さよならTポイントカード)

会社での昼食は、かならずミニストップで買うことにしている。

以前はファミリーマートで買っていたのだが、店員の態度があまりにも悪いことと、Tポイントカードの提示があまりにも面倒だったため、このところほとんど寄り付かない。Tポイントカードを運営するCCC(カルチャーコンビニエンスクラブ)なる会社に信頼が置けないこともあるが、そもそもファミリーマートなどで支払う際、品物やらおつりやらレシートやらポイントカードを次々渡されるのが、なんだか急かされている気分になるからでもある。

その点、ミニストップは面倒ごとがなくて良い。朝から急かされることなく、気分良く買い物が出来る。

そもそも、亭主のTポイントカードは、かつて水戸にあったVirgin Megastoreが、独自のスタンプからTポイントに切り替えになった際に作ったものだ。Virgin Megastoreは水戸から(および日本から)撤退してしまったが、Tポイントは以降も協力店で使用可能だった。

亭主が利用するとすれば、

ファミリーマート
TSUTAYA
ENEOS
カメラのキタムラ

あたりだが、その程度ならばそれほど目を三角にしてポイントを貯めるまでもなかろう。
勿体無いと思う向きもあろうが、先日ポイントを全て消化したのを機に、ここでTカード提示するのをやめてみた。しばらくは違和感もあろうし、店員からカードの提示を求められてイラッとするかもしれない。そのうち慣れるだろう。

昨今悪名を上げているCCCとTポイントカードだが、亭主の件は抗議でもなんでもない。単に財布の中に大量にあるポイントカード類を整理したい、それだけのことだ。

2015年8月 1日 (土)

08/01 【聴】 Deja-vu / Giorgio Moroder, RCA|SONY(88875057252)

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イタリア出身の音楽プロデューサー・シンセ奏者。1970年代から活動を開始、1980年代にはティナ・ターナーやドナ・サマーらへの楽曲提供で大きな話題を呼んだジョルジオ・モロダーが、なんと1985年以来のソロ・アルバムをリリースした。全12曲。カイリー・ミノーグ、ブリトニー・スピアーズらがヴォーカルとして参加するなど話題性極めて高し。

かつてはディスコ・ミュージックの雄として活躍したモロダー。ポップで陽気なサウンドはイタリアという土地柄も手伝ってか耳に残る印象的なトラックばかりである。30年ぶりにリリースされた本作もまた非常に耳心地の良い、豪華なディスコ・トラックばかり。近年も楽曲提供・プロデュース・DJとして活躍しているだけにその安定感はさすがといったところだ。たとえるなら幕内力士の相撲の取り組みを見ているかのよう。ディスコ・ミュージックの様式美と、心地よさや楽しさを外さないサービス精神溢れるアレンジ、そして長年のキャリアに裏打ちされた完成度。UKのシンガーソングライター、Charli XCXをヴォーカルに迎えた"Diamonds"の完成度、ツボを押さえるアレンジは文句のつけようがない。ブリトニー・スピアーズがヴォーカルをつとめる"Tom's Diner"はスザンヌ・ヴェガのカヴァー。いずれも話題曲なので気になる人はぜひ。

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