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2015年5月16日 (土)

05/16 【読】 「荒神(宮部みゆき、朝日新聞出版)」

「荒神(宮部みゆき、朝日新聞出版)」

推理小説家である一方で時代小説家でもある宮部氏による時代ホラー小説。2014年8月刊。2013年3月から2014年4月まで朝日新聞にて連載されていたものを大幅加筆・単行本化したものが本作となる。徳川綱吉の治世、深い山中にある陸奥国の小藩にて起こった怪異の顛末を描く。

陸奥国、現在の福島県にあったという小藩・香山藩。神が住まうという大平良山のふもとにあって、薬草を産品とするこの藩の集落・仁谷村で異変は発生した。集落の民家は全て焼け落ち、住民は行方不明。香山藩と接する永津野藩のならず者たちによる「人狩り」かと思われる本事件の真相を探るべく、香山藩の藩主小姓で現在療養中の小日向直弥が、従者とともに仁谷村のある大平良山中へと分け入る。

宮部みゆきが得意とする時代小説、しかし本作は少し趣向が変わっている。タイトルにもなっている「荒神」を巡り様々な人々が、様々な場面で右往左往するという内容はおそらく誰もが想像されるかと思うが、実際本作は読み手のささやかな期待からナナメ上45度にぶっとんだ内容となっている。ミステリかと思えばミステリではない、時代小説というにはストーリにいろいろと飛躍があって、なかなか説明が難しい、というのが現状か。ホラー要素が含まれるエンターテイメント時代小説、というのが一番しっくりくるジャンルわけ、だがその内容を説明するとなるとほとんどタネを明かしてしまいかねず・・・。

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